「口呼吸」は風邪やインフルエンザにかかりやすいって本当?~ちぃ先生の手記第97回~
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睡眠時に口呼吸をすると風邪をひく?
口呼吸が呼び起こすリスク
「鼻と口、どっちで呼吸をしていても同じじゃないの?」と疑問を抱くかもしれませんが、口呼吸をすることで考えられるリスクはたくさんあります。ここでは5つに分けて見ていきましょう。
(1)感染症にかかりやすくなる
口呼吸ではそのままの空気を吸い込むため、汚れやウイルスを直接体内に取り込んでしまい、風邪などの感染症にかかりやすくなる恐れがあります。
(2)虫歯や歯周病、口臭
口の中を常に空気が通るため唾液が蒸発しやすくなり、口腔内が乾燥することで、虫歯や歯周病、口臭などのお口のトラブルの元となります。
(3)ほうれい線や口のたるみ
口を常に開けているために口周りの筋肉(口輪筋)が衰え、皮膚がたるんで口角が下がることで、周囲に不機嫌そうな印象を与えてしまう可能性も。
(4)歯並びが悪くなる
特にお子さんに多く、出っ歯になるなど歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。
(5)いびき、睡眠時無呼吸症候群
口を開けて寝ていると舌が喉の奥に落ち込みやすくなり、いびきの原因となるだけでなく、眠っている最中に呼吸が止まる時間ができてしまう睡眠時無呼吸症候群につながるケースも考えられます。
鼻呼吸で風邪やインフルエンザを予防するには
鼻には天然の空気清浄機のような役割があり、鼻毛と鼻の中の線毛で空気中の異物やウイルスを除去し、鼻腔の中で外気を加温・加湿するなどの働きをしています。
しかし鼻が詰まると呼吸ができないため、無意識に口呼吸になってしまうケースも……。空気と一緒に細かい異物やウイルスまで体内に入れてしまう口呼吸は、風邪やインフルエンザなどの感染症をはじめ、喉の痛みや違和感などにつながりやすいです。
空いた時間に片方ずつの鼻で交互に呼吸して、詰まっていないか確認しておきましょう。人差し指で片方の鼻を押さえてもう片方で深く呼吸し、もし詰まっているとジュルジュル音がします。詰まっていないときも、交互に5セットくらい行うことで鼻の通りのケアが期待できますよ。
睡眠時など無意識の口呼吸予防は?
健康に過ごすためにも、口呼吸を防いで口腔内や喉を乾燥から守ることが大切です。
以下の方法を日常生活に取り入れてみましょう。
(1)部屋の加湿
乾燥する冬場は加湿器で部屋全体の湿度を上げるのがおすすめです。最近ではウイルスやカビ菌などや、花粉などのアレルギーを引き起こす物質を抑制できる加湿空気清浄機もあるため、活用すると良いでしょう。
(2)寝る前にのどや鼻を蒸気で温める
小さく折った蒸しタオルを鼻の上に置き、温めてから寝ると、鼻を温めつつ加湿できます。鼻づまりがケアされスムーズな呼吸ができることで睡眠の質も高まりますし、風邪やインフルエンザなどの感染症対策にもなります。
(3)マスクや口呼吸防止テープを使用する
就寝時に加湿機能のついたマスクを着けるほか、口呼吸防止のテープを口に貼って鼻呼吸を促すと、無意識の口呼吸を防いで眠りの質を高めやすくなります。手軽に入手できますので試してみてくださいね。
さまざまなリスクがある口呼吸の習慣は、できるだけ早めに見直したいですが、自分が普段どちらで呼吸をしているのか意識したことがないという方が多いのではないでしょうか。口呼吸になっていないか、こまめに確認する癖をつけるのがおすすめです。また眠っている間の口呼吸は自分で気づくことが難しいですよね。いびきなどがないかを家族に確認してもらう、朝起きたときの口の乾燥などである程度判断することができます。
冬場は空気が乾燥するので、特に鼻呼吸を意識するのがおすすめ。それに口呼吸のために常に口を開けているのは、見た目の面でもあまりかっこいいとはいえませんよね。鼻呼吸を習慣づけて、寒い冬も美しく健康に過ごしましょうね!
【ライター紹介】 ちぃ先生
歯科衛生士の有資格者でありながら多くの女性メディアで活躍中のライター・編集者。現在は女性向けの美容メディアやJJなどのファッション誌などに寄稿している。コスメコンシェルジュの資格を持ち、コスメ・美容への造詣が深い。また、サッカー好きが高じてアスリートフードマイスターの資格も取得している。美容と健康に高い関心と知識を持っており、Ha・no・neでは利用者のQOLの向上を目指し、ためになる情報を発信していきたいと意気込んでいる。
・ちぃ先生の手記まとめPART1 ~美容ライター兼歯科衛生士の知恵袋~
・ちぃ先生の手記まとめPART2 ~美容テク&お口の健康講座~
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