夏に切れ毛増えるのは「紫外線」のせい!? 髪の状態を悪化させる“NG行為”とは?【専門家解説】
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夏は紫外線が強いため、日焼け対策が欠かせません。また、紫外線は肌だけでなく、髪にとっても大敵だという話をよく聞きますが、なぜなのでしょうか。紫外線が髪にダメージを与えるメカニズムや髪が傷んでしまったときのNG行為などについて、美容室「Grace Avenue」(東京都港区)サロンマネジャーで美容師の原木佳祐さんに聞きました。
紫外線によってタンパク質の結合が切断される
Q.そもそも、紫外線は髪にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
原木さん「髪は約90%が『ケラチン』というタンパク質でできています。このタンパク質の構造を作るのがシスチン結合なのですが、紫外線のUV-Bはこの結合を切断してしまうため、髪の強度やしなやかさ、弾力が失われ、切れ毛の原因になります。他にも、キューティクルの酸化、劣化による損傷や、UV-Aが色素を分解し、色が抜けてしまうことも考えられますね。髪自体や髪の色素を作る幹細胞、周辺の毛細血管が損傷し、薄毛や白髪の原因となるという説もあります。
また“髪の日焼け”という、活性酸素が発生することで髪の老化、乾燥が進行してしまう現象がありますが、これも紫外線が原因とされています」
Q.紫外線で髪が傷んだ時のNG行為について、教えてください。
原木さん「髪が紫外線によるダメージを受けた直後は、髪の構造が“壊れかけ”の段階です。その状態で薬剤や熱、摩擦といった外的ストレスを与えてしまうと、回復不能な損傷へと進行する場合があります。
日常的にやってしまいがちなNG行為としては、ヘアドライヤーやヘアアイロンを高温の状態で使うことですね。過度な摩擦を伴うシャンプーやタオルドライも注意が必要です。美容室での縮毛矯正やブリーチなど、薬剤を使ったメニューも避けたいところです。
それから、夏の時期は難しいかもしれませんが、紫外線のダメージを負った“直後”のプールや海水浴、温泉なども要注意ですね。必ずしも控えてとは言いませんが、直前まで対策をしてから入った方がよいかもしれません」
Q.紫外線から髪を守るために必要な対策について、教えてください。
原木さん「簡単に取り入れやすい方法は、やはり帽子やUVカット率が高い日傘を使って、日差し自体を防ぐ方法でしょうか。同じ観点から、髪を結んで日光に当たる面積を減らすのも一つの手です。
海水浴やプールなどに持っていけない場合は、ドラッグストアなどで見かけるUVカット効果があるスプレーやヘアオイルも便利ですね。アフターケアとして、紫外線を多く浴びてしまった日はトリートメントで集中ケアを行うのも効果的です」
* * *
紫外線は、髪や頭皮の構造に多方面からダメージを与えることがよく分かりました。帽子や日傘、スプレーなどを使い、夏の日差しから髪を守りましょう。またダメージを受けた髪には、追加でストレスを与えないように注意するとともに、適切なアフターケアを行ってください。
オトナンサー編集部
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