東京湾に“世界初”の「水素フェリー」導入へ! 35年ぶりに既存船を置き換え 東京湾フェリー
- 乗りものニュース |

常石造船が建造する「東京湾フェリー」新造船!
東京汽船は2026年2月10日、連結子会社の東京湾フェリーが、神奈川県横須賀市の久里浜と千葉県富津市の金谷を結ぶ航路に新造カーフェリーを導入すると発表しました。
東京湾フェリー「かなや丸」(深水千翔撮影)。
この新船は、“水素燃料併用型”の新造カーフェリーとなります。大きさは3580総トンで全長約84.1m、幅約18.5m、深さ約5.8m、計画喫水は約3.4m。旅客定員は680名でトラック約16台と乗用車約46台を運べます(乗用車のみ積載の場合は約100台)。
本船は常石グループとベルギーの海運大手CMBの合弁による「ジャパンハイドロ」から裸用船するもので、ベルギーメーカーによる水素専焼発電機関を3基、ダイハツインフィニアースによるA重油専焼のディーゼル発電機関を3基搭載し、どちらの燃料にも対応した電気推進船です。「世界初の船舶向け水素専焼発電機関による電気推進システムを採用し、ゼロエミッション運航が可能」であるといいます。
このほか、出入港時に方向転換が不要な両頭型の船体を採用し、船内エレベーターを備えてバリアフリーに対応。さらに、上部車両甲板の高さ確保と船内ランプの装備により背高のミニバンも搭載可能とのことです。
なお、この新造船は日本財団ゼロエミッション船プロジェクトの一環としてジャパンハイドロが発注・所有し、常石造船にて建造されます。設計には東京湾フェリーの仕様も考慮されるということです。
就航は2027年11月の予定。これにより、1992年に就航した既存の「かなや丸」を置き換えます。東京湾フェリーの新造船は同船以来、35年ぶりとなる見込みです。
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