どう見ても“戦車”な戦闘車「思ったのと違う…」生産停止! 開発中に「あれもこれも」と詰め込む 顧客が本当に必要だったものとは?
- 乗りものニュース |

戦闘車両M10「ブッカー」の生産を打ち切ることが正式発表された。
陸軍長官自らが「開発を間違えた」とコメント
アメリカ陸軍は2025年6月11日、戦闘車両M10「ブッカー」の初期生産契約を都合により解除すると発表しました。
M10「ブッカー」戦闘車(画像:アメリカ陸軍)
この契約解除により、当初予定されていた本格生産(フルレート生産)への移行も行わないことが確定しました。
M10「ブッカー」は見た目は戦車のようですが、アメリカ陸軍が推進する「歩兵旅団戦闘チーム(IBCT: Infantry Brigade Combat Team)」の火力支援能力強化を目的に開発された、履帯式の装甲車両です。ただし、退役した陸上自衛隊の74式戦車と同じ105mm砲を搭載し、重量は42トンと74式戦車の38トンを上回ります。
当初はC-17輸送機で2両を輸送可能な戦略機動性と、必要に応じて輸送機からの空中投下も想定されていました。しかし、開発途中で重量が増加したため、空中投下能力の付与は断念され、輸送可能な搭載車両も1両に制限されるなど、期待されていた運用方法での使用は不可能であることが明らかとなりました。
さらに、機動性についても、大重量のM1A2「エイブラムス」戦車(約74トン)とほぼ変わらないとの報道もあります。評価試験を経て、2025年5月5日に調達終了が発表されました。原因としては、開発段階で多くの機能を追加し過ぎたことが挙げられており、ダン・ドリスコル陸軍長官は「我々はブッカーの開発を間違えた」と過去に述べています。
今回のプレスリリースは、M10「ブッカー」が戦力化に不適当であるとの最終判断を示すものであり、「軍は本プログラムに携わったチームおよび第82空挺師団の兵士たちの尽力に感謝の意を表しています」と、運用テストに参加した将兵をねぎらっています。
ただ、すでに製造元であるGDLS(ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ)からアメリカ陸軍に約80両が納入されいます。これらがどのような扱いになるのかについて、国防総省や陸軍は明らかにしていません。
なお、現地時間の2025年6月14日に行われる予定のアメリカ陸軍の創設250年パレードには同車両の参加の予定は流石にないようです。
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