「無駄遣い」の犯人は“キャッシュレス決済”かも 現金払いに切り替えれば浪費減る?【FPが解説】
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近年、クレジットカードや電子マネーだけでなく、バーコード決済が使える店が増えています。現金を持ち歩かなくてもよいので便利ですが、「キャッシュレス決済はお金を使った感覚がなく、無駄遣いをしてしまいやすい」という話をよく聞きます。無駄遣いを防ぎたい場合、キャッシュレス決済から現金払いに切り替えた方がよいのでしょうか。気になる疑問について、ファイナンシャルプランナー(FP)の水野崇さんに聞きました。
キャッシュレス決済はお金が減った感覚が薄れる
Q.キャッシュレス決済よりも現金払いの方がお金を無駄遣いしにくいという話をよく聞きますが、本当なのでしょうか。理由も含めて教えてください。
水野さん「一般論にはなりますが、確かにキャッシュレス決済よりも現金払いの方が、無駄遣いを抑えやすいといわれています。現金で払う場合、手元のお金が減ることが目に見えて分かりますよね。これにより、人は精神的な苦痛を覚えます。
一方で、キャッシュレス決済はアプリなどで『お金を使った』『金額が減った』ということが分かりますが、実際に自分の手元からお金が減った感覚がどうしても薄れてしまうんですね。そうすると、何かを購入できたという一時的な満足感の方がお金を使うことの苦痛を上回ってしまい、どんどん無駄遣いをしてしまうという流れに陥りやすくなってしまいます」
Q.では無駄遣いを防ぐために、キャッシュレス決済から現金払いに切り替えるのは、対策として有効でしょうか。
水野さん「有効だと思います。やはり、現金払いになると紙幣や硬貨を財布から出し、手から離れる瞬間にどうしても人間の脳は苦痛を感じます。そのため、何かを購入するときに『本当に自分にとって必要な買い物かな?』と慎重になることができるんですね。
とはいっても、すべての人に当てはまるわけではなく、キャッシュレス決済においてもしっかりと冷静に考えて買い物ができる人も少なくありません。利便性などを考えるなら、もちろん現金払いよりもキャッシュレス決済の方がメリットが大きいと考える人もいるでしょう」
Q.キャッシュレス決済、現金払いでそれぞれ無駄遣いを防ぐための方法を教えてください。
水野さん「まずキャッシュレス決済の場合、『リアルタイムでの可視化』と『上限設定』が非常に重要です。特に、クレジットカード決済は後払いのため、実際にお金が引き落とされるまでには時間がかかりますよね。
そのため、支払いをするごとに家計簿アプリと連携して支出を記録したり、あらかじめ決めた上限額に届いたら通知が来るように設定したりする方法がお勧めです。
現金払いの場合、例えば1週間分ごとに使う生活費を封筒などに入れて小分けにし、必要最低限の現金のみを財布に入れておくことで、現金が減る状態を分かりやすくつくることができますよ」
* * *
現金払いとキャッシュレス払いは、どちらもメリットとデメリットがあります。それぞれの特性や使い方を覚えて、やりくりしやすい方法でお金と付き合っていけるとよいですね。
オトナンサー編集部
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