新電力会社おすすめランキングを本気で作った。電力自由化は選び方で損します!

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電気代がどんどん上がっています。今や1人暮らしでも1万円を超える請求がくる場合もあるようです。

こんな状況なので、少しでも節約をするために「新電力会社」を探している人も多いと思いますが、電力会社はきちんと選ばないといけません。

燃料調整費の高騰で

  • 新電力会社からの請求が10万円を超えた
  • 新電力会社の方が高くなった
  • 急に電力会社が撤退した

などの問題も起こっています。

ですので、今回は「本当に安くなる」×「信頼度」から考えたランキングを作りました。

各都道府県別のランキングもありますので、ぜひ参考にしてください。

【総合】全14社の新電力会社おすすめランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 東京ガス 5 300万件 関東のみ 関東 なし 0円
2位 CDエナジー 5 55万以上 関東のみ 関東 なし 0円
3位 Looopでんき 4 35万以上 関東のみ 全国 なし 0円
4位 大阪ガス 5 170万以上 関西のみ 関東・沖縄以外 なし 0円
5位 HTBエナジー 4 26万以上 関東・中部・関西 沖縄以外 1年 2,200円
6位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円~22,000円
7位 さすてな電気 5 非公開 × 関東 なし 0円
8位 ミツウロコでんき 5 非公開 東北・関東・中部・関西 沖縄以外 1年 0円
9位 ネット電力 2 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
10位 ONEでんき 3 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
11位 おうちでんき 3 200万以上 関東のみ 全国 1年 550円
12位 Pontaでんき 4 300万以上 × 沖縄以外 1年 0円
13位 エルピオでんき 3 非公開 関東・中部・関西 関東、中部、関西 なし 0円
14位 楽天エナジー 4 非公開 関東・中部・関西 全国 なし 0円

では早速、忖度なしの新電力会社の総合ランキングを紹介します。

電気の提供エリアや利用状況などによってベストの選択は変わるかもしれませんが、基本的にこの14社のなかから選ぶことをおすすめします。

1位:東京ガス|関東エリアでの新電力販売量No.1

東京ガス
基本料 1,430円 東京ガスレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
関東
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
なし 0円 クレカ・口座・コンビニ・銀行
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
300万件 1,418億円 7年
沿革
1885年 設立
1955年 契約数100万突破
1974年 契約数500万突破
2005年 太陽光発電や風力発電などの事業を展開 など
ポイント
  • 関東エリアでの新電力販売量No.1
  • 抜群の信頼度
  • 全世帯・オール電化住宅にもおすすめ
  • ガスとセットで電気代から0.5%割引(関東)
  • 支払い方法が多彩

関東エリアで最もおすすめしたいのが東京ガスです。

新電力会社内での電力販売量はNo.1、契約数も300万件の実績があります。

東京ガスは火力発電所を保有しており自社で電力を調達できるので、倒産や事業撤退の心配もないでしょう。

企業の信頼度が高いうえに、最低契約期間の設定もないので安心して乗り換えができますよ。

使用量を問わず電力量料金の単価が20%以上安く設定されているので、1人暮らしにもファミリー世帯にもおすすめです。

もちろんオール電化住宅向けのプランも割安に設定されています。

関東エリア限定ですが、電気とガスをまとめて契約することもできますよ。

セットで契約すると毎月の電気代から0.5%割引が受けられるので、ぜひ検討してみてください。

支払い方法も他社よりも豊富で使い勝手も良いので、関東エリアにお住いの方は東京ガスに乗り換えれば間違いないでしょう。

2位:CDエナジーダイレクト|特典・ポイント還元が豊富

基本料 1,385円 CDエナジーレーダーチャート
200kWh ×
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
関東
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
最低契約期間 解約手数料 支払方法
なし 0円 クレカ・口座
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
55万以上 × 17.5億円 5年
沿革
2018年 設立(中部電力と大阪ガスとが50%ずつ出資)
大手電力会社と大手ガス会社とが連携してエリア外に進出した日本初の事例
ポイント
  • 中部電力と大阪ガスが運営しているので信頼度◎
  • 料金プランが豊富
  • エンタメのコラボ特典が豊富
  • 電気とガスのセット割あり(関東)
  • ポイント還元がおいしい

あまり聞きなれない会社かもしれませんが、CDエナジーダイレクトは中部電力と大阪ガスが共同で設立した経営基盤のしっかりした電力会社です。

提供エリアが東京ガス同様に関東のみですが、東京ガスよりも料金プランが豊富な点が大きなメリットです。

Amazonプライムや読売KODOMO新聞を利用できるコラボ特典つきのプランもあるので、自分にぴったり合うプランを見つけられるでしょう。

電力量料金の単価は300kWh以上が安めに設定されているので、ファミリー世帯におすすめです。

また、CDエナジーダイレクトは独自のポイント還元システムも見逃せません。

毎月の電気代に応じて自動的にポイントが貯まる(税込100円=1ポイント)うえに、誕生日や出産などのお祝いごとでポイントがもらえたり(100〜3,000ポイント)、住所が異なる家族が契約した際には家族ポイント(1,200ポイント)ももらえたりします。

ポイントは電気代に充当できるので、仮に電気代が他社より少し割高だったとしてもポイントを考慮すればCDエナジーダイレクトの方が安く抑えられる可能性があります。

気になる方は、料金プランのシミュレーションをしてみてください。

3位:Looopでんき|ピークシフト採用で無理なく節電可能

基本料 0円 Looopでんき
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
全国
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
関東のみ × × ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
なし 0円 クレカ
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
35万以上 × 40.94億円 12年
沿革
2011年 設立
2016年 電力供給開始(再生可能エネルギーを使用した供給サービス)
2017年 太陽光発電などの施設の開発・運営を開始
2018年 契約件数10万達成 など
ポイント
  • オリコン顧客満足度で総合第1位獲得
  • 基本料金・燃料費調整額が0円
  • 市場価格に連動する料金体系
  • 電気代が安いタイミングを狙えば節電に
  • ガスとセットで電気の単価が1円引き(関東)

Looopでんきは東日本大震災のボランティア活動をきっかけに誕生した電力会社です。

少しずつ規模を拡大し、2022年にはオリコン顧客満足度調査「電力会社小売」ランキングで総合第1位を獲得しました。

Looopでんきで契約できる「スマートタイムONEプラン」は、基本料金・燃料費調整額が0円で、30分ごとに変動する電力量料金単価を採用しています。

電力量料金単価はスマホアプリで確認できるので、単価が高くなるピーク時間は避けて電気を使えば無理なく節電できますよ(ピークシフト)。

関東エリア限定になりますが電気とガスのセット利用も可能で、一本化すると電気の単価が1円引きになります。

参考までに、Looopでんき公表の電気料金比較表を紹介します。

資料によれば、2023年1月以降は東京電力エナジーパートナーよりもLooopでんきのほうが電気代が安くなりました。

参考:電気料金比較表(東京電力エリア)

ただし、市場連動型プランでは市場が高騰すると電気代も高騰する可能性もあるので、リスクをよく考慮したうえで検討しましょう。

4位:大阪ガス|関西エリアでの契約件数No.1

大阪ガス
基本料 322円 大阪ガスレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
関西、福井県、三重県、岐阜県(一部のメニューは他エリアでも提供あり)
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
なし 0円 クレカ・口座・コンビニ
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
170万以上 1,321億円 7年
沿革
1897年 設立
1905年 ガス供給開始
1990年 天然ガスへの転換
2016年 電力供給事業に参入
ポイント
  • 関西エリアで契約件数No.1、新電力会社で電力販売量No.2
  • 自社に発電所あり、信頼度◎
  • 豊富なプランから選べる
  • 電気とガスのセット割あり(関西)
  • ポイントの貯め方が豊富

大阪ガスは関西エリアで抜群の実績を誇る新電力会社です。

自社の火力発電所を3カ所保有しているので、関西エリアで経営基盤が安定している新電力会社を選びたい方におすすめですよ。

大阪ガスは料金プランが豊富で、自分のライフスタイルに合わせて選べる点が魅力的です。

世帯人数に合わせたプランはもちろん、住まいのトラブル対応付きプランAmazonやdポイントユーザー向けプランなどがあるので、一度チェックしてみてください。

関西エリア限定ですが、電気とガスのセットプランも利用できますよ。

さらに、大阪ガスには独自のポイント制度があり、たまったポイントは電子マネーや豪華賞品と交換できます。

電気の使用量確認や会員登録、ミニゲーム、ネットショッピングなどでポイントがたまるので、うまく活用してみましょう。

また、利用できる料金プランは限られますが、関西以外の方も大阪ガスとの契約が可能です(関東・沖縄エリアをのぞく)。

気になる方は料金シミュレーションをしてみてください。

5位:HTBエナジー| 豊富なプランやかけつけサービス、特典が魅力

基本料 550円 HTBエナジーレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
沖縄以外の全国
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
エリアによる エリアによる ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
1年 2,200円 クレカ・口座・コンビニ
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
26万以上 × 9,500万円 9年
沿革
2015年 設立 ハウステンボスから作られる新たなエネルギー事業
東京エリア、中部エリア、関西エリアでは都市ガスも提供
ポイント
  • オール電化プランがおすすめ
  • 毎日従量料金が2時間無料プランあり
  • 電気とガスのセット割がお得(関東・中部・関西)
  • コラボ特典でHIS旅行代金割引あり
  • プランによってはかけつけサービスが無料付帯

HTBエナジーは料金プランが豊富な点が大きな魅力です。

「スタンダートプラン」はエリアによって電気代がそれほど安くならないケースもありますが、オール電化住宅向けの「ぜんぶでんきプラン」であればどのエリアでも節約が期待できます(関東、関西、中国、四国、九州)。

また、毎日従量料金が2時間無料になる「ママトクプラン」もおすすめです。

決まった時間帯(6時〜8時、19時〜21時、22時〜24時のどれか)に電気を多く使う方であれば、電気代を上手く節約できますよ。

関東・中部・関西エリア限定になりますが、電気とガスのセット割も優秀です。

東京ガスエリアは3%、東邦ガスエリアは5%、大阪ガスエリアは2〜5%のガス代が割引になるうえに、セット割で毎月102円(年間1,224円)の割引も受けられますよ。

さらに、プランによっては電気設備などのトラブルに対応してくれるかけつけサービス「あんしんサポート365」も無料で付いてくるので、かなりお得感があります。

HISの旅行代金が3,000円引き(回数制限なし)になったり、グルメやショッピングのクーポンが利用できたりと、魅力的な特典が多い点も見逃せません。

ただし、1年の最低利用期間が定められている点には注意してくださいね。

6位:新日本エネルギー|電気使用量の多い家庭向け

基本料 1,287円 新日本エネルギーレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
沖縄以外の全国
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
× × × ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
3年 9,900円~22,000円 クレカ・口座・コンビニ
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
非公開 9,000万円 4年
沿革
2007年 設立(株式会社NEXT ONE)
2019年 新日本エネルギー運用開始
ポイント
  • 電気を多く使う家庭におすすめ
  • 初期費用は無料
  • 支払い方法が豊富
  • 最低契約期間に注意

新日本エネルギーは、株式会社NEXT ONEが運営する新電力会社です。

エリアにもよりますが、電気使用量が多いファミリー世帯のほうがお得に利用できるでしょう。

コラボ特典やポイント制度などは特にありませんが、特典の申請が面倒だという方や電気代が安くなれば特典は不要という方におすすめです。

また、新日本エネルギーでは電気代の支払い方法を口座振替、クレジットカード払い、コンビニ払いから選べる点もメリットです。

コンビニ支払いに対応している会社は少ないので、希望する方はチェックしてみてください。

ただし、新日本エネルギーは最低契約期間が長めに設けられている点には注意が必要です。

3年以内、または契約更新月以外に解約してしまうと解約金が発生するので、事前に確認しておきましょう。

7位:さすてなでんき|環境保全に貢献したい方におすすめ

基本料 1,430円 さすてなでんきレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
関東
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
× × ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
なし 0円 クレカ・口座・コンビニ
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
300万 1,418億円 7年
沿革
1885年 設立
1955年 契約数100万突破
1974年 契約数500万突破
2005年 太陽光発電や風力発電などの事業を展開 など
ポイント
  • 東京ガスが提供する環境に優しいでんき
  • CO2排出量が実質ゼロ
  • 料金は東京ガスと同程度
  • 1契約ごとに植林を実施
  • ガス割などの特典は無い

さすてなでんきでは、実質再生可能エネルギー100%の電気を利用できます。

CO2排出量が実質ゼロなので、乗り換えるだけで環境保全への貢献ができる点が大きなメリットです。

料金プランは東京ガスと同じくらいなので、1人暮らしからファミリー世帯まで電気代の節約が期待できるでしょう。

公式ホームページによれば、3人世帯で年間4,700kWh(40A)の電気を使用している家族がさすてな電気に乗り換えた場合、約149本の樹木が吸収する量のCO2排出を実質ゼロにすることが可能だそうです。

さらに、1契約につき1本の植林を実施するため、さらなるCO2削減に貢献できますよ。

さすてなでんきは東京ガスが提供しているプランですが、東京ガスで実施しているようなガス割などの特典はない点に注意してください。

8位:ミツウロコでんき|ガスやネット回線とのセット割あり

ミツウロコでんき
基本料 1,476円 ミツウロコでんきレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
沖縄以外の全国
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
エリアによる エリアによる
最低契約期間 解約手数料 支払方法
1年 0円 クレカ・口座・振込用紙
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
非公開 70億円 13年
沿革
1886年 設立
1953年 石油、ガス製品の取り扱い開始
2001~2007年 風力発電所完成
2010年 新電力事業へ参入
ポイント
  • 電気を多く使う家庭ほどお得感あり
  • ガス・ネットとのセット割あり(東北・関東・中部・関西)
  • 最大5,000Pontaポイントプレゼント
  • 24時間365日のかけつけサポートあり

ちびまる子ちゃんのテレビCMでミツウロコでんきを知っている方も多いでしょう。

運営会社であるミツウロコグリーンエネルギー株式会社は、石炭や石油、再生エネルギーなどのエネルギー事業を展開している実績豊富な会社です。

運営期間も23年と長いので、実績や信頼度を重視して選びたい方におすすめです。

ミツウロコでんきでは電気を多く使うほど割引率がアップするので、使用量の多いファミリー世帯におすすめです。

エリアは限定されますがセット割も豊富で、ガスとのセットで月220円割引き、インターネット回線とのセットで月110円割引が適用になります。

さらに、2年間の契約で最大5,000Pontaポイントももらえますよ。

電気がつかない、ブレーカーが落ちるなどの電気関連のトラブルに無料で対応してくれる「ミツウロコでんき安心サポート」もついていくるので、安心して利用できる新電力会社と言えます。

9位:ネット電力|地域最安値圏の電気代が魅力

ネット電気
基本料 0円 ネット電力
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
沖縄以外の全国
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
× × × ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
1年 0円 クレカ・口座(法人)
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
非公開 3,000万円 2年
沿革
2019年 設立
2021年 電力販売開始
ポイント
  • コスト削減により地域最安値圏の電気代を実現
  • 基本料金0円
  • 最低契約期間はあるが解約金は0円
  • 運営期間が短いので信頼度が低め

ネット電力はインフラのシステム開発をしているSustainableEnergy株式会社が運営している新電力会社です。

基本料金0円、業界最安値圏の電気料金」と掲げているとおり、電気代がかなり安いのが特徴的です。

独自開発のシステムを構築することでコストを大幅に削減し、地域最安値圏での電気料金を実現しています。

ネット電力は運営期間が短く口コミも少ないので信頼度は低めの点数を付けていますが、これまでに熊本県警察本部や防衛省共済組合などへの供給実績があります。

CO2排出ゼロ、再生可能エネルギーの利用にも力を入れている会社なので、気になる方は公式ホームページで料金シミュレーションをしてみてください。

10位:ONEでんき|使った分だけ支払うシンプルな料金プラン

ONEでんき
基本料 0円 ONEでんき
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
沖縄以外の全国
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
× × × ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
1年 0円 クレカ・口座
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
25万以上 5.8億円 5年
沿革
2018年 設立
2019年 電力販売開始
ポイント
  • 基本料金0円、使った分だけ支払えばOK
  • 料金設定がかなり安い
  • 電気の使用量が多い家庭におすすめ
  • 最低契約期間・解約料の設定なし

ONEでんきは、IT企業の株式会社グランデータが運営している新電力会社です。

基本料金が0円で、実際に使った分だけ電気代を支払う料金体系が特徴的です。

基本料金が0円の電力会社では従量部分の単価が高めに設定されているケースもありますが、ONEでんきでは単価が安く抑えられています。

どれだけ電気を使っても従量部分の単価は一律なので、電気を多く使う家庭ほど電気代の節約が期待できるでしょう。

ポイントやキャンペーンなどの特典はありませんが、特典申請の手続きが面倒だという方にはぴったりの電力会社です。

ONEでんきは最低契約期間の設定がなく、解約料もないので、自分に合わなければ他社に乗り換えることもできますよ。

11位:おうちでんき|ソフトバンク・Y!mobileユーザーにおすすめ

基本料 1,476円 おうちでんきレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
全国(北陸、九州は外部リンクから)
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
関東のみ ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
1年 0~550円 クレカ・口座・機種代一括
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
200万 2,387億円 9年
沿革
2014年 法人向けに電力販売開始
2016年 関西、関東エリアへ電力販売開始
ポイント
  • 運営元がソフトバンクなので信頼度◎
  • スマホとのセット割がお得
  • かけつけサービスが無料で付帯(2年間)
  • ガスとセットで電気・ガスが約3%割引(関東)
  • PayPayポイントが貯まる

おうちでんきはソフトバンクグループのSBパワー株式会社が運営する新電力会社です。

乗り換えるだけで電気代が安くなるエリアは少ないですが、ソフトバンク・Y!mobileのスマホを使っている方であれば「おうち割(でんきセット)」が適用になるのでお得に利用できます。

「おうち割」では2年間通信費が毎月110円引き(3年目以降55円)になり、年単位では1年間で1,320円×回線数2年間で2,640円×回線数3年間で3,300円×回線数も節約できます。

最大10回線までに適用になるので、家族でスマホ契約をしている方におすすめですよ。

また、かけつけサービス「おうちレスキュー」を2年間無料で利用できる点にも注目です。

水漏れ、配管のつまり、鍵の紛失、ガラスの破損などのトラブルに対応してもらえるので、万が一のときの助けになるでしょう。

関東エリア限定になりますが、電気とガスのセット割も利用できます。

電気代が約3割、ガス代が約3%割引きになるお得なプランなので、ぜひ検討してみてください。

アプリを活用してPayPayポイントを貯めれば電気代の支払いに充てることもできるので、上手く活用しましょう。

12位:Pontaでんき|Pontaポイントが毎月自動で貯まる

Pontaでんき
基本料 1,476円 Pontaでんきレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
東北、北陸、四国、沖縄以外
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
× × ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
1年 0円 クレカ・口座
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
300万以上 1億円 2年
沿革
2021年 電力小売の運営開始
ポイント
  • KDDIが親会社なので信頼度◎
  • 新規契約で2.000Pontaポイントがもらえる
  • 毎月の支払いで自動的に150Pontaポイントがたまる

Pontaでんきの電気代は各エリアの大手電力会社と同程度となるケースが多く、乗り換えるだけでは節約は期待できません。

ですが、Pontaポイントユーザーであればメリットがあります

新規契約で2.000Pontaポイントがもらえるだけではなく、毎月の支払いでも金額に関係なく150Pontaポイントがもらえますよ。

毎月自動的にポイントがたまっていくので、ポイ活している方にぴったりのプランです。

Pontaポイントをためられる新電力会社はほかにもありますが、電気代の支払い金額によって還元率が異なることが多いです。

Pontaでんきでは支払い金額によらず一律で150Pontaポイントがもらえるので、電気の使用量がそれほど多くない世帯でもPontaポイントをためやすいでしょう。

13位:エルピオでんき|ガスとセット契約したい方向け

LPIOでんき
基本料 0円 エルピオでんきレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
関東、中部、関西
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
× × ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
なし 0円 クレカ
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
非公開 × 9,850億円 7年
沿革
1965年 設立
2016年 小売電気事業者登録
2020年 ガス小売事業者登録
ポイント
  • 関東・中部・関西エリア限定
  • ガスとのセット契約が条件
  • ガスとセットで100~200円割引き
  • 基本料金0円で使った分だけお支払い
  • 固定単価と市場連動単価の2プランから選べる

株式会社エルピオはもともとLPガスの販売していた会社で、ガス事業者としては50年以上の運営実績があります。

過去に電力事業から一時撤退したため信頼度は低めの点数をつけていますが、現在は受け入れ世帯数の上限を設けることで継続的に電力供給できるようプラン体系を見直しています。

ただし、利用できるエリアが関東・中部・関西に限定されている点と、ガスとのセット契約が条件である点には注意しましょう。

プロパンガスとセットで200円引き、都市ガスとセットで100円引きのほか、インターネット回線や天然水とのセットも利用できますよ。

セット割は魅力的ですが、事業撤退が不安という方はほかの電力会社を検討してみましょう。

14位:楽天エナジー|楽天ポイントユーザーならメリットあり

基本料 0円 楽天エナジーレーダーチャート
200kWh
300kWh
500kWh
800kWh
1000kWh
提供エリア
全国
ガスセット割 オール電化 コラボ割 ポイント
× × ×
最低契約期間 解約手数料 支払方法
なし 0円 クレカ・楽天ポイント
契約件数 上場 会社規模(資本金) 運営期間(電気)
非公開 2,940億円 4年
沿革
企業は1997年に設立(三木谷浩史 現社長)
99年 マザーズ市場に上場
2000年 オークション開始
2001年 楽天トラベル
他、野球チーム、楽天ブックス、楽天モバイルなど多数立ち上げ
ポイント
  • エリアによっては電気代が高め
  • 楽天ポイントがたまる&使える
  • 楽天ポイントの2重取りも可能
  • ガスとセット契約で6,000ポイント(関東・中部・関西)

楽天エナジーは基本料金0円ですが電力量単価が高めに設定されており、エリアによっては電気代が高くなってしまう可能性があるためランキングは低くなりました。

ただ、楽天エナジーは下記のように楽天ポイントの使い勝手が良いので、楽天経済圏でポイントをガンガンためている方であればメリットがありそうです。

  • 電気代の支払い200円(税抜)につき1ポイント
  • 楽天カードで支払うと100円につき1ポイント
  • 50ポイントから電気代に充当可能(50円相当)
  • 期間限定ポイントも充当可能
  • ポイントで支払った分にもポイントがつく

新電力会社は自由に電気代を設定できるので、今後安くなる可能性はあります。

電気代が安くなったタイミングで契約するのもひとつの方法なので、楽天経済圏の方は今後の動向に注目してみてくださいね。

【使用量】1人暮らし、ファミリー向けのランキング

新電力会社の料金プランにはさまざまなタイプがありますが、電気の使用量が少ない方が単価が割安だったり、逆に使用量が多い方が割安だったり、お得感はさまざまです。

そこでここでは、電気の使用量ごと(世帯人数ごと)にお得な電力会社が一目でわかるように一覧表を作成しました。

自分の実際の電気使用量と照らし合わせながら確認してみてください。

基本料金 200kWh 300kWh 500kWh 800kWh 1000kWh
1位 東京ガス 1,430円
2位 CDエナジー 1,338円 ×
3位 Looopでんき 0円
4位 大阪ガス 200円
5位 HTBエナジー 550円
6位 新日本エネルギー 1,287円
7位 さすてな電気 1,430円
8位 ミツウロコでんき 1,476円
9位 ネット電力 0円
10位 ONEでんき 0円
11位 おうちでんき 1,476円
12位 Pontaでんき 1,476円
13位 エルピオでんき 0円
14位 楽天エナジー 0円

※大手電力会社の料金プランに比べ、とても安い◎、安い〇、少し安い△(ポイント還元を含む)で表しています。

1人暮らしでおすすめしたい新電力会社

1人暮らしでおすすめしたい新電力会社

1人暮らしの場合は、200〜500kWhの電気代が安く設定されている電力会社を選びましょう。

関東エリアなら、総合ランキング1位の東京ガスか2位のCDエナジーダイレクトがおすすめです。

どのkWh帯も20%以上安く設定されていますし、ガスとセットなら電気代の0.5%分が割引きされます。

支払い方法が豊富なので、クレジットカードがない方でも安心して乗り換えられますよ。

信頼度の高さやガスとのセット割など共通点が多い2社ですが、販売実績を重視するなら東京ガス豊富な料金プランから選びたい、ポイントや特典を活用したいならCDエナジーダイレクトという選び方で良いでしょう。

特典などはありませんが、東京ガスと同程度の料金で環境に優しい電気を利用できるさすてな電気もおすすめです。

関東エリア以外なら、Looopでんきを検討してみてください。

1人暮らしだと時間の融通がつけやすいので、無理なくピークシフトに対応できるでしょう。

ただし、Looopでんきのプランは市場と連動しており、燃料調達費が上がると電気代も上がる可能性があります。

その点が不安だという方には、大阪ガスHTBエナジーがおすすめです。

大阪ガスは信頼度が高いので安心感がありますし、関西エリアであれば豊富な料金プランから自分にあったものを選択できる点が大きなメリットです。

HTBエナジーは、プランによって電気設備などのトラブルに対応してくれるかけつけサービス「あんしんサポート365」が無料で付いてくる点が魅力的です。

1人暮らしの心強い味方になるでしょう。

2人暮らしでおすすめしたい新電力会社

2人暮らしでおすすめしたい新電力会社

2人暮らしの場合は、300〜500kWhの電気代が安く設定されている電力会社を選びましょう。

関東エリアなら、1人暮らしの場合と同様に1位の東京ガスか2位のCDエナジーダイレクトがおすすめです。

東京ガスはどのkWh帯も料金設定が安いので、500kWh以上使うようなことがあっても安心ですよ。

関東エリアでは総合ランキング2位のCDエナジーダイレクトもおすすめです。

契約件数などの実績で見れば東京ガスのほうが上ですが、CDエナジーダイレクトはAmazonプライムなど特典つきのプランも豊富にあるので、2人のライフスタイルに合ったプランを探せるでしょう。

関東以外であればLooopでんきがおすすめです。

Looopでんきはピークシフトを活用すれば無理なく節電できる点がメリットですが、2人の電気を使うタイミングがずれるとあまり節約にならないかもしれません。

その場合は、大阪ガスHTBエナジーを検討してみてください。

どちらも全国規模で利用できますが、特典を利用したい方はHTBエナジーのほうが良いでしょう。

旅行代金割引やグルメ・レジャー用のクーポンなども利用できるので、2人のおでかけもより楽しめるでしょう。

基本料金が0円で実際に使った分だけ電気代を支払うシンプルプランを探している方であれば、ネット電力ONEでんきも候補に入れてみてください。

ファミリーにおすすめの新電力会社

ファミリーにおすすめの新電力会社

ファミリー世帯の場合は、500〜1,000kWhの電気代が安く設定されている電力会社を選びましょう。

関東エリアでのおすすめは、1位の東京ガス、2位のCDエナジーダイレクトです。

ガスとのセット割もお得ですし、オール電化住宅向けのプランも安いので、乗り換えるだけで電気代の節約につながる可能性があります。

CDエナジーダイレクトはポイントを貯めやすいのが特徴的で、ファミリー世帯であれば同居する家族のお祝い事でポイントがもらえる「祝割」を上手く活用できるでしょう。

誕生日は100ポイント、出産や進学、結婚などのお祝い事では1,000〜3,000ポイントがもらえますよ。

毎月の電気代の支払いでもポイントが自動で貯まるので、電気代に充当すればかなりの節約につながるでしょう。

環境保全に貢献したい方であれば、東京ガスと同程度の料金で利用できるさすてな電気もおすすめです。

関東エリア以外の場合は、もっとも電気代を節約できる可能性があるのはLooopでんきですが、市場変動型プランが不安という方は4位以降の会社を検討してみてください。

信頼度を重視して選ぶなら、大阪ガス新日本エネルギーミツウロコでんきあたりがおすすめです。

オール電化住宅向けのプランを探している方であれば、HTBエナジーがイチオシです。

ほかにも、HTBエナジーには従量料金が毎日2時間無料になる「ママトクプラン」があります。

6時〜8時、19時〜21時、22時〜24時のどれかから時間帯を選ぶことになりますが、従量料金が無料の間にまとめて家事をしてしまえば電気代の節約につながるでしょう。

【都道府県別】おすすめの新電力会社比較表

北海道 東北 北陸 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄
1位 東京ガス × × × × × × × × ×
2位 CDエナジー × × × × × × × × ×
3位 Looopでんき
4位 大阪ガス × ×
5位 HTBエナジー ×
6位 新日本エネルギー ×
7位 さすてな電気 × × × × × × × × ×
8位 ミツウロコでんき ×
9位 ネット電力
10位 ONEでんき ×
11位 おうちでんき × ×
12位 Pontaでんき × ×
13位 エルピオでんき × × × × × × ×
14位 楽天エナジー

ここでは、都道府県別におすすめの新電力会社を紹介します。

実は、同じ電力会社でも、エリアによって料金体系が異なる場合があります。

そのため、総合ランキングや使用量ランキングと合わせて都道府県別ランキングも参考にすると、自分にぴったり合った電力会社を見つけやすいでしょう。

地域ごとの電力事情・住宅事情も加味してランキングを作成しているので、ぜひ参考にしてください。

【北海道】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 HTBエナジー 4 26万以上 × 沖縄以外 1年 2,200円
3位 ネット電力 3 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
4位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円~22,000円
5位 ミツウロコでんき 5 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
6位 おうちでんき 4 200万以上 × 全国 1年 550円
7位 Pontaでんき 4 300万以上 × 東北、北陸、四国、沖縄以外 1年 0円
8位 ONEでんき 3 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
9位 楽天エナジー 4 非公開 × 全国 なし 0円

北海道は広大なエリアを北海道電力1社でカバーしていることから設備コストが高く、電気代が高いエリアです。

さらに昨今の燃料調達費の高騰も相まって、全国で最も電気代が高いエリアになりました。

そのため、新電力会社に乗り換えて確実に電気代を安くしたいところです。

北海道で1人暮らしをしている方なら、Looopでんきがおすすめです。

ピークシフトを活用すれば効率よく電気代の節約ができるでしょう。

ただし、市場連動型プランの市場高騰リスクが不安という方はHTBエナジーネット電力新日本エネルギーから選びましょう。

ファミリー世帯であれば、電気使用量が多い方がお得感があるHTBエナジー新日本エネルギーがおすすめです。

電気設備など家の困りごとに対応してくれるかけつけサービス付きが良いという方は、HTBエナジーやミツウロコでんきを候補にいれてみてください。

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【東北】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 HTBエナジー 4 26万以上 × 沖縄以外 1年 2,200円
3位 ネット電力 3 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
4位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円~22,000円
5位 ミツウロコでんき 5 非公開 沖縄以外 1年 0円
6位 おうちでんき 4 200万以上 × 全国 1年 550円
7位 ONEでんき 3 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
8位 楽天エナジー 4 非公開 × 全国 なし 0円

東日本大震災以降、東北電力は電気代の値上げを回避してきましたが、昨今の燃料調達費の高騰により10年ぶりに規制料金プランの値上げを行いました。

管内の76%の家庭が同プランを契約しているので、影響を受けている家庭が大半でしょう。

東北エリアで乗り換えるなら、1人暮らしの方はLooopでんきがおすすめです。

「ピークシフトへの対応が大変」「市場連動型プランはリスクが不安」という方であれば、HTBエナジーネット電力新日本エネルギーから選ぶとよいでしょう。

ファミリー世帯も同様ですが、かけつけサービスや旅行代金割引などのサービスも利用したい方はHTBエナジー、特典は不要で乗り換えだけで電気代が安くできればOKという方はネット電力か新日本エネルギーという選び方で良いと思います。

「ガスもまとめてお得に使いたい」という方は、ガスとのセット割があるミツウロコでんきを検討してみましょう。

家族でソフトバンクやY!mobileとスマホ契約している方であればおうちでんきの「おうち割」を利用できるので、どれくらい電気代を節約できるかシミュレーションしてみてください。

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【北陸】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 HTBエナジー 4 26万以上 × 沖縄以外 1年 2,200円
3位 ネット電力 3 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
4位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円~22,000円
5位 大阪ガス 5 170万以上 × 関西、福井県、三重県、岐阜県(一部のメニューは他エリアでも提供あり) なし 0円
6位 ONEでんき 3 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
7位 ミツウロコでんき 5 非公開 エリアによる 沖縄以外 1年 0円
8位 楽天エナジー 4 非公開 × 全国 なし 0円

北陸電力は水力発電を中心とした発電が多いため発電コストが安く、全国的に見ても電気代が安いエリアです。

ですが、家の間取りが大きく三世帯同居の家庭も多いなどの理由で電力消費量は全国トップクラスです。

そのため、ファミリー世帯で電気代を節約したいなら、電力消費量が多いほど割安感があるHTBエナジー
ネット電力新日本エネルギーの中から選びましょう。

かけつけサービスや旅行代金割引などのサービスも利用したいならHTBエナジーがおすすめですよ。

また、信頼度を重視したい方には大阪ガスもイチオシです。

ただし、対応エリアが富山県、石川県、福井県(一部を除く)、岐阜県の一部に限定されている点に注意してください。

1人暮らしでもっとも電気代の節約が期待できるのはLooopでんきです。

市場連動型プランのリスクが不安という場合は、ファミリー世帯と同じ選び方で問題ないでしょう。

【関東】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 東京ガス 5 300万件 関東 なし 0円
2位 CDエナジー 5 55万以上 関東 なし 0円
3位 Looopでんき 4 35万以上 全国 なし 0円
4位 楽天エナジー 4 非公開 全国 なし 0円
5位 HTBエナジー 4 26万以上 沖縄以外 1年 2,200円
6位 おうちでんき 4 200万以上 全国 1年 550円
7位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円
8位 さすてな電気 5 300万件 関東 なし 0円
9位 ネット電力 2 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
10位 ONEでんき 2 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
11位 ミツウロコでんき 5 非公開 沖縄以外 1年 0円
12位 Pontaでんき 4 300万以上 × 沖縄以外 1年 0円
13位 エルピオでんき 3 非公開 関東、中部、関西 なし 0円

関東エリアは新電力の市場参入が全国で最も普及しているエリアです。

ガスとのセット割を提供している会社も多いので、上手く乗り換えれば光熱費全体を節約できるでしょう。

まず、どの世帯にも一番におすすめしたいのが東京ガスです。

使用量によって変動する可能性はありますが、一般的に使用する分には東京電力エナジーパートナーよりも東京ガスで電気・ガスをまとめた方がお得です。

ファミリー世帯であれば、CDエナジーダイレクトHTBエナジーを検討してみてもよいでしょう。

この2社は料金プランや特典が豊富なので、より自分の家庭に合うものを選べば生活の質も上がるはずです。

1人暮らしの場合は、ピークシフトを活用して電気代の節約に取り組めるLooopでんきを検討してみてください。

【中部】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 楽天エナジー 4 非公開 全国 なし 0円
3位 大阪ガス 5 170万以上 関西 なし 0円
4位 HTBエナジー 4 26万以上 沖縄以外 1年 2,200円
5位 おうちでんき 4 200万以上 × 全国 1年 550円
6位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円
7位 ネット電力 2 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
8位 ONEでんき 2 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
9位 ミツウロコでんき 5 非公開 沖縄以外 1年 0円
10位 Pontaでんき 4 300万以上 × 沖縄以外 1年 0円
11位 エルピオでんき 3 非公開 関東、中部、関西 なし 0円

中部エリアは新電力の参入が進んでおり、ガスとのセット割を提供している会社も多い点が特徴的です。

電気とガスをまとめて利用したい方にはHTBエナジーがおすすめです。

割引率で選ぶなら、1人暮らしの方はLooopでんき大阪ガス、ファミリー世帯の方は大阪ガスネット電力を検討してみましょう。

大阪ガスは愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県で利用できますよ。

また、オール電化住宅向けのプランをお探しの方は、昼の時間帯が3%割引きになるHTBエナジーを検討してみるとよいでしょう。

【関西】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 楽天エナジー 4 非公開 全国 なし 0円
3位 大阪ガス 5 170万以上 関西 なし 0円
4位 HTBエナジー 4 26万以上 沖縄以外 1年 2,200円
5位 おうちでんき 4 200万以上 × 全国 1年 550円
6位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円
7位 ネット電力 2 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
8位 ONEでんき 2 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
9位 ミツウロコでんき 5 非公開 沖縄以外 1年 0円
10位 Pontaでんき 4 300万以上 × 沖縄以外 1年 0円
11位 エルピオでんき 3 非公開 関東、中部、関西 なし 0円

関西電力は保有している原子力発電所が多く、全国的に見ても電気代を安く抑えられています。

関西エリアはガス代も安めなので、総合的にみると関西エリアは光熱費が安い傾向にあります。

ですが、関西エリアは関東エリアに次いで新電力の普及が進んでいるので、自分のライフスタイルや使用状況に合わせたプランを選べれば電気代を安くできるでしょう。

割引率で選ぶなら、1人暮らしの方はLooopでんきを検討してみてください。

「ピークシフトへの対応が大変」「市場連動型プランはリスクが不安」という方であれば、信頼度が高く実績も豊富な大阪ガスが良いでしょう。

すでに大阪ガスのガス契約を利用している方も多いと思いますが、電気も一緒にまとめると家計管理や手続きが楽になるのでおすすめですよ。

そのほか、特典も加味して選びたいなら、スマホセット割を活用したいならおうちでんき、PontaポイントをためたいならPontaでんきミツウロコでんきという選び方でよいでしょう。

ミツウロコでんきでは24時間365日対応のかけつけサービスも無料でついてくるので、お得感がありますよ。

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【中国】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 楽天エナジー 4 非公開 × 全国 なし 0円
3位 HTBエナジー 4 26万以上 × 沖縄以外 1年 2,200円
4位 おうちでんき 4 200万以上 × 全国 1年 550円
5位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円
6位 ネット電力 2 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
7位 ONEでんき 2 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
8位 ミツウロコでんき 5 非公開 沖縄以外 1年 0円
9位 Pontaでんき 4 300万以上 × 沖縄以外 1年 0円

中国電力の電気代は全国的に見ればちょうど中間で、それほど電気代が高いわけではありません。

ですが、オール電化住宅が普及しているため、年間を通して電気代が高い傾向にあります。

中国エリアでオール電化住宅にお住いの方は、HTBエナジーを検討してみてください。

全体的に電気代が中国電力より安く設定されているうえに、昼の時間帯は3%割引で利用できるのでお得ですよ。

オール電化住宅以外のファミリー世帯は新日本エネルギーで割引率が高いですが、どちらも最低契約期間が設定されている点に注意してください。

1人暮らしの方はLooopでんき楽天エナジーが良いでしょう。

【四国】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 楽天エナジー 4 非公開 × 全国 なし 0円
3位 HTBエナジー 4 26万以上 × 沖縄以外 1年 2,200円
4位 おうちでんき 4 200万以上 × 全国 1年 550円
5位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円
6位 ネット電力 2 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
7位 ONEでんき 2 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
8位 ミツウロコでんき 5 非公開 沖縄以外 1年 0円
9位 Pontaでんき 4 300万以上 × 沖縄以外 1年 0円

四国電力は2022年11月にオール電化向けプラン(自由料金)、2023年6月には規制料金プランの電気代をそれぞれ約26%値上げしました。

四国エリアは新築住宅において電化住宅の採用率が高いエリアなので、オール電化住宅向けの安い料金プランを探している方は、HTBエナジーを検討してみてください。

全体的に電気代が安いうえに、昼の時間帯は3%割引きなのでお得に利用できますよ。

オール電化住宅以外なら、割引率を考慮すれば新日本エネルギーが候補に上がるでしょう。

ただし、最低契約期間が設定されており解約料も割高なので、気になる方はネット電力を検討してみてください。

ネット電力は設立から間もないので信頼度を低めにつけていますが、独自開発のシステムを採用し地域最安値圏の料金を提供しています。

1人暮らしの方も上記に挙げた会社の中から選べば問題ないでしょう。

乗り換えだけでシンプルに電気代を節約したいなら新日本エネルギー、基本料金0円のシンプルプランが良いならネット電力ONE電力、かけつけサービスや旅行代割引特典なども活用したいならHTBエナジーという選び方で良いと思います。

【九州】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 楽天エナジー 4 非公開 × 全国 なし 0円
3位 HTBエナジー 4 26万以上 × 沖縄以外 1年 2,200円
4位 新日本エネルギー 5 非公開 × 沖縄以外 3年 9,900円
5位 ネット電力 2 非公開 × 沖縄以外 1年 0円
6位 ONEでんき 2 25万以上 × 沖縄以外 なし 0円
7位 ミツウロコでんき 5 非公開 沖縄以外 1年 0円
8位 Pontaでんき 4 300万以上 × 沖縄以外 1年 0円

九州電力は大手電力会社の中でも原子力発電への依存率が高いため、全国でもっとも電気代が安い電力会社です。

「それなら新電力会社に乗り換えなくてもいいのでは」と思う方もいるかもしれませんが、新電力会社に乗り換えることで電気代を安くできる可能性があります。

世帯を問わず、もっとも電気代を安くできる可能性があるのはLooopでんきです。

ピークシフトへの対応が大変だという方は、基本料金が0円で実際に電気を使った分だけ支払うネット電力やhttps://onedenki.jp/を検討してみてください。

ファミリー世帯なら信頼度も高いミツウロコでんきも候補に入れてみましょう。

また、九州エリアは原発再稼働も追い風となり、オール電化住宅が多い点も特徴的です。

オール電化住宅にお住いの方は、HTBエナジーを検討してみてください。

全体的に電気代が安く、さらに昼の時間帯は3%割引きなので、お得に利用できるはずです。

【沖縄】電力会社一覧のランキング

割引率 ファミリー 1人暮らし 信頼度 契約件数 ガスセット割 提供エリア 最低契約期間 解約料
1位 Looopでんき 4 35万以上 × 全国 なし 0円
2位 楽天エナジー 4 非公開 × 全国 なし 0円
3位 おうちでんき 4 200万以上 × 全国 1年 550円

沖縄電力は、北海道電力に次いで2番目に電気代が高いエリアです。

県内の電力の99%以上を火力発電に頼っていることから、昨今の燃料調達費高騰の影響を強く受けたことが値上がりの原因でしょう。

少しでも電気代を安くできる電力会社を選びたいところですが、沖縄県は離島が多く地理的な制約が大きいことから、新電力会社の参入はあまり進んでいません。

選択肢が少ない点は残念ですが、しっかり選べば電気代を安くできる可能性はあります。

まずは、Looopでんきで料金シミュレーションしてみましょう。

おうちでんきは沖縄電力の一般的な料金プランと同程度ですが、ソフトバンクやY!mobileと契約している方であればセット割があるのでメリットになりそうです。

楽天エナジーは楽天経済圏の方にメリットがある電力会社ですが、今は料金が少し高めなので、今後電気代がやすくなったときに契約を再検討してみてください。

【信頼度】新電力会社の信頼度を比較表にしてみた

信頼度 契約件数 上場 資本金 運営期間
1位 東京ガス 5 300万件 1418億円 7年
2位 CDエナジー 5 55万以上 × 17.5億円 5年
3位 Looopでんき 4 35万以上 × 40.94億円 12年
4位 大阪ガス 5 170万以上 1,321億円 7年
5位 HTBエナジー 4 26万以上 × 9,500万円 9年
6位 新日本エネルギー 5 非公開 9,000万円 4年
7位 さすてな電気 5 非公開 1,418億円 7年
8位 ミツウロコでんき 5 非公開 70億円 13年
9位 ネット電力 3 非公開 3,000万円 2年
10位 ONEでんき 3 25万以上 5.8億円 5年
11位 おうちでんき 4 200万 2,387億円 9年
12位 Pontaでんき 4 300万以上 1億円 2年
13位 エルピオでんき 3 非公開 × 9,850億円 7年
14位 楽天エナジー 4 非公開 2940億円 4年

「長く大手電力会社と契約してきたから、急に新電力会社に乗り換えるのは不安」という方も多いでしょう。

いずれの新電力会社も大手電力会社と電気の質自体は変わらないものの、昨今の燃料費高騰の影響で200社近い新電力会社が倒産・事業撤退・契約停止に追い込まれている事実を考慮すれば、経営基盤が安定した新電力会社を選ぶことを強くおすすめします

そこで参考にしてほしいのが、信頼度を比較したランキングです。

このランキングは、契約件数、上場の有無、資本金や運営期間を考慮して作成しています。

さらに、電力会社やガス会社が専業で運営している場合はポイントを高く設定したり、逆に上場していても運営期間が短い場合や口コミが悪い場合は低く設定したりしているので、よりリアルな信頼度を確認できますよ。

ここでは、とくに信頼度が高い3社を紹介します。

東京ガス|自社発電所を持ち安定供給を実現

都市ガス最大手の東京ガスは、関東エリアの電力販売量においても新電力会社でNo.1の実績を誇ります。

契約数は300万件とトップレベル、資本金や運営期間の内容も申し分ありません。

東京ガスは発電所を持ち、自社で電気を調達できる点が高評価のポイントです。

ほかの多くの新電力会社は自社発電所を持っておらず、卸電力取引所から電気を購入して販売しています。

そのため、市場の燃料費が高騰すれば電気代を上げざるを得ず、利益が出なければ事業を撤退するケースが多いのです。

東京ガスは自社の火力発電所を4ヶ所保有しているので安定性が高く、事業撤退などの可能性は低いと考えられます。

CDエナジーダイレクト|大手エネルギー会社2社が共同設立

CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスが共同出資して設立した関東エリアの新電力会社です。

両社はともに各エリアにおいてエネルギー販売の中心を担う電力会社なので、基盤が安定しています。

契約件数や資本金の額で見ると東京ガスよりも劣りますが、両社の強みを活かした事業展開に取り組んでいるCDエナジーダイレクトは信頼度がとても高いです。

東京ガスと比べて料金プランが豊富なので、ライフスタイルや特典を検討しながら自分にぴったりの料金プランを探してみましょう。

ポイントを貯めやすいというメリットもあるので、電気代の節約も期待できますよ。

大阪ガス|関西エリア契約件数No.1

大阪ガスは、関西エリアにおいて契約件数No.1、新電力会社内で電力販売量No.2の実績を誇る新電力会社です。

一般家庭向けに電力供給を始めたのは電力自由化のタイミングなので運営期間は7年となっていますが、工場や病院などの施設を対象にした電力販売ではすでに15年以上の実績があります。

発電事業への参入から数えると25年以上なので、基盤が安定しており、信頼度はとても高いです。

自社の火力発電所を3カ所保有していることから、電力の安定性も確保できています。

再生可能エネルギーを使った電力の確保にも力をいれているので、将来性も兼ねそろえた新電力会社と言えるでしょう。

【ガス割】ガスとセットで契約したい電力会社

ガスセット割 セット割の魅力 割引内容
1位 東京ガス 5 【関東限定】契約ごとに毎月の電気料金の基本料金から275円(税込)を割引き
2位 CDエナジー 4 【関東限定】電気料金、ガス料金ともに0.5%割引き
3位 Looopでんき 5 【関東限定】電気の料金単価が1円引き
4位 大阪ガス 4 【関西限定】専用プランあり。基本377円、
120kWhまで20.31円、
350kWhまで24.90円、以後27.83円
5位 HTBエナジー 5 【関東、中部、関西限定】ガス料金2~5%割引き(エリアによる)さらに102円引き
6位 新日本エネルギー ×
7位 さすてな電気 ×
8位 ミツウロコでんき 4 【東北・関東・中部・関西限定】毎月のガス料金が220円引き
9位 ネット電力 ×
10位 ONEでんき ×
11位 おうちでんき 5 【関東限定】基本料295.24円/10A⇨284.57円、
~120kWh:30円⇨19.67円、
~300kWh:36.6円⇨25.16円、
300kWh~:40.69円⇨27.22円
12位 Pontaでんき ×
13位 エルピオでんき 5 【関東、中部、関西限定】プロパンガス:月間200円引き、都市ガス:月間100円引き
14位 楽天エナジー 5 【関東・中部・関西限定】申込み時に楽天ポイント6000P貯まる、さらにセットなら利用料金100円ごとに1P

ここでは、電気とガスのセット割がある電力会社を紹介します。

電気とガスをセットにするメリットは以下のとおりです。

  • 割引き特典がある
  • 支払いを1本化できるので家計管理がらくちん
  • 引っ越しなどで解約するときに手続きが1度で済む

割引きの内容は各社で異なるので、ここではセット割の魅力度が高い3社を紹介します。

ただし、電気やガスの使用状況によってはセットにしたほうが割高になるケースがあります。

必ず事前にシミュレーションをし、自分の使用状況で電気代が安くなるかどうか確認しましょう。

また、電気とガスで供給可能エリアが異なっている場合があるので、自宅がセット割の対応エリアになっているかも確認してください。

東京ガス|電気代に0.5%を乗じた金額を割引(関東限定)

関東エリアでガス割を探している方にまずおすすめしたいのが東京ガスです。

東京ガスで電気とガスをセットにすると、毎月の電気代(基本料金+電力量料金の合計額)に0.5%を乗じた金額が割引きされます。

「東京電力エナジーパートナーと東京ガス、どちらで電気・ガスをまとめるとお得か」という点が気になっている方も多いと思うので、下記のとおり試算してみました。

東京ガス 東京電力エナジーパートナー
電気代(30A・200kWh) 7,306.52円(基本プラン、2023年9月1日~) 7,413.72円(スタンダートS、2023年7月1日~)
ガス料金(20m³) 3,642.4円(一般料金) 3,555.03円(とくとくガスプラン)
合計料金 10,948.92円 10,968.75円
ガス割 電気代(基本料金+電力量料金の合計額)に0.5%を乗じた金額が割引き 電気代が年間約1,200円お得

※電気代は値上がり後の金額で試算
※燃料費調整額と再エネ賦課金は除外

結果、電気やガスの使用量・プランによって金額は変動しますが、一般的に使用する分には東京ガスでまとめた方がお得ということがわかりました。

東京ガスは都市ガス事業者国内大手なので、すでにガス単体の契約をしている方も多いかもしれません。

この機会に東京ガスで電気とガスを一本化して、お得に利用しましょう。

Looopでんき|電気の料金単価が1円引き(関東限定)

Looopでんきで電気とガスをまとめると、電気の料金単価が1円引きになります。

Looopでんきでは東京電力エナジーパートナー「スタンダードSプラン」と電気代を比較した結果を公表しています。

それによれば、2023年1月〜6月において1人世帯でも4人世帯でもLooopでんきのほうが電気代が安いという結果になりました。

参考:電気料金比較表(東京電力エリア)

ここからさらにガスとのセット割で電気の料金単価が1円引きになるのは大きいですよね。

Looopでんきの「スマートタイムONE」プランは他社とは異なり、基本料金と燃料調整単価が0円で、電力量の単価が30分ごとに変動する点が特徴的です。

電力量の料金単価はスマホアプリで簡単にチェックできるため、安いときにまとめて電気を使えば賢く電気代を節約できるでしょう。

Looopのガスは基本料金1,000円、従量料金が一律(128円/m³)です。

月に20m³使用した場合のガス代は3,560円で、東京電力エナジーパートナー「とくとくガスプランよりは5円ほど高いですが、セット割の活用と電気代を賢く節約できるという点でカバーできるでしょう。

なお、Looopでんきを検討する際は提供エリアに注意してください。

電気は全国に対応していますが、ガスは関東一帯(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県の一部)に限られるので事前に確認しましょう。

HTBエナジー|ガス料金2~5%オフ&月102円割引(関東、中部、関西限定)

HTBエナジーのガス割の内容は以下のとおりです。

  • 東京ガス(一般料金)から3%割引
  • 東邦ガス(一般料金)から月100㎥まで5%割引
  • 大阪ガス(一般料金)から2〜5%割引

さらに、電気とガスをセットにするだけで毎月102円割引も適用になります。

セット割だけで1年で1,244円も割引になるのは嬉しいですね。

ただし、HTBエナジーは電気の料金プラン選びに注意が必要です。

HTBエナジーのもっとも一般的な「ベーシックプラン」は、エリアによっては乗り換えても電気代がそれほど安くならないケースがあります。

ガスとセットにして安くなるかどうかはガスの使用量とも関係してくるので、契約前にしっかりシミュレーションしてみてください。

【オール電化】で契約したいおすすめの電力会社

オール電化プラン
1位 東京ガス 関東
2位 CDエナジー 関東
3位 Looopでんき ×
4位 大阪ガス ×
5位 HTBエナジー 関東、関西、中国、四国、九州
6位 新日本エネルギー ×
7位 さすてな電気 ×
8位 ミツウロコでんき 東北、関東、中部、関西、中国、四国
9位 ネット電力 ×
10位 ONEでんき ×
11位 おうちでんき ×
12位 Pontaでんき ×
13位 エルピオでんき ×
14位 楽天エナジー ×

オール電化住宅にお住いの方は、オール電化向けのプランがおすすめです。

オール電化住宅ではエコキュートなどの夜間蓄熱方式機器を使っている家庭が多いと思います。

オール電化向けのプランは日中に比べて夜間の電気代が安く設定されているので、電気代の節約が期待できますよ。

オール電化住宅にお住いの方が一般的な従量電灯プランなどを利用すると電気代が高くなってしまうので注意してください。

ここでは、東京電力エナジーパートナーのオール電化プラン「スマートライフプラン」と比べ、電気代が安くなるおすすめの新電力会社をピックアップして紹介します。

※注意
電力自由化前からオール電化向けのプラン(旧オール電化プラン)を契約している方は、電力会社を乗り換えると電気代が高くなる可能性があります。
旧オール電化プランより電気代が安くなるプランは今はほとんどないので、乗り換えはせずに節電方法を工夫したほうがよいでしょう。

東京ガス|実績がある電力会社が良い方向け(関東限定)

東京ガスでは東京電力エナジーパートナーよりも安く料金設定がされています。

東京ガスの試算によれば、東京ガスのオール電化向け料金プラン「時間帯別プラン」は東京電力エナジーパートナーに比べて年間約3,000円の節約が期待できるそうです。

東京ガスはCDエナジーと対応エリアやサービス内容が似ていますが、契約件数や運営期間などを考慮すれば東京ガスのほうが上です。

これまでの実績を加味して決めたい方は、東京ガスがおすすめですよ。

東京ガス 東京電力エナジーパートナー
基本料金(例:60A) 1,753.72円 1,771.44円
電力量料金 午前6時〜翌午前1時 35.60円 35.96円
午前1時〜午前6時 27.77円 28.06円

CDエナジーダイレクト|ポイントを活用したい方向け(関東限定)

CDエナジーのオール電化向け料金プランは「スマートでんきプラン」です。

2023年10月1日以降は料金が少し高くなりますが、それでも東京電力エナジーパートナーから乗り換えた方が電気代は安くなります

東京ガスよりは電気代が少しだけ割高になりますが、CDエナジーは電気代の支払いでポイントが貯まりますし(100円につき1ポイント)、貯まったポイントは電気代の支払いに充当もできます。

最大3,000ポイントがもらえる「祝割」や1,200ポイントがもらえる「家族ポイント割」など独自のポイントサービスもあるので、ポイントを加味すると電気代の差はほぼ気にしなくてよいでしょう。

むしろ、東京ガスよりお得に利用できるかもしれないので、気になる方は一度シミュレーションしてみてください。

CDエナジー(~2023年9月30日) CDエナジー(2023年10月1日~) 東京電力エナジーパートナー
基本料金(例:60A) 1,716.00円 1,771.44円 1,771.44円
電力量料金 午前6時〜翌午前1時 25.80円 35.96円 35.96円
午前1時〜午前6時 17.78円 28.06円 28.06円

HTBエナジー|1年以上契約する方向け(関東、関西、中国、四国、九州限定)

HTBエナジーの「ぜんぶでんきプラン」は、東京電力エナジーパートナーに比べ日中の電気代が30%、夜間の電気代が37%安くなります。

また、HTBエナジーは関東エリア以外にも関西・中国・四国・九州地方で利用できますが、どのエリア・どの時間帯においても、大手電力会社のオール電化向けプランよりも電力量料金が安くなります。

旅行代金割引やグルメ・ショッピングなどで利用できるクーポンの配布などもあるので、特典も楽しめますよ。

ただし、1年の最低利用期間が定められている点には注意しましょう。

契約途中の解約では2,200円の解約料が発生するので、1年以上契約する予定の方におすすめです。

HTBエナジー 東京電力エナジーパートナー
基本料金(例:60A) 1,716.00円 1,771.44円
電力量料金 午前6時〜翌午前1時 25.28円 35.96円
午前1時〜午前6時 17.78円 28.06円

【コラボ割】セットで契約するとお得なる電力会社

コラボ割 コラボ割の魅力 割引内容
1位 東京ガス ×
2位 CDエナジー 5 エンタメ系とコラボした料金プランが豊富。
3位 Looopでんき ×
4位 大阪ガス 3 スマイlink tv stickの利用料金が実質無料(1,490~1,980円相当)
5位 HTBエナジー × 5 HIS旅行代金が3,000円引き、セゾンカード申込みで5000円バックなど
6位 新日本エネルギー ×
7位 さすてな電気 ×
8位 ミツウロコでんき ×
9位 ネット電力 ×
10位 ONEでんき ×
11位 おうちでんき 4 スマホとセット契約で月110円引き(3年めから55円)1回線ごとに適用される
12位 Pontaでんき ×
13位 エルピオでんき ×
14位 楽天エナジー ×

ここでは、セットで契約するとお得になるコラボ割を実施している電力会社を紹介します。

もし乗り換えで電気代がそれほど安くならなくても、コラボ先のサービスを多く利用する方であればお得に利用できますよ。

CDエナジーダイレクト|エンタメ系のコラボ特典が豊富

CDエナジーダイレクトでは、エンタメ系とコラボした料金プランが豊富に用意されています。

J01でんき グローバルボーイズグループ「JO1」がアンバサダーを務める料金プラン。
毎年JO1オリジナル特典がもらえる。
ポイントでんき 月々の電気料金でdポイント・楽天ポイント・Tポイントが貯まる(最大6%還元)。
エンタメでんき Amazonプライムがついてくるプラン。
現在Amazonプライム加入中の方も利用可能。
KODOMO新聞でんき 小学生から読める新聞「読売KODOMO新聞」が届くプラン。

JO1ファンの方であれば、必ず支払う電気代で推し活ができるので一石二鳥ですね。

AmazonプライムやKODOMO新聞など利便性が高い特典付きのプランもあるので、気になる方はぜひ電気代をチェックしてみてください。

大阪ガス|おうち時間を充実

大阪ガスでは、Netflix月額料金相当のみの負担で「スマイLINK TV Stick」を利用できます。

スマイLINK TV Stickは、テレビやモニターに専用のスティックを差し込むだけでNetflixやYouTubeなどの動画を大画面で楽しめるようになるサービスです。

ほかにも、24時間365日対応のメディカルサポートや、加盟店で利用できるグルメクーポン配布などもありますよ。

HTBエナジー|回数制限なしの旅行代金割引きあり

HTBエナジーでは下記のような特典を利用できます。

  • HIS旅行代金が3,000円引き(利用回数制限なし)
  • セゾンカード申込みで5,000円キャッシュバック
  • グルメ、ショッピング、レジャーなどで利用できるクーポン配布
  • ネットスーパーでの買い物優待サービス

HTBエナジーは旅行会社のHISの関連会社なので、旅行好きの方にはかなり大きなメリットになるでしょう。

おうちでんき|ソフトバンク・Y!mobileユーザーならおうち割適用あり

ソフトバンク・Y!mobileユーザーなら「おうち割(でんきセット)」を利用できます。

契約1回線ごとに初めの2年間は月110円、3年目以降は月55円の割引が適用されます(永年割引)。

年単位では、1年間で1,320円×回線数、2年間で2,640円×回線数、3年間で3,300円×回線数も節約できますよ。

10回線まで割引対象なので、ソフトバンクやY!mobileを家族で契約している家庭ほどお得です。

ただし、おうちでんきはエリアによって電気代の安さが異なります。

関西エリアでは乗り換えるだけで電気代の節約が期待できますが、そのほかのエリアで電気代を節約できるかどうかは、どれくらいおうち割を利用できるかによります。

乗り換え前に必ず料金シミュレーションをしてくださいね。

【ポイント】ポイントが貯まるお得な電力会社

ポイント制度 制度の魅力 制度内容
1位 東京ガス 3 クイズ回答、ガス代、アプリなどでパッチョポイントが貯まる。
2位 CDエナジー 5 カテエネポイントポイントは様々なポイントに変換可能。楽天ポイント、dポイント、Tポイントなど。
3位 Looopでんき × 0
4位 大阪ガス 5 マイ大阪ガスポイントが貯まる。楽天、dポイント、Tポイントに変換可能
5位 HTBエナジー ×
6位 新日本エネルギー ×
7位 さすてな電気 ×
8位 ミツウロコでんき ×
9位 ネット電力 ×
10位 ONEでんき ×
11位 おうちでんき 4 アプリでゲーム感覚でポイントが貯まる。ポイントはPayPay交換可能
12位 Pontaでんき 5 新規登録で2000ポンタポイント、さらに毎月の支払いで150Pたまる。
13位 エルピオでんき ×
14位 楽天エナジー 5 200円利用ごとに1P、楽天カード払いで更に100円1P

新電力会社のなかにはポイントが貯まる会社があります。

仮に電気代がそこまで安くならなくても、ポイント還元が良い新電力会社を選べば総合的に見るとお得になります。

ここでは、ポイントの貯めやすさや使い道を考慮したうえで、おすすめの電力会社を紹介します。

東京ガス|楽しみながらポイントを貯められる

東京ガスでは独自ポイントの「パッチョポイント」が貯まります。

東京ガスはポイントの貯め方が豊富な点がおすすめの理由です。

  • ガスや電気の使用量を確認すると月に1回50ポイント
  • 簡単なクイズに答えると50ポイント
  • 1日1回スロットに挑戦して大当たりだと最大500ポイント
  • ガスとのセット契約でガス料金1,000円ごとに5ポイント
  • 東京ガスWebショップでの支払い100円ごとに1ポイント(2023年9月27日まで)

また、パッチョポイントは500P単位で以下のポイントと交換できます。

  • dポイント
  • Pontaポイント
  • 楽天ポイント
  • Tポイント
  • WAONポイント
  • nanacoポイント
  • エムアイポイント
  • 京王ポイント
  • 京急プレミアポイント

東京ガスならクイズなどゲーム感覚でポイントを貯められますし、ポイントの交換先も使い勝手がよいものばかりなので、ぜひ活用してください。

CDエナジーダイレクト|毎月自動的にポイントが貯まる

CDエナジーは電気代の金額に応じて「カテエネポイント」が貯まる点が最大の魅力です(税込100円につき1ポイント)。

電気代は毎月必ず支払うものなので、特に何もしなくても毎月自動的にポイントが貯まるのは嬉しいですよね。

CDエナジーには、誕生日や結婚、出産などの人生の節目にポイントをプレゼントする「祝割」(100〜3,000ポイント付与)や、離れて暮らす家族それぞれにポイントを付与する「家族ポイント割」(1,200ポイント付与)もあります。

また、CDエナジーはポイントの使い道が豊富なのも嬉しいポイントです。

電気代にも充当できるので、電気代が安くなるのを実感できるでしょう。

  • 電子マネーと交換(Tポイント、dポイント、WAONポイントなど)
  • 商品券と交換
  • 電気代の支払いに充当

Pontaでんき|新規契約時&毎月ポイントが貯まる

Pontaでんきでは新規契約時に2,000Pontaポイントがもらえます。

さらに、電気代を支払うだけで毎月150Pontaポイントももらえるので、とくになにもしなくても自動的にポイントを貯められますよ。

Pontaoポイントが貯まる新電力会社はほかにもありますが、電気代の金額に応じてポイント還元率が変動するケースが多いです。

Pontaでんきなら電気代が少額でも150ポイントもらえるので、電気代使用量が少ない1人暮らしの方でもメリットがあります。

ちなみに、次に紹介するミツウロコでんきと比べるとPontaでんきでは2年間で5,600Pontaポイントがもらえます。

Pontaポイントユーザーの方はぜひ検討してみてください。

ミツウロコでんき|2年間で最大5,000Pontaポイントがもらえる

ミツウロコでんきでは新規契約者限定でPontaポイントがもらえます。

  • 供給開始月から3カ月後に3,000Pontaポイント
  • 契約継続半年ごとに500Pontaポイント

段階的にポイントが付与されるので少し複雑に感じますが、2年間で最大5,000Pontaポイントがもらえますよ。

ミツウロコでんきは電気使用量が多い家庭ほどお得になる料金設定なので、ファミリー世帯におすすめです。

信頼度の高い会社を選びたい方や、電気設備のトラブルに対応してくれるかけつけサービスを利用したい方にもおすすめですよ。

【比較サイト】電力会社を比較できるサービス一覧

ここまで見てきたとおり、新電力会社はとても数が多く、料金プランもさまざまな種類があります。

基本的にこの記事で紹介しているランキングを参考にしてもらえばOKですが、「一度に複数の電力会社を比較したい」という方は下記の比較サイトを利用してみましょう。


れぞれのサイトの特徴を紹介します。

エネチェンジ

エネチェンジ

エネチェンジでは、郵便番号や世帯人数、在宅状況、現在契約している料金プランや電気の使用量などを入力するだけで、即座におすすめの電力会社と料金プランを比較できます。

さらに、こだわり条件として以下のような項目の検索も可能なので、自分の希望に合うプランを見つけやすいでしょう。

  • 電力会社の実績
  • 解約料・加入条件・特典の有無
  • 発電手段の割合
  • 支払い方法
  • ポイント対応

また、エネチェンジでは電気代だけではなく、ガス代のシミュレーションもできます。

セット割引やキャンペーンなどの特典情報も比較できるのが嬉しいポイントです。

実際に電力会社を乗り換えた方の口コミや電気料金プラン比較体験談なども掲載されているので、気になる方はチェックしてみましょう。

価格.com

価格.com

価格.comではエネチェンジ同様、ネット上で料金プランの比較シミュレーションができます。

セット割引やキャンペーンなどの特典情報も比較できます。

基本的な情報入力項目はエネチェンジとほぼ同じですが、価格.comでは最低契約期間の有無やオール電化向けプランなどの条件でも絞り込みが可能です。

オール電化住宅にお住いで深夜に電気給湯器を利用している方は深夜の電気使用量の割合を増やして試算する機能もあるので、より正確な電気代のシミュレーションができるでしょう。

電気チョイス

電気チョイス

電気チョイスは申し込みフォームに必要情報を入力すると、電力会社の乗り換えに精通したスタッフが電話でおすすめの料金プランを提案してくれるサービスです。

見積もりや相談、乗り換えまでをサポートしてもらえます。

エネチェンジのようにその場ですぐに電力会社を比較できない点はネックですが、スタッフと直接電話で相談しながら乗り換え先を決めたい方には向いているでしょう。

これで失敗しない!新電力会社の選び方

これで失敗しない!新電力会社の選び方

ここでは、新電力会社の失敗しない選び方を紹介します。

電気代の安さは重要な判断基準ですが、それ以外にも注目してほしいポイントがあるのでぜひ参考にしてくださいね。

まずは現在の契約状況を把握しよう

新電力会社の料金プランは多種多様なので、ただやみくもに乗り換えるだけでは電気代が安くなるとは限りません。

現在の契約状況と新電力会社を比較し、確実に安くなる料金プランを選ぶ必要があります。

そのためにも、まずは現在の自分の契約状況をしっかり把握しておきましょう。

契約アンペア数を確認

契約アンペア数は、一度に使える電気の最大量を表しています。

検針票や電力会社のマイページなどで現在契約している容量を確認しましょう。

その際、実際に自分が使っている電気量よりも多いアンペア数で契約していないかチェックすることをおすすめします。

使用量に対しアンペア数が少ない場合はブレーカーが頻繁に落ちるので気が付きますが、多い場合は料金を多く支払っているだけなので気が付きにくいです。

一般的に、世帯人数によるアンペア数の目安は以下のようになります。

  • 1人暮らし:20A~30A
  • 2~3人家族:30A~50A
  • 4人家族:50A~60A

ですが、オール電化の場合は4人家族でも60A以上が推奨されるなど、状況によって最適なアンペア数は異なります。

新電力会社に乗り換えた後に困らないよう、現在使用している家電から本当に必要なアンペア数を計算しておくとよいでしょう。

電気使用量を確認

電気使用量も検針票や電力会社のマイページなどで確認できます。

その際、可能であれば電気を使用した時間帯も合わせて確認しておきましょう。

どの時間帯に電力を多く使っているかがわかれば、新電力会社で料金プランを選ぶ際の参考にできます。

たとえば、日中の電気使用量が多い方はピークシフト型プラン、反対に夜間の電気使用量が多い方はオール電化プランを選ぶ、などです。

ぜひチェックしてみてください。

ライフスタイルに合った料金プランを選ぼう

新電力会社に乗り換えるうえで大切なのは、自分のライフスタイルに合った料金プランを選ぶことです。

このポイントを間違うと、せっかく新電力に乗り換えても電気が安くならない可能性があるので注意しましょう。

ここでは新電力会社が展開している各種プランの特徴を紹介するので、自分のライフスタイルに最も合ったプランはどれか探してみてください。

※下記で紹介している電気料金の計算式では、燃料費等調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、その他の費用などは除外しています。

①一般的な料金プラン(従量電灯)

従量電灯プランは大手電力会社・新電力会社において最も一般的な料金プランです。

一般的に、「基本料金(または最低料金)+従量料金」の計算式で電気代が決まります。

基本料金(または最低料金)部分は毎月固定ですが、従量料金部分は2〜3段階に分かれていることが多く、電気の使用量によって料金が高くなります。

たとえば、東京ガスの「基本プラン」の料金設定は以下のとおりです。

  • 第1段階料金(~120kWh):19.78円/1kWh
  • 第2段階料金(121~300kWh):25.29円/1kWh
  • 第3段階料金(301kWh~):27.36円/1kWh

このタイプのプランは、電気の使用量が比較的少ない方向けと言えるでしょう。

使用量が増えすぎると電気代が高くなるので注意してください。

②時間帯で料金が変動するプラン

昼間や夜間などの時間帯によって料金が変動する料金プランです。

深夜や早朝などの時間帯は電力需要が低いので、電気代が安く設定されています。

たとえば、東京ガスの「時間帯別プラン」は、以下のように料金が設定されています。

  • 日中(午前6時〜翌午前1時):35.60円/1kWh
  • 夜間(午前1時〜午前6時):27.77円/1kWh

このプランは、夜間に電気を多く使う方やオール電化住宅にお住いの方におすすめです。

また、エコキュート(夜間蓄熱方式機器)を使っている方であれば夜間の電気料金が安い時間帯にお湯を作ってためておけるので、さらに電気代の節約が期待できますよ。

③一定量まで定額利用できるプラン

決められた電気量までは一定の料金で利用できるプランです。

電気の使用量が上限を超えた場合は追加料金が発生しますが、通常のプランよりも単価が安く設定されていることが多いので、電気の使用量が多いファミリー世帯におすすめです。

たとえば、CDエナジーダイレクトの「ファミリーでんき」の料金設定は以下のとおりです。

  • 300kWhまで:定額7,049.16円
  • 301kWh以降:25.47円/1kWh

一般向けプランでは301kWh以降26.38円なので、電気使用量が多い家庭は定額プランの方がお得に利用できるでしょう。

④基本料金が無料のプラン

一般的に電気代は「基本料金+従量料金」の計算式で決まると説明しましたが、毎月固定でかかる基本料金が無料で、使用量に応じた従量料金分のみ支払うプランもあります。

基本料金が無料なので一見かなり電気代を安くできそうですが、従量料金の単価が少し高めに設定されていることがあるので注意が必要です。

出張などで家を空ける期間が長い方や、普段から電気の使用量がかなり少ない1人暮らしの方などであれば電気代を安くできるかもしれません。

ただ、電気の使用量次第では従量電灯プランのほうが安くなる可能性もあるので、しっかりシミュレーションしてから検討しましょう。

⑤特典付きのプラン

ポイント還元やクーポン付与などの特典を受けられるプランです。

新電力会社は電気小売事業のほかに専門の事業を持っていることが多く、両方の事業を合わせてさまざまな特典を展開しています。

たとえば、HTBエナジーは大手旅行会社のHISグループの関連会社なので、HTBエナジーを契約すればHIS旅行代金が3,000円引きなどの特典が受けられます。

特典付きのプランは、提携サービスをよく使う方に向いています。

特典ありきで申し込むのではなく、電気代もしっかり比較したうえで選びましょう。

そのほかの会社の特典情報については、記事冒頭で【コラボ割】【ポイントが貯まる】新電力会社をピックアップして紹介しているので参考にしてください。

⑥セット割引があるプラン

ガスやインターネット、スマホなどのほかのサービスを電気と同時契約することで割引が適用されるプランです。

なかでも、電気とのセット割で最も相性が良くおすすめなのがガスです。

たとえば、スマホと電気をセット契約した場合、スマホの会社を乗り換えようとすると電気の契約見直しも必要になります。

このように解約のタイミングが異なるものを同時契約すると、手続きが煩雑になります。

その点、ガスの切り替えをするのは引っ越しのときなど、電気と同じタイミングであることが多いので手続きも簡単ですよ。

ガスとのセット割でおすすめの新電力会社は記事冒頭で紹介しているので、参考にしてください。

⑦長期割引があるプラン

長期にわたり継続して契約した場合に、電気代の割引が受けられるプランです。

1年、2年など年単位の契約になることが多いので、長期的に安定した契約をしたい方向けのプランと言えるでしょう。

ただし、期間の縛りがあるプランは契約途中で解約すると解約料が発生するケースがあるので、契約条件に注意しましょう。

料金高騰リスクがある料金プランには注意しよう

新電力会社が提供しているプランのうち、注意してほしいのが「市場連動型プラン」です。

市場連動型プランでは、日本で唯一電力の売買ができる市場「日本卸電力取引所(JEPX)」が提示する価格に連動して電気の単価が決まります。

市場連動型プランは市場価格が安い時は大手電力会社よりも電気代が安くなる点が最大のメリットですが、市場価格が高くなった場合は電気代も高くなってしまいます

つまり、昨今の世界情勢のように突発的な出来事があると、予期せず電気代が高騰する可能性があるのです。

そのため、市場連動型プランを検討する際は、事前にどんなリスクがあるのかをしっかり確認してください。

提供エリアが自宅に対応している会社を選ぼう

新電力会社を選ぶ際には電気の提供エリアに注目しましょう。

Looopでんき楽天エナジーのように全国展開している会社もありますが、限られたエリアのみの対応という会社も多くあります。

また、沖縄県の場合、本土は対応していますが離島は対応外というケースもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

希望する支払い方法があるか確認しよう

新電力会社を選ぶ際には、希望する支払い方法があるかも確認しましょう。

主な支払い方法は以下のとおりです。

  • 口座振替
  • 銀行振込
  • クレジットカード

なかにはクレジットカード決済にしか対応していない会社もあるので、事前の確認は必須です。

セット割引があるか確認しよう

新電力会社のなかには、電気とほかのサービスを同時に契約すれば割引が受けられるケースがあります。

セット割の主な対象は以下のとおりです。

  • ガス
  • スマホ
  • ガソリン
  • インターネット回線

これらのサービスは日常生活で欠かせないものなので、セット割引をうまく活用すれば家計の節約につながる可能性があります。

ただし、セット割引は解約料が発生するケースもあるので、適用条件はしっかり確認しましょう。

サポート体制が整っているか確認しよう

新電力会社への乗り換えが不安という方は、サポート体制が整っているかどうかも確認しておきましょう。

24時間365日対応のコールセンターを設置している会社だと、万が一電気設備にトラブルがあった際でも安心ですよ。

さらに、電気以外の生活のトラブルにも対応してくれる会社もあります。

たとえば、おうちでんきでは水漏れや配管のつまり、鍵の紛失、ガラスの破損などのトラブル時に応急処置をしてくれます。

サポートがオプション対応になっている会社もあるので、契約前に確認しておきましょう。

お得なキャンペーンがあるか確認しよう

新電力会社では新規契約時に利用できるさまざまなキャンペーンを用意しています。

たとえば、基本料金の割引き、ギフト券プレゼント、ポイント付与などです。

電力会社を乗り換えることはそれほど多くないと思うので、せっかくならお得なキャンペーンがある会社を利用したいですよね。

ただし、多くのキャンペーンは契約時のみの適用になるので、キャンペーンだけで電力会社を決めないようにしましょう。

これまでも説明してきたとおり、自分のライフスタイルに合った料金プランを選ぶことが大切です。

解約料が発生するか確認しよう

新電力会社によっては最低契約期間が定められている場合があります。

最低契約期間内や更新月以外に解約してしまうと解約料がかかることが多いので注意しましょう。

新電力会社に乗り換えた後に合わなければすぐに解約する可能性を考慮すれば、はじめから解約料がかからない電力会社を選ぶと安心ですよ。

ただし、解約料が設定されている会社の方が電気代自体が安いケースもあるので、自分の使い方に合わせて選ぶようにしましょう。

そもそも新電力や電力自由化とは?

そもそも新電力や電力自由化とは?

ここでは、知っておきたい新電力・電力自由化の定義や仕組みについてわかりやすく解説します。

新電力会社に乗り換えるとどれくらい料金が安くなるのかもシミュレーションしてみたので、ぜひ参考にしてくださいね。

新電力とは?電力自由化との関係は?

新電力とは、「電力事業に新規参入した小売電気事業者」のことです。

一般的に、東京電力や関西電力など大手電力会社以外の事業者を指します。

電気事業は主に以下の3つの部門に分かれています。

  • 電気をつくる「発電部門」
  • つくった電気を送る「送配電部門」
  • 消費者に電気を販売する「小売部門」

これらの部門のうち、2016年の電力自由化により「小売部門」が自由化され、これまで電気事業に携わっていなかった会社でも事業に参入できるようになりました。

たとえば、地域のガス会社や大手通信会社などでも自由に電力を販売できるようになったのです。

電力自由化の目的は、電気代の引き下げやサービスの多様化を生み出すことです。

事実、ライフスタイルに合わせたプランや、ガスなどとのセット割引きプランなど、さまざまな料金プランが誕生しています。

自分にぴったり合う電力会社や料金プランを選べば、お得に利用できること間違いなしです。

新電力の電気代が安い仕組みは?

新電力の電気代が安い仕組みとしては、以下の3つのポイントが挙げられます。

  • 電気代を自由に設定できる
  • 設備コストがあまりかからない
  • 電力以外の事業で利益を出せている

ひとつずつ解説します。

1.電気代を自由に設定できる

大手電力会社が提供している電気代は「規制料金」といい、電気事業法に基づいて金額が設定されています。

「規制料金」を変更する際は、値上げ・値下げを問わず国への申請が必要です。

一方、新電力会社が提供している電気代は「自由料金」といい、国とのやりとりなしに自由に料金を設定できます。

たとえば、燃料調達費などのコストを安くできれば、すぐにでも電気代に反映して契約者に還元することが可能です。

そのため、大手電力会社よりも新電力会社の方が電気代を安く設定できる傾向にあります。

2.設備コストがあまりかからない

大手電力会社に比べ、新電力会社は設備コストがあまりかからない点も電気代を安くできる理由のひとつです。

大手電力会社は管轄エリアのすべての契約者が使用する電気を確保し安全に運用する必要があったため、大規模な設備が必要でした。

そして、設備を管理するために必要なコストは一部を契約者が負担していました。

一方、新電力会社はある程度供給ターゲットを絞って電力を供給できるので、大手電力会社ほど大がかりな設備を必要としません。

設備管理が少ない分、人件費もかからないので、さらに電気代を抑えられます。

「設備コストをかけてないなら電気の品質が悪いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、電気をつくったり運ぶ事業者はこれまでと変わらないので品質に差はありません

安心してくださいね。

3.電力以外の事業で利益を出せている

ほとんどの新電力会社は、電気の小売事業のほかに専門の事業を持っています。

たとえば、ガス事業や通信事業、旅行事業などです。

新電力会社はすでに専門事業で利益を出せているため、電力事業で無理に電気代を高くしてまで利益を追求する必要がありません

さらに、多くの新電力会社では専門の事業と電力事業をセットで展開しています。

電気代とガス・インターネット回線・スマホ回線などを組み合わせたセット割引や、ポイント還元などの料金プランを見たことがある方も多いでしょう。

これらの付加価値の高い料金プランを設定することで、得られた利益を電気代に還元しています。

新電力に乗り換えるとどれくらい電気代が安くなる?

ここでは、新電力会社に乗り換えるとどれくらい電気代が安くなるのか、世帯別の料金シミュレーション結果をご紹介します。

一般的に、電気代は以下の項目の合計になります。

基本料金
  • 契約アンペア数に応じて毎月定額でかかる料金。
電力量料金
  • 電気を使用した分だけかかる料金。「電力量料金単価×使用量」で算出。
  • 「燃料費調整単価×使用量」で算出される燃料費調整額も含まれる。
再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課)
  • 再生可能エネルギー普及のための負担金。「再エネ賦課金単価×使用量」で算出。
  • 単価は全国共通。

このうち、燃料費調整単価と再エネ賦課単価はタイミングによって変動するためここでは除外し、基本料金と電力量料金(燃料費調整額をのぞく)の金額で料金のシミュレーションをおこないました。

そのほかの比較条件は以下のとおりです。

比較条件
  • 1人暮らし:30A、月使用量150kWh
  • 2人家族:40A、月使用量250kWh
  • 4人家族:50A、月使用量450kWh

関東|東京ガスと東京電力エナジーパートナーを比較

関東エリアでは、契約件数が多い東京ガスと東京電力エナジーパートナー(東京電力エナジーパートナー)の電気代を比較しました。

東京電力エナジーパートナーにはいくつか料金プランがありますが、電力自由化前に設定され現在でも契約者が多い従量電灯プラン(規制料金)をピックアップしています。

結果として、どの世帯においても東京ガスの方が電気代が安く、さらに世帯人数が多い(電力使用量が多い)ほど東京ガスのほうがお得ということがわかりました。

東京ガスは関東エリアおすすめNo.1の新電力会社なので、ぜひ乗り換えを検討してみてください。

世帯人数 東京ガス 東京電力エナジーパートナー
基本プラン 従量電灯プラン
1人 5,508円 (‐75円) 5,584円
2人 9,335円 (‐204円) 9,539円
4人 17,014円 (‐754円) 17,768円

関西|大阪ガスと関西電力を比較

関西エリアでは、契約件数が多い関西電力の量電灯Aプラン(規制料金)と、それに対応する大阪ガスの2プランを比較しました。

結果として、プランによっては新電力会社に乗り換えても電気代が安くなるわけではないことがわかりました。

ただし、注目してほしいのは料金以外にも特典があるという点です。

大阪ガスの新生活応援プランはどの世帯人数でも関西電力より電気代が割高になりますが、以下のような特典が付きます。

  • ガスとまとめると電気基本料金がずっと無料
  • スマイLINKボーナス3,000円分がもらえる
  • 映画やドラマをテレビの大画面で楽しめるスマイLINK TV Stickが3カ月無料

1カ月あたり200円程度の差であれば、特典が付いたほうがお得かもしれません。

また、ファミリー応援プランはその名前のとおり、世帯人数が多いほど電気代が安くなります。

自分に合ったプランを選ぶためにも、事前にしっかりシミュレーションしましょう。

世帯人数 大阪ガス 関西電力
新生活応援プラン ファミリー応援プラン 従量電灯A
1人 3,580円 (+243円) 3,62円2 (+285円) 3,337円
2~3人 6,180円 (+272円) 5,822円 (‐8円6) 5,908円
4人 11,563円 (+64円) 10,372円 (‐1,126円) 11,499円

新電力会社に変えるメリット・デメリット

新電力会社に変えるメリット・デメリット

ここでは、新電力に乗り換えるとどのようなメリットがあるのかについて解説します。

デメリットについても正直に解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

メリット①電気代が安くなる

新電力会社に乗り換える最大のメリットは、なんといっても電気代が安くなることです。

新電力会社は大手電力会社よりも基本料金や電力量料金単価が安く設定されていることが多いので、「節電に取り組んでいるのになかなか電気代が安くならない」と悩んでいる方は思い切って乗り換えるのがおすすめです。

ただし、新電力会社やプランによって料金体系は異なるので、しっかりシミュレーションしてから乗り換え先をきめましょう。

電気を使う量や使う時間帯に合う料金プランを選べば、より効率的に節約できますよ。

メリット②特典がある(セット割・ポイント還元・キャンペーンなど)

新電力会社の料金プランには特典つきのものが多くあります。

たとえば、ガスやインターネット回線との同時契約によるセット割、ポイント還元、キャッシュバックなどです。

電気代は毎月支払うものなので、電気代に応じてポイント還元が適用される会社を選べばさらにお得感があります。

ほかにも、新規契約時にキャンペーン特典を用意している会社もあります。

乗り換え先の新電力会社を選ぶ際は、電気代だけでなく特典内容も比べてみましょう。

メリット③ライフスタイルに合ったプランを選べる

契約者のライフスタイルに合わせてプランを選べる点も新電力会社の大きなメリットです。

例としては、以下のようなものがあります。

  • 夜間に電気を多く使う家庭向けのオール電化プラン
  • 昼間に電気を多く使う家庭向けのピークシフト型プラン
  • 電気使用量が少ないと割安になる単身者向けプラン
  • 電気使用量が多いと割安になるファミリー世帯向けプラン

自分のライフスタイルに最適なプランを選ぶことで、電気代をかなり抑えられるかもしれません。

電気を多く使う時間帯や目的、世帯人数などを考慮してプランを選んでみるとよいでしょう。

メリット④乗り換え手続きが簡単

「電力会社の乗り換えは手続きが面倒そう」と思う方もいるかもしれませんが、ほとんどの新電力会社では公式ホームページで手続きが完了します。

必要な情報を入力するだけですし、手元に検針票があれば5分ほどで手続きは終わりです。

普段忙しい方でも簡単に乗り換えができますよ。

この記事でも乗り換え方法を紹介しているので、参考にしてください。

メリット⑤環境に配慮した発電方法を選べる

環境に配慮した発電方法とは、再生可能エネルギー(太陽光・風力・水力・バイオマスなど)を利用した発電のことです。

化石燃料に比べて二酸化炭素の排出量が少ないので、地球温暖化はもちろん、エネルギー資源の枯渇などに対する解決策として期待されています。

これまでは発電方法で料金プランを選ぶことは難しかったのですが、新電力会社は積極的に再生可能エネルギーを用いたプランを展開しています。

毎日の生活の中で簡単に取り組める環境保全方法のひとつとしても、新電力会社への乗り換えを検討してみてください。

デメリット①解約料が発生する場合がある

多くのメリットがある新電力会社への乗り換えですが、もちろんデメリットもあります。

まず、一部の新電力会社や料金プランにおいて、解約料が設定されている点に注意してください。

この場合、指定された最低契約期間中に契約を終了すると解約料がかかります。

最低契約期間は1年〜数年程度が多いようですが、解約料は千円未満から1万円以上までかなり幅があります。

解約料が発生する料金プランは割引率が高いケースが多いので一概にデメリットばかりではありませんが、途中で解約する可能性がある方は解約料が発生しない電力会社を選ぶと安心ですよ。

デメリット②事業撤退・倒産する場合がある

新電力会社は燃料調達費用の高騰などが理由で経営が悪化することがあります。

実際、2022年度には事業撤退や倒産、新規申し込み停止に追い込まれた会社がありました。

現在は新規申し込みを再開した会社も増えてきましたが、新電力会社を選ぶ際は会社の信頼度や事業の安定性を考慮して決めることが大切です。

なお、契約している新電力会社が事業撤退・倒産した場合でも、突然電気が止まることはありません。

自動的に大手電力会社に切り替わるので安心してください。

ただし、切り替えにともなって電気代が上がる可能性があるので、契約が終了する通知が届いた場合はなるべく早めに次の電力会社へ乗り換えた方がよいでしょう。

デメリット③絶対に電気代が安くなるわけではない

新電力会社ではさまざまな種類の料金プランを展開しています。

電気の使用量や利用が多い時間帯、契約期間などによって料金プランの特徴は異なります。

自分の使い方に合っていないプランを選んでしまうと逆に電気代が高くなってしまう可能性もあるので、事前にしっかり確認しましょう。

また、市場相場に合わせて電気料金が変動する市場連動型プランにも注意が必要です。

相場が落ち着いているときは電気代が安くなりますが、燃料調達費用などが高騰すると電気代も高額になる可能性があります。

自分に合ったプランをしっかり見極めるようにしましょう。

デメリット④紙の検針票が有料の場合がある

新電力会社では紙の検針票の発行を有料対応にしている場合があります。

発行手数料はそれぞれ異なりますが、110円〜220円のケースが多いようです。

ですが、紙の検針票の代わりに公式ホームページのマイページなどで検針結果を確認できるので安心してください。

その場合、毎月の電気代はもちろん、現時点の利用状況や時間帯別の使用量なども確認できることが多いです。

利便性が高いサービスなので活用してみましょう。

デメリット⑤一部のアパート・マンションでは利用できない場合がある

一部のアパートやマンションでは新電力会社への乗り換えができない場合がある点にも注意が必要です。

たとえば、電力会社と居住者が直接契約していない場合は乗り換えができません

アパートやマンションが建物全体で一括で電力会社と契約していたり、居住者の代わりに大家さんが電気代を支払っていたりするケースが挙げられます。

新電力会社への乗り換えを検討する前に、一度自分の住まいが対応可能かどうか確認してみましょう。

新電力会社への乗り換え方法

新電力会社への乗り換え方法

新電力会社への乗り換えは、今住んでいる家で乗り換える場合と引っ越し先で乗り換える場合で方法が異なります。

どちらのケースでも、申し込みから数週間程度で新電力を利用できるようになります。

下記の手順方法を確認し、時間に余裕を持って申し込みをしましょう。

今住んでいる家で乗り換える場合

今住んでいる家で新電力に乗り換える場合の方法は以下のとおりです。

  • 検針票を用意する
  • 新電力会社へ申し込む
  • スマートメーターの設置(未設置の場合)
  • 利用開始

ひとつずつ詳しく解説します。

1.検針票を用意する

新電力会社へ申し込みをする際、下記の情報が必要になります。

  • 現在契約している電力会社名
  • 現在契約している料金プラン
  • お客様番号(契約番号)
  • 供給地点番号(22桁の番号)

すべて検針票に記載されているので、手元に用意しておきましょう。

紙の検針票の代わりにウェブ照会サービスを利用している方は、電力会社の公式ホームページで確認ができます。

現在契約している電力会社に直接問い合わせて確認することもできますよ。

なお、現在の契約内容によっては解約金が発生する可能性もあるので、事前に契約約款などで確認しておきましょう。

2.新電力会社へ申し込む

電力会社の公式ホームページなどから切り替えの申し込みをしましょう。

支払い方法の申請も必要になるので、銀行口座やクレジットカードの情報を用意しておきましょう。

なお、現在契約中の電力会社の解約手続きは乗り換え先の新電力会社が行うので、利用者は手続き不要です。

3.スマートメーターの設置(未設置の場合)

スマートメーターとは、電気の使用量を自動計測する、通信機能を備えた電力メーターです。

新電力に乗り換える際は、スマートメーターを設置する必要があります

乗り換え先の新電力会社へ申し込んだ後、現在契約中の電力会社から交換作業についての連絡があるので対応してください。

基本的に、スマートメーターの交換に費用はかかりません。

交換の際に15分程度の停電になる場合もあるので、電力会社に確認しておきましょう。

4.利用開始

新電力会社へ申し込み後、使用開始日が通知されます。

スマートメーターへの交換が必要な場合は2週間程度、交換が不要な場合は4日程度で乗り換えが完了します。

新電力の使用開始にあたって当日すべきことは特にないので、通常通りの生活で問題ありません。

引っ越し先で乗り換える場合

引っ越し先の家で新電力に乗り換える場合の方法は以下のとおりです。

  1. 現在契約している電力会社を解約する
  2. 検針票を用意する
  3. 新電力会社へ申し込む
  4. スマートメーターの設置(未設置の場合)
  5. 利用開始

引っ越し先の家で新電力に乗り換える場合、基本的な方法は「今住んでいる家で新電力に乗り換える場合」とほぼ同じです。

ですが、いくつか注意点があるので解説します。

1.現在契約している電力会社を解約する

今住んでいる家で新電力に乗り換える場合は新電力会社が解約手続きを代行してくれますが、引っ越しを伴う場合は自分で解約手続きをする必要があります。

引っ越しの2〜3週間前までには手続きをすませておきましょう。

2.新居の供給地点特定番号の調べ方

新電力会社に乗り換える際には「供給地点番号」が必要です。

新居の供給地点番号は下記の方法で調べられるので参考にしてください。

①新築の場合

引っ越し先が新築の場合、工事の段階で工務店やハウスメーカーが電気の契約を行います。
電線の引込み工事が完了すると供給地点特定番号が発行されるので、ある程度工事が進んだら工務店やハウスメーカーに問い合わせてみましょう。

②新築以外の場合

引っ越し先のエリアを管轄している大手の電力会社(東京電力、関西電力など)に問い合わせれば新居の供給地点番号を調べてもらえます。

なお、新電力会社によっては引っ越し先の供給地点番号が分からなくても手続き可能というところもあるので、一度確認してみるとよいでしょう。

新電力についてよくある質問

新電力についてよくある質問

ここでは、新電力についてよくある質問にお答えします。

新電力にすると停電が増える?

新電力に乗り換えたからといって、停電が増えるということはありません

実は、電力自由化によって利用者が選択自由になったのは電気の販売を担当している「小売電気事業者」(大手電力会社や新電力会社)だけです。

電気を作って送る役割である発電所や送電事業者はこれまでと変わりません。

そのため、新電力への乗り換えが理由で停電が増えることはないので安心してくださいね。

賃貸住宅でも新電力に乗り換えできる?

基本的に、賃貸住宅でも新電力会社に乗り換えができます。

ただし、賃貸住宅が高圧一括受電契約をしている場合は乗り換えができないことがあります

また、賃貸住宅の管理人が電力会社と直接契約している場合も乗り換えできないケースが多いです。

まずは一度、管理会社に確認してみましょう。

新電力に乗り換える際に工事はある?初期費用はかかる?

新電力に乗り換える際、スマートメーターを未設置の場合は設置工事が必要です。

工事といってもメーターを交換するだけなので、大規模な工事ではありません。

基本的に工事費用は無料ですし、事務手数料のような初期費用を請求されることもほとんどありません。

新電力にすると電気の品質は変わる?

新電力会社に乗り換えても、電気の品質は変わりません

なぜなら、発電所や電気を送る送電事業者は新電力に乗り換えたとしてもこれまでと変わらないためです。

取り扱っている電気の品質はまったく同じなので安心してください。

新電力も料金の値上げはある?

新電力会社も大手電力会社のように電気代の値上げをすることがあります。

値上げをする主な理由としては、燃料調達費の高騰が挙げられます。

燃料費調整額は発電に必要な燃料の価格変動を電気代に反映させるためのもの。

燃料の調達コストが上がると、電気代も値上げされます

2022年は世界情勢の変化により燃料が高騰し、燃料費調整額の上限を撤廃する電力会社が相次ぎました。

値上げに対する対応は電力会社によって異なるので、新電力に乗り換える前に確認してみましょう。

契約中に引っ越しをする場合はどうすればいい?

新電力会社との契約中に引っ越しをする場合は、引っ越しが決まった段階で一度電力会社に対応方法を確認するとよいでしょう。

引っ越し先でも継続利用する場合と、引っ越しに伴い解約する場合とで対応方法が異なる場合があるからです。

たとえば、おうちでんきの場合は以下のような対応になります。

  • 継続利用の場合:引っ越し日の3日前までに連絡
  • 解約する場合:引っ越し日の6日前までご連絡

手続きに必要なものも一緒に確認しておきましょう。

契約中の新電力が事業撤退・倒産したらどうなる?

万が一契約している新電力会社が事業撤退・倒産した場合は、各エリアの大手電力会社(東京電力、関西電力など)から電気が供給されることになります。

そのため、突然電気が止まるということはありません。

事実、過去に何社か新電力会社が事業撤退・倒産していますが、停電の発生はありませんでした。

この保障制度は電気最終保障供給約款に基づいています(最終保障供給)。

最終保障供給契約の有効期限は1年間なので、その間に新たに乗り換える電力会社を探しましょう。

もし契約満了までにほかの電力会社に乗り換えなかった場合でも、最終保障供給契約の更新が可能なので安心してくださいね。

燃料費調整額ってなに?

燃料費調整額とは、電気代に含まれる調整額のことです。

日本は火力発電への依存度が高い傾向にありますが、火力発電に使われる燃料の価格は常に変動しています。

そのため、燃料価格が高くなると燃料費調整額も高くなり、電気代も上がります。

燃料費調整額は「月々の燃料費調整単価×使用電力量」で計算されています。

ただし、燃料価格が急に高くなった場合、すぐに電気代に反映すると利用者の負担が大きくなってしまうので、2か月後の電気代に反映させるという特徴があります。

再生可能エネルギー発電促進賦課金ってなに?

太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーで発電した電気は電力会社が一定価格で買い取っていますが、買い取りにかかる費用の一部は私たち電気契約者が負担しています。

この賦課金を「再生可能エネルギー発電促進賦課金」と言います。

単価は全国一律で、「再エネ賦課金単価×電気使用量」で計算されています。

毎月の電気代に上乗せされる形で支払っているのであまり実感はないかもしれませんが、この制度のおかげで再生可能エネルギーの普及と温室効果ガスの削減に貢献できています。

2年以上電力会社を調べ続けて私が感じたこと

今回は、さまざまな視点で新電力会社を比較し、おすすめランキングを紹介しました。

電気代の金額は社会情勢に左右されることが多く、今後も値上がりが続く可能性は否定できません。

新電力会社はそれぞれ工夫して電気代を下げたり、キャンペーンやポイントシステムを導入してお得に利用できるプランを提供したりしています。

自分のライフスタイルに合ったプランを選べば電気代を安くできる可能性が高いので、ぜひこの記事を参考にして、乗り換えを検討してみてください。