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子どものために「仲良し夫婦であること」は必須か。自分を犠牲にして我慢し続けることの弊害

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  • マイナビウーマン
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「私ばっかり……」「今日もワンオペ……」——子育て中、夫婦の関係にモヤモヤを感じているママは少なくないでしょう。「子どものためには、仲良し夫婦でいなきゃ」と、自分の気持ちを押し込めて我慢していませんか?

\子育てに不安や悩みを抱えるすべてのパパ・ママに/
ハーバード大学医学部准教授で小児精神科医としてマサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長を務める3児の母・内田舞さんが、日々さまざまな思いを抱えて子育てに向き合う親たちへ、【専門性】×【育児の実体験】でアドバイスとエールを送ります。

今回は、子育ての悩みの種にもなりがちな「夫婦関係」について、書籍『小児精神科医で3児の母が伝える 子育てで悩んだ時に親が大切にしたいこと』(日経BP)から一部抜粋してお届けします。

「夫婦関係」は必ずしも子どもの成長に影響しない

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※画像はイメージです

ここからは、子育てのパートナーにも、子育ての悩みの種にもなりえる、夫婦関係について考えてみたいと思います。

夫と妻は、本来は子育てで協力すべきパートナーです。ただ、同じ屋根の下で一緒に暮らしているだけに、「夫婦で協力して子育てができていない」という場合の悩みは複雑になります。

私のところに寄せられる子育てに関する悩み相談も、夫との関係に悩む女性からのものが少なくありません。文面上は子どもの言動に関する悩みが書かれていても、「子どもの悩みを一緒に解決したいのに、夫が何もしてくれない」「子どもに関する悩みがあっても、夫の協力が得られず、すべて自分一人で抱えなくてはならないのがつらい」など、根底に夫婦の関係性の悩みがあるケースは多いです。

まず理想論からお話しすると、やはり夫婦円満であるに越したことはないと思います。これまでもお伝えしてきた通り、子育ては本当に大変な営みです。衣食住の世話に加え、子どものメンタルのケアもしなくてはなりません。日々、子どもに関する大量の決断をしていかなくてはならず、たくさんの悩みに直面します。体力的にも時間的にも精神的にも、一人で抱えるのは大変ですから、協力できる人がいることは非常に大きいですし、それが子どもにもプラスに働かないわけはありません。

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※画像はイメージです

ただその一方で、夫婦仲が悪いことが、子どもの成長に必ずしも悪い影響を与えるわけではないように思います。

極端な夫婦間のDVなどが子どもの成長に与える悪影響等については、さまざまな調査、研究が行われていますし、子どもも感じ取れるような夫婦仲の張りつめた緊迫感というのは子どもの感情を不安定にさせ、不安を強めるということが報告されています。しかし、こういった悩みを相談されるご家庭のほとんどは、「表面上はけんかをしているわけではなく、離婚には至っていないけれど、夫婦仲が良いわけではない。夫婦が子育てで協力できていない」といった状態です。こうした複雑な状況の場合は、調査に表れにくく、子どもの成長へのネガティブな影響の有無を、医学的に証明するのは難しいかもしれません。

ただ、例えばアメリカの場合は離婚が多いですが、離婚した家庭に育った子どもとそうでない家庭の子どもを比べると、離婚直後のストレスの影響は家族全体に表れますが、長期的には、感情をコントロールする力の発達などには大きな差はみられていません。

子どもの、困難を乗り越えて回復する力、レジリエンスはバカにできません。短期的なストレスがあったとしても、新しいルーティーンに慣れてくると、その中で幸せと安定を作り出すことができるものなのです。

離婚後の子どもの感情の安定に関しては、夫婦間の関係以上に、親一人ひとりが子どもとどのような関係を築けるか、また別れた後の親同士が協力体制を見せられるかによって変わるという研究報告もあります。これはなかなかの難題ではありますし、何事もケースバイケースで、一つの家庭にとってうまくいったことが他の家庭でも、というわけではありません。しかし、できる範囲で、努力すべきところなのかもしれません。

「仲良しの夫婦であること」は必須なのか

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※画像はイメージです

でも、子どもへの影響はさておき、あなた自身の気持ちはどうでしょうか? もしも夫婦仲が悪いのに、子どものために我慢して現状を維持しようとしているのであれば、そこは少し考えてみてほしいと思います。

夫婦は、子どもの人生を一緒に考えるチームです。子育てにおいて重要なことは何かを夫婦で考え、どちらか1人ではなく、両者で責任を負って協力しながら進めていくことが理想です。ただ、それができず、その状態が自分にとってつらいのであれば、やはり「自分が幸せになるためには何が必要か」をまず自分に問うてほしいと思います。

いったん子どもや夫、家族のことは脇に置いて、自分の幸せにとって何が必要なのかを、本気で考えてみてください。夫婦仲が悪いことそのものよりも、子どものために親が犠牲になっている、子どものために親が我慢しているということの方が、自分のためにも子どものためにも良くないと思うからです。

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※画像はイメージです

親が幸せであることは、子どものためにも良いことです。「親が幸せでない」という状態は、子どもには伝わってしまうものだからです。親がもし「自分はつらいし幸せではないけれど、子どものために我慢し、現状の生活を維持することにした」という場合、それを子どもが知った時にどのように受け止めるでしょうか。自分が子どもの立場であれば、「親には自分の幸せを考えてほしかった」「私のせいにしないでほしかった」と考えるのではないでしょうか。

また、自分の気持ちを押し殺すことは大きなストレスになり、子どもと意見が食い違った時などに「私はあなたのために我慢したのに」という思いがあふれて、子どもに当たってしまったり、さらにストレスが大きくなったりする可能性もあります。

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

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※本記事は、『小児精神科医で3児の母が伝える 子育てで悩んだ時に親が大切にしたいこと』(著:内田舞/日経BP)より抜粋・再編集して作成しました。

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