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身体を重ねたからこそ、始まる恋もある。Boysがたどり着いたそれぞれの答え【ボーイフレンド2考察】

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  • マイナビウーマン
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※このコラムは「ボーイフレンド」シーズン2 エピソード1~15のネタバレを含みます。

出会いと別れ、笑いと涙に満ち満ちた2カ月の生活が、とうとう終わる。新しい恋を見つけたメンバーがいた一方で、愛をつかむことはできなかったメンバーも。しかし、恋愛だけがゴールではないと思わせてくれるのが、ボーイフレンドの魅力だ。共同生活によって彼らがたどり着いた、それぞれの多様な答えが印象的だった。

■急展開……誰も見たことがなかった甘々テホン

話し合いで2組に分かれ、お出かけする日。熟考の末、テホンが選んだのは、ヒロヤではなくジョウブだった。最初こそ、呼吸が合っていないように見えた2人。しかし、デートに向かったあとは、もう付き合っているのかと錯覚するほど仲睦まじく、素直にお互いを曝け出しているように見えた。

イザヤとウィリアムとの別れの瞬間や母親の訪問など、他の誰かとの関係性から、ジョウブの人間性に興味を持ったというテホン。サウナでテホンの方からジョウブに積極的なボディタッチをする姿は、すでにジョウブと同じく「気持ちがダダ漏れ」な状態にも見える。テホンがこういう愛情表現をする人だとは知らなかった……そう思った視聴者も多かったのではないだろうか。

テホンは、ジョウブが前半でウィリアムに好意を寄せていたことが気になるよう。だけど、一夜をともに過ごしてしまった2人はもう止まらない。肌を重ねるだけで、どれだけ人と人は距離を縮めるだろう。もしかしたらテホンも、このデートで身体の距離が近くなったからこそ、ジョウブに対してより素直になれた部分もあったのだろうか。

恋とは本来、理性でするものなのだろうか。身体の距離が近くなると、ある種盲目になれる部分もある。恋にはきっかけが必要だし、そういう始まり方があったっていいはずだ。これから時間をかけて、お互いの価値観を知っていけばいい。

テホンとはデートに行けなかったヒロヤも、穏やかな表情でボミ、トモアキとのおでかけを楽しんでいた。自分が気になっていても、テホンがそうでなければ恋愛にはならない。それは分かっていても、伝えることを諦めたくないと語る。

しかし、コーヒートラックのパートナーにはジョウブを選んだ。ジョウブの話を聞きながら背中を押せるヒロヤの人間性が、あまりに素晴らしい。自分は自分、ジョウブはジョウブ。正々堂々と頑張ろうね、というヒロヤのまっすぐな思いが伝わってきた気がした。

Green Roomには、リュウキとフーウェイが帰宅した。フーウェイのお土産のドリアンが食べられず、かわいい困り顔をしていたリュウキが、テホンを指名してコーヒートラックへ。テホンに対して恋愛感情があるというよりも、家族へのカミングアウトのことを聞きたかったようだ。家族が受け入れてくれなかったとしても、Green Roomで出会った仲間がいれば、自分は1人じゃない。そんなテホンの経験が、きっとリュウキにも伝わったのではないだろうか。

■好きになるほど期待して、すれ違う

「フーウェイが自分のことを好きか分からない」と、不安を抱えてしまうボミ。相談に乗ってくれたヒロヤとリュウキが「ちゃんと言わないと伝わらないよ」と、ボミの背中を押す。ちょっとした心配事に、すぐアンサーをくれる友達が近くにいる……ボミ自身、バーベキューの際にはそんなヒロヤとのちょっとした時間が、かけがえのない思い出になっているとも語った。

そして、胸に抱いていた嫉妬心をフーウェイに吐き出したボミ。「付き合うってなんだろう」と、今回もフーウェイが哲学的な問いを口にする。嫉妬という、自分にはない感情を持っていたボミに対して、分かり合えないと感じた部分もあったのだろうか。しかし、ボミもその問いに不安がったりせず、自分の価値観を素直に伝えることができ、2人の関係はさらに強固なものとなった。

一方、ジョウブと「好き」という気持ちを認識できたものの、お互いのことを話す時間がもっと必要だと語るテホン。しかし、ジョウブの方は「弱いところを見せるのが恥ずかしい」と話す。深いところまで見せ合うといっても、そのハードルは人によって違う。交際前にオープンな関係を作ってから前に進みたい人もいれば、自然なスピードで伝えていきたい人もいるだろう。

相変わらず、テホンの前で真面目な話をしていると、恥ずかしそうに笑い始めてしまうジョウブ。ジョウブのインタビューを聞くまで、それが照れ隠しだとは思わなかった視聴者もいたのではないだろうか。テホンも同じく、なぜジョウブが笑ってしまうのか、気づいていないのかもしれない……この根本的な価値観の違いが、今後の2人にとっての壁とならないようにと願うばかりだ。

そして一行は、最後の旅行へ。バスの中ではボミとフーウェイ、ジョウブとテホンが語り合うものの、みんなのいるバスの中では、なかなか真剣な空気感にはならない。また、バスで話しかける機会を得られなかったヒロヤは、ホテルの部屋割りでもテホンにアプローチできなかった。

ところで、終盤にかけて輝きを増し始めた、ヒロヤの人間性に注目してしまった人も多かったのではないだろうか。自身の恋愛はうまくいかなくても、好きな人はもちろん、ライバルにも気を使わせることがないようにと振る舞うヒロヤの“心配り”をひしひしと感じる。テホンにも自分の気持ちを押し付けることもなく、親友のジョウブ、好きだったテホン、2人の背中を笑顔で押せるヒロヤは、誰よりすてきだった。

誰かを好きになること、家族のこと……不安を抱えないで生きることは難しい。みんなそれぞれに不安を抱えているけれど、自分にはない不安を持っている人に、どんなふうに声をかけたらいいのだろうか。

リュウキのカミングアウトの話を聞きながら席を立ったジョウブと、そんなジョウブを心配するテホン。2人がすれ違う様子を見ていると、イザヤとウィリアムが、お互いを信じ合うまでに長い時間をかけていたのが思い出される。近い関係になればなるほど、今まで以上の欲求も出てくる。恋愛って、そういうものなのだ。

■恋愛だけじゃない。共同生活を経てそれぞれが見つけたもの

GreenR oomを去ったメンバーも含めて、ドレスアップをして特別なディナーが始まる。ケンカが多いとは言いながら、むしろ距離が近くなったように忖度なく話すイザヤとウィリアム。忘れられなかった元恋人ともう一回向き合うことになったというカズユキ。答えを見つけて帰っていったメンバーの顔は晴れやかだ。

どのメンバーも、それぞれの答えを見出していく。Green Room退去の前夜、夜の阿寒湖では、ボミがフーウェイに告白。「僕の初恋人になってくれますか」という告白の言葉に、どんなことがあっても、好きな人が隣にいてくれたら幸せと、目を潤ませながら話すボミを受け入れたフーウェイ……尊さが詰まった瞬間だった。

「この先つまずくことがあっても、何か支えになれたら」……最後まで、フーウェイの紡ぐ言葉は優しく、愛おしかった。2人との別れに、涙を流しながらハグをしたテホンの姿もまた、印象的だった。

新しい恋をすることはできなかったものの、家族にカミングアウトする決心ができたというトモアキ。両親への言葉の選び方を見るに、トモアキがとても優しい人であることが分かる。ネガティブさを悔いていた彼が見つけたのは、人との出会いが与えてくれる、前を向くきっかけだったのかもしれない。

そして同じく、恋愛のきっかけはつかめなかったリュウキ。最年少メンバーでありながら、常に冷静に、そしてフラットであり続けてくれた。ここを出た後が楽しみになったというリュウキが見つけたのはきっと、広い視野。世界は広い、自分は1人ではない……そんな答えにこの年齢で辿り着けたのだから、彼の未来はきっと明るい。

「恋はできても恋愛はできなかった」という名言を残したヒロヤ。自分の気持ちを伝えるのが苦手だったとは思えないほど、今のヒロヤには人に対する、限りなくオープンなマインドを感じる。つらい恋愛もきっと、これからの彼を形作る糧になっていくのだろう。

そして、ジョウブとの関係が期待した通りにはならなくても、一緒にいたいと思う気持ちが消えなかったというテホン。こんなふうに感情的になりながら、自分の想いを素直に話すテホンを、シーズン1では想像できなかった。ジョウブだからこそ、そんなテホンを引き出すことができたのかもしれない。

■新しい出会いが与えてくれるのは恋だけじゃない

全員が出て行ったGreen Roomで、最後に一瞬だけ映ったボード上のBoysからのメッセージ。Green Roomは彼らにとっての、もう一つの“家”になったことが分かる。

冬の北海道とGreenRoomでの暮らしを見届けて、みなさんは何を得ることができただろうか。恋したい気分? それとも、出会いに対する前向きな気持ち? いずれにしても、人との出会いや関係づくりに、前向きになった人は多いのではないだろうか。

多様な価値観を持つBoysが教えてくれたのは、人は傷ついてもまた立ち直れる強さを持っていること、そして、自分や相手と真剣に向き合うことの大切さ。新しい出会いを恐れなかったからこそ、全員が成長してGreenRoomを去ることができたのだ。

人との出会いが与えてくれるのは、恋のきっかけだけではない。今度は私たち視聴者の番。春はすぐそこだ、前向きに出会いを楽しんでみよう。

Netflixリアリティシリーズ「ボーイフレンド」シーズン2 独占配信中

作品ページ:https://www.netflix.com/title/81685212

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