たとえ愛犬が欲しがっても「絶対ダメです」 獣医師が警告する《犬が食べてはいけないもの》4つ
- オトナンサー |

私たちが日常的に口にしている食べ物の中には、「少しくらいなら大丈夫」「愛犬が欲しがるから…」と気軽に与えがちなものでも、犬にとってはリスクがあるものが少なくありません。中には命に危険を及ぼし得る食べ物もあります。そこで、犬に食べさせたら「絶対ダメ」な「危険な食べ物」について、ますだ動物クリニック(静岡県島田市)院長で獣医師の増田国充さんに教えていただきました。
ブドウは腎臓に極めて強い毒性…レーズンもダメ
Q.犬が食べると危険な食べ物には、どんなものがありますか。
増田さん「犬の場合、少量であっても摂取すべきでないものには、次のようなものが挙げられます。人間にとってはほぼ無毒であっても、犬には体に悪影響を与えるものが意外と多くあります。ここで示したものは一例となるので、私たちと同じ感覚で安全だと誤認しないように注意が必要です」
【少量であっても危険な食べ物】
代表的なものとして、「チョコレート」「ブドウ」「ネギ類」「キシリトール」があります。これらは犬にとって毒性が強く、摂取量によっては命にかかわる重大な影響が生じる恐れがあるため、絶対に食べさせてはいけません(詳細は後述)。
【少量では問題になりにくいが、ある程度の量を食べると危ない食べ物】
「イカ」「タコ」「エビ」「貝類などの魚介類」「マカダミアナッツ」「高脂肪のもの」、そして個体差はありますが「牛乳」「カフェインを含んだもの」などがあります。
また、骨自体は中毒を起こすものではありませんが、加熱すると砕けて鋭利になり、消化器を傷つける恐れがあります。
Q.「少量であっても危険な食べ物」を犬が誤って食べてしまった場合、どのような症状が出ることが多いのでしょうか。
増田さん「例えばチョコレートは、『テオブロミン』という成分が消化器や神経系、心臓に影響を与え、少量でも嘔吐(おうと)、下痢、興奮、不整脈、発作、最悪の場合は命に関わります。カカオ含有量の多いものほどリスクが高くなります。
ブドウに関しては、具体的な有毒成分がはっきりしていませんが、腎臓に極めて強い毒性を示し、急性腎障害を起こします。その他、食欲不振や嘔吐がみられることがあります。新鮮なブドウの粒や、レーズンでも健康被害が生じます。
ネギ類には『N-プロピルジスルフィド』という成分が含まれ、赤血球の構造を破壊し、重篤な溶血性貧血を引き起こします。生食のほか、加工したネギ類の成分であっても発症する可能性があります。
キシリトールは、私たちが日常的に口にする食品に含まれる人工甘味料の一つですが、犬にとっては急激なインスリン分泌を起こし、低血糖に至るほか、肝臓に対しても毒性があり、機能障害を発生させます。キシリトールのガム1枚でも健康被害が生じることがあります」
Q.万が一、愛犬が危険な食べ物を口にしてしまったとき、どうすればいいですか。
増田さん「口にしてしまったものによって、体に現われる異変に差があること、またこれらが現れるまでの時間も異なります。中には一刻を争うケースもあります。早いものでは数時間で異常がみられることがあります。
『いつ、何を、どれだけ口にしたのか』といった、できるだけ正確な情報が必要です。速やかに動物病院へ連絡をし、指示を受けてください。そして、その時点での犬の状況も伝えるようにしましょう。
中には、不安を強く持ち、少しでも早く解決しようと、自分自身で催吐を試みようとする飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、獣医師の判断なしに催吐を行うことは控えましょう。内容物によっては催吐が適さない場合があるほか、気管に詰まって事故につながる恐れがあります。自己判断せず、獣医師の診察を受けましょう」
オトナンサー編集部
実は損している?
ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。
ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。
運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?
簡単無料登録はこちらYOUの気持ち聞かせてよ!
| いいね | ![]() |
|
|---|---|---|
| ムカムカ | ![]() |
|
| 悲しい | ![]() |
|
| ふ〜ん | ![]() |







