千葉-茨城むすぶ東関東道「8年ぶりの延伸」が目前に 湖エリアにできる“新たな終点”の使いみちとは?
- 乗りものニュース |

東関東道の「茨城区間」ことし延伸
東京から千葉、成田、そして茨城を結ぶ東関東道のうち、茨城県内の延伸部「水戸線」が2026年度、2段階に分けて開通します。現地はどうなっているのでしょうか。
茨城区間の現在の終点、鉾田IC。延伸部(右)は舗装も済んでいる(乗りものニュース編集部撮影)
法律で定められた「東関東自動車道水戸線」は143kmあり、「外環道」として案内されている三郷JCT―高谷JCT、「東関東道」の名で案内されている高谷JCT-潮来IC間を経て、水戸市近傍で北関東道に接続する茨城町JCTまでをいいます。このうち未開通なのが茨城県内の潮来IC―鉾田IC間30.9kmです。
茨城県内の区間は茨城町JCTから南下するように開通しており、茨城空港の開業に合わせて2010年に茨城空港北ICまで、2018年に鉾田ICまで延伸しています。いずれも暫定2車線です。
そして2026年度に開通するのも、まず鉾田ICから南下して行方(なめがた)ICまでの7.9kmが「2026年半ば」に。行方IC-潮来IC間23.0kmが2026年度内につながる予定です。
鉾田ICから先の本線は2026年3月現在、構造物もほぼ完成し、舗装もなされています。区画線と付属物を施工すればいつでも開通できそうですが、行方ICはランプや擁壁工事の真っ最中でした。とはいえ、料金所の骨格もできており、新たな終点となる準備が着々と進んでいるようです。
新たな終点「行方」どんな場所?
この行方ICは、海沿いの国道51号を起点に茨城県南部を東西に横断する国道354号に接続します。場所は国道51号から内陸へ10km強進んだところで、巨大な湖の「北浦」と「霞ケ浦」の中間に位置します。物流の幹線たる国道51号からは離れているものの、「常磐道により近い場所」ということになります。
建設中の行方IC。国道354号には道路表示板も(乗りものニュース編集部撮影)
国道354号は霞ヶ浦を約1000mの霞ヶ浦大橋で横断し、土浦市街、そして常磐道の土浦北ICへと通じます。水戸市・行方市・かすみがうら市・土浦市との間で東関東道と常磐道、国道354号による周遊ルートができるのです。
行方ICから土浦北ICからの距離は約31km、約40分といったところ。まあまあ遠いですが、国道354号のかすみがうら市内の大部分からは、行方ICのほうが近くなります。また鹿嶋市から国道51号を北上し、行方ICに向かう利用なども考えられます。
とはいえ、やはり潮来まで全線開通してからが本領を発揮します。東京から「常磐道のバイパス」的な路線にもなるほか、何より茨城、さらに北関東道で通じる栃木と成田空港をぐっと近くします。
ただし、行方IC―潮来ICについては2026年3月に軟弱地盤の影響が報告され、2026年度の開通予定に「新たな課題等が工程に及ぼす影響を精査中」との文言が加わっています。
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