オーブンレンジでアルミホイルはNG? 知ってるようで知らない…注意点と正しい使い方を解説
- マイナビウーマン |
オーブンレンジで調理する際、アルミホイルを使用したら「バチバチと音が出た」「火花が出た」なんて話を聞いたことがある人もいるのでは。そのイメージから、オーブンレンジにアルミホイルはNGと思っている人も多いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。ここでは、オーブンレンジでのアルミホイルの正しい使い方をご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
新しい機能が搭載された便利なキッチン家電が次々と登場しますが、なかなか使いこなせていないことってありますよね。
日常的に使う家電でも「あれ? この使い方であっているかな?」と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
グリル料理やお菓子作りに大活躍するのがオーブンレンジ。一家に一台あると便利な調理家電ですが、電子ンレンジとどのような違いがあるのか、わかっているようでよくわからない……という方は、意外と多いのではないでしょうか。
もし知らずに危険な使い方をしてしまったら、事故や故障につながってしまうかもしれません。
今回は特に迷ってしまう、オーブンレンジでのアルミホイルを使えるシーンや注意点、活用方法をまとめてご紹介します。
オーブンレンジにはどんな機能がある?
オーブンレンジは、電子レンジにオーブンやグリルの機能が備わったもの。新商品が出るたびに便利な機能が増え、専用のアプリをダウンロードしてスマートフォンで操作ができるものまで登場しています。メーカーや商品によって、特徴や機能性にはかなり差があり、選ぶのに困ってしまうほど。
生活スタイルによりオーブンレンジに求める機能は変わってくると思いますが、まずは一般的なオーブンレンジにどんな機能があって、どのように使えるのかをみていきましょう!
オーブン機能
庫内の温度を一定に温め、全体を加熱して、じっくり中まで「火を通す」ような料理に向いているのがオーブン機能。ケーキやクッキーなどの焼き菓子はオーブンで作ります。
温度は設定でき、料理に合わせて調整可能。対応できる温度は機種により異なりますが、100℃前後の低温~220~300℃の高温まで設定でき、焼き色をつけることもできます。
グリル機能
高温の熱風でしっかりと「焼く」のがグリル機能。こんがりと香ばしく焼き色をつけるのが得意で、肉や魚を焼いたり、グラタンを仕上げたりするのにオススメ。上面だけ、両面、下面だけ加熱する設定ができるタイプもあります。
オーブンとの違いは、グリルのほうが焼くことに特化していること。厚みのあるものは、中まで火が通る前に焦げてしまいます。切り身などの薄いものや、あらかじめ火が通してあるもので、表面をパリッと一気に焼き上げるような料理向きです。
スチーム機能
「スチームオーブンレンジ」と呼ばれるものにはスチーム機能がついています。これは高温の水蒸気で加熱し「蒸す」ことが可能。蒸すことで、余分な油などを落とすヘルシーメニューや、蒸し料理を作ることができます。
水蒸気による加熱なので、食材の水分が抜けて固くなったりせず、オーブンやグリル機能と併用して火の通りをよくしたり、ふっくらさせたいときに使える機種もあります。
レンジ機能
一番多く活用するのは、レンジ機能ですよね。料理を温めたり、冷凍したものを解凍したりするのに最適。レンジ機能で加熱調理をすることも可能。出力や時間、火力の設定も細かくできる機種がほとんどで、「温める」機能としてはとても手軽に使えます。
オーブンやグリルとは違い、ヒーターによる加熱ではなく、マイクロ波によって食品の水分子を振動させ、その摩擦熱で温めます。そのため、外から温めるのではなく、中から温まるのが特徴。高温で焼くわけではないので、香ばしく焼き上げるようなことはできません。
オーブンレンジを使うときの注意点
複数の機能を併せ持つ便利なオーブンレンジですが、それぞれの機能ごとに、注意点も異なります。すべてを把握しようと思うと、それだけでやる気がダウンしかねませんが、特に気をつけることは食材ではなく、容器などが使えるかどうか。判断ポイントは、温度と素材が変質しないかどうかの2つです。
オーブン・グリル
高温で加熱するので、耐熱温度の高い素材のものを使用。陶器、磁器、耐熱ガラス、金属製の容器やアルミホイルが使用可。シリコン容器は耐熱温度の高いもののみオーブンでの使用可。ラップやプラスチックは溶けるので不可。
スチーム
水蒸気の温度に耐えられる耐熱温度(140℃くらい)の高い素材のものはOK。陶器、磁器、耐熱ガラス、金属製の容器やアルミホイルは使用可。シリコン、プラスチック、ラップは耐熱温度が高いもの以外は使用不可。
レンジ
陶器、磁器、耐熱ガラスは使用可。耐熱温度の高いシリコン、プラスチック、ラップも使用可。金属製のもの、メラミン、ポリエチレンなどは変質するので使用不可。陶器や磁器でも金や銀の模様がついているものはNG。
おまかせコースが搭載されているオーブンレンジだと、オーブンとスチームを合わせたり、グリルとレンジが組み合わされたりしていることもあります。機種によっても違いがあるので、1度は説明書に目を通して確認しておくと安心です。
レンジでアルミホイルがNGの理由
レンジ機能では素材自体がNGとなるものがあるため、ここはしっかり把握しておく必要があります。
オーブンなど高温でも耐えられる金属製のものは、レンジでは不可。金属製の型やアルミホイルは使えません。
アルミホイルはどの商品でも使用上の注意として、電子レンジでの使用はしないように記載されています。
レンジで使用できない理由は、温めるためのマイクロ波。そもそも電子レンジは電磁波の一種であるマイクロ波を電子レンジ内部の金属でうまく反射させて食品に当て、食品内の水分子を動かすことで温めています。
ところが、ここに金属を入れてしまうとマイクロ波が反射してしまい、食品にマイクロ波が想定通りには当たらず、うまく温めることができなくなります。
さらに、もっとも危険なのが放電です。マイクロ波が当たることで、金属表面にある電子が自由に動いて放電が起き、火花が飛び散ります。火花はレンジ内部を傷めてしまうだけでなく、最悪の場合は火災の原因にもなります。
実は、アルミホイルは金属のアルミニウムを薄く伸ばしたシートなのです。金属であるため、電子レンジでは使用することができません。
私もうっかり電子レンジで温めてしまい、パチパチっとさせてしまった経験があります。火花が出ると、ちょっとびっくりして焦ってしまいますよね。近くにいればすぐに気がついて対処できますが、その場を離れていたら大変なことになりそうです。
とにかく「金属製のものは電子レンジでは使っちゃダメ!! 」ということを、子どもにもしっかり伝えておきたいですね。
オーブンレンジでの上手なアルミホイル活用法
レンジではよく使うラップは、オーブンやグリルでは高温すぎて溶けてしまうため使えません。
反対に、レンジで使えないアルミホイルは高温でも平気。オーブンやグリルでも使える、とっても優秀な便利アイテムなんです。
アルミホイルの特徴
・熱伝導性◎
・断熱性◎
・保湿性◎
・遮断性◎
・保温性◎
・熱反射
・変形可
・安価
アルミホイルには、オーブンやグリルで使うにはもってこいの特徴ばかり。効率よく熱を伝え、保温もしてくれるので、上手に活用できるとイイですよね。
中には特殊な加工のものもあり、焦げつきなどを剥がしやすいものから、可愛いプリント柄のものまであります。ただし、プリントされているものは加熱NGのものが多いので、使用する際には確認してください。
こびりつき防止シート
オーブンの鉄板で何かを焼くと焦げつきやこびりつくことはよくありますが、こすりすぎると表面のコーティングが剥げてしまうため、あまり力を入れて洗いたくないですよね。
そんなときにはアルミホイルを敷くと◎。アルミホイル自体はこびりつきやすい素材なので、薄く油を塗っておいたり、剥がれやすい加工のものを使ったりすればストレスなし。チーズやお餅など特にオススメ!
熱伝導のよいアルミホイルを敷いて焼くと、底がパリッと焼けます。使用後は捨てればいいので、洗う手間も最小限。鉄板を痛めることなくキレイに♪
焦げすぎ防止カバー
火を通すのに時間がかかる料理だと、表面はいい色になったのに、中はまだ生焼けのまま……という状況になってしまったら出番です。アルミホイルは、熱は伝えつつ焦げないように遮断する力もあるので、これ以上焼き色をつけたくない場所に被せれば、焦げすぎ防止に。
この使い方をアレンジすると、こんな使い方も。アルミホイルを好みの形にカットして、食パンに乗せて焼けば、食パンアートができるんです。アルミホイルの部分だけ焼き色がつかず、模様が浮かび上がりますよ。
アルミホイルはやわらかくて薄いシートなので、使う場所の形に添って曲げたり、包んだり、カットも簡単にできるからこそ、幅広く活用できます♪
即席の型
金属製の型や容器がなくても、アルミホイルで即席の型を作れます。アルミホイルだけでは弱いので、耐熱容器に重ねて使ったり、金属製の抜き型やセルクルを包むようにしてカップ状にしたりすると◎。
包み焼き
水分を逃がさず、じっくりと熱を効率よく伝えられる包み焼きは、うまみを逃がさず、料理の仕上がりをUPさせてくれます。コンパクトに包んでしまうため、調味料も最小限で済み、個包装にして作れるのも高ポイントです。
人気の包み焼きハンバーグは、ハンバーグのタネをアルミホイルで包んで200℃に予熱したオーブンで20分程度焼くだけ。ソースやチーズ、ほかの野菜なども一緒に入れて包めば、満足度のあるハンバーグが完成します。包んでオーブンに入れて、スイッチを入れるだけで焼けるので、ひっくり返す手間も焦がす心配もなし。手が空いた分、ほかの作業ができるように。
アルミホイルは水分も香りも閉じ込めてくれるので、ホクホクの焼きいももおうちで作れちゃいますよ♪
組み合わせて同時調理
敷いたり、器にしたり、包んだり……。アルミホイルの使い方次第では、同時にいくつもの料理を加熱するのに使えます。
たとえば、オーブンの鉄板1枚に半分シートとして敷いてピザを乗せ、空いている部分にハンバーグを包んで一緒に焼いてしまうことも可能。温度設定が同じ料理なら複数のものを作ることができ、時間も光熱費も効率よく短縮できますよ!
まとめ
オーブンレンジはレンジ機能だけではなく、オーブン機能やグリル機能を兼ね備えたキッチン家電です。機能ごとに使い方や注意事項には違いがあり、使えるキッチングッズも高温でも耐えられるかどうか、変質しないかどうかが判断のポイントになります。
特に混乱しがちなのが、金属製のもの。ラップのように気軽に使える便利なアルミホイルですが、レンジ機能の場合は、金属という性質上放電して火花が発生してしまうため、使用するのは危険です。レンジ機能では使用せずに、オーブン機能やグリル機能で活用するようにしましょう。使い方によっては家事効率も、料理の仕上がりもUPできますよ♪
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