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親亡き後「自閉症」の11歳息子、健常児の7歳娘、どちらにもお金に困ってほしくないけど…お年玉きっかけに母が悩む「資産」の公平な残し方

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息子と娘、それぞれに渡したお年玉(べっこうあめアマミさん作)
息子と娘、それぞれに渡したお年玉(べっこうあめアマミさん作)

 ライターとして活動するべっこうあめアマミさんは、知的障害を伴う自閉症がある11歳の息子と、きょうだい児である7歳の娘を育てながら、発達障害や障害児育児に関する記事を執筆しています。

 障害のある子と、障害や病気を持つ兄弟姉妹がいる子どものきょうだい児。アマミさんによると、どちらも同じわが子だからこそ、「公平にしたい」と思う一方で、現実にはまったく同じようにはできない場面がたくさんあるといいます。特に悩ましいのが、お年玉や貯金、将来の資産の残し方といった「お金」の問題だということです。自閉症の息子と、小学生になったきょうだい児の娘を育てるアマミさんが、お年玉をきっかけにきょうだい間の公平性の難しさ、そして親亡き後を見据えたお金との向き合い方について紹介します。

娘が小学1年になったのを機にお年玉を渡すように

 お正月が明けて新学期、子どもたちの話題の中心は「お年玉いくらもらった?」「お年玉で何を買った」ではないでしょうか。私の息子は小学5年生とはいえ、重度知的障害を伴う自閉症児。発語もなければ「お年玉」の概念も「お金」の概念もないため、そんなことに興味はありません。

 しかし、きょうだい児の娘は小学1年生になり、そろそろ友だちとそんな話題になることがあるかもしれません。

 息子つながりのママ友からも、「障害がある子の方はお年玉に興味がなくても、きょうだいの方はお友だち同士で話題に上がるから、きょうだい児の成長に合わせて両方にお年玉をあげるようになった」という話を聞きました。これまでも、親戚からもらったお年玉はそのまま子ども名義の口座に貯金していました。

 しかし私たち両親からは、子どもたちが欲しがったおもちゃなどを「現物支給」という形で渡すのみだったお年玉。今年は、娘も小学生になったことだし、そろそろお金の使い方を学んでいった方がいいかもしれないと思い、少しですがお金で渡してみることにしました。

 それに合わせて、「お兄ちゃんだけもらえない」というのも何だか不公平なので、息子にもお年玉を渡しました。

 とはいえ、息子はお金を使うのは難しい上に、破ったり口に入れてしまったりする危険があるので、息子の方は、回収して息子の貯金に回すことにしています。

 障害児ときょうだい児、きょうだい間で公平にしたいところですが、できることや分かることがどうしても違い過ぎるため、常々「公平さ」の難しさを感じます。

そもそも障害がある息子にはお金を残した方がいいのか

 重度の障害がある息子は、11歳にして話せませんし、字の読み書きもできません。息子の障害の程度を考えると、一生福祉のお世話になっていくと思いますし、息子が自分で稼いで経済的、身体的に自立していく未来は想像していません。

 しかし、福祉サービスを受けるのも、施設に入るのも、お金がかかります。息子の将来のために、何かとお金を用意しておく必要はあるでしょう。

 ただし、障害がある人に、あまり多くのお金を持たせておくのは危険だという見方もあります。息子の場合は、そもそも障害が重過ぎて、人にだまされるということが起きにくいとは思いますが、軽度の障害がある人だと、詐欺などでお金をだまし取られてしまうこともあると聞きます。

 自分で契約書にサインができる人だと、悪い人にそそのかされてよく分からずに契約をしてしまうリスクもあるでしょう。自分でサインができない息子の場合でも、署名ができないことで、本人名義の口座から大きな額のお金を下ろせなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。

 そう考えると、障害の重い軽いにかかわらず、あまり多くのお金を「本人名義で」残しておくのは控えた方がよい気がしています。

 そしてもう一つ、息子の場合は障害が重度ゆえに、所得制限にさえ引っかからなければ、福祉の面から手厚い支援を得ることができます。

 成人後は、判断材料となる所得が親のものではなく本人のものになる支援が多いので、その点を考えても、あまり持っていない方が有利かもしれません。

子どもたちへの将来の資産の残し方

将来の子どもたちへの資産の残し方は、よく考える必要がある(べっこうあめアマミさん作)
将来の子どもたちへの資産の残し方は、よく考える必要がある(べっこうあめアマミさん作)

 わが家のように、障害児ときょうだい児がいる家庭では、将来、親亡き後にどのように資産を残していくのかも課題になります。

 私もいろいろと勉強会などに行って知見を深めている途中ですが、不動産や証券など、扱いや管理が難しい資産は障害児に残さない方がいいとよく聞きました。

 よく、「障害がある子が家賃収入で生きていけるように不動産を」と考える親御さんもいますが、不動産は細かい管理が必要ですから、知的障害がある人には不向きだと思います。

 そういった、管理が必要だったり、扱いが単純ではなかったりするものは、すべてきょうだい児にいくように、障害児にはあくまで現金のみがいくように、遺言書などで事前に決めておくことも勧められました。

 息子に現金のみを残すとしても、先述のように息子名義であまり残すのも問題がありますし、どういう形でどの程度残すべきなのか、まだ測りかねています。今は私も夫もまだ元気ですが、こういうお金のことも、将来的にどうするか、現実的に考えないといけない問題です。

 成年後見人の制度など、今後、息子が成人するまでにはいろいろと変わっていく可能性もありますから、そういう動向も注意深く見ていきたいと思っています。

息子にも娘にもお金に困ってほしくない

 親として、娘も息子も等しく、将来お金で困ることがないように生きていってほしいと思います。ついつい、お年玉のように息子基準でお金の教育が後回しになりがちでしたが、将来自分でお金を管理して生きていかなければならない娘には、きちんとお金の使い方を学ばせなくてはなりません。

 そして、これから成長していくにつれどんどん大きな額のお金がかかってきますから、お金で困ることがないよう、親としてしっかり用意してあげたいと思っています。

 息子には、普通の子とはまた違った形で、将来困らないようにお金を残してあげなければと思います。

 私も子ども時代、子ども心に1年で一番大金を手にする機会であったお年玉は、お金について考えるよい機会でした。私の親も、毎年「いくら使って、いくら貯金するか」などを一緒に考えてくれて、貯金することの大切さを教えてくれたからこそ、大きくなってからそのお年玉貯金に救われたことがあります。

 私も親として、少しずつ大きくなっていくわが子にも、金銭感覚を学ばせていきながら、子どもたちの将来に備えていきたいと思います。

ライター、イラストレーター べっこうあめアマミ

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