自宅に業者を招き、エアコンの掃除をしてもらうエアコンクリーニング。

エアコンクリーニング中は在宅必須なので、かかる時間が分かれば予定もたてやすいですよね。

調査した結果、壁掛けタイプのエアコンは約1時間半〜2時間、お掃除機能付きエアコンなら約2時間半〜3時間の作業時間がかかります。

また、2台目の場合は、準備や後片付けの時間が1度で済むため、壁掛けタイプであれば1台1時間程度に短縮できるでしょう。

家にエアコンが2台ある場合は、まとめてエアコンクリーニングする方が時間も料金も節約できそうです。

今回は、そんなエアコンクリーニングにかかる作業時間をタイプ別と、2台目の場合とで詳しくご紹介していきます。

また2台目の金額も一目で分かるエアコンクリーニング業者の比較も以下のランキング記事にありますので参考にしてください。

エアコンクリーニング・タイプ別作業時間の目安

エアコンクリーニングは、エアコンのタイプ別で作業時間が異なります。

以下で、タイプ別の作業時間目安をご紹介していきましょう。

壁掛けタイプのエアコン

壁掛けタイプのエアコンは、一般家庭によくあるタイプのエアコンです。

エアコンクリーニングを頼んだ場合の作業時間は、業者にもよりますが、1時間半〜2時間程度かかります。

2台目以降は、道具を準備する時間などが短縮されるため、1台につき＋1時間程度と考えるとよいでしょう。

壁掛けタイプのエアコンは、フィルター掃除と本体カバー拭き上げくらいであれば、自分で掃除することができます。

ただ、内部の熱交換器や送風ファンまでは掃除ができないので、全体丸ごと綺麗にしたい方は業者に頼みましょう。

お掃除機能付きエアコン

お掃除機能付きエアコンは、最近人気のある自動でフィルターをお掃除をしてくれるタイプのエアコンです。

エアコンクリーニングを頼んだ場合の作業時間は、壁掛けタイプよりも1時間多い、2時間半〜3時間程度になります。

自動で掃除をしてくれるのはフィルターだけですが、それでも内部の構造が複雑になるため、お掃除機能付きエアコンは自分で掃除することができません。

もし、エアコンを掃除したい時は、その業者がお掃除機能付きエアコンをクリーニングしてくれるかを確認した上で、プロの手にゆだねましょう。

壁掛けタイプより料金は高くなりますが、丁寧に分解して丸洗いしてくれます。

天井埋め込みタイプのエアコン

天井埋め込みタイプのエアコンは、主に施設やオフィスで付けられている大型のエアコンです。

ただ、家主のこだわりによっては、家庭で付けられている場合もあるかもしれません。

そんな天井埋め込みタイプの、エアコンクリーニングにかかる作業時間は、約3〜4時間になります。

普通のエアコンとは必要な作業工程が違うため、どうしても時間がかかってしまうのです。

もし、天井埋め込みタイプのエアコンをクリーニングしてもらう際は、多めに時間を設けておきましょう。

エアコンクリーニングの作業工程（流れ）

エアコンクリーニングでは、本体の掃除以外にもやることがたくさんあります。

実際に、どのような作業が行われているのかを、以下でご紹介していきましょう。

1:エアコンクリーニングの見積もり

ホームページで、大体の料金目安は記載されていますが、実際についているエアコンを確認してから、当日発生する料金を再度見積もる業者もあります。

その料金で依頼主が納得できれば、エアコンクリーニングの開始です。

またこの時点で、これからのエアコンクリーニングの流れも説明します。

2:エアコンクリーニング前の家具・家電の養生

「養生」とは、物が当たって破損したり、汚れたりしないように保護することを言います。

作業中、近くにある家具や家電に水が飛び散っても大丈夫なように、ビニールシートなどでしっかりと保護します。

養生する物が多いと、その分時間がかかるので、時間を短縮したい方は、エアコンの近くを片付けておくと良いでしょう。

3:エアコンのクリーニング作業

養生が終わるといよいよエアコンクリーニングを開始します。

以下が、だいたいのエアコンクリーニングの流れです。

この作業は、普通の壁掛けエアコンの場合大体1時間半程度かかります。

おそうじ機能付きエアコンや天井埋め込みタイプは構造が複雑であったり、部品が多かったりするのでそれ以上時間が必要になります。

4:エアコンクリーニングの片付けと支払い

最後にエアコンクリーニングで使った道具を片付ける、養生のビニールを取り外すなどの作業を行います。

また、現金で支払う場合は、この時点で料金を支払います。

支払い方法は業者によって違うため、事前に確認しておきましょう。

ここでかかる時間は、大体10分程度です。

2台まとめて依頼した方が時間短縮になる

家に複数のエアコンがある家庭は多いので、頼むならまとめて頼みたい方もいますよね。

ただ、その分時間も2倍、3倍と増えそうなので「今回は1台でいいや〜」と考えてしまう方もいるのではないでしょうか。

実は、何回かに分けてエアコンクリーニングをするよりも、複数まとめてクリーニングする方が、業者の手間が減り時間短縮に繋がります。

また、2台以上だと料金を割引する業者もあるのです。

エアコン1台をクリーニングするのにかかる時間は、普通の壁掛け式エアコンの場合約1時間半〜2時間ですが、2台目になると1台・1時間程度で済みます。

これは、流れを説明する時間や道具を準備・片付ける手間が1度で済むからです。

これがもし、後日にまた訪問と言うことになれば、流れの説明から再度やり直すので時間がかかります。

もし、複数のエアコンクリーニングを検討している方は、同じ日にした方が時間も費用も少なくて済むでしょう。

防カビ抗菌コートや室外機洗浄のオプションにかかる作業時間

エアコンクリーニングのオプションには、「防カビ抗菌コート」や「室外機洗浄」などがあります。

防カビ抗菌コートは、エアコン内部を洗浄した後に、カビが発生しないよう特殊なコーティング剤を噴射するオプションです。

コーティングは、噴射するだけなので時間は1〜2分程度しかかかりません。

ただし、エアコン内部を完全に乾燥させなければならないので、送風や暖房運転を続け、水気を飛ばすのに1時間以上かかります。

室外機洗浄は、高圧洗浄で室外機の汚れを落としたり、目に見えるゴミを取り除いてくれるオプションです。

時間は30分程度です。

ただし、異音がする場合や室外機の奥に汚れが溜まっている場合は、分解する必要があるため、45分〜1時間半程度の時間がかかる時もあります。

エアコンクリーニングも、オプションも、業者によって作業時間が異なるため、オプションにかかる時間が知りたい方は、依頼する業者に直接聞いてみましょう。

エアコンクリーニングに時間がかかる理由

エアコンクリーニングを業者に依頼すると、短くても1台1時間以上は必ずかかります。

自分で掃除をすれば、フィルターや本体の拭き掃除くらいですが、そこまで時間はかかりません。

では、なぜ業者に頼むとそんなにも時間がかかるのでしょうか？

それは、エアコンクリーニングをする前に、丁寧に部屋の物を養生することと、エアコン内部を分解して徹底的に綺麗にするからです。

真っ黒だったエアコンクリーニングの汚水が、透明になるまでエアコン内部を洗浄します。

また、部品を洗う為に借りた水場も、綺麗に掃除してから撤収していきます。

エアコンクリーニングの作業だけでなく、事前の準備や後片付けを徹底しているからこそ、エアコンクリーニングを業者に依頼すると時間がかかるのです。

それでも、雑な作業や無愛想な対応で早々に切り上げられるより、時間はかかっても徹底的にエアコンを綺麗にしてほしいですよね。

できればエアコンクリーニングの日は半日ぐらい予定をあけておきましょう。

エアコンクリーニングの時間を短縮する方法

エアコンクリーニングの時間を、できるだけ短くしたい！と言う方のために、ほんの少しですがエアコンクリーニングの時間を短縮する方法を、以下でまとめました。

エアコンの近くを片付けておく

エアコンクリーニングの前には、エアコンが設置してある部屋の家具や家電を養生します。

物が多いと、この作業に時間がかかってしまうのです。

そこで、もし時間を少しでも短くしたいなら、エアコンの近くにある物を、別の部屋に移動しておきましょう。

そして、エアコン下にできるだけ広めのスペースを空けておくと、業者のクリーニング効率を上げることができ時間短縮に繋がります。

家具・家電を養生しておく

家具や家電を別の部屋に移動できない場合は、自分で養生するのも一つの方法です。

大きめのビニールシートを被せたり、レジャーシートなどで水が飛んできてもいいように保護するのも良いでしょう。

業者の手間が少しでも軽減されれば、時間も短縮されるはずです。

作業時間の短いエアコンクリーニング業者を選ぶ

どうしてもエアコンクリーニングの作業時間を短くしたい場合は、そもそも業者を検討する際に、作業時間の短いエアコンクリーニング業者を選ぶと良いでしょう。

企業のホームページでは、大体どれくらいの作業時間がかかるのか、目安が記載されています。

同じエアコンクリーニング作業でも、各企業の手順の違いや、担当者の経験値などで作業スピードは変わってくるのです。

記載されている作業時間と作業手順を見比べながら、業者を検討してみましょう。

作業人数が多い業者を選ぶ

時間短縮のために、業者を選ぶなら「作業人数」も重要です。

エアコンクリーニングは、1人で掃除するよりも2人で掃除する方が断然早く作業が終わります。

1件のエアコンクリーニングに、何人の作業員がくるかは、その業者によって違いますが、早めに作業を終わらせてもらいたいなら、2人以上で作業に来てくれる業者を選びましょう。

作業時間が短すぎる業者には要注意！

エアコンクリーニングを早く終わらせてほしいからと、作業時間が短い業者を選ぶ時には注意しましょう。

それは、エアコン内部が綺麗になっていない状態で、作業を終わらせて帰ってしまう業者もいるからです。

1時間に1件のエアコンクリーニングの予約を取り、次の予約が決まっていれば、完全に綺麗になっていなくても終了させて帰ってしまうかもしれません。

それでは、せっかくエアコンクリーニングを頼んだ意味がないですよね。

もし、作業時間が短いエアコンクリーニング業者を選ぶ際は、「2人以上の作業員で作業するため」や「経験豊富な作業員が手際よく作業するため」など、きちんと理由が書かれているか確認した方が良いでしょう。

エアコンクリーニングの効果・メリット

エアコンクリーニングを定期的に行うと、色んな良い効果があります。

以下で、クリーニングをするメリットをご紹介していきましょう。

カビの発生を予防する

久しぶりにエアコンを稼働すると、何だかちょっとカビ臭いと感じることがありますよね。

エアコン内部は結露しやすく、高温多湿でカビが発生しやすくなってしまうのです。

エアコンクリーニングは、エアコンを丸ごと綺麗に洗浄し、カビの餌となるゴミやホコリを綺麗に洗い流してくれます。

そのため、カビの発生を予防してくれるのです。

電気代の節約になる

エアコンクリーニングで、エアコンのフィルターを掃除すると、空気の流れが良くなり消費電力の削減に繋がります。

また、熱交換器が綺麗になると、設定温度をあまり下げなくても空気が冷えやすくなり、電気代が節約できるのです。

もし、エアコンを稼働してからの電気代が、例年よりも高くなったと感じたら、それはエアコン内部が汚れているからかもしれません。

エアコンの効果が高くなる

エアコン内部が汚れていると、エアコンの効果が下がってしまいます。

設定温度を下げても全く部屋が冷えないと言うこともあるでしょう。

そんな時は、エアコンクリーニングで内部に溜まったゴミやホコリを取り除くことで、エアコンの冷暖房効果を高めることができます。

無理やり部屋を冷やすために、エアコンのハイパーモードや、強風を繰り返すよりも、一度エアコンクリーニングをする方が効率的です。

2台セットの料金相場

エアコンクリーニングの料金相場を、以下の表でまとめました。

一般的な壁掛けタイプなら、1万円前後でエアコンクリーニングをしてくれる業者が多いようです。

また、エアコンクリーニングは、2台まとめて依頼する方が、1台だけ依頼するよりも割安になります。

家に複数のエアコンがある場合は、まとめてエアコンクリーニングする方が時間的にも経済的にもおすすめです。

2台頼むと割引があるおすすめ業者

料金が安くなるなら、2台まとめてエアコンクリーニングに出そう！と考えている方のために、2台だと割引になるおすすめの業者をご紹介していきます。

ダスキン

ダスキンと言えば、モップレンタルやお掃除関連でお馴染みの会社ですよね。

ダスキンのエアコンクリーニングでは、2台以上頼むと1台あたり2,750円引きとなります。

おそうじ機能がついていないエアコンの料金は以下の通りです。

3台目以降、11,550円の追加となります。

お掃除機能付きエアコンの料金は以下の通りです。

3台目以降、22,550円の追加となります。

また、おそうじ機能付きエアコンとついていないエアコンを同時に依頼しても5,500円引きとなり、セットで34,100円です。

おそうじ革命

おそうじ革命は全国に加盟店を持ち、累計15万件以上のエアコンクリーニング実績のある業者です。

2台以上同時に依頼すると、2台目以降が2,000円引きになります。

おそうじ機能がついていないエアコンの料金は以下の通りです。

お掃除機能付きエアコンの料金は以下の通りです。

おそうじ革命ではサイドファン付きのエアコンも、おそうじ機能付きエアコンと同価格でクリーニングしてくれます。

エアコンクリーニングの作業時間まとめ

今回は、エアコンクリーニングにかかる作業時間を、タイプ別にご紹介していきました。

尚、これらは全て、エアコン1台の掃除にかかる時間です。

もし、2台以上まとめてエアコンクリーニングをする場合は、道具の準備や後片付けが1度で済む分、別々に依頼するよりも作業時間は短縮されるでしょう。

またエアコンクリーニングは、2台以上まとめて頼むと、料金がお得になる可能性が高いです。

複数のエアコンのクリーニングを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。