「やる気が出ない」は危険? “精神疲労”のサイン&放置するリスクとは【心理カウンセラー解説】
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仕事や暑さなどが原因で精神的な疲れがたまっている人は多いと思います。精神的な疲れは、肉体的な疲れと比べると意識しづらく、つい無理をして頑張ってしまいがちです。SNS上では「肉体的疲労より精神疲労の方がすごい」「精神疲労がすごくてやる気が出ない」「仕事の疲れって結局は精神的な疲労」などの声が上がっています。
精神的な疲れがたまってしまうと、日常生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか。精神的に疲れている人に現れやすい症状や放置した際のリスクなどについて、心理カウンセラーのうるかすさんに聞きました。
不調を放置すると長期休職が必要になる可能性も
Q.精神的に疲れている人は、どのような症状が生じやすいのでしょうか。
うるかすさん「もちろん個人差があるので、あくまで一般論にはなりますが、身体的、精神的に多くの不調が出ます。身体的には、不眠や動悸(どうき)、腹痛、めまい、肩こりなど、精神面では、抑うつ感情や焦燥感、意欲減退、集中力・判断力の低下、それに伴ってミスが増えるなどが挙げられます。
そうした不調により自分がうまく働けていない場合、自己嫌悪に陥る人もいるでしょう。人間関係の維持が難しくなり、孤独になっていくケースも考えられます。これらが複合して悪循環となり、不調がどんどん悪化する可能性もありますね」
Q.精神的に疲れているにもかかわらず、放置した場合、どのようなリスクが生じる可能性があるのでしょうか。
うるかすさん「休まない限りは、先述のような症状や抑うつがより悪化するでしょう。回復は不可能ではありませんが、より時間がかかるかもしれません。
初期なら、まだ仕事を休むことで改善する可能性もあります。悪化が進んで完全にダウンしてしまい、起き上がれないとか、涙が止まらないところまで進んでしまうと、長期の休職が必要になるでしょう。休職期間が終わっても快癒せず、また休職期間が延びることで退職ということも起き得ます。無理をし続けることで、不可逆なところまで悪化してしまうリスクは捨て切れません」
Q.精神的に疲れている場合の対処法について、教えてください。
うるかすさん「シンプルなことですが、ストレスを遠ざける、つまり休むのが一番ではないでしょうか。とはいえ、休むという選択肢が取りづらい場合もあると思うので、理由を考えてみましょう。
仕事を休もうと思えば休めるのに頑張ってしまう場合、根底にあるのは、例えば『会社における自分の価値が揺らいでしまうのでは』『誰かに悪く思われたらどうしよう』というような不安です。このような不安を持ち続けたまま働けば、パフォーマンスを取り戻すどころか、精神的な疲労が深まるばかりです。
『休む』が前向きな判断となるケースも多分に考えられるため、仕事を続けているご自身の判断が正しいかどうか、一度立ち止まって考えてみるべきかもしれません」
* * *
精神的な疲労は身体的・精神的な症状として現れ、人間関係や仕事のペースなどに悪影響を及ぼすことがあります。放置すればさらなる悪循環に陥るだけでなく、社会復帰が遅くなったり、難しくなったりするケースもあるようです。「どうしても休めない」という場合でも、無理をして進み続けるのが本当に正しい判断なのかどうか、一度考え直してみた方がよいでしょう。
オトナンサー編集部
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