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ポーカールームでZ世代にまみれた体験【辛酸なめ子の東京アラカルト#59】

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  • 東京バーゲンマニア
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(プレイ中の写真。赤いテーブルがテンションを高めます。適度な緊張感が漂っています)
(プレイ中の写真。赤いテーブルがテンションを高めます。適度な緊張感が漂っています)

今、Z世代にポーカーがきているらしい......そんな情報を耳にして、少しでも若い世代に絡みたいと思い、人気のポーカールームに伺いました。

Z世代は生まれた時からデジタルデバイスやネット環境に慣れ親しんでいるので、反動でアナログなカードゲームに心惹かれるのかもしれません。

思いのほか高級感漂う空間で......

 

「ROOTS SHIBUYA」(東京都渋谷区)は、プロポーカープレイヤーやYouTuberとして活動する世界のヨコサワさんがオープンしたお店で、ビジネスパートナーのひろきさんとともに世界の国でカジノをタイケンしてきた2人アイディアが結集しています。

今回なにもわからないビギナーとして参加。アプリで予約し、ビギナーズゲーム(2500円)に参加すれば、ディーラーさんが丁寧に教えてくれます。

有名店監修の料理やドリンクを飲食しながら優雅に遊べます。料理もアプリで注文できて便利です(来店までにROOTSのアプリをダウンロードをしておいて、初回登録時は身分証明書が必要になります)。

アプリでは同じテーブルの人のランクや戦績も確認できるとか。過去にちょっと海外のカジノに行ったことがありますが、こんな便利なアプリはもちろんありませんでした。

巷のボードゲーム店のような漢楚な内装を想像していたら、思いのほか高級感漂う空間でした。エントランスの壁のトランプの装飾ロゴ入りカーペット、シャンデリアなどがおしゃれです。

ビギナーや通常のトーナメントを行うテーブルの奥には、その日勝ち抜いた人だけが座れるという、一段高い場所にあるゴージャスなファイナルテーブルが。

頭上のモニターにはトーナメントで勝ち抜いている人数が表示され、どこかで見たことある...と思ったら「イカゲーム」でした。でも負けても「イカゲーム」のようなことにならず、ディーラーさんも他のお客さんも優しくてフレンドリーなのでご安心ください。

 

ポーカーの手ほどきを受けてさっそく参戦。記憶力の衰えが......

 

ビギナーズテーブルでは、まず「ロイヤルストレートフラッシュ」「フォーカード」「ツーペア」「スリーカード」「ハイカード」といった役についてと、札のランク(エースが最強で2が最弱)、ゲームの流れや、アクションについてレクチャーを受けました。

場の札と自分の手札2枚で勝負します。手札を相手に見られないように、手で隠してそっとめくる方法なども教えてもらいました。

チップはひとり200枚となくなった時用保険の100枚が配布。主なアクションには、「コール」(前の番人と同額チップを賭けて勝負続行)、「レイズ」(前の人より高額なチップを賭ける)、「フォールド」(手札がいまいちな場合2枚の手札を場に出して降りる)があります。アクションをパスして様子見したい時は「チェック」と言ったり合図でテーブルを2回叩きます。

ポーカーの楽しみの一つはコミュニケーションだとお店の方も話していましたが、駆け引きしながら時には助言しあったり、和気あいあいとした雰囲気。合法のクリーンなお店で実際お金を賭けてないので平和な空気なのかもしれませんが......。試しに何回か練習してみたあと、約一時間実際にプレイしました。

最初はついひよってしまい、「チェック」を連発したりショボい手札だとすぐあきらめて「フォールド」したりしていましたが、現実にお金を賭けていないから失うものはないと気付いて次第に勝負をしかけるように。「ツーペア」や「スリーカード」などで地道に増やしました。プレイするうちにポーカーは人の性格が出るかもしれない、と思えてきました。

若者は恐れ知らずで突然「オールイン」といって全チップを賭けたりします。大人男子は5枚、10枚と少しずつ賭ける額を増やしていって慎重派でした。手持ちの札がそこまで強くないのに、掛け金をどんどん増やす策士もいました。

あとは、他人のチップの動きをチェックしていて「この2人はチップ6枚ずつ出してないですよ」と、出し忘れを細かく指摘する人も。デートで行ったら、同伴者がどんな稼ぎ方や勝負をする人かわかりそうです。

またここで出会ってポーカーで価値観が合うことがわかって仲良くなるパータンもありそうです。相手の甲斐性やケチ度の判断基準にもなるかもしれません。など、勝手に人をジャッジしてしまいましたが、私自身は手持ちの2枚のカードを何度見ても覚えられず、記憶力の衰えを実感しました。ポーカーで記憶力を鍛えられるでしょうか。

あとは女性の方々に伝えたいのは、ポーカールームは男性が8割なので、疑似モテ感を味わえるということです。錯覚ですが男性に囲まれているような気分で女性フェロモンが分泌。しかも年齢層が若めで、大学の部室のよう。「またファイナルテーブル座りて~」「オレらで一緒に座ろう!」なんて会話が聞こえてきて青春でした。

陰キャから陽キャになろうとしているメンズたちの孵化直前のエネルギーが渦巻いているようです。いい役が出た時など叫び声が上がってハイタッチする人もいました。

ゲームを楽しんだだけでなく、若さを吸収し、心が満たされたスポットでした。またX世代ということを隠して、Z世代に混ざっていきたいです。

辛酸なめ子

東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著に、『ヌルラン』(太田出版)、『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP研究所)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)『愛すべき音大生の生態』(PHP研究所)などがある。

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