デビットカードのおすすめ15選!ポイント還元率最強のカードや使い勝手の良いカードを紹介
デビットカードは、利用した金額分だけすぐに銀行口座から引き落とされるカードです。クレジットカードと違って、お金の動きを即座に把握できるうえに、口座の残高以上は利用できないため、使いすぎなどを防ぐことができるメリットがあります。
そんなデビットカードですが、発行元やカードの種類によって利便性・ポイント還元率・海外での使い勝手などが異なります。
キャッシュレスで決済したい、お得に買い物したい、海外留学したいなど目的に応じて最強のデビットカード選びましょう。
この記事では、最強のデビットカードの選び方やおすすめのデビットカード15選、クレジットカードやプリペイドカード比較したメリット・デメリットまで紹介します。デビットカード選びに悩んでいる方は参考にしてください。
- デビットカードとは?基礎知識と選び方
- デビットカードを選ぶたった3つのポイント
- デビットカードおすすめ人気ランキングTOP15
- デビットカード使い勝手が良い人気ランキングTOP5
- デビットカードのおすすめランキング5選【還元率】
- デビットカードのおすすめランキング5選【海外での使い勝手】
- デビットカードを利用する5つのメリット
- デビットカードを利用する5つのデメリット
- デビットカードの作り方【3ステップ】
- デビットカードの危険性について
- まとめ
デビットカードとは?基礎知識と選び方
デビットカードとは、利用した金額分だけすぐに銀行口座から引き落とされるカードです。
いわゆる「キャッシュレス」のひとつですが、クレジットカードやプリペイドカードとは仕組みが異なります。
まずは、デビットカードとクレジットカードやの違いを解説します。
Jデビットとブランドデビットの違い
一言でデビットカードといっても、大きく2種類のタイプに分けられます。
どちらかというと「ブランドデビット」のほうが主流です。
Jデビット(J-Debit)は特定の加盟店でしか利用できません。利用範囲が狭く、ネットショップでの買い物や海外ATMでの引き出しができず、クレジットカード等と比べても不便を感じてしまう場面が多いでしょう。
一方、ブランドデビットはVisa・Mastercard・JCBなど主要な国際ブランド加盟店であれば、世界中どこでも利用可能です。加盟店については、Visa・Mastercardでは全世界で8,000万店舗、JCBでも3,900万店舗あるため、安心して使うことができます。
当記事でも、ブランドデビットカードをメインに紹介しています。
クレジットカードやプリペイドカードとの違い
デビットカードは、同じキャッシュレス手段であるクレジットカード・プリペイドカードとは次のような点で異なります。
デビットカードは一括払いのみです。
プリペイドカードとは違って事前チャージが必要ない代わりに、クレジットカードのように後払いや分割・リボ払いはできません。
口座の残高がそのまま利用限度額になります。
一方で、デビットカードでもクレジットカードと同じようにポイント還元・キャッシュバックを受けられます。
近年では高還元のデビットカードも増えてきており、プリペイドカードよりも明確にお得です。
加えて、クレジットカードと違って与信審査の必要はなし。
学生や信用情報に問題のある人でも作成できます。
具体的には、15〜16歳から申し込みできます。
なので、クレジットカードが使えない高校生などは貴重なキャッシュレス手段となるでしょう。
デビットカードがおすすめしないと言われる理由
デビットカードがおすすめしないとよく言われる理由は、次のとおりです。
- 利便性が低い
- お得感が少ない
- ポイント還元率が低い
デビットカードは、クレジットカードと違って後払いができず、現時点で預金残高がなければ支払いに使えません。さらに、支払方法は一括払いだけなので、クレジットカードと比べて不便に感じるケースもあるでしょう。
とはいえ、後払いだと支払いができず信用に響いてしまうリスクもあります。分割払いやリボ払いについても高額な手数料がかかるので、日常的には一括払いを選択する方がほとんどであり、使えなくてもさほど不便は感じません。
また、デビットカードはクレジットカードよりも付帯サービスが少ないため、お得感が薄いと感じられがちです。ポイント還元率もクレジットカードより低い傾向にあると説明しているサイトも少なくありません。
しかし、実際にはポイント還元率はクレジットカードに負けない水準のものが増えてきています。特典についても、年会費有料のカードであればある程度充実しているため、大きな差はないと考えてよいでしょう。
デビットカードを選ぶたった3つのポイント
デビットカードを選ぶ際に重要なポイントを3つだけに絞って解説します。
細かいサービス内容やポイント還元率などはデビットカードの中でも異なります。
当記事で紹介しているおすすめのデビットカードは上記3つを軸に選定しています。手っ取り早くおすすめを知りたい方は、以下のリンク先を参考にしてください。
ポイント①:普段使いしやすいか
デビットカードを選ぶうえで、まずは使いやすいかどうかが大切です。
いくらポイント還元率が高いカードでも、利便性が低いと結果的に使えなくなります。
スマホ決済があれば、カードを持ち歩かなくてもスマホでサクサク決済が可能。
なので、さらにキャッシュレス生活が捗るでしょう。
使える国際ブランド
デビットカードで使える国際ブランドは、主に次の3種類があります。
- Visa
- Mastercard
- JCB
特別な理由がない限り、VisaかMastercardを選びましょう。イプソス社のキャッシュレス大規模調査によると、国際ブランドのシェアはVisaが約半数を占め、次いでMastercardが約30%のシェアを占めています。
JCBは唯一国内初の国際ブランドです。国内なら不便は感じませんが、海外旅行や留学などの場面では使えないケースもあるでしょう。
ただし、ハワイではJCBカードの保有者のみ使えるバスがあるため、旅行先のことをよく調べてから国際ブランドを選ぶほうが得策です。
なお、カードにより選べる国際ブランドは異なります。
どの国際ブランドを使いたいか考えておいたうえで、デビットカードの候補を絞り込むとよいでしょう。
Apple PayやGooglePayへの対応
Apple Pay、Google Payなどのスマホ決済への対応状況も重要です。
スマホ決済とは、スマホにデビットカードを登録するだけで使える決済方法のこと。
店舗ではスマホを決済端末にかざすだけで支払いができます。
なので、スマホ決済対応のデビットカードなら持ち歩く必要すらありません。
スマホ決済を使うには、まずデビットカード情報をスマホに登録します。
店員に「Apple Payで」などと伝えたのち、パスコードを入力、または指紋・顔認証をしてスマホを端末にタッチするだけです。
参考までに、デビットカードごとのApple Pay・GooglePayへの対応状況をまとめました。
Apple PayとGooglePayのどちらにも対応してないデビットカードも多々あります。
キャッシュレス重視なら、ご自身が使っているスマホを考慮してデビットカードを選びましょう。
ポイント②:ポイント還元率が高いか
デビットカードにはポイント還元やキャッシュバックがあります。
クレジットカードとは違い、ポイント還元率アップの機会は多くありません。
なのでお得なデビットカードを選ぶなら「通常ポイント還元率・キャッシュバック率」で選ぶのがおすすめ。
参考までに、還元率の高いデビットカードを表で比較しました。
注意点として、還元率が高いカードは、使い勝手が劣るケースもあります。
例えば、スマホ決済に非対応だったり付帯サービスが充実していなかったりするカードも少なくありません。
ポイント還元率と使い勝手は基本的に表裏一体だと考えておきましょう。
年会費のかかる場合は損益分岐点を考える
デビットカードは基本的に年会費無料で発行できます。
しかし、なかにはポイント還元率が高い代わりに年会費がかかるカードもあります。
年会費のかかるデビットカードを使うなら、損をしないかどうかも考えておきましょう。
具体的には損益分岐点、つまりいくら使えば元を取れるか考えることが大切です。
一例として、当記事で紹介している年会費有料のデビットカードの損益分岐点を比較してみました。
付帯サービスをうまく活用すれば、もっと簡単に元を取れることもあるでしょう。
例えば、楽天ゴールドデビットカードなら年会費数万円相当の「プライオリティ・パス」が付帯しています。
なので、海外旅行などで空港ラウンジを使う方なら元を取れます。
反対に、デビットカードでの支払いをあまり使わないなら年会費無料のカードを選ぶのが無難です。
ポイント③:海外での使い勝手がいいか
海外での使い勝手も大切です。
デビットカードを利用すれば、海外ATMでお金を引き出せます。
ただし、お金を引き出す際に発生する「海外事務手数料」はデビットカード異なります。
しっかりと比較しておきましょう。
デビットカードを利用すれば、海外ATMでお金を引き出せます。
ただし、お金を引き出す際に発生する「海外事務手数料」はデビットカードによって異なるため、比較しておきましょう。
加えて、デビットカードによっては「海外旅行傷害保険」が付帯しているケースもあります。
旅行先で怪我をしたり病気になったりした際に補償を受けられます。
海外は医療費が高額になるケースも。
心配なら付帯保険の厚いデビットカードを選ぶのもひとつの手です。
デビットカードおすすめ人気ランキングTOP15
デビットカードのTOP15ランキングは「普段使いのしやすさ」「還元率」「海外での使いやすさ」などを総合評価してランキング化しました。
「年会費」「還元率」「国際ブランド」「主な特徴」の項目をまとめています。
デビットカードTOP15について、それぞれの詳細をお伝えします。
①ソニー銀行 Sony Bank WALLET
ソニー銀行 Sony Bank WALLETは、海外でもっともおすすめのデビットカードです。
世界200以上の国と地域で「VISA」または「PLUS」のあるATMから現地通貨を引き出すことが可能。
海外ATM利用手数料も比較的低く設定されています。
還元率が最大2.0%と高く、他のデビットカードよりもお得。
利便性も高く専用アプリは、指紋・顔認証でログイン可能です。
アプリ内では、利用額がグラフで表示されてわかりやすいほか、カードの利用通知を受け取れます。
②三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイ
三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイは、普段使いから海外旅行まで幅広く利用できる便利なカードです。
通常のポイント還元率は0.5%ですが...
特定の条件を満たすことで最大20%まで還元率を引き上げ可能。
Vポイントアッププログラムを活用すれば、飲食店・コンビニなどの対象店舗で還元率最大19倍です。
Apple Pay、Googleペイの両方に対応しており、スマホタッチだけで決済できます。
海外旅行保険が付帯されており、旅行に関する費用を事前に支払うことで保険が適用されます。
③楽天銀行
楽天銀行デビットカード、通常ポイント還元率が1.0%と高めなのが魅力。
100円につき1ポイント獲得できます。
特にポイント還元率アップの条件はありません。
普段使いから海外旅行まで、さまざまなシーンで活用できる魅力的なカードです。
さらに、国際ブランドは3種類から好みに合わせて選べるのも魅力のひとつ。
サブカードとしても適しているでしょう。
なお、楽天グループでは追加で楽天ポイントを受け取れるので、関連サービスを利用するならお得です。
各種サービスはデビットカードでも支払いできます。
④PayPay銀行
PayPay銀行デビットカードは、PayPayを利用する人にとって非常に魅力的なカードです。
PayPay加盟店で手軽に利用可能。
国際ブランドVisaのタッチ決済に対応しており、デビットカードを決済端末にかざすだけで支払いが完了します。
キャッシュカード一体型なのも便利なポイントです。
利用にはPayPay銀行口座が必須ですが...
一度登録すれば限度額や残高、カード利用停止などの管理をすべてスマホアプリから行えます。
さらに、海外でも「Visa」「Plus」マークのある海外ATMから現地通貨を引き出し可能です。
ただし、還元率は0.2%と低めで、さらに旅行保険なども付帯していません。
ポイント還元や補償では他社カードよりも一歩劣る印象です。
⑤住信SBIネット銀行 プラチナデビットカード
住信SBIネット銀行のプラチナデビットカード最大の特徴は旅行保険の手厚さです。
年会費は11,000円(税込)と高額ですが、最高1億円の国内外旅行保険が付帯しています。
家族も一部対象になるので家族旅行でも安心。
還元率は1.0%と比較的高いです。
Apple PayやGoogle Payに対応しているため、スマートフォンを使ったキャッシュレス決済できます。
年会費が発生するので、その点は考慮しましょう。
⑥三菱UFJデビット
三菱UFJデビット最大の特徴は即日発行できること。
アプリから申し込みすれば最短3分でデビットカードが発行されます。
すぐカード番号が届くので、ネットショップなどに利用可能。
VisaおよびJCBの国際ブランドに対応しています。
国内外の多くの店舗やオンラインショップで利用可能です。
また、タッチ決済やスマホ決済にも対応しており、キャッシュレスでの買い物が簡単。
Apple Pay・GooglePayにも対応しているので、申込直後からさまざまな店舗で決済に使えるでしょう。
また、最高3,000万円の旅行保険が付帯しています。
さらに、海外でも気になったことを尋ねられるJCBプラザなどサポートも充実しています。
国内最大級の銀行グループである三菱UFJ銀行が発行するデビットカードなので、安定性と信頼性が高いです。
⑦GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行 デビット付キャッシュカード最大の特徴は最大1.2%のキャッシュバック。
ポイントではなく現金で還元されるため、使い勝手が良くポイント失効のリスクもありません。
VisaおよびMastercardブランドであるため、世界中の加盟店で利用可能。
海外ATMから現地通貨を引き出すこともできるため、旅行や出張時にも便利です。
海外利用時には3.08%の事務手数料がかかります。
GMOあおぞらネット銀行のデビット付キャッシュカードは、高い還元率と即時引き落としによる家計管理のしやすさが魅力です。
海外でも広く利用可能であるため、旅行や出張時にも便利ですが、手数料には注意が必要です。
⑧GMOあおぞらネット銀行 プラチナデビット
GMOあおぞらネット銀行 プラチナデビットは、利用金額の1.2%が現金で還元されます。
GMOあおぞらネット銀行は、カスタマーステージに応じてキャッシュバック率、振込やATM手数料が変わります。
プラチナデビットの契約者なら無条件で最高ランクになるのが魅力的。
ATM出金手数料や他行宛て振込手数料が月20回まで無料になります。
ヘビーユーザーほど恩恵を受けやすいです。
多くの店舗で利用できるタッチ決済に対応しており、スムーズな支払いが可能。
海外利用時には3.08%の事務手数料がかかります。
これは他のデビットカードと同様の水準です。
⑨セブン銀行デビット付キャッシュカード
セブン銀行デビット付キャッシュカード最大の特徴は、セブン&アイグループ店舗の利用でnanacoポイントが貯まりやすいこと。
nanacoとの連携しやすく、ポイントの管理や利用が簡単です。
タッチ決済に対応しており、スムーズな支払いが可能です。
JCBは海外で使える場所が限定されているため、利用できないこともあります。
旅行保険やショッピング保険は付帯していません。
➉ソニー銀行 Sony Bank WALLET ANAマイレージクラブ
ソニー銀行 Sony Bank WALLET ANAマイレージクラブは、ANAマイルが貯まるため旅行好きの方におすすめ。
利用金額に応じてANAマイルが貯まり、特典航空券や商品と交換できます。
マイルは、ホテルやレンタカーの予約などにも使えます。
世界中のVisa加盟店で利用可能で、海外旅行でも安心です。
海外ATM手数料無料の特典もあります。
ソニー銀行のネットバンキングと連携しており、残高照会や入出金も簡単。
タッチ決済に対応していない、ポイント還元率が低い点などはデメリットです。
⑪りそなデビットカード
りそなデビットカードは学生でも15歳から申し込みできて、デビットカードなのでもちろん審査はありません。親子で作成したい場合にも向いているでしょう。
加えて、25歳未満ならりそなグループのATM手数料がかからないので、気軽に入出金ができます。りそなグループの銀行は次の3つです。
ゆうちょ銀行 mijica
イオン銀行
じぶん銀行
Wise
デビットカード使い勝手が良い人気ランキングTOP5
ここからは使い勝手が良いデビットカードTOP5を紹介します。
デビットカードを選ぶなら、まず使い勝手が大切です。
特に、スマホ決済に対応しているか、国際ブランドを選べるかを比較して選びましょう。
他にも、補償が大きかったり公共料金の支払いに使えたりすると便利です。この項では、表だけではわからない各デビットカードの利便性の違いについて解説します。
①三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイはキャッシュレスに対応
キャッシュレスで使いたいなら、三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイがおすすめです。
Apple Pay、Googleペイの両方に対応しており、スマホタッチだけで決済できます。
アプリでは、クレジット・デビット・ポイント払いを切替可能です。デビットモードだけなら審査がなく、年齢制限なしで学生でも作成できます。
加えて、デビットモードでもクレジットモードと同じようにVポイントが還元されます。Vポイントアッププログラムを活用すれば、飲食店・コンビニなどの対象店舗で還元率最大19倍です。
さらに、最高2,000万円の旅行保険が受けられます。日常生活から旅行まで、オールマイティに活躍してくれるデビットカードです。
②三菱UFJデビットなら最短3分で即日発行
今すぐデビットカードが欲しいなら、即日発行の三菱UFJデビットを選びましょう。三菱UFJデビットは、中学生を除く15歳以上から発行できます。
アプリから申し込みすれば最短3分でデビットカードが発行され、すぐカード番号が届くので、ネットショップなどに利用可能です。
Apple Pay・GooglePayにも対応しているので、申込直後からさまざまな店舗で決済に使えるでしょう。
また、最高3,000万円の旅行保険が付帯しています。さらに、海外でも気になったことを尋ねられるJCBプラザなどサポートも充実しています。補償は国際ブランドによって異なるため、申込前に確認しておきましょう。
ただし、キャッシュバック率は0.2%と低めです。あくまでお得さよりも、即日発行できることや利便性を求めている方向けだといえるでしょう。
③りそなデビットカードは審査なしで15歳から作れる
りそなデビットカードは学生でも15歳から申し込みできて、デビットカードなのでもちろん審査はありません。親子で作成したい場合にも向いているでしょう。
加えて、25歳未満ならりそなグループのATM手数料がかからないので、気軽に入出金ができます。りそなグループの銀行は次の3つです。
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
限度額、利用停止変更はアプリから可能であり、子どもに持たせたい場合はもちろん、万が一不正利用された場合でも安心です。キャッシュカード一体型なので、一枚で預金口座への入出金もできます。
ただし、Apple Payには対応していないので、iPhoneユーザーは不便に感じてしまうかもしれません。
④PayPay銀行Visaデビットカードはvisaのタッチ決済に対応
カードのタッチ決済を利用したいなら、PayPay銀行Visaデビットカードを利用しましょう。
国際ブランドVisaのタッチ決済に対応しており、デビットカードを決済端末にかざすだけで支払いが完了します。支払い時は「タッチ決済で」と伝えるだけなので簡単です。
キャッシュカード一体型なのも便利なポイントです。利用にはPayPay銀行口座が必須ですが、一度登録すれば限度額や残高、カード利用停止などの管理をすべてスマホアプリから行えます。
さらに、海外でも「Visa」「Plus」マークのある海外ATMから現地通貨を引き出し可能です。
ただし、還元率は0.2%と低めで、さらに旅行保険なども付帯していません。ポイント還元や補償では他社カードよりも一歩劣る印象です。
⑤三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイゴールドはアプリから管理できる
さらに旅行保険やポイント還元率アップなどを手厚くしたい場合、三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイゴールドを選びましょう。
年会費5,500円(税込)ですが、年間利用額100万円以上を一度でも達成すると、以降は無条件で永年無料です。カード利用額が多い人は、一般のOliveよりこちらを選んだほうがお得になります。
通常カードとの違いとして、年間100万円以上利用すれば10,000ポイントもらえます。加えて「選べる特典」では好きな特典を1つだけ選択できるので、ライフスタイルに合わせた使い方が可能です。
- コンビニATM手数料1回無料
- Vポイントアップ+1.0%
- 利用特典100ポイント
- 給与・年金受け取りで200ポイント
旅行保険は最高2,000万円で、ラウンジも利用できるので、日常生活も旅行も快適になるでしょう。
学生が使いやすいおすすめデビットカードの記事は以下で紹介しています。高校生の子供のお金の管理などでお悩みの方は是非チェックしてくださいね!
デビットカードのおすすめランキング5選【還元率】
デビットカードはクレジットカードよりもポイント還元率が低いと言われがちです。しかし、カードによってはクレジットカードを超えるポイント還元率になることも少なくありません。
加えて、デビットカードにはややこしいポイントアップ特典などが少ない傾向にあるので、キャッシュレス初心者にも比較的わかりやすいのがメリットです。
この項では、デビットカードのなかでも特にポイント還元率の高い5枚をまとめました。
以下でそれぞれ詳しく紹介します。
①楽天銀行デビットカードは高還元で3種類の国際ブランドを選べる
楽天銀行デビットカードは年会費無料で作成でき、通常ポイント還元率が1.0%と高めなのが魅力です。100円につき1ポイント獲得できます。
後述するGMOあおぞらネット銀行のデビットカードとは違い、特にポイント還元率アップの条件はありません。
さらに、国際ブランドは3種類から好みに合わせて選べるのも魅力のひとつ。サブカードとしても適しているでしょう。
なお、楽天グループでは追加で楽天ポイントを受け取れるので、関連サービスを利用するならお得です。各種サービスはデビットカードでも支払いできます。
- 楽天市場
- 楽天ブックス
- 楽天トラベル
- 楽天ビューティー
数少ない欠点として、Apple PayやGooglePayなどのスマホ決済には対応していません。
②GMOあおぞらネット銀行 デビット付キャッシュカードは還元率最大1.2%
GMOあおぞらネット銀行 デビット付キャッシュカードは年会費無料で作成でき、カスタマーステージに応じてキャッシュバック率が0.6〜1.2%で変動します。
カスタマーステージがアップすれば、ATM手数料・他行振込手数料が一定回数無料になるのも魅力です。
ただし、ランクアップの条件はやや厳しいため、あくまでオマケ程度に考えておきましょう。たとえ最低のポイント還元率になっても、決して他社より低くはないので使いやすいです。
さらに、ポイント還元ではなくキャッシュバックなのでポイント交換の手間がかからず、有効期限が過ぎて無効になる心配もありません。
スマホ決済には対応していませんが、PayPay・d払いのQRコード決済には対応しています。店舗によってコード決済への対応状況が異なるので、あらかじめ確認したうえで決済に利用しましょう。
③セブン銀行デビット付キャッシュカードはカード一体型を選べる
セブン銀行デビット付キャッシュカードは、セブン-イレブンや系列店を利用するならお得に決済できます。
通常ポイント還元率は0.5%で、1,000円につき5ポイントと平均的です。一方、グループ店舗で利用すればポイント還元率1.0%になります。
- セブンイレブン
- 西武そごう
- 7net
カード一体型を選択すれば、nanacoの機能も付帯でき、自動でポイントを貯められます。加えて、ATMは全国のセブン-イレブンや駅などに設置してあるため、現金の預け入れもしやすいでしょう。
一方で、ポイント還元率アップになる店舗は一部系列店だけなので限定的です。加えて、旅行保険やショッピング保険は付帯しておらず、公共料金・税金への支払いにも対応していないため、サービス面ではやや劣ります。
④GMOあおぞらネット銀行 プラチナデビットはATM・振込手数料が20回まで無料
GMOあおぞらネット銀行 プラチナデビットは、年会費が高めな代わりにポイント還元率が高いです。
GMOあおぞらネット銀行では、カスタマーステージに応じてキャッシュバック率、振込やATM手数料が変動します。ただ、プラチナデビットの契約者なら無条件で最高ランクになるのが魅力です。
したがって、条件を考えることなく高キャッシュバックを受けられるうえに、ATM・振込手数料が無料になります。お金のやり取りが多い人でも安心です。
ポイント還元率は1.2%なので、年間55万円以上利用する人なら年会費の元を取れます。最高500万円の補償もついているので、高額利用でも安心です。
加えて、セキュリティ対策として「3-Dセキュア」が採用されています。ネットショップで買い物する場合、メールに届いたパスワードを入力しなければ決済できないため、不正利用の防止に役立つでしょう。
⑤タカシマヤプラチナデビットカードは高島屋で還元率アップ
タカシマヤプラチナデビットカードは、高島屋や系列店などで買い物する機会が多い方限定でお得です。
年会費は33,000円(税込)と高額ですが、ポイント還元率は最大10%と高いです。高島屋では、商品によってポイント還元率が異なります。
次のようなグループ店舗でも3%、グループ店舗以外でも2%と十分なポイント還元を受けられます。
- 日本橋高島屋S.C. 専門店
- レストランズ パーク
- 玉川高島屋S・C 専門店など
加えて、初年度は入会翌々月までに30万円利用することで、年会費分のキャッシュバックを受けられます。ただし、ある程度利用額が求められるので、学生や若い人向けのデビットカードではありません。
デビットカードのおすすめランキング5選【海外での使い勝手】
デビットカードは海外旅行の際にも役立ちます。
海外では、国際ブランドに対応したATMから現地通貨を引き出せるほか、カードによっては怪我や病気が補償されます。
とはいえ、デビットカードによって引き出す際の手数料や付帯保険などが異なるため、比較しておきましょう。
この項では、海外での使い勝手という観点に注目してデビットカードを比較していきます。
- ソニー銀行 Sony Bank WALLET
- ソニー銀行 Sony Bank WALLET ANAマイレージクラブ
- 楽天ゴールドデビットカード
- イオン銀行 キャッシュ+デビット
- 住信SBIネット銀行 プラチナデビットカード
①ソニー銀行 Sony Bank WALLETは学生の海外留学にも最適
ソニー銀行 Sony Bank WALLETは、海外でもっともおすすめのデビットカードです。特に、海外留学したい学生に適しています。
国際ブランドはVisaで、世界200カ国以上の国や地域において、ATMから11種類の現地通貨を引き出せます。提携ATMは世界に約9万台もあるので利便性は抜群です。
ATM手数料は無料で、海外事務手数料は1.79%と比較的安い水準です。加えて、利用代金を「外貨預金口座」からも引き落としできるという珍しい特徴があります。
専用アプリでは、指紋・顔認証でログイン可能です。アプリ内では、利用額がグラフで表示されてわかりやすいほか、カードの利用通知を受け取れます。
②ソニー銀行 Sony Bank WALLET ANAマイレージクラブはマイルが貯まる
ソニー銀行 Sony Bank WALLET ANAマイレージクラブは、普段からマイルを使って旅行をする方向けです。
1,000円利用するごとに5マイル貯まります。さらに、対象の外貨預金・投資信託の保有額に応じて毎年最大4,800マイルが付与されるという特典も。
ANAマイルは特典航空券へ交換すれば、1マイル = 1円よりも高い価値になるので、お得に旅行ができます。なお、ANAマイルの特典航空券交換レートは時期により変動するため、JALと比べると閑散期に旅行に行ける方向けです。
海外ATMでは、10種類の通貨の引き出しに対応しており、海外ATM利用手数料が月最大5回まで無料です。さらに、1ドル最低4銭から両替ができます。
③楽天ゴールドデビットカードは旅行サポートが充実
旅行サポートをお得に活用したいなら、楽天ゴールドデビットカードを選びましょう。
年会費が5,500円(税込)かかりますが、空港への荷物宅配・荷物預かりサービスをお得に利用できます。
海外では「Visa」「Plus」マークのあるATMから現金を引き出しできます。加えて、さまざまな旅行関連サイトで優待を受けられるので、海外旅行で役立つでしょう。
- アゴタ
- エクスペディア
- IHG® ホテルズ&リゾーツ
- Booking.com
- ホテルズドットコムなど
楽天デビットカードと同じく、通常ポイント還元率が1.0%と高めです。ただし、国内外旅行保険は最高1,000万円なので、ゴールドカードとしては少し寂しいと感じてしまうかもしれません。
④イオン銀行 キャッシュ+デビットは海外事務手数料が安い
海外事務手数料の安さで選ぶなら、イオン銀行 キャッシュ+デビットがよいでしょう。
海外事務手数料は2.5%と、数あるデビットカードの中でも割安なので、手数料を抑えて現地通貨を引き出せます。両替よりもコストが安くなるケースもあるでしょう。
また、不正利用補償額では上限額がありません。加えて、デビットカードで購入した商品が破損した場合、年間50万円まで補償されるため、海外でお土産等を購入する場合でも安心です。
さらに、イオンでは20日・30日の「お客様感謝デー」で5%オフになるなど、日常生活での使い勝手も良好です。通常ポイント還元率は低めなので、イオンユーザーでなければ旅行専用のデビットカードとして扱うのがよいでしょう。
⑤住信SBIネット銀行 プラチナデビットカードは付帯特典が豪華
旅行先で豪華特典を活用したいなら、住信SBIネット銀行 プラチナデビットカードを選びましょう。
年会費は11,000円(税込)と高額ですが、最高1億円の国内外旅行保険が付帯しています。家族も一部対象になるので家族旅行でも安心です。
ATM&振込手数料は毎月最大20回まで無料になります。さらに、海外事務手数料は2.5%と低めで、海外で現地通貨を引き出す際に役立ちます。
プライオリティ・パスも付帯しているため、VIPラウンジを年間3回まで利用可能です。本来数万円以上の年会費がかかるので、旅行に行く方なら簡単に年会費の元を取れるでしょう。
加えて「ダイニング by 招待日和」では、2名以上でコース予約すると1名分の料金が無料になります。250店舗の高級レストランが対象になるため、いつもと違った体験がしたい方は申し込みを検討してみましょう。
海外旅行、海外留学におすすめのデビットカードランキングを以下の記事でさらに詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。
デビットカードを利用する5つのメリット
デビットカードは、クレジットカードやプリペイドカードとは仕組みが異なります。いずれも一長一短なので、メリット・デメリットを把握したうえで利用を検討しましょう。
まずは、デビットカードを利用する5つのメリットについて解説します。
①使いすぎを防げる
デビットカードなら使いすぎる心配がありません。なぜなら、クレジットカードとは違って銀行の普通預金残高の範囲内でしか買い物ができないためです。
さらに、限度額の設定が自由にできるので、子どもにも安心して使わせられます。
政府によると、クレジットカードのリボ払いのトラブルなどは、20〜30代の若年層に多いとされています。若年層の方は、デビットカードの利用を強く検討したいところです。
割強のユーザーが10代、20代でトラブルに遭っていることが判明。30代まで入れると6割を超える結果になりました。
引用:政府広報オンライン
特に、衝動買いをしてしまいがちな人、お金の管理に自信がない人はデビットカードを活用しましょう。
②審査なしで発行できる
デビットカードなら基本的に発行時の審査はありません。
ほとんどのデビットカードは15〜16歳以上から申し込みできます。さらに、信用情報も加味されないので、過去に次のような金融トラブルを起こした人にも最適です。
- 過度の滞納
- 債務整理
- クレジットカード等の強制解約
- 保証会社による返済(代位弁済)
一方、クレジットカードは「割賦販売法」に基づき、利用者の年収・生活維持費に合わせて限度額を設定する必要があります。したがって、限度額を決めるために必ず審査しなければなりません。
デビットカードは、クレジットカードを作れない場合にも役立つでしょう。
③ポイント還元やキャッシュバックがある
デビットカードはポイント還元、キャッシュバックを受けられるケースが多いです。現金決済やプリペイドカードと比べても優位性があります。
クレジットカードより還元率が低いとされることも多いですが、最近では十分な特典を備えたデビットカードが増えてきています。場合によっては、クレジットカードよりポイント還元が高くなることも。
参考までに、ポイント還元率の高いデビットカードを表にまとめました。
加えて、一部のデビットカードではポイント還元ではなくキャッシュバックを受けられるケースがあります。キャッシュバックなら使い道を考えずに済むうえに、現金で払い戻されるので無駄になることがありません。
④海外でも現地通貨を引き出せる
デビットカードなら海外でも現地通貨を引き出せます。
対応通貨、引き出しの際にかかる手数料などはカードによって異なりますが、いずれにせよ両替を忘れた場合でも便利です。通貨は主に次のようなものに対応しています。
- 円
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 豪ドルなど
クレジットカードでもキャッシングができますが、あくまで借り入れなので年率18%前後の高額な手数料がかかります。
デビットカードは、クレジットカードよりもお得に現地通貨を借りられるでしょう。ただし、あくまで預金残高があることが条件となります。
⑤補償を受けられる
デビットカードによっては、不正利用されたり商品が破損したりした際に補償を受けられるケースがあります。現金で買い物するよりむしろ安全性が高いです。
不正利用に対する補償は、ほとんどのデビットカードに付帯しています。補償額はそれぞれ異なりますが、一般的には100万〜500万円程度になるケースが多いです。
なかには、イオン銀行 キャッシュ+デビットのように無制限で補償されるケースもあります。
加えて、カードによっては追加で「ショッピング保険」が付帯していることも。買い物した商品が破損したり盗難に遭ったりした際、一定額まで補償を受けられます。
補償はあくまでおまけ程度ですが、いざという時は活用しましょう。
デビットカードを利用する5つのデメリット
デビットカードは使いすぎることがないため安全性が高く、利便性も他のキャッシュレス手段と同等です。
一方、細かいところでクレジットカードに劣る部分があるので、デメリットをよく理解したうえで利用しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
①預金残高の分しか使えない
当然ながら、デビットカードは預金残高がなければ使えません。つまり、現時点で持っているお金が少ない方は不便に感じてしまう可能性もあります。
クレジットカードの場合、給料日前などでお金がなくても実際に利用分を支払うのは翌月です。限度額の範囲内であれば、預金残高がいくらであっても問題なく買い物できます。
加えて、どうしても支払いが厳しい場合は、分割払いやリボ払いにより当月の支払い負担を減らすことも可能です。
とはいえ、後払いになることで使い過ぎて、結果的に返せなくなり信用を失ってしまうリスクもあります。結局のところ、デビットカードでもクレジットカードでも自分の支払い能力の範囲内で買い物しなければならないことは変わりません。
②クレジットカードと比べ特典が少ない
デビットカードは特典が少ない傾向にあります。クレジットカードには、一般的に次のような特典が付帯しているケースが多いです。
- 特定店舗でのポイント還元率アップ
- ホテルやレストラン優待
- 空港ラウンジ無料
- コンシェルジュサービス
デビットカードの場合、上記のような特典が付帯しているケースは少なく、あくまで不正利用への補償、およびポイント還元に留まるケースが一般的です。特に、旅行やレジャーなどで優待などを受けたい場合には向いていません。
とはいえ、デビットカードでも年会費有料のカードでは豪華特典を受けられるケースがあります。
クレジットカードだから、デビットカードだからで選ぶのではなく、カードごとのサービス内容をしっかり比較することが大切です。
③ETCカードを発行できない
デビットカードでは基本的にETCカードを発行できません。
ETCカードは、一般的にクレジットカードに付帯できる追加カードという扱いで、与信枠が必要となるケースがほとんどです。預金残高が足りないと、ETCゲートで立ち往生することになってしまうため、デビットカードには付いていません。
また、一部ETCカードを発行できるデビットカードもありますが、付帯サービスが劣る傾向にあります。
どうしてもETCカードを発行したいなら、普段使いをデビットカードにして、ETC専用のクレジットカードを作成するのがおすすめです。
④使える場所が少ない
デビットカードはクレジットカードよりも若干使える場所が少ないです。
それよりも「使えない場所が一部ある」と表現したほうが正確でしょう。一般的に、次のような場面ではデビットカードを支払いに使えないケースがほとんどです。
- 高速道路
- ガソリンスタンド
- 飛行機の機内販売
特に、車に乗る人や旅行に行く機会が多い人は、デビットカードだと不便に感じてしまうシチュエーションも考えられます。
加えて、デビットカードによっては公共料金や税金の支払いには使えないケースがあります。あらかじめ確認しておくことが大切です。
とはいえ、デビットカードでもほとんどのシーンでは支払いに使えるので、日常生活で困るケースは少ないでしょう。
⑤支払い実績にならない
デビットカードでは返済実績を積み重ねられません。したがって、今後クレジットカードを作ったりローンを組んだりする際に支障となる可能性があります。
返済実績とは、クレジットカードやローンなどの支払いを滞りなく行った実績のこと。支払いの履歴は信用情報機関に記録されており、金融機関は必要に応じて照会できる仕組みになっています。
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)
- JICC(日本信用情報機構)
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
クレジットカードなら、デビットカードと違って返済実績を積めるので、審査で有利に働くケースもあります。とはいえ、延滞すると逆に不利に働いてしまう点には注意しましょう。
安定して支払いを続ける自信がないなら、デビットカードを使った方がむしろ安全です。
デビットカードの作り方【3ステップ】
デビットカードは基本的にインターネットから簡単に申し込みができます。
カードが届くまでには時間がかかりますが、カードの種類によっては即時でバーチャルカードが発行され、すぐ支払いに使えることも。この項では、デビットカードの作り方を解説します。
①口座を開設する
デビットカードの利用には対応する銀行口座が必須なので、あらかじめ作成しておきましょう。
基本的に、引き落とし先の口座を自由に選ぶことはできず、発行元の銀行しか設定できません。たとえば、三菱UFJデビットの発行には「三菱UFJ銀行」の普通預金口座が必須です。
デビットカードを申し込む際、当銀行の口座を持っているか問われるので、持っていない場合は「口座開設する」を選択しましょう。
なお、口座開設もデビットカードの作成と同じく、基本的にはインターネットから手続きが完結します。
②公式サイトから申し込む
デビットカードの作成方法は3つです。
- アプリ
- インターネット
- 銀行窓口
アプリやインターネットなら、店頭に出向く必要がないので手間がかかりません。そもそも、ネット銀行のデビットカードなどは店頭申し込みできないケースも多いです。
申し込みするデビットカードのホームページにアクセスしたら、必要事項を入力します。
- 氏名
- 暗証番号
- 住所など
デビットカードの申し込みは、基本的に銀行に登録している個人情報が用いられるので、入力項目は少ないです。ただし、住所などが変更になっている場合は正しく配達されない可能性があるので、反映させておきましょう。
③カードが自宅に届く
デビットカードへの申し込みが完了すると、後日カードが自宅に届きます。
申し込みから発行までの日数はデビットカードにより異なり、最短で2日、長ければ数週間程度です。デビットカードに審査はありませんが、申込情報に不備があると発行が遅れる可能性もあります。
デビットカードが手元に届いたら、カード番号・名義人名などが間違っていないか確認したのち、カード裏面に署名します。署名がないと、不正利用された場合でも補償を受けられません。
デビットカードの危険性について
デビットカードは、クレジットカードと同じく盗難に遭ったり、不正利用されたりするリスクがあります。
特に、デビットカードは海外でも利用する機会があり、思わぬトラブルに巻き込まれるリスクもあるでしょう。
この項では、デビットカードを使う上での危険性、注意点について解説します。
①盗難や紛失による不正利用
デビットカードを紛失したり盗難に遭ったりすると、そのまま不正利用につながります。
また、自分が大切に持っていても、カードを盗み見られるケースがあるため注意しましょう。海外の事例では、デビットカードが届いた際に何者かが番号を盗み見て、結果的に覚えのない出金が確認されました。
私書箱宛てに送付されたデビットカードを受領してからしばらくした後、オンラインバンキングで取引状況を確認したところ、覚えのない出金が確認できたとのことです。
国内であっても、ATMの利用や支払いの際は、他人からカード番号や暗証番号が見えていないか確認することが大切です。
加えて、海外の場合はATM自体が危険なケースも少なくありません。店舗やカードの挿入口などに不審な装置がないかを確認しましょう。
②ATMでのすり替え
海外ではデビットカードのすり替えにより不正利用されたケースもあります。
2019年のメキシコでは、ATMを利用したあと、後ろからきた人物に「ATMが壊れているからカードを見せて欲しい」と頼まれました。その際にカードをすり替えられ、結果的に不正利用されてしまいました。
被害者はカードを渡し,その後カードを返してもらいましたが,そのカードはすり替えられており,およそ3万ペソの不正利用被害に遭いました。
デビットカードでは、不正利用について一定額まで補償されるケースがほとんどです。しかし、自身に落ち度がある場合は補償されない可能性もあるので、海外では警戒心を持ってATMを利用しましょう。
③ネット上の詐欺ショップ
デビットカードをインターネット上で利用する場合、詐欺ショップに注意してください。
ネット上では、正規のECショップと見せかけて、実際には商品が届かず代金だけを取られる悪質なサイトが多数見受けられます。あくまで買い物なので、デビットカードの補償を受けられない可能性も考えられます。
詐欺サイトに共通する特徴は、異様に商品が安いことです。例えば、Amazonや楽天市場など他のショップではどこを見ても5,000円の商品が2,500円で販売されている場合、詐欺サイトである可能性が極めて高いでしょう。
デビットカードを利用する際は、安さに釣られて怪しいネットショップを利用しないようにしてください。
まとめ
デビットカードは、クレジットカードと違って審査なしで発行でき、使いすぎる心配がないのがメリットです。現金やプリペイドカード等と比べてもポイント還元や補償を受けられるため、キャッシュレス手段としても優秀だといえるでしょう。
デビットカードにはさまざまな種類がありますが、選ぶうえで特に重要なポイントは次の3つです。
デビットカードをメインの支払いにする場合、海外旅行・留学で一時的に使う場合など、シチュエーションにより最適な選択肢は異なります。
まずは上記の3つの選び方を軸にして、ご自身に最適なデビットカードを選びましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。