学生におすすめのデビットカード6選|高校生のキャッシュレスデビューに最適なカードを紹介
「子供に大金やクレジットカードを持たせるのは不安」、「子供のお金の管理をしたい」、「留学を控えた子供へのもしものときの送金手段は?」などとお悩みの学生の子供を持つ親御さんには、デビットカードがおすすめです。
デビットカードは、18歳未満でも無審査で作ることができ、クレジットカードは作れないけどキャッシュレス決済したいという高校生にもおすすめです。
本記事では、学生におすすめのデビットカード6選を紹介し、高校生のキャッシュレスデビューに最適なカードを徹底解説しています。
高校生がデビットカードを持つメリット・デメリットや選び方、作り方についても解説します。
高校生の子どもにクレジットカードを持たせたいけど、使いすぎてしまうのではないかと不安に感じているのではないでしょうか。
このような不安に対しての解決策として、デビットカードを持たせることが挙げられます。
高校生に持たせるには、デビットカードが最適です。
本記事では、学生におすすめのデビットカード6選を紹介するとともに、高校生のキャッシュレスデビューに最適なデビットカードを紹介します。
さらに、高校生がデビットカードを持つメリット・デメリットや選び方、作り方についても解説します。
高校生がデビットカードを持つメリット
デビットカードとは、カードの利用と同時に銀行口座から引き落としにより決済されるカードのことです。
クレジットカードと違い、リアルタイムで利用明細が把握できたり、使いすぎを防止できたりするなどのメリットがあります。
デビットカードには、J-Debit(Jデビット)と国際ブランドの2種類がありますが、国内外で使える国際ブランドのほうが利便性が高くなっています。
高校生がデビットカードを持つメリットとして、次の4点が挙げられます。
それぞれについて、解説します。
キャッシュレスで利用明細が把握できる
高校生がデビットカードを持つメリットとして、キャッシュレスで利用明細が把握できることが挙げられます。
キャッシュレス決済が可能なデビットカードは、ネットで買い物をする際、即時決済できるため、リアルタイムで利用明細に反映されるからです。
この点は、1ヶ月分の利用料金が翌月に銀行口座から引き落とされるクレジットカードとの大きな違いです。
そのため、クレジットカードよりデビットカードのほうがお金の管理がしやすいというメリットがあります。
高校生の親としては、利用明細がすぐに反映されるだけでなく、残るため、子どもが何にお金を使ったのかがわかります。
さらに、子どもにデビットカードを使わせることで、お金の管理を学ばせることも可能です。
使いすぎ防止
使いすぎを防止できるのも、高校生がデビットカードを持つメリットの1つです。
デビットカードは、口座残高以上の支払いができない仕組みになっているからです。
例えば、口座残高以上の支払いをしようとするとエラーが出るため、クレジットカードと違って、使いすぎる心配がありません。
また、利用限度額を設定できるため、国内外の旅行に行くときに利用限度額を上げるなどの融通も利きます。
多額の現金を持ち歩かなくて済む
多額の現金を持ち歩かなくて済むのも、高校生がデビットカードを持つメリットです。
高校生になると、教科書や定期代、友達と旅行に行ったり、部活の合宿に参加したりするなど、多額の現金が必要な機会が多くなってきます。
さまざまな場所で利用できるため、デビットカードを持っていれば、多額の現金を持ち歩かなくて済みます。
その結果、現金の紛失や盗難などのトラブルに遭う確率が低くなります。
海外旅行や海外留学に便利
高校生がデビットカードを持つメリットとして、海外旅行や海外留学に便利なことが挙げられます。
高校生が海外旅行や海外留学に行った際、次のようなメリットがあります。
-
お金が不足した場合、(保護者が)口座に入金すれば補充できる
-
海外ATMで現地通貨の引出し可能
-
トラブル時、クレジットカードよりも被害が少ない
海外旅行や海外留学先でお金が足りなくなった場合、高校生の保護者が銀行口座に入金することで、デビットカードは使えるようになります。
海外旅行や海外留学に行くと、空港で現地通貨に両替する必要がありますが、デビットカードなら海外ATMで現地通貨を引き出せます。
さらに、海外ATMのほうが手数料が安く済みます。
紛失や盗難などのトラブルに遭ったとき、クレジットカードより被害が少ないのは、口座残高を超える損害を受けることがないからです。
なお、海外旅行や海外留学におすすめのデビットカードは以下の記事で詳しく紹介しているので、海外留学用のデビットカードをお探しの方はコチラを参考にしてくださいね。
高校生がデビットカードを持つデメリット
高校生がデビットカードを持つデメリットとして、次の2点が挙げられます。
-
盗難や紛失の際の不正利用リスクがある
-
発行会社の銀行口座が必要
それぞれについて、解説します。
盗難や紛失の際の不正利用リスクがある
高校生がデビットカードを持つデメリットとして、盗難や紛失の際に不正利用されるリスクがあることが挙げられます。
クレジットカードより被害が少ないものの、紛失や盗難に遭ったら、不正利用されるリスクがあります。
高校生の場合、部活や移動教室などで校内で常に貴重品を持ち歩けるわけではないので、注意が必要です。
もし、紛失や盗難などのトラブルに遭ったら、できるだけ早くデビットカードの利用停止手続きを行ってください。
それでも不正利用されてしまったら、原則として補償を受けられますが、不正利用補償の条件が決まっているのでよく確認しましょう。
発行会社の銀行口座が必要
発行会社の銀行口座が必要なのも、高校生がデビットカードを持つデメリットになります。
口座を持っていない銀行でデビットカードを作る場合、新規口座を開設する必要があるからです。
新規口座を開設しない場合、保護者の銀行口座のデビットカード(家族カード)を利用するしかありません。
15歳以上であれば、銀行の新規口座を開設できるため、高校生ならデビットカードを作れます。
ただし、銀行によっては保護者の同意が必要になります。
高校生向けのデビットカードの選び方
高校生向けのデビットカードの選び方として、次の3つのポイントが挙げられます。
-
国際ブランドはvisaがおすすめ
-
年会費、手数料
-
ポイント還元率
それぞれについて、解説します。
国際ブランドはvisaがおすすめ
高校生向けのデビットカードには、国際ブランドのVisaがおすすめです。
国際ブランドのVisaは、世界で一番加盟店が多いからです。
海外旅行や海外留学などでヨーロッパに行くなら、Mastercard(マスターカード)も選択肢に入ります。
マスターカードは、Visaに次いで世界2位のシェアを誇り、ヨーロッパ方面に強いといわれているからです。
一方、Visaはアメリカ方面に強いといわれています。
日本発の国際ブランドであるJCBは、日本人に人気の観光地では使えますが、Visaやマスターカードと比べ加盟店が少ないため、おすすめできません。
年会費、手数料
高校生向けのデビットカードの選び方のポイントとして、年会費、手数料があります。
デビットカードの年会費や手数料には、無料のものや条件付きで無料のもの、有料のものがあるからです。
高校生向けのデビットカードであれば、基本的には年会費無料がおすすめです。
高校生のうちは、余計な出費は避けたほうがいいからです。
キャッシュカード機能が付いているデビットカードについては、ATM手数料をチェックしましょう。
発行銀行のATMから出金する際は、手数料は無料ですが、コンビニATMなどから出金する際は有料であることが多いからです。
ネット銀行の中には、条件付きで無料回数が決まる銀行もあります。
ポイント還元率
ポイント還元率も、高校生向けのデビットカードを選ぶポイントになります。
ポイント還元率が高ければ高いほど、多くのポイントを得ることができ、お得になるからです。
ポイント還元率とは、デビットカードの利用金額に応じて付与されるポイントの割合のことです。
例えば、利用金額が100円につき1ポイントが付与される場合、ポイント還元率は1%になります。
キャンペーンを実施している場合、ポイント還元率はアップします。
用途が決まっているなら、キャンペーンを実施している店舗で買い物すれば、ポイント還元率は高くなります。
高校生におすすめのデビットカードランキング
高校生におすすめのデビットカードランキングを紹介します。
三井住友銀行 Olive
楽天銀行デビットカード
楽天銀行デビットカードは、年会費無料でポイント還元率が1.0%と高めなのが魅力で、100円につき1ポイントが還元されます。
3種類の国際ブランドから選べるため、サブカードとしてもおすすめです。
楽天市場などの楽天グループでデビットカードを使えば、追加で楽天ポイントが受け取れます。
そのため、楽天銀行デビットカードは、高校生を含む学生に向いています。
なお、数少ない欠点は、Apple PayやGoogle Payには対応していないことです。
Sony Bank WALLET
Sony Bank WALLETは、ソニー銀行が発行しているVisaデビット付きキャッシュカードであり、デビットカードとキャシュカードの一体型となっています。
国際ブランドはVisaなので、世界200以上の国や地域の海外ATMから現地通貨の引出しが可能です。
円や米ドル、ユーロなど11種類の通貨に対応しており、海外ATMで外貨口座から現地通貨を引き出せます。
このように外貨預金口座から引き落としされるという珍しい特徴があるため、手数料が抑えられます。
そのため、海外旅行や海外留学に行く際に便利なため、高校生に向いています。
Sony Bank WALLETの専用アプリは、指紋認証や顔認証でログインでき、利用額がグラフで表示されるため、利用状況がわかりやすくなっています。
さらに、デビットカードの利用時には、利用通知を受け取れます。
ゆうちょ銀行デビットカード
ゆうちょ銀行の口座保有率は、全体の16.2%と高いです。
そのため、店舗数やATMが多く、親権者が口座を持っているケースが多くなっています。
作りやすさで選ぶなら、ゆうちょ銀行デビットカード(ゆうちょデビット)は、高校生におすすめです。
しかし、キャッシュバック率が0.25%と低いため、還元率を重視する学生(高校生を含む)は注意が必要です。
三菱UFJデビット
高校生向けのデビットカードとして、三菱UFJ銀行が発行しているデビットカード「三菱UFJデビット」が挙げられます。
Apple Pay(JCBのみ)やGoogle Payなどのスマホ決済に対応しており、さまざまな店舗での決済に使えます。
三菱UFJデビットの特徴として、国際ブランドがVisaとJCBの2種類があり、両者の違いが大きいことが挙げられます。
VisaとJCBでは、スマホ決済や付帯保険に違いがあり、表にまとめると次のようになります。
ただし、キャッシュバック率は0.2%と低いため、お得さよりも便利さを求めている人に向いています。
PayPay銀行 Visaデビットカード
PayPay銀行 Visaデビットカードは、Visaタッチ決済に対応しているので、支払い時に「タッチ決済で」と伝えてカードを決済端末にかざすだけで決済が完了します。
スマホアプリから口座残高や利用明細を確認できるため、便利です。
海外ATMで現地通貨の引出しができますが、ポイント還元率が0.2%と低く、付帯保険もありません。
学生向けデビットカードの作り方
高校生を含む学生向けのデビットカードの作り方の手順は、次のとおりです。
-
口座を開設する
-
公式サイトから申し込む
-
カードが自宅に届く
それぞれについて、解説します。
口座を開設する
デビットカードを利用するには、カードを発行している銀行の口座が必須なので、あらかじめ口座を開設しておきます。
引き落とし先として銀行口座を自由に選ぶことはできず、デビットカードを発行している銀行しか選べません。
例えば、三菱UFJデビットを発行するには、三菱UFJ銀行の普通預金口座が必要です。
公式サイトやスマホアプリからデビットカードを申し込む際、銀行口座を持っているかを問われるので、銀行口座を持っていない場合は「口座開設する」を選択します。
⇒画像を一例として紹介
なお、口座開設もデビットカードの作成と同じく、基本的にはインターネットから手続きが完結します。
公式サイトから申し込む
デビットカードの作成方法は、アプリ、インターネット(公式サイト)、銀行窓口の3つがあります。
アプリやインターネット(公式サイト)なら、店頭に出向く必要はありません。
そもそも、ネット銀行には店舗がないため、デビットカードは店頭で申し込めないケースが多いです。
デビットカードを申し込む手順は、次のとおりです。
-
デビットカードの種類、デザインを選ぶ
-
氏名、住所、暗証番号などの必要事項を入力する
既に銀行口座を持っている場合は、個人情報が登録されているので、入力項目は少なくなります。
ただし、個人情報に変更がある場合は、反映させる必要があります。
カードが自宅に届く
デビットカードへの申込みが完了すると、後日カードが自宅に届きます。
申込みから発行までの日数はデビットカードにより異なり、申込み後最短で2日、長ければ数週間かかります。
デビットカードに審査はありませんが、申込情報に不備があると発行が遅れる可能性があるからです。
デビットカードが手元に届いたら、名前などが間違っていないか確認した後、カード裏面に署名してください。
署名がないと、不正利用されたとしても補償が受けられないからです。
まとめ
本記事では、学生におすすめのデビットカード6選を紹介するとともに、高校生のキャッシュレスデビューに最適なデビットカードを紹介しました
また、高校生がデビットカードを持つメリットについても解説しました。
高校生がデビットカードを持つメリットは、次のとおりです。
-
キャッシュレスで利用明細が把握できる
-
使いすぎ防止
-
多額の現金を持ち歩かなくて済む
-
海外旅行や海外留学に便利
また、高校生がデビットカードを選ぶ際のポイントは、次のとおりです。
-
国際ブランドはvisaがおすすめ
-
年会費、手数料
-
ポイント還元率
学生(高校生を含む)に最もおすすめのデビットカードは、三井住友銀行のOliveです。
三井住友銀行のOliveは、国際ブランドがVisaで年会費が永年無料、ATM手数料も条件を満たせば、コンビニATMが月最大3回まで無料になります。
また、コンビニやチェーンの飲食店を利用して既存サービスと組み合わせれば、ポイント還元率が最大20%になり、学生(高校生を含む)におすすめのデビットカードの条件をすべて満たします。
また、学生(高校生を含む)の場合、今はデビットカードを利用するとしても、将来的にクレジットカードを使うことを視野に入れていると思います。
そのため、デビットモードからクレジットモードに切替えができる三井住友銀行のOliveをおすすめします。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。