【美容室】カットはベテラン、シャンプーは若手が担当って本当? 実は「経験年数」をあえて伝えないケースも 美容師に聞く
- オトナンサー |

美容室に行ったときにカットやカラーの担当者とシャンプーの担当者が違うことや、シャンプーを若手の美容師が担当することが多いと感じたことはありませんか。なぜ分業制を採用する美容室が多いのでしょうか。分業制を採用することで、客にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。美容室「Grace Avenue」(東京都港区)サロンマネジャーで美容師の原木佳祐さんに聞きました。
分業制で客の待ち時間を短縮
Q.美容室に行くと、カットはベテランの美容師が担当し、シャンプーのときに若手の美容師に担当が代わる印象があります。実際にそのような分業制を採用する美容室は多いのでしょうか。分業制にする理由も含めて、教えてください。
原木さん「美容室によって異なりますが、お客さまを同時に複数担当するスタイルを採用している美容室では、ご指摘のような分業制を取り入れているケースが多くみられます。ベテランがカットやカラーといった作業に集中する間、アシスタントがシャンプーやドライといった作業を行うことで、お客さまをお待たせする時間を短縮できます。また、アシスタントにとっても、シャンプーを通じてお客さまと関わることは、スタイリストになるための技術や接客を学ぶ、重要な機会となるからです。
ただ、お客さまが1人のときは1人の担当者が、シャンプーから仕上げまで行うこともありますよ」
Q.人によって個人差はあるとは思いますが、若手の美容師は入店してからどの程度の経験を積むと、カットを担当するようになるのでしょうか。
原木さん「以前は平均して3年かかるといわれていましたが、最近は1~2年でデビューする美容師も増えています。もちろん、美容室の教育方針や本人の熟練度によって差がありますが、全体的にデビューまでのスピードが速まっている傾向です。
YouTubeやSNSなどを通じて学べる環境が整ってきたことや、物価上昇や賃金改善による育成スピードの見直しが背景にあると考えられます」
Q.ちなみに、若手の美容師がカットを担当する際、事前に顧客に伝えることが多いのでしょうか。それとも、伝えないことが多いのでしょうか。
原木さん「スタイリストデビューの際は、これまで担当していたカットモデルの人や、既存のお客さまに報告することはあります。
一方で、新規のお客さまに経験年数をお伝えすることはほとんどありません。お客さまに気を遣わせてしまう可能性があるからです。ネット予約の画面上に経験年数を掲載している美容室も多いので、特に隠すこともありません。聞かれた場合には正直にお伝えすると思いますよ」
* * *
美容室が「分業制」を採用しているのは、客を待たせる時間を短縮するだけでなく、アシスタントが技術や接客を学ぶためということが分かりました。また、モチベーションを保ちながら働けるよう、育成スタイルの見直しが進んでいるとのことです。客にも美容師にもメリットがある仕組みができているのですね。
オトナンサー編集部
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