【卵焼き】関東は甘く「菓子じゃん」 関西はしょっぱく「だし多め」…地域によって「味付け」違うのはなぜ?
- オトナンサー |

関東と関西は、文化圏の違いから習慣や好きな食べ物の方向性がまったく異なることがあります。卵焼きもその一つで、関東圏は砂糖を入れて甘い、もしくはあまじょっぱい味が好まれる一方、関西圏では塩とだしによるしょっぱい味付けが好まれやすいといわれています。こうした話について、SNS上では「関東に来たとき、甘い卵焼きに驚いた。菓子じゃん」「関西の人は関東の甘い卵焼きを嫌うらしい」「関西の卵焼き、甘くなくてつらい」「関西の卵焼きはだし多め」などの声が上がっています。
なぜ関東と関西とでは、卵焼きの味付けが大きく異なるのでしょうか。オンライン料理教室やテレビ番組などで活躍する、料理インストラクターのいとえりさんに聞きました。
砂糖には防腐効果
Q.関東では甘く味付けされた卵焼きがよく食べられますが、なぜなのでしょうか。
いとえりさん「まず、関東や東日本の方が、弁当に卵焼きを入れる習慣が根付いていることが理由として挙げられます。砂糖は甘さを加えるだけでなく、防腐性の効果もあるため、保存期間を延ばせるという特徴があることが昔から知られていました。
砂糖は糖質というエネルギーに変換する栄養素でもあるため、体を動かして働くことが多かった江戸の人たちのため、体力回復を目的として料理に砂糖を加えたというのも理由の一つでしょう。肉体労働をする人たちから、濃く分かりやすい味が好まれたというのも大きいですね。
また、江戸などの港町では、遠方から届く貴重品である砂糖を『豊かさの象徴』として考え、卵焼きをはじめとした料理の味付けに使い始めたという逸話もあります」
Q.一方で、関西の卵焼きは甘くなく、だしや塩が主体の味付けなのはなぜでしょうか。
いとえりさん「関西は、古くから『だしを楽しむ文化』が主流でした。砂糖や酒などを調味料として一緒に使ってしまうと、だしのよい風味や香りを感じづらくなってしまうことから、しょうゆなど他の調味料を使うときも極力シンプルで、だしの風味を引き立てることが重要だったんですね。
例えば、お吸い物もそうですよね。だしの味がメインで、他は『薄口しょうゆと塩を少し』という作り方が多いと思います。
卵焼きでも同様で、『だし巻き卵』というようにだしが主役。保存性は確かに劣ってしまうのですが、だしと塩でさっぱり食べる、というのが関西圏ではやはり主流となる味付けになるんですよね」
オトナンサー編集部
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