【最新情報】SPGアメックスがなくなった!改変後の新カードとの違いを利用者が解説
最近話題の「SPGアメックスがなくなる」という噂が現実に。新カードとの違い、改良・改悪ポイントを整理しました。利用者が語る継続or解約基準と次におすすめのステータスカードも解説します。
- 【速報】SPGアメックスがなくなる
- SPGアメックスから継続?解約?判断基準は1つだけ!
- SPGアメックスがなくなった!リニューアルポイント一覧
- SPGアメックスからの改良ポイント
- SPGアメックスからの改悪ポイント
- SPGアメックスがなくなった…次におすすめのクレジットカード3選
【速報】SPGアメックスがなくなる
近年、マイラーの中で噂が流れていた「SPGアメックスがなくなる」という噂がついに現実に!2022年2月24日にリニューアルし、「マリオットボンヴォイアメックスプレミアム」へと生まれ変わりました。
具体的に何が変わったの?新カードは作るべき?など、様々な疑問を抱えている方も多いはず。そこで今回は、SPGアメックスのリニューアルについて、SPG歴5年のSPGアメックス利用者Kに語り尽くしてもらいました。
SPGアメックスはぶっちゃけ改善?改悪?
———かなりリニューアルされましたね!ここが一番気になるところなんですが、正直、改良ですか?それとも改悪ですか?
———え!あんなに愛用していたKさんから、解約検討の言葉が飛び出るとは…。今回のリニューアルで、一番の改悪ポイントはどこでしたか?
まず、年会費が3.5万から5万に上がったのが単純に痛い。もちろん、それだけ特典が充実すれば別に良いんですけど、僕にとっては微妙すぎましたね。コスパが悪くなったの一言です。
———年会費に対してお得さが減った、という感じですね…。SPGを解約する人、続出しそうですか?
そうですね、確実に減るとは思ってます。実際、SPGを使ってた僕の友人も解約かな〜って言ってました。
一方で、年間の利用金額が400万円を超える方にとっては最強のカードになったのも事実。今回の改良でむしろメリットを感じている方も、一定数いるとは思いますね。
———今まで以上に、人を選ぶカードになったという感じですね。ありがとうございます!
記事の後半では、SPGアメックスと新カードのスペックを徹底的に比較しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
SPGアメックスから継続?解約?判断基準は1つだけ!
今回のリニューアルで、多くの方にとっては改悪となってしまったSPGアメックス。継続するか解約するか、判断基準になるのは「年間利用額」です。
利用金額150万円以下なら解約すべし
結論から言うと、年間利用額が150万円以下なら解約することをおすすめします。なぜなら、SPGアメックスの最大の特典だった「無料宿泊特典」が、利用金額150万円以下の方には適用されなくなるからです。
▼無料宿泊特典が対象外に…。
SPGアメックスの年会費は約3万5千円でしたが、1泊4〜5万円相当の高級ホテルに毎年宿泊できることで年会費以上の元が取れていました。年会費5万円を払っているのに無料宿泊特典は対象外になると、コスパはかなり悪くなるといえるでしょう。
年間150万ということは、毎月約12万ずつ利用する計算になりますね。僕は用途別に何枚ものクレカを使い分けているので、このカードだけで年間150万使うのはちょっとハードルが高いなと感じています。一番魅力的な特典だっただけに残念ですね。
代替案は「セゾンプラチナ・アメックス」
利用額が150万円以下で、SPGアメックスを利用していた方は、年会費22,000円(税込)のセゾンプラチナ・アメックスへの切り替えがおすすめです。
SPGアメックス(新マリオットカード)のマイル還元率が最大1.25%であるのに対し、セゾンプラチナのマイル還元率も1.15%と高め。0.1%劣るものの、年会費が3万円近く安くなるので、年間の利用金額が150万円以下の方はこちらのほうがお得です。
他にもマイルが貯まるクレジットカードを詳しくご紹介しているので、参考にしてみてくださいね!
利用金額が400万円以上なら継続!
逆に、年間利用額が400万円以上の方は持ち続ける価値は十分にあります。なぜなら「プラチナエリート会員」の称号をゲットできるから!
従来のSPGの場合、年間50泊ものホテルステイが必要だったプラチナエリート会員資格。しかし新カードでは、年間のカード利用額が400万円を超える方は条件なしで会員資格を得られるようになりました。
プラチナエリート会員とは
SPGアメックスは会員がランク分けされており、プラチナは上から3番目のランクです。プラチナ会員が教授できる最大の魅力は、スイートルームを含む客室のアップグレード特典。通常の料金で、憧れのスイートルームに宿泊できるかもしれません。
他にも16時までレイトチェックアウト可能、朝食無料、レストランで20%割引、1回の滞在ごとに50%ものボーナスポイントなど、魅力的な特典ばかり。
▼ランク別の特典一覧
これは今回の一番の改善ポイントですね!年間利用額400万円のハードルはかなり高いですが、家賃の支払いや光熱費な諸々の引き落としを一枚のクレカに集約させれば、目指せる方もいるのでは…!
年間利用額が400万円を超える方は、無条件でプラチナエリート会員になれるSPGカード(新マリオットカード)の発行をおすすめします。他カードでは味わえない高待遇を存分に体感できるはずです。
利用額150~400万の場合は年会費と相談
利用額が150~400万円の場合、無料宿泊特典は付帯しますが、プラチナエリート会員資格はなし。従来よりコスパが悪いので、年会費と相談しましょう。
ホテルステイを1年のご褒美にしたい方には、年会費約5万円の新マリオットカードも損ではありません。無料宿泊特典だけで4~5万円相当なので、その他の特典を加味すると年会費は超えるでしょう。特典が魅力的であれば、持ち続ける選択もアリです。
逆に「高級ホテルにはさほど興味がない」「どうしても泊まりたいというわけではない」という方には、やや高すぎる価格設定に。SPGアメックス(新マリオットカード)以外も検討してみてくださいね。
年会費が据え置きの3万5千円なら良かったのですが、年会費5万円という金額が僕的にはネックでしたね。+15,000円の価値を感じられないなと思っちゃいました。
SPGアメックスがなくなった!リニューアルポイント一覧
SPGアメックスからマリオットボンヴォイアメックスプレミアムに生まれ変わったことで、改良・改悪したポイントをまとめました。
従来のSPGアメックス・リニューアルした新マリオットプレミアムカード・ワンランク下のマリオットカードの特典を比べてみましょう。
※ △=改悪、◎=改善
ご覧の通り、年会費・家族カードの根会費・エリートステータスなど複数の変更がありました。そのため改悪と感じる人もいれば、むしろより良いカードになったと喜ぶ人もいるようです。
次の章では、リニューアルによって改良された特典について詳しくチェックしていきましょう。
SPGアメックスからの改良ポイント
- 最初の家族カードが無料になった
- プラチナランクになれる可能性ができた
- 手荷物無料宅配に羽田空港追加
- スマホのプロテクション追加
SPGアメックスから新マリオットプレムアムカードへの改変で、上記4つの特典が追加されました。
①1枚目の家族カードが無料になった
従来のSPGアメックスの家族カードは年会費17,050円(税込)でしたが、リニューアル後のマリオットプレミアムカードでは無料になりました。
本会員と家族カードの年会費を合計すると、51,150円(税込)から49,500円(税込)に値下がり。夫婦や家族でSPGアメックスを利用していた方は、むしろ従来よりコストを抑えて所有できます。
②プラチナランクになれる可能性あり
新マリオットプレミアムカードでは、年間のカード利用額が400万円を超えると自動でプラチナランクに昇格します。
スイートルームを含む部屋のアップグレード、レストランで20%割引、16時までのレイトチェックアウトなど、プラチナ会員ならではの特典が豊富。ホテルステイをさらに豪華でお得に楽しめますね。
③手荷物無料宅配に羽田空港が追加
旅行の荷物を自宅まで届けてくれる手荷物無料宅配サービスが、リニューアルを経てランクアップ。成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港に加えて羽田空港も対象になりました。
パンパンに膨らんだスーツケースを引いて家まで帰るのは大変ですよね。手荷物無料宅配サービスを利用すると、空港で荷物を預け、後日家まで届けてくれるのです。旅行や出張の多い方は重宝するはず。
④スマホのプロテクション追加
SPGアメックスにはなかった、スマートフォン・プロテクションが追加されたのも魅力。スマホが破損・故障した際、最大3万円まで補償してくれます。
SPGアメックスからの改悪ポイント
- 年会費が49,500円(税込)にアップした
- 無料宿泊特典に条件が課せられた
SPGアメックスから新マリオットプレミアムに改変されたことで、上記2つの改悪が行われました。
年会費が49,500円(税込)にアップした
従来では34,100円(税込)だった年会費が、49,500円(税込)に約1.5万円もアップ。これは明らかに改悪ですね。
無料宿泊特典が条件付きに
SPGでは会員全員に付与されていた無料宿泊特典ですが、新マリオットプレミアムの場合は年間利用額が150万を超える会員のみに限定されました。
年間利用額が150万円を下回る方にとっては、かなりの改悪といえるでしょう。Twitterでも、150万円の利用条件によって解約を決意した方が多いようです。
SPGアメックスがなくなった…次におすすめのクレジットカード3選
特典が増えてさらに豪華になりましたが、その分維持コストも高くなってしまったSPGアメックス。これを機に、他のクレジットカードを検討してみたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、マイルが貯まるカードやハイステータスなプラチナカードを3枚厳選してご紹介します。
- セゾンプラチナ・アメックス
- アメックス・プラチナ
- JCBプラチナ
①セゾンプラチナ・アメックス|マイルが貯まる人気のプラチナカード
セゾンプラチナ・アメックスは、年会費22,000円(税込)で発行できるプラチナカード。SPGアメックス(新マリオットカード)のマイル還元率は最大1.25%と確かに高還元でしたが、セゾンプラチナのマイル還元率も1.15%と高めです。
年会費が半額以下になるため、効率よくマイルを貯めたい方、かつステータス性も重視したい方におすすめです。
②アメックス・プラチナ|高級感抜群で特典も豊富
アメックスプラチナは、年会費が143,000円(税込)のハイステータスなプラチナカード。専用のコンシェルジュデスクが利用可能で、ホテルやツアープランの予約など、面倒な手続きを全てコンシェルジュに一任できます。
SPGアメックスの特典は、ほぼ全てアメックスプラチナで網羅できていると言っても過言ではありません。この機会に、カードをワンランク上げてみてはいかがでしょうか。
③JCBプラチナ|日本製のコスパ最強プラチナカード
JCBプラチナは、年会費27,500円(税込)で持てる比較的安価なプラチナカード。JCBのプロパーカードとして国内でのステータス性は十分で、24時間対応してくれるコンシェルジュや空港ラウンジの利用資格などが付帯します。
国内の高級レストランで1名様分の料金が無料になる「グルメ・ベネフィット」も人気の特典。年会費に対するコスパは群を抜いているので、アメックスブランドにはこだわりのない方におすすめです。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。
いやー、これは改悪ですね。SPGアメックスヘビーユーザーの僕ですが、正直解約も視野に入れてます。