「健闘を祈ります」の正しい使い方【ビジネスフレーズ】
- マイナビウーマン |

「健闘を祈ります」とは、相手を応援する時に使える表現です。とはいえ、目上の人にエールを送りたい時「健闘を祈ります」と伝えても問題ないのでしょうか?
この記事では「健闘を祈ります」の意味と使い方、注意点などを例文とあわせて紹介します。
■「健闘を祈ります」の意味
「健闘を祈る」は、辞書によると以下のような意味があります。
健闘を祈る
読み方:けんとうをいのる「健闘」は良く戦うこと、立派に戦うこと。「健闘を祈る」は「立派に戦うことを祈ります」という意味。スポーツなどの試合の他、単に「頑張れ」といった意味合いで、幅広く使われる表現。
(『実用日本語表現辞典』)
つまり「健闘を祈ります」とは、「困難に屈せず努力することを心から願います」という意味です。
「応援しています」「がんばってください」という気持ちを伝える時の丁寧な表現といえるでしょう。
■「健闘」と「健勝」の違い
「健闘」と似た言葉に「健勝」があります。「ご健勝をお祈りします」などと使われることが多いですが、どのような違いがあるのでしょうか。
けん‐しょう【健勝】
[名・形動]健康で元気なこと。また、そのさま。すこやか。多く手紙文で、「ご健勝」の形で用いる。「ご—のことと存じます」
(『デジタル大辞泉』小学館)
「健勝」は健康で元気なことを意味し、「ご健勝をお祈りします」とは相手の健康を願う時に用いるフレーズです。
「健闘を祈ります」は広い意味で「がんばってください」というエールですので、意味が異なります。
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■「健闘を祈ります」は敬語?
「健闘を祈ります」は丁寧な表現ですが、敬語表現ではありません。
敬語として使う場合、「健闘」には接頭辞の「ご」をつけて「ご健闘」とします。
「祈ります」は「する」の謙譲語「いたす」と丁寧語の「ます」をつけて「お祈りいたします」とします。または、「お祈り申し上げます」とするのも良いでしょう。
「ご健闘をお祈りいたします」「ご健闘をお祈り申し上げます」とすることで、目上の人に対しても使える敬語表現となります。
■「健闘を祈ります」の使い方と例文
「健闘を祈ります」は、相手を応援する時に使えるフレーズです。
このままでは敬語ではないため、もし目上の人や取引先などに使う場合は、「ご健闘をお祈りいたします」「ご健闘をお祈り申し上げます」などと言い換えるのがベターでしょう。
☆例文
*・明日の試合で練習の成果出せるよう、健闘を祈ります。
・新天地でのご活躍とご健闘を心よりお祈り申し上げます。*
■「健闘を祈ります」を使う時の注意点
「健闘を祈ります」は汎用性の高いフレーズですが、使用シーンにおいては適切でない場合もあります。以下の注意点を押さえておきましょう。
◇(1)けがや病気に対しては使わない
けがや病気がある相手に対してエールを送りたい場面もあるでしょう。しかしその場面で「健闘を祈ります」と伝えるのは不適切です。
相手の状態次第では、不謹慎だと思われてしまうでしょう。
このようなシーンにおいては「お大事になさってください」などが適切です。
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◇(2)過去の出来事には使わない
「健闘を祈ります」は、これから困難に立ち向かう人や試合に挑む人などに対して「がんばってください」という気持ちを伝えるフレーズです。
そのため、過去の出来事に対するねぎらいの言葉にはなりません。
このような場合には、シンプルに「お疲れさまでした」と伝えましょう。
参考記事はこちら▼
■「健闘を祈ります」の言い換え表現
ここでは、「健闘を祈ります」の言い換え表現をいくつか紹介します。
◇「成功を祈ります」
うまくいくように願う場合は、「成功を祈ります」「ご成功をお祈り申し上げます」と言い換えできるでしょう。
「健闘を祈ります」よりもややカジュアルなフレーズです。
☆例文
*・事業のご成功をお祈り申し上げます。
・新部署での成功を祈ります。*
◇「活躍を祈ります」
今後の活躍を応援したい場合は、「活躍を祈ります」「ご活躍をお祈り申し上げます」と言い換えられるでしょう。
相手の転職や異動に際して使う「新天地でのご活躍をお祈り申し上げます」は、定型フレーズとして覚えておくと便利でしょう。
☆例文
*・新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・益々のご活躍をお祈りいたします。*
参考記事はこちら▼
□「健闘を祈ります」は応援の気持ちを伝えるフレーズ
「健闘を祈ります」とは、これから大事な場面を迎える人に向けて、応援する気持ちを伝える表現です。
「ご健闘をお祈りいたします」「ご健闘をお祈り申し上げます」と敬語表現にすることで、目上の人に対しても使うことができるでしょう。
正しい使い方と言い換え表現をマスターして、ぜひ使いこなしてくださいね。
(にほんご倶楽部)
※画像はイメージです
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