三井住友銀行Oliveのデメリットは?三井住友カードとの違いも解説
Olive(オリーブ)は、2023年3月にリリースされた三井住友銀行の金融サービス。
気になっているけれど不安で踏み出せていない方もいるでしょう。
「Oliveに乗り換えて失敗したくない」
「三井住友カード(NL)からの切り替えで損をしないか不安」
本記事ではそんな方に向けて、Oliveのデメリット・メリットを徹底解説。
Oliveは単なるキャッシュカードではありません。
クレジットカードやデビットカード、ポイントカードとしても利用できる非常に便利なサービスです。
一方で、事前に知っておくべき注意点も存在します。
本記事は、Oliveに関するあらゆる疑問を解消できる「完全版」。
迷っている方はぜひ本記事を一読ください。
「そもそもクレジットカード選びで迷っている」という方は、下記記事もおすすめです。
→【2025年最新】クレジットカード究極の1枚はこれ!10代・20代・30代・40代・50代の年代別や年収別などでも紹介
- 三井住友銀行のオリーブは、お金の管理を一つにまとめられるフレキシブルペイ
- 三井住友銀行オリーブのデメリット
- 三井住友銀行オリーブのメリット
- 三井住友銀行オリーブの口コミ
- 三井住友銀行オリーブの一般、ゴールドカード、プラチナリファード比較
- 三井住友銀行オリーブと三井住友カード(NL)の違いは?
- 三井住友カード(NL)から三井住友銀行オリーブへ切り替え・2枚持ちは可能?
- 三井住友銀行オリーブは誰でも申し込める?クレジットモードの審査基準と審査期間
- 三井住友銀行オリーブのクレジットモード審査に落ちる原因と対策
- 三井住友銀行オリーブの申し込み方法
- 三井住友銀行オリーブに申し込む際の注意点4つ
- 三井住友銀行オリーブに関する5つのよくある質問
- まとめ
この記事の監修者
三井住友銀行のオリーブは、お金の管理を一つにまとめられるフレキシブルペイ
Oliveとは、三井住友銀行と三井住友カードが2023年3月に提供を開始したモバイル総合金融サービス。
各社のID・パスワードを共通ID「SMBC ID」にまとめること可能。
そうすることで、SMBCグループのサービスを1つのアプリで管理・利用できるようになりました。
Oliveユーザーは三井住友銀行の手数料が優遇され、選べる特典などのサービスも利用できます。
また、以下の機能が集約されたマルチナンバーレスカードの発行が可能。
そのため、複数枚のカードを持ち歩くことなく、1枚のカードを便利に使い分けられます。
-
キャッシュカード
-
デビットカード
-
クレジットカード
-
ポイントカード
以下の情報も1つのアプリで一元管理できるため、複数のアプリを探してログインする手間が省けて便利です。
-
銀行口座の入出金明細
-
カード番号
-
クレジットカード・デビットカードの利用可能額
-
クレジットカード・デビットカードの利用明細
-
Vポイント残高
-
SBI証券の資産残高
三井住友銀行オリーブのデメリット
多くのメリットがある三井住友のOliveですが、以下の注意点も把握しておく必要があります。
以前は家族カードが発行できない点がデメリットでした。
しかし、2024年4月16日以降は家族カードの発行が可能に。
「家族ポイント」は本会員が家族を登録すると対象店舗利用時に最大+5%のVポイントが付与。
登録した家族間でポイントを分配できます。
ただし、家族カードの利用分には家族ポイントは適用されないため、注意が必要。
家族ポイントを重視する場合は、家族がそれぞれ本会員としてOliveを契約する選択肢も検討してください。
SMBCの口座開設が必須
Oliveアカウントは、三井住友銀行の口座を開設することが前提です。
さらに、Oliveフレキシブルペイの引き落とし口座もOliveアカウントで開設した三井住友銀行の口座に限定。
すでに他の口座をメイン口座としている場合は、新規口座開設や引き落としに備えて預金残高の管理が必要。
手間はかかってしまうため、デメリットとも言えるでしょう。
国際ブランドはVisa固定
Oliveフレキシブルペイでカードに付帯する国際ブランドは、Visa固定です。
MastercardやJCBなどの国際ブランドは選べません。
支払モードを切り替えるフレキシブルペイの仕組みはVisaが開発したものだからです。
国際ブランドとしてVisaは世界シェア1位。
日本はもちろん海外でも利用できる店舗は多いため、Visaで困ることはほとんどないでしょう。
欧州での利用予定があるなどMasterCardを選びたい方は、三井住友カード(NL)の申込みも検討してみましょう。
未利用口座は管理手数料が発生
Oliveアカウントで開設する口座は、2年以上一度も入出金がない場合、注意が必要。
上記のケースだと年間1,100円(税込)の手数料(デジタル未利用手数料)が発生する場合があります。
ただし、以下の条件を1つでも満たせば手数料は発生しません。
-
2021年3月31日以前に開設した場合
-
残高が1万円以上ある場合
-
Web通帳を選択し、SMBCダイレクトのワンタイムパスワードを有効化またはSMBCセーフティパスを登録している
-
口座保有者が18歳未満または75歳以上である
-
同一支店内に定期預金・財形預金・外貨預金・投資信託保護預り口座・証券仲介口座・公共債保護預り口座等がある場合
-
借入がある場合
手数料の負担は簡単なことで避けられます。
例えば、下記のようなものです。
- 残高1万円以上をキープする
- SMBCセーフティパスを登録する
- 外貨預金口座を開設しておく
入会特典を目的にとりあえず申し込み、継続して利用するしようとしている人はよく確認しておきましょう。
手数料請求時点で残高1,100円未満の場合、解約となることもあるため注意が必要です。
スマホアプリにキャッシュカード機能がない
Oliveのスマホアプリにはキャッシュ機能がついていないです。
そのため、スマホアプリを使ってATMで現金の出し入れができません。
「急遽現金が必要になったけれど、Oliveカードをうっかり家に忘れてしまった」
そんなときに、スマホで手軽にATMで現金を引き出せないのは少し不便です。
Oliveのデメリットが気になって他のデビットカードを探したい方もいますよね。
そんな方は、以下のデビットカードのおすすめ記事をチェックしてください。
三井住友銀行オリーブのメリット
Oliveには多くのメリットがありますが、特筆すべきものは以下の5点です。
入会キャンペーンが充実
Oliveは、三井住友フィナンシャルグループが、第1の事業戦略の軸として掲げる注力事業。
入会キャンペーンも充実しています。
新規で一般ランクを契約する方は、以下の条件を達成するだけで4,100円相当の特典をもらえます。
-
1万円以上の入金で1,000円相当
-
スマホのVisaタッチ決済で3,000円相当
-
SBI証券デビューで100円相当
SBI証券のクレカ積立の金額や取引状況によっては、さらに多くの特典を獲得することも可能です。
対象店舗やポイントアッププログラムで還元率が最大20%
Oliveアカウントを開設すると、ポイント還元率が、最大20%になります。
Oliveフレキシブルペイ(クレジットモード)を含む三井住友カードを対象店舗で利用することが条件です。
対象店舗は以下のとおりです。
また、最大20%の内訳は以下のとおりです。
Vポイントアッププログラムには、Oliveアカウント限定のポイントアップ条件が設定されています。
詳細は以下の通り。
Oliveアカウントでなければポイント還元率は最大16%。
Oliveアカウントであれば最大20%を目指せる仕組みです。
Oliveユーザーなら、以下のように比較的簡単にポイント還元率9.5%を目指せます。
-
基本還元率0.5%
-
スマホでのタッチ決済+6.5%
-
アプリログイン+1%
-
選べる特典+1%(2つ選択で+2%)
-
外貨預金取引1回以上+0.5%
プラチナプリファードと申込月の翌月は2つまで選択可能。
選べる特典で「Vポイントアッププログラム」を2つ選択すると10.5%です。
払込手数料など各種手数料無料
Oliveアカウントには、無条件かつ選択不要で適用される手数料無料特典(基本特典)があります。
-
SMBCダイレクトの他行あて振込手数料が月3回まで無料
-
三井住友銀行本支店ATMと三菱UFJ銀行の店舗外ATMがいつでも手数料無料
-
定額自動入金手数料が無料
-
定額自動送金手数料が無料
月3回の振込手数料無料特典を有効利用するために、「ことら送金」の利用がおすすめです。
1回あたり10万円以下のお金を個人あてに送金する場合は、送金手数料が無料で利用できます。
Oliveアカウントを開設することで、振込やATMを通じたお金の出し入れをしやすくなるでしょう。
出典:三井住友銀行公式サイト「ことら送金 : 三井住友銀行」
4つの選べる特典
Oliveアカウントには、手数料無料に特化した基本特典のほかにも、以下4つの選べる特典が提供されています。
コンビニATMは時間内(平日8:45~18:00)は220円。
時間外は330円の手数料が1回無料に。
なお、フリーランスや自営業者など実際には給与・年金の受取がない方でもチャンスはあります。
それは、以下の条件を満たすと「給与・年金受取特典」の対象*です。
-
前月~当月に定額自動入金で1回3万円以上の入金がある(当月に適用)
-
2ヶ月連続で1回3万円以上の被振込がある(2ヶ月目に適用)
特典は月初3営業日から月末までに三井住友銀行アプリで選択可能。
月末までの対象店舗利用状況に応じて賢く選ぶこともできます。
たとえば、基本は「給与・年金受取特典(200ポイント)」を選択。
月末までに対象店舗を2万円以上利用した月は特典を変更することができます。
上記ケースでは、「Vポイントアッププログラム」(200ポイント以上)を選ぶのが良いでしょう。
SBI証券での投資積み立てでポイント還元
SBI証券の「三井住友カードつみたて投資」を利用するためには以下の作業が必要。
Oliveアカウントを開設してクレジットモードの審査に通過すること。
「三井住友カードつみたて投資」とは、Oliveフレキシブルペイを含む三井住友カードのこと。
毎月100円~10万円の範囲内で投資信託を積立購入できるサービスです。
Oliveフレキシブルペイで三井住友カードつみたて投資を利用する際のポイント還元率は、以下のとおり。
プラチナプリファード以外は、2年目以降、前年利用額が10万円未満だとポイント還元の対象外となります。
注意してください。
OliveフレキシブルペイでSBI証券を利用すると、お得に資産形成できます。
なぜなら新NISA積立投資枠の全額(年間120万円)がポイント還元の対象となるから。
残高100万円以上で対象店舗のポイント還元率が+0.5%。
残高200万円以上ならさらにポイント還元率が+0.5%となるのも魅力です。
三井住友銀行オリーブの口コミ
Oliveの悪い口コミ
決済の安定性や手間がかかるといった点を、デメリットと感じる方が多いようです。
Oliveでは支払モードを切り替えられるのがメリット。
反面、アプリで支払モードへの切り替え手間があります。
また、三井住友銀行の本支店がない地域のユーザーは三井住友銀行を使う機会が少ないでしょう。
引き落としのための資金移動の手間がかかることも事実です。
支払モードの切り替えや三井住友銀行への資金移動を手間に感じる方は、慎重に検討する方が無難。
三井住友銀行はことら送金に対応しているため、多くの都市銀行や地方銀行から簡単に資金移動ができます。
Oliveの良い口コミ
Oliveに関する口コミを調査すると、以下の項目について高く評価されていました。
- 対象店舗でのポイント還元率の高さ
- 三井住友カードつみたて投資でのポイント還元
たまったポイントをSBI証券で投資に利用する方もいるようです。
特に目立っていたのはゴールドランク。
年間100万円利用して1万ポイントを獲得したユーザーの口コミでした。
年間100万円の利用で年会費がずっと無料になるOliveフレキシブルペイゴールドが人気です。
三井住友銀行オリーブの一般、ゴールドカード、プラチナリファード比較
Oliveは、一般・ゴールド・プラチナプリファードの3ランクがあります。
申し込む際にランクを選ばなければなりません。
ランクを変更する際は、カード番号も切り替わるので慎重に選ぶ必要があります。
年会費やSBI証券での積立投資還元率、付帯保険などを以下の表にまとめました。
ぜひ参考にして最適なランクを選んでください。
初年度だけでも年間100万円以上の利用ができる方は、年会費が永年無料に。
そのため一般よりもゴールドがおすすめです。
年間300万円以上利用する方は、プラチナプリファードをおすすめします。
三井住友銀行オリーブと三井住友カード(NL)の違いは?
Oliveフレキシブルペイ(一般)と三井住友カード(NL)の基本スペックは以下です。
Oliveフレキシブルペイ(一般)と三井住友カード(NL)の違いは、以下の点です。
-
三井住友カード(NL)はクレジットカードのみだが、Oliveフレキシブルペイはキャッシュカード機能があるほかデビット・ポイント払いモードなどを使える
-
OliveフレキシブルペイはVisaのみだが、三井住友カード(NL)はMastercardを選べる
-
三井住友カードは支払口座が自由だが、Oliveフレキシブルペイは三井住友銀行のみ
-
Oliveの基本特典や選べる特典はOliveフレキシブルペイのみで、最大ポイント還元率が高い
あらゆるカードを1枚に集約でき、基本特典・選べる特典も受けられる点でOliveフレキシブルペイが優秀。
ただし、国際ブランドはVisa、支払口座は三井住友銀行に限定されます。
Mastercardや三井住友銀行以外の口座での支払いを重視するなら三井住友カード(NL)。
特にこだわりがなければOliveフレキシブルペイがおすすめです。
三井住友カード(NL)から三井住友銀行オリーブへ切り替え・2枚持ちは可能?
すでに三井住友カード(NL)を保有している方でも、Oliveフレキシブルペイを新たに申し込むことは可能。
現在の三井住友カードをそのままOliveに切り替えることはできません。
しかし、両方のカードを併用(2枚持ち)することはできます。
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、それぞれが独立したカード。
別のクレジット番号が割り当てられ、利用実績や年会費の算定条件も個別に管理されます。
両方を同時に利用することで、それぞれのメリットを活かすことができるでしょう。
両カードは同一のSMBC ID・Vpassアプリで一括管理が可能。
そのため、2枚持ちであっても日常的な使い勝手に大きな負担はありません。
2枚持ちのメリットは使い分けと特典の最大化
「Oliveフレキシブルペイ」と「三井住友カード(NL)」を2枚持ちすることのメリットを紹介します。
特にOliveゴールドと三井住友カードゴールド(NL)の2枚持ちはメリット大。
それぞれ年間100万円ずつ利用することで、合計2万ポイントを獲得することも可能です。
Oliveはデビット・クレジットを切り替えられるという利便性があります。
しかし、下記のような制約も。
- 国際ブランドがVisaに限定されている点
- 引き落とし口座が三井住友銀行に限定される点
既存の三井住友カード(NL)に、Oliveを新たに申し込む2枚持ちの方が、柔軟に活用できるでしょう。
また、旅行傷害保険やショッピング補償についても、両カードに付帯する特典を併用することが可能です。
三井住友銀行オリーブは誰でも申し込める?クレジットモードの審査基準と審査期間
Oliveへの申込みは、0歳以上であれば可能です。
クレジットモードは、18歳以上(高校生を除く)でなければ、申し込みができません。
高校生を含む18歳未満の方には、クレジットモードのないマルチナンバーレスカードが発行されます。
クレジットモードの審査基準
クレジットモードの審査は一般的なクレジットカードと同様。
申し込み者の属性情報と信用情報に基づいて行われます。
属性情報とは、申し込み者の家族や勤務先に関する情報です。
家族構成、居住年数、勤務先、勤務年数、年収などがあります。
信用情報は、クレジットカードやローンなどの情報です。
支払い遅延などのトラブルの有無、支払状況、借入金額、借入件数などが審査されます。
クレジットモードの審査を通らなかった場合でも、デビットカードとして利用できます。
クレジットモードの審査期間
通常、クレジットモードの審査は、審査開始から1~2営業日ほどで完了します。
審査を開始するタイミングは、申し込み時の状況により異なるので、注意が必要です。
申し込みが完了後すぐに審査が始まるのは以下のケース。
- すでに三井住友銀行の口座を持っており、Oliveアカウントに切り替えた場合
- Oliveフレキシブルペイにクレジットモードを追加する場合
新規口座を開設した場合もありますよね。
その際は、三井住友銀行アプリでデビットモードの利用開始手続きが完了するまで審査は始まりません。
三井住友銀行オリーブのクレジットモード審査に落ちる原因と対策
Oliveのクレジットモードの審査に落ちる原因はさまざまです。
審査に落ちる主な原因と対策をまとめました。
クレジットカードなどの利用履歴に傷がついている
信用情報機関の利用履歴に傷がつくのは下記のような場合です。
- クレジットカードやローンの支払いに遅延がある場合
- 短期間に複数の金融機関にクレジットカードの新規発行を申請した場合
クレジットカード発行の審査では、信用情報機関の情報を参考にします。
利用履歴に傷があるとクレジットカードを発行できなくなることもあるんです。
信用情報機関の利用履歴の傷は、ずっと保持されるわけではありません。
審査をスムーズにクリアするために、支払期限は必ず守るようにしましょう。
安定した収入がない
毎月の収入額に大きな差があったり、極端に低かったりすると、支払い能力がないとみなされることも。
審査に通るためには、安定した収入が必要です。
雇用形態は正社員に限りません。
アルバイトやパート、派遣でも安定した月収を確保できれば、審査を通過する可能性が高くなります。
申し込み情報に虚偽がある
申し込み情報に虚偽があった場合、審査に落ちてしまいます。
例えば次のようなケース。
- 住所や電話番号などを書き間違えてしまった場合
- 年収を適当に書いてしまった場合
特に、勤務先情報や年収、勤続年数などが虚偽判定されてしまうと、信用情報にも虚偽申し込みと記録。
必ず正確な情報を申請するようにしましょう。
三井住友銀行オリーブの申し込み方法
三井住友Oliveの申し込み方法を紹介します。
新規申し込み方法
すでに三井住友銀行に口座を保有している方ではなく、新たに三井住友銀行でOliveを申し込む方が対象です。
実際には規約等への同意もありますが、手順は大まかに次のとおりです。
-
三井住友銀行アプリをダウンロードして「Oliveアカウントを申し込む」ボタンから申し込む
-
メールアドレスとパスワードの設定し、SMBC IDを登録する
-
本人確認書類と顔写真を撮影して本人確認をする
-
一般・ゴールド・プラチナプリファードからアカウントランクを選択する
-
デザイン、支店・口座番号の印字の有無を選択する
-
氏名や住所などの個人情報を入力する
-
勤務先や年収などの情報を入力する
-
暗証番号を設定して申し込む
-
SMS認証を完了する
-
問い合わせ番号を控えて口座開設手続完了メールを待つ
口座開設手続きが完了すると、アプリより銀行口座の店番号と口座番号、カード情報などがわかります。
ワンタイムパスワードの有効化手続きも進めましょう。
クレジットモードの審査も実施され、結果は三井住友銀行アプリの画面とメールで通知されます。
申込み完了後、マルチナンバーレスカードは約1週間後に郵送で届きます。
三井住友銀行オリーブに申し込む際の注意点4つ
三井住友銀行の口座と三井住友カードゴールド(NL)をすでに持っている方は、注意が必要です。
それぞれ2つずつ紹介していきますね。
①オリーブへ切り替えると紙の通帳が使えない
1つめの注意点は、Oliveアカウントへ切り替えると、紙の通帳は使えなくなります。
「Web通帳(デジタル通帳)」のみでの管理となるからです。
これまで紙の通帳で入出金を確認していた人にとっては、少し不便に感じるかもしれません。
ただし、Web通帳にも便利なメリットがあります。
- スマートフォンやパソコンから、いつでも残高や取引履歴を確認できる
- 通帳の紛失や盗難のリスクがなくなる
- メモ欄を使って、取引ごとにメモを残せる
紙通帳に慣れている方でも、使い方に慣れれば便利に感じられるでしょう。
②クレジットカード機能の一時利用停止や変更手続きが必要
2つ目の注意点は、SMBCカードを持っている場合、切り替え前に解約手続きが必要。
Oliveフレキシブルペイの新しいカードが届くまでキャッシュカードは使えます。
しかし、クレジットカード機能は退会手続き後すぐに停止されます。
また、新しいOlieveカードには、旧SMBCカードの番号は引き継がれません。
そのため、旧カードで支払っていた携帯代や公共料金などの変更手続きが必要。
切り替え後に自動で引き継がれない点は、不便に感じる場合もあるでしょう。
➂オリーブに切り替えの際に年間利用額は引き継がれない
三井住友カードゴールド(NL)は、年間100万円以上利用で年会費が永年無料になります。
これはOliveフレキシブルペイゴールドでも同じ。
しかし、三井住友カードゴールド(NL)の保有者がOliveフレキシブルペイゴールドに申し込んだとします。
その場合年間利用額は引き継がれません。
まったく別のカードとして年間利用額は計算される点は、申し込み前に把握しましょう。
Oliveへの切り替えを検討中の方は、三井住友銀行公式サイト(Oliveアカウント切替診断)をチェック。
④三井住友カードゴールド(NL)からOliveフレキシブルペイゴールドへ切替えできない
三井住友カードゴールド(NL)からOliveフレキシブルペイゴールドへ切替えできません。
そのため、新規で申し込み後、お持ちのカードが不要な場合は退会(解約)のお手続きが必要。
カード解約をした際は、たまっていたポイントは失効となります。
ただし、ID連携をしている場合は、引き続きVポイントサイトなどで利用可能。
Oliveゴールドと三井住友カードゴールド(NL)の比較を動画で解説!
Oliveゴールドと三井住友カードゴールド(NL)のどちらがお得なのかは本記事の監修者の「マネーOLせっちゃん」のチャンネルで詳しく解説しています。
三井住友カードゴールドからの切替えや2枚持ちを検討の方は是非参考にしてくださいね。
三井住友銀行オリーブに関する5つのよくある質問
三井住友銀行のオリーブについて、多くの方から寄せられる疑問をまとめました。
カードの切り替えや海外利用、年会費など、気になるポイントを確認しておきましょう。
Q1. 三井住友カード(NL)をオリーブに切り替えできますか?
残念ながら、三井住友カード(NL)からオリーブへ直接切り替えることはできません。
オリーブが欲しい場合は、改めて申し込む必要があります。
ただし、2つのカードを同時に持つことは問題なく、特典や年会費の条件はそれぞれ別々に適用されます。
Q2.オリーブは海外で利用できますか?
OliveはVisaブランドのカードのため、世界2000以上の国や地域にあるVisa加盟店で利用が可能です。
また、デビットモードを選択すれば、VisaまたはPlusマークがある海外ATMから現地通貨を引き出すこともできます。
海外旅行や出張の際にも便利です。
Q3.オリーブの年会費は?
Olive(一般カード)なら、クレジットモードでもデビットモードでも年会費はかかりません。
ただし、2年間使わないままだと年1,100円(税込)のデジタル未利用手数料が発生することも。
ゴールドやプラチナプリファードなどの上位カードは年会費が必要。
しかし、利用額次第で無料になったり、ポイント特典がもらえたりします。
Q4.オリーブを利用するメリットは何ですか?
A.Oliveでは、銀行口座・クレジットカード・デビット・ポイント払いの機能を1枚のカードにまとめられます。
また、振込やATMの手数料優遇・Vポイント還元など、お得な特典も備わっています。
日常の買い物や支払いをこの1枚で管理するだけで効率よくポイントが貯まるメリットがあります。
Q5.オリーブのゴールドカードの特徴は?
A.Oliveゴールドランクでは、年会費が5,500円です。
しかし、年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料となる特典があります。
さらに、年間100万円利用で10,000ポイントが付与。
特典が通常ランクを上回っています。
まとめ
Oliveは、キャッシュカード・デビットカード・クレジットカード・ポイントカードなどの決済機能を1枚のカードに統合できます。
対象店舗の還元率が最大20%と高いため、コンビニや飲食チェーン店の利用が多い人におすすめです。
また、SBI証券口座との連携でポイント還元率がアップするなど、資産形成にもおすすめできるサービスといえます。
ぜひ本記事を参考に、Oliveを使いこなしましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。