高市首相「サナ活」への反対意見 米国大統領はヒーロー、キャラ化…政治参加に対する日米の違い
- オトナンサー |

高市早苗首相(2026年2月撮影、時事)
2026年2月8日に衆議院議員総選挙の投開票が行われます。日本史上初の女性首相となった自民党総裁の高市早苗さん。2025年10月に就任した際の演説で、ワークライフバランスを捨て、「働いて×5まいります」と宣言した同フレーズが、「2025年T&D保険グループ 新語・流行語大賞」の年間大賞に輝き、反響を呼びました。その上、愛用のバッグやボールペンが次々完売するなど“サナ活”ブームが加熱しました。一方で、“首相を推し化するのは好ましくない”という批判も一部ではあります……。そこで、首相を“推し”扱いすることについてアメリカ大統領の“ファン現象”と併せて、考えてみたいと思います。
日本の首相の“推し化”に賛否両論
高市首相は、さまざまな世論調査で、若年層からも支持が高いといわれています。そんな中、「サナ活」という言葉が生まれ、高市さんが使用するアイテムがSNS上で話題となり、相次いで完売する現象が起きています。
例えば、高市首相が使用する老舗バッグメーカー・濱野皮革工藝(長野県北佐久郡)の「グレース ディライトトート」が“サナエバッグ”として注目を集め、高市首相が愛用しているブラックは入手困難になっています。
さらに、サナ活の影響はホテルの料理にも波及。奈良ロイヤルホテル(奈良市法華寺町)は高市首相の総理就任を記念した「和洋折衷サナ活ランチ」の提供を1月5日から開始しました。その内容は大和牛コロッケなど奈良県ならではの料理に加えて、高市首相が大好きだと公言している“豚まん”に趣向を凝らした「サナエちゃん大好きミニ豚まん柿の葉蒸し」も含まれています。
その一方、内閣総理大臣への支持を“推し化”することや内閣総理大臣を下の名前で親しみを込めて呼ぶことへの批判の声のほか、性別や容姿、話題性だけでなく、「政策をきちんと見極めるべきだ」「国民は政治家を厳しく監視する立場にある」といった声もあります。
国民が政治活動と推し活を重ねると、国民が政策の中身を見誤ったり、政治家側が人気取りのキャラクターを演じるようになったりするリスクが懸念されることは一理あります。
“民主主義国家”アメリカでは大統領はヒーロー・英雄
日本人がアメリカを訪れた際、驚くことの一つが、大統領の存在を街の至るところで強く感じることだと思います。例えば、首都ワシントンD.C.には第16代大統領のエイブラハム・リンカーンの巨大な像「リンカーンメモリアル」があり、周辺は住民や観光客の憩いの場となっています。また、国内全体では大統領の名前を冠した学校、道、空港、文化施設などが多く、さらに大統領関連のグッズやマスコットがいたるところで取り扱われています。
筆者がアメリカ滞在時に特に驚いたのは、幼い子ども向けに書かれた歴代大統領の本の多さでした。
歴代大統領の中でもリンカーンの人気は圧倒的ですが、彼を題材にした絵本が数多く出版されています。これらの絵本のストーリーの多くは「リンカーンは貧しい家庭に生まれた。一生懸命働き、勉強し、弁護士になった。そして、大統領になった。南北戦争では奴隷解放宣言を発布し、奴隷たちを自由にした」と、シンプルです。
リンカーンが奴隷解放宣言を発布した背景には“奴隷を助けたい”という感情論よりも“連邦の維持”という政治的な企てがありましたが、子ども向けの絵本では複雑な側面は度外視されています。それでも、多くの親たちは我が子にこうした絵本を読み聞かせ、立身出世の希望や“自由の国アメリカ”の礎を教え、説こうとしています。
また、近年は減少傾向にあるとはいえ、自分の子どもに大統領の名前を付ける親は珍しくありません。例えば、第44代大統領のバラク・オバマさんの就任時および在任期間中、彼にちなんで「Barack(バラク)」という名の赤ちゃんが急増しました。
アメリカは民主主義国家であり、国民が大統領選挙に参加するため、多くの国民が大統領に対して誇りと尊敬を抱いています。だからこそ、大統領の妻であるファーストレディーの影響力も大きく、オバマさんの妻・ミシェルさんのように、自身の影響力を生かして国民の生活向上のために積極的に活動する人もいます。
政治参加の形は人それぞれ
2024年夏の東京都知事選で、若者が候補者をノリノリで応援する姿がSNSで拡散され、一部から批判が出ました。今も、高市首相の若者支持に対し、「世間の流れに乗ってるだけ」「サナ活は軽薄だ」といった意見があります。
こうした批判に妥当性を感じる一方、若者は政治に参加しても、参加しなくても文句を言われるという気持ちにもなるでしょう。日本の慣習に沿った形で政治に参加していれば、文句を言われるようなことは少ないのでしょうが、政治への参加方法は他人の迷惑にならない限り、柔軟であってもよいのではないでしょうか。
首相に対して“無条件のヨイショ”は好ましくないものの、“国民のために一生懸命やってくれている”と感じて、応援しようとする若者が多い社会は、現首相の名前を知らない若者だらけの社会よりは健全ではないでしょうか。
ちなみに、平成生まれの筆者は、高市首相の政策への賛否はさておき、生まれた環境を受け入れ、10代の頃から人生計画を緻密に立て(遠方の大学に親の反対を押し切って進学するため、高校時代からアルバイトで学費を稼ぐなど)、努力し、夢をつかんだ姿に「アメリカンドリーム」ならぬ“ジャパニーズドリーム”を感じ、その生き方に魅了され、励まされています。
西田梨紗
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