スイスイ区間から“いきなり信号!?” 群馬のシン高速「上信道」の新区間「渋川西バイパス」走ってみた 温泉アクセスが激変!
- 乗りものニュース |

22年越しで全通した「渋川西バイパス」
2026年3月14日(土)、群馬県渋川市で国道17号「渋川西バイパス」が全面開通しました。国道17号「中村」交差点と、国道353号の広域バイパスである上信道の「金井IC」とを結ぶ、延長5.0kmの道路です。都市計画決定は2004年で、22年をかけての完成となりました。
開通した渋川西バイパス。切り通し区間を抜けると、すぐに「金井IC」となる。ここから続く上信道は「箱島IC」までが開通済み(植村祐介撮影)
今回開通したのは、通称・市役所通りの「渋川西IC」交差点から金井ICまでの区間、延長1.8kmとなります。中村交差点からここまでの渋川西バイパスの既開通区間は、現道拡幅もしくは現道活用により整備された一般道ですが、この区間は新規の自動車専用道路として建設され、既開通区間とともに上信道の一部となります。
この新規開通区間を含む渋川西バイパスを、開通から20日ほど経った平日、実際に走ってみました。関越道「渋川伊香保IC」から国道17号下り方面に流出してすぐの中村交差点を左折したところからが、渋川西バイパスです。
この区間の道路の形状は、地方都市の郊外によく見られる歩道付きの片側2車線バイパスで、まず立体交差でJR上越線を越え、「石原」交差点で群馬県道25号と交わったのち、榛名山の麓に広がる渋川市西郊の丘陵地をゆっくりと上がっていきます。
そして「藤ノ木東」交差点で左折して市役所通りに入り、900m弱進んだ渋川西IC交差点を左折すると、新規開通区間です。
この区間は丘陵地を横切るようにルートが選定されていることから、そのほとんどは切り通しで、進行方向右手に視界が開けてきたところが金井ICとなります。
距離的にはわずかですが、この区間の交通をこれまで担ってきた群馬県道35号渋川東吾妻線が、歩道の広さも十分でない片側1車線道路だったことを考えると、走りやすさも安全性も大きく向上したと言えるでしょう。
“大回り”解消で温泉アクセスが劇的に改善
実はこの地域における渋川伊香保ICから、万座温泉、草津温泉方面を結ぶ国道353号との連絡は、これまで改良の連続でした。
渋川西バイパスから続く上信道の「金井バイパス」。箱島ICまで通じる(乗りものニュース編集部撮影)
渋川伊香保ICからつながる国道17号は、吾妻川を「吾妻新橋」で渡る「鯉沢バイパス」が完成するまで、現在の国道291号と重複していました。そして万座温泉、草津温泉方面へのメインルートは、「鯉沢」交差点で左折して吾妻川の左岸を走る国道353号現道へ進むというものでした。
しかし当時の鯉沢交差点は、行楽シーズンには国道17号旧道(現国道291号)の上下を行き交うクルマと国道353号との交通が交錯し、通過に数時間かかることもあるという難所だったのです。
この事態を打開するために鯉沢バイパスが作られ、国道353号との連絡も同バイパスの「白井上宿」交差点となりました。しかしそれでも、渋川市の市街地東側を“大回り”するという構図は変わりませんでした。
この状況に変化をもたらしたのが、渋川西バイパスの現道拡幅区間、現道活用区間の整備と、上信道の段階的開通です。渋川伊香保ICから万座温泉、草津温泉方面への交通流は、渋川市街地の手前をショートカットできるようになったことで、徐々にこちらにシフト。そして今回の渋川西バイパスの全通で、渋川伊香保ICから渋川市東郊の小野上温泉に近い「箱島IC」まで、わずか20分程度で結ばれることになったのです。
上信道は現在、箱島ICから西の未開通部(吾妻東バイパス)も建設が進んでおり、将来的には渋川市から嬬恋村までのアクセスが大きく改善される予定です。
さて、こうした効果の一翼を担う渋川西バイパスですが、今後の交通量増を考えたときに、課題がないわけではありません。
大丈夫か?「現道活用」区間 見えづらい信号
まず中村交差点から渋川西IC交差点までの現道拡幅区間、現道活用区間の交通容量です。
「渋川西IC」交差点手前の現道活用区間、左車線が左折レーンとなる。路面のペイントは左車線が「上信道」、右車線が「伊香保」だが、普通車のドライバー視点では直前までまったく見えない(植村祐介撮影)
中村交差点は現在、国道17号側に陸橋を作る立体交差化の工事が進められていますが、関越道から流出した交通は側道に誘導されると思われることから、「ICを出ての信号待ち」は残ったままとなります。そして渋川西バイパスからのクルマが増えれば、国道17号側道側の青信号を短くせざるを得ない状況となり、悩ましいところです。
また渋川西IC交差点までは、交通量の多い群馬県道25号との交差、さらにはそこから続く長い上り坂での流速低下で、一定以上の交通量となった場合、通過に時間がかかる可能性があります。
つぎに渋川西IC交差点での、中村交差点方面および上信道方面からの、双方の線形です。
中村交差点方面から上信道へは、渋川西IC交差点で左折専用レーンでの左折となりますが、交差点の手前で平沢川を渡る「滝橋」がゆるやかな凸部となっていることから、左折専用レーンの視認性が悪くなっています。実際に取材中も、交差点直前で左折レーンの存在に気付き、慌てて左に車線変更するクルマが何台も見られました。
一方、上信道から渋川西IC交差点は、切り通しをやや急な左カーブで曲がってくるため、直前まで信号の存在が見えません。それまでが快適な2車線道路であることから、手前で速度を落とすような工夫が必要ではないかと思われました。
なお渋川西IC交差点から自動車専用道路の上信道への進入部分には、補助標識に「原付・小特・軽車両」とある「車両通行止め」の規制標識が立てられていますが、その手前の国交省・渋川警察署連名の看板は「進入禁止 人・自転車・軽車両・原付(50cc以下)」となっています。50cc超の原付の“誤進入(?)”がありうるのかどうか、気になるところです。
さて、この渋川西バイパスの全通にともない、同バイパスを構成していた県道や市道は国道353号に指定替えされる一方、国道353号現道を構成していた白井上宿交差点から、箱島ICの対岸の村上交差点までは県道へと“格下げ”になっています。道路名を音声読み上げするカーナビの利用時には、注意が必要でしょう。
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