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陸自「最新の大砲」で“海を撃った”!? 対艦ミサイルじゃないのになぜ…? 実弾射撃の「激レア映像」を公開

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タイヤで走る“最新火砲”の新たな役目

 2026年6月12日、陸上自衛隊第8師団は、鹿児島県の佐多射撃場において各種火砲やミサイルなどでの洋上目標に対する射撃訓練を実施したと発表し、その動画を公開しました。

Large figure1 gallery2 鹿児島県の佐多射撃場で洋上目標に対する実射訓練を行う120mm迫撃砲(画像:陸上自衛隊第17普通科連隊公式X)。

 訓練は5月28日から5月30日にかけて行われ、96式多目的誘導弾、中距離多目的誘導弾といった誘導ミサイルに加え、120mm迫撃砲や19式装輪自走155mmりゅう弾砲といった特科火砲も射撃に参加しました。

 19式装輪自走155mmりゅう弾砲は、陸上自衛隊が現在調達を進めている最新式の自走砲です。これまで長らく運用されてきた牽引砲「FH-70 155mmりゅう弾砲」の後継という位置づけで、九州所在の野戦特科部隊に優先的に配備が進められています。なお、最大の特徴は足回りがタイヤ駆動である点で、これによりトラックや乗用車などと同じように路上走行ができるほか、輸送機などでの空輸も行うことができます。

 これまで、りゅう弾砲は主に敵の地上部隊を攻撃するための装備として運用されてきました。しかし、近年の陸上自衛隊は比較的安価な対艦攻撃手段として、りゅう弾砲の活用を模索しているようです。たとえば、2023年にはFH-70が 、2024年には今回と同様に19式装輪自走155mmりゅう弾砲が、それぞれ佐多射撃場において洋上目標に対する射撃を実施しています。

 ただし、これらりゅう弾砲から発射される砲弾には、対艦ミサイルのように目標を探知して誘導する一連のシステムが組み込まれているわけではないため、仮に実際に対艦攻撃を行うとすれば、事前に設定された着弾海域に敵の上陸用舟艇や揚陸艦が進入した際に射撃を実施する、という運用方法がとられるものと思われます。

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