日本初の「ペットボトル商品」は清涼飲料…ではない! 実は《調味料》から始まった日本のペットボトルの歴史
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普段、何気なく手にしているペットボトル。飲料水や調味料など、私たちの暮らしに欠かせない商品の容器として、今やすっかり定着しています。スーパーやコンビニなどで当たり前のように並んでいるペットボトルですが、実は、その歴史はそれほど古くありません。今回は、ぺットボトルがどのように誕生し、私たちの生活に根付いていったのかをひも解いていきましょう。
いち早く採用したのは「キッコーマン」
ペットボトルの原型が開発されたのは、1970年代のアメリカ。1967年、化学メーカーのデュポン社が炭酸飲料用の新たな容器として開発に着手し、基礎技術の確立とともに特許も取得。その後、技術の改良を重ねて1974年に実用化されました。
日本にペットボトルが登場したのは1976年。プラスチック容器の販売会社がペットボトルの生産を開始すると、翌1977年には「キッコーマン」がいち早くこれを採用します。日本で初めてペットボトル容器で販売された商品は、意外にも500ミリリットル入りの「しょうゆ」でした。
キッコーマンがしょうゆ容器としてペットボトルを採用した理由には、酸素の遮断性が高く酸化を防げること、割れにくく扱いやすいこと、そして中身が見える透明度の高さなど、さまざまなメリットがありました。それまでは江戸時代前期から木製の樽(たる)、1918年以降はガラス瓶が主に使われていたことを考えると、革新的な出来事だったといえるでしょう。
1982年に食品衛生法が改正され、清涼飲料への使用が可能になると、ペットボトルは一気に普及します。同時期に耐熱性を備えたボトルの開発も進み、温かい飲料の販売も可能に。
さらに1985年には、酒類の容器としても使用が認められ、焼酎などでペットボトルの導入が進みます。1990年代に入ると、環境への意識が高まる中でリサイクルの取り組みが本格化。2000年4月には「容器包装リサイクル法」が施行され、使用済みペットボトルの再資源化が全国的に進められていきます。
歴史を経て、私たちの生活に欠かせない存在となったペットボトル。その背景には、絶え間ない技術革新と時代のニーズに応じた進化がありました。今後、また新たな技術革新で、ペットボトルがさらに別の物に変わる可能性もあるかもしれませんね。
オトナンサー編集部
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