虐待、不快な思い…介護施設での「不適切ケア」 大切な家族を“守る”ポイントとは?
- オトナンサー |

大切な家族を託す介護施設ですが、施設によっては利用者が虐待や不快な思いをしたりと「不適切ケア」を受けるケースが度々、報道されたりします。こうした施設を避けるためにできることはあるのでしょうか……。そこで今回は、避けた方がよい施設の見分け方や不適切ケアの予防法について、介護福祉士の鹿見勇輔さんに聞きました。
Q.ケア内容に不安を覚える施設の特徴など、避けた方がよい施設の見分け方、共通点を教えてください。
鹿見さん「まずは介護施設を見学する際、介護職員の言動を確認してみてください。よい施設は、元気よくあいさつをする職員が多いです。良好な人間関係を構築するための第一歩は、あいさつです。あいさつができる職員が多ければチームワークよく仕事ができている証拠ですし、相手を尊重し合う関係が築けているはずです。
その延長で、利用者のことを大切に思っているかは、言動にあらわれます。介護職員が『介護をしてあげている』という認識ではなく、『介護を通じて利用者の生活をよくしたい』と思っているとか、言動の端々に伝わってくるものです。
あいさつをする際に暗い印象を与える職員がいた場合には、入所を避けた方がいいかもしれません」
Q.意思疎通が難しい家族に対して、面会時などに適切なケアがされているかをチェックできるポイントは?
鹿見さん「最近の介護現場では、人材不足の影響もあり、慌ただしく時間が流れていきます。そんな中でも、適切なケアがされている介護施設は、家族の面会時間を確保して、落ち着いて話を聞いてくれるものです。
介護をしている家族は考えることが多く、将来の不安が大きいはずです。家族と同じように利用者を大切にしている気持ちがあれば、家族への支援も手厚くなります。
ただ、急に時間を取ってほしいと言われても、時間帯によってはゆっくりできないこともあります。きちんと見分けるためにも事前に担当者に連絡をしてから面会に行くことをおすすめします」
Q.不適切ケアにつながりにくくなるような、家族ができる予防方法はありますか?
鹿見さん「そもそも不適切なケアを行うこと自体があり得ないことです。しかし、介護施設での虐待が発生していることも事実です。
もし面会に行く機会があれば、直接介護を行っている職員に感謝の気持ちを伝えてみてください。介護職員も人間です。誰かに認められると『もっと頑張ろう』という気持ちになります。介護の仕事に誇りを持って働いてもらうためには、介護職員の意欲の向上が不可欠です」
介護施設選びは、家族の安心と利用者の尊厳を守る大切なステップです。施設の雰囲気や職員の言動をしっかり見極めることで、不適切なケアを防ぐことができます。大切な人を安心して任せるために、ぜひ今回のポイントを参考にしてください。
オトナンサー編集部
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