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東京「踏切激セマ道」の間近にショッピングモール出店、渋滞必至? 実はある「バイパス計画」次の“優先整備路線”に選定

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激セマ踏切の先に「ららぽーと」が?

 東京都府中市で、大型の商業施設の出店計画が進行しています。ただ、ちょっと気になることが。出店地に面する道路の一つが、かなり狭く、素人目に見ても「これは渋滞するのでは……」と思わずにはいられないのです。

Large figure1 gallery21多磨駅北側の人見街道の踏切。この先に大型ショッピングモールができる(乗りものニュース編集部撮影)

 場所は西武多摩川線、多磨駅の東側です。武蔵野の森公園の隣接地に、「ららぽーと」で知られる三井不動産のショッピングモールが出店します。敷地面積は約4万平方メートル、延床面積は11.7万平方メートルで、2027年着工、2029年春の開業が予定されています。

 この一角はもともと米軍基地の返還地で、基地の跡地には東京外国語大学や警察大学校などのキャンパス、広大な公園などとなっており、南の甲州街道(国道20号)から2本の都市計画道路が延びています。商業施設の東・西・南の3辺は整備された道ですが、問題は北に面する「人見街道」です。

 人見街道は杉並区から三鷹市、府中市を東西に結ぶ主要な都道です。江戸時代以前からの古い街道とされており、特に三鷹市内では広い敷地の旧家が多く見られるような歴史を感じさせる通りです。そのためか全線に渡って道は広くなく、多磨駅付近から西側は、車両のすれ違いも困難なほど狭くなり、歩道もないことから危険性が指摘されています。

 大型商業施設は甲州街道からのアクセスは容易かもしれませんが、人見街道の三鷹方面(東側)は現状でも、周辺に複数ある公園のレジャー車両の出入りで休日に混雑することがあります。そして踏切のある人見街道の西側は、極めて狭く、商業施設のアクセスには“ほぼ使いものにならない”と見られます。

 そんな多磨駅付近から西側の人見街道ですが、実は昔から改良の計画が存在。現道を拡幅するのではなく、さらに北側に新道を作る計画であることから「新人見街道」と呼ばれています。

 都市計画道路名「府中3・4・12浅間山線」といい、東京都が10年ごとに策定している「都市計画道路の整備方針」でも、2025年度を最終年度とする第四次事業化計画に、優先整備路線として選定されています。そして2025年末に発表された第五次の事業化計画案(~2035年度末まで)でも、引き続き優先整備路線に盛り込ました。

「新人見街道」の線形は、ちょうど大型商業施設の北側から分岐して西武線を越え、多磨霊園の南東角をかすめて西進し、多磨霊園の西縁を南北に結んでいる「浅間山通り」に至ります。そこから先は、府中市美術館のある「美術館通り」と接続し、JR武蔵野線の北府中駅付近の府中街道まで抜けられるようになる計画です。

 ただ、その途中区間は住宅、寺院、墓地、小学校などを貫くこととなり、仮に事業化されても、それらの移転には相当な時間がかかると見られます。

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