輸入時は「緑色」←なんで? 食卓の定番「バナナ」が“おなじみの姿”で店頭に並ぶまで【暮らしのギモン】
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赤ちゃんの離乳食からアスリートの栄養補給まで、幅広く需要のあるフルーツ「バナナ」。低カロリーながら栄養素もバランスよく含まれているため、ダイエットにも最適です。季節を問わず手頃な価格で購入できるので、「食卓にはいつもバナナがある」という家庭も多いのではないでしょうか。
そんなバナナの輸入には、実はとても厳しい規制があります。おなじみのバナナが、どのようにして食卓へ届けられるのか見ていきましょう。
輸入時に「厳しい検査」あり
日本国内でも沖縄県や鹿児島県など、ごく一部の地域で栽培されているバナナ。熱帯・亜熱帯の地域の生産作物であるため、日本で流通しているバナナの約9割は輸入品です。そのうち約8割がフィリピン産で、残りの1割はエクアドルやメキシコなどから輸入されています。
日本に輸入される際のバナナは、実は私たちが見慣れた「黄色」ではなく、まだ熟していない「緑色」の状態。黄色く熟したバナナには、日本の農作物に影響をもたらす可能性のある害虫が寄生している恐れがあるため、植物防疫法により輸入が禁止されているのです。輸入時の検査で害虫が見つかった際には、廃棄、返送、消毒のいずれかの措置が取られ、安全性が保たれています。
そうした厳しい検査を通過するバナナ。でも、すぐに出荷されるわけではありません。
検査を終えたバナナは「室(むろ)」と呼ばれる保存専用の部屋に運ばれ、「エチレンガス」を使って追熟。エチレンガスとは植物ホルモンの一種で、収穫後の野菜や果物の成熟を促す働きがあるものです。この過程を経て黄色く熟し、おいしくなったバナナが店頭へ並んでいきます。
ちなみに、バナナの成熟がさらに進むと、「シュガースポット」と呼ばれる茶色い斑点が皮に現れます。シュガースポットが出始めたバナナは甘みや風味が増すほか、免疫力を高める効果も高いとされています。
身近なフルーツでありながら、さまざまな工程を経て、最もおいしいタイミングで私たちの手元へ届くバナナ。何気なく食べている一本には、多くの手間と工夫が詰まっているのですね。
オトナンサー編集部
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