社員の7割以上が時短勤務! 地方在住でフルリモート勤務するママが無理なく働ける理由
- マイナビウーマン |

共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日をのりきるコツを実践しているママに、お話を聞きました。
共働き夫婦の1日スケジュールとは?
家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどう乗り切っているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。
第38回となる今回は、地方在住のフルリモート勤務で子育てと仕事を両立するママのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。朝〜日中編では朝のタイムスケジュールと普段のお仕事の様子についてうかがいました。
取材にご協力いただいた方
株式会社ライフ&ワークス 業務コンサルティング部 井坂彩南さん(29歳)
地方在住で、ほぼすべての担当業務をフルリモートで完結。フレックス制度も活用しながら、仕事と育児の両立を図る3歳の女の子のママ。都内に出社するのは2ヶ月に1回ほど。
主な業務は、東京本社が担当する人事領域のクラウドサービスであるSAP SuccessFactors導入プロジェクトにおいて、コンサルティング支援や自社テンプレートのドキュメント整備、プログラム開発などをフルリモートで行っている。
※SAP…経営・人事や業務の効率化、経営の意思決定の迅速化などの実現を目的とするITソリューション。
朝のタイムスケジュール
■娘の朝食をスムーズに進めることがカギ!
ーー朝の様子を教えてください。
井坂さん 私はいつも6時45分ごろに起きています。夫も同じくらいの時間です。起きてすぐに保育園の持ち物の準備をしてから、機嫌を損ねないように注意しつつ娘を起こします。滞りなく登園できるようにしたいので、朝の娘の機嫌を見ながら声をかけるようにしています。
ーー朝の準備をスムーズにするために工夫していることはありますか。
井坂さん 朝食を食べさせるのにどうしても時間がかかるので、とにかく娘がスムーズに食べてくれることを最優先にしています。それから、娘が朝食を食べている間に髪を結んだり、靴下を履かせたりして身支度を手伝うのですが、できることは並行してどんどん進めています。
子どもの準備が終わるまでは、つきっきりでサポートしています。
ーー朝食のメニューを教えてください。
井坂さん 子どもが食べやすいパンと牛乳を出すことが多いです。朝はあまり娘の食欲がないのですが、できるだけ栄養があるものを食べさせてあげたいので、その日の好みによってウインナーやチーズ、トマトなどを少しずつ加えています。
なかなか食べてくれなかったり食事に集中できなかったりする日は、テレビを見せて機嫌を取りながら食べさせることもあります。大人用の朝食は子どもの食事に合わせて多めに用意します。私は準備をしながら食べ、夫は持参して車内で食べることが多いので、それぞれのタイミングで取ります。
朝食は作り置きも活用しながらササッと準備!
■送迎や朝家事は夫婦で柔軟に対応!
ーーお子さんの準備や保育園の送りはご夫婦でどのように分担していますか。
井坂さん 私は荷物や検温、着替えなどの登園前の準備担当で、夫は保育園の送りを担当することが多いです。保育園は車で10分ほどの距離なので、通勤ついでに送ってくれます。ただ、保育園の送迎は必ずしもルールを設けているわけではなく、夫が行けない場合は私が送っていくなど、予定によって臨機応変に対応できるようにしています。
夫は娘の髪を結ぶのがあまり得意ではないので結ぶのは私がやるなど、得手不得手によって夫婦でやることを分担しているのもポイントです。
ーー朝の家事の分担はどうしていますか。
井坂さん 家事も送り迎えと同じく、特にルールを決めず、そのときにできるほうが臨機応変に対応しています。朝の家事は子どもの身支度を優先して、空いた時間があれば、リモートワークの私が洗濯機を回したり、洗い物を片づけたりと、できることから手をつけています。
夫は出勤ついでにゴミ出しをしてくれることが多いですね。
ーー今のスタイルに落ち着いたのはいつごろですか。
井坂さん 娘が今の保育園に通い出してからです。以前は認可外の保育園に通っていて、私も夫の実家の家業を手伝っていました。私がライフ&ワークスに転職するタイミングで、娘も現在の認可保育園に通いだしたのですが、それ以降は今のペースで定着しています。
朝の夫婦の連携は、とてもスムーズだと思います!
日中のスケジュール
■社員の7割以上は時短勤務
ーー現在の勤務形態は、東京の本社に出社することはほぼなく、地方のご自宅でフルリモートされているんですよね。詳しく教えてください。
井坂さん 私は入社当初からフルリモートで、8時半から17時までの時短勤務で人事専門のITコンサルティング業務に従事しています。ライフ&ワークスは、ライフスタイルの多様化に合わせた働き方にフォーカスして設立された会社です。
そのため、私のように子育て中の人から介護中の人、中にはスポーツ選手まで、「一人ひとりの生活スタイルに合わせた働きやすさ」を追求しているメンバーが多数在籍しています。
ーーそれぞれに時間制約があるなかでも、柔軟な働き方が可能なのですか。
井坂さん そうですね。時短勤務やフルリモート、フレックスなどを取り入れ、自由な働き方を実現しています。社員の7割以上が時短勤務なのですが、もちろん時短でも不利にならない評価基準を設けています。
業務内容としては、クライアント企業がクラウド型の統合人事システムを導入するにあたってのコンサルティングサービス、主に導入支援~運用保守です。ライフ&ワークスでは、全員がコンサルタント資格を保有しているので、質の高いサービスを提供できていると自負しています。
ーーでもコンサルティングにあたって、クライアント先に出向く必要も出てきますよね。
井坂さん プロジェクトごとにチームで動いていて、私のように地方在住の働き方の場合は、プログラムの最終作業など主にリモートでできることを遂行しているため、クライアント先に出向く必要や、外出先での作業が発生することはほとんどありません。
会議はオンラインで行われますし、場所や時間の制約にとらわれずに働けることはとてもありがたいですね。
ーー子育て中の井坂さんにとって、特に助かっている社内制度があれば教えてください。
井坂さん フルリモート勤務やフレックス制度に加えて、月単位で勤務時間を調整できるところです。例えば今後、子どもが夏休みの間は短時間勤務に切り替えて、落ち着いたらまたフルタイムに戻すということもできます。しっかり成果を出せば自分のペースで働けるところも助かります。
さらに、職場全体が育児に理解がある環境も心の余裕につながっていると感じます。子どもの状況に合わせて無理なく働けるおかげで、仕事と育児の両立ができています。
在宅ワークやフレックス制度を活用。効率よく仕事と家庭の両立を図っています!
■夫婦お互いの仕事の予定は二段階チェック!
ーーご夫婦の仕事のスケジュール調整はどのようにされていますか。
井坂さん 我が家では二段階で確認するようにしていて、お互いにしっかりと予定を把握できるようにしています。まず、家のトイレにカレンダーを設置し、お互いの出勤日や残業の予定を書き込み、忙しい日や保育園のお迎えを調整しています。
――トイレにあれば目に入りやすいですね! 二段階目は?
井坂さん 毎日お昼前の時間帯に、その日の勤務状況や残業の有無をLINEで確認し合うのが日課です。この確認を挟むことで、急な予定変更にも無理なく対応できるようになりました。夫が忙しくて残業の増える時期は、私が保育園のお迎えから夕飯までを1人で担当することもあります。
そういうときは、だいたい娘がお風呂に入るころに夫が帰宅するので、一緒に入浴してもらっています。ワンオペの日は大変ではありますが、日々のルーティンを着実にこなすことで、なんとか乗り切っています。
ーー保育園に通っていると感染症が流行ることも多いと思いますが、お子さんの急な体調不良などの対応はどうしていますか。
井坂さん フレックス制度で仕事を中抜けして対応しています。例えば、保育園から呼び出しがあったら一旦中抜けをして子どもを迎えに行き、病院に連れて行ったあとで業務を再開することも可能です。我が家は娘が体調を崩したときには基本的に私が迎えに行き、その後のケアもします。
ただし、外せない会議などがある場合は夫が代わりに対応します。
ーーもしものときに、ほかに頼れる方はいらっしゃいますか。
井坂さん 私も夫も近い距離に実家があるので、いざというときはサポートをお願いできる環境です。ありがたいことに娘は体が丈夫で、呼び出しも少ないほうなのですが、私が出社した日に一度だけ体調を崩して、保育園から呼び出しがかかったことがありました。
そのときは夫も迎えに行けず、私の親に連絡してお迎えをお願いしました。頼れる人が身近にいてくれるので、万が一のときでも安心できます。
(取材・文:宮本貴世、写真:井坂さん提供、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)
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