梅雨の「なぜか体がだるい」は高血糖? 糖尿病専門医が明かす“意外な原因”とは
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梅雨は血糖値が上がりやすい時期?(画像はイメージ)
6月は梅雨の影響で気圧が下がり、頭痛が生じたり体がだるくなったりすることがあります。また、雨が多く気分が憂鬱(ゆううつ)になることも珍しくありません。こうした梅雨特有の気候ですが、血糖値に影響を及ぼす可能性はあるのでしょうか。eatLIFEクリニック(横浜市旭区)院長で内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんが解説します。
梅雨のストレスや運動不足が「高血糖」を招く
梅雨の時期は、血糖値が上がりやすいと言えます。なぜなら、低気圧による倦怠(けんたい)感や頭痛、気分の落ち込みなどの心身の不調により、コルチゾールやアドレナリンなどのインスリンの効き目を弱めてしまうホルモンの分泌が増えるからです。これにより血糖値が上がりやすい状態になります。
また、体調不良により睡眠不足になると、食欲を抑えるホルモンの分泌が減るため、血糖値を上げる原因になります。雨で運動が十分にできないと、もちろん血糖値が上がりやすくなるため、注意が必要です。
このように梅雨自体が血糖値を上げる要因になりますが、一方で、気候とは関係なく食後に血糖値が急上昇する「血糖値スパイク」と呼ばれる症状が出ることがあります。この場合も倦怠感や頭痛、気分の落ち込みなどの症状が出ることがあり、梅雨による症状だと勘違いするケースは珍しくありません。
血糖値スパイクによるものであれば、食後1~2時間後、特に昼食後に起こることが多いです。梅雨の時期だけでなく、食後に何らかの症状が出る場合は血糖値スパイクの可能性があります。気になる場合は糖尿病専門医が在籍している医療機関を受診しましょう。
適度な運動は精神面に良い影響を与えることが分かっています。ある研究では、1日15分間の運動が、ポジティブな気分や精神的充足感をもたらすというデータも出ているため、家の中でもいいので工夫して運動してみてください。もちろん運動は精神面だけではなく、血糖値にもいい影響を与えます。
食事の量を極端に減らすと免疫力が落ちますし、多過ぎても血糖値が上がります。できれば糖質や脂質を控えめにし、タンパク質の摂取量を多めにすることで体調が整いやすくなります。梅雨の時期は、ぜひバランスのよい食事を心掛けてください。
オトナンサー編集部
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