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ボディーの一部が腐る!キノコ生える!? でも心配無用? 本物の「木」を使った車が今も世界中で走るワケ

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  • 乗りものニュース
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BMWになる前の、いわゆる「クラシック・ミニ」の人気モデルに、バンタイプのカントリーマンとトラベラーがあります。外装に本物の木を一部使った強烈な見た目は、今もファンを引き付けますが、維持もそれなりに苦労があるようです。

ミニ初の派生モデルとして、バンタイプが登場

製造終了から25年が経ちながら、根強い人気を誇るクラシック・ミニシリーズ。どのモデルも価格は高騰傾向にあります。そんなクラシック・ミニシリーズのうち、コアなファンを惹きつけてやまないのがバンタイプのモデル。なかでもボディのリア部分に本物の木材(ウッドトリム)を備えたオースチン・ミニ・カントリーマン、モーリス・ミニ・トラベラーの2モデルは、「小さな名車」として絶大な支持を得ています。

Large figure1 gallery10オースチン・ミニ・カントリーマン(画像:Andrew Bone/flickr)。

 1959年にイギリスで誕生したミニは当初、2つのモデルがありました。オースチン社のオースチン・セブンと、モーリス社のモーリス・ミニマイナーです。程なくしていずれも「ミニ」の呼称で親しまれるようになり、翌年の1960年には初の派生モデルとして、ミニをベースにリア部分に荷室を設けたバンタイプが相次ぎ生まれます。それこそがオースチン・ミニ・カントリーマン、モーリス・ミニ・トラベラーの2モデルでした。

 ただし、最初のモデルはオールスチールボディで、のちに特徴となるウッドトリムが付けられたモデルの登場はその1か月後。初期はオプションでした。

 通常、派生モデルはベーシックモデルの構造をできるだけ生かすことでコストを抑えるものですが、カントリーマンとトラベラーはベーシックモデルから多岐にわたって変更されています。

例えば、ホイールベースを延長したり、荷室を広くするためにボディの左サイドにあった給油口を右サイドに移動したりしています。また、開発当初は「商用モデル」を意識していたこともあり、助手席のシートはオプションでした。ラバーコーンを採用した前後の独立式サスペンションも、ベーシックモデルと異なるものを装備していました。

 フロントグリル、ライト、キックプレートなど、ベーシックモデルとの共用部品もあるものの、カントリーマンとトラベラーの開発にはかなりの労力がかかっているのです。

 一方、カントリーマンとトラベラーは、見た目も中身もほぼ同じです。初代モデルはボンネット、リアドア、ホーンボタンなどに「オースチン」もしくは「モーリス」を示す刻印があり、見分けることができます。1961年以降は、ボディカラー、ウッドトリムなどに違いが見られるようになります。

両モデルともよく売れた!

 その後、1965年にはAT仕様車が登場。商用だけでなく、ビジネスと娯楽の双方で使えることを売りにし、ヒットにつながりました。同時期、日本にもカントリーマンが輸入され、英国大使館で使われたという逸話もあります。

Large figure2 gallery11現代モデルにもMINIカントリーマンというコンパクトSUVモデルがあり、人気を博している(画像:BMW)。

 1967年のさらなるマイナーチェンジを経て、カントリーマンとトラベラーはさまざまなシーンで活躍しました。しかし、1969年に実質的な後継車にあたる、ミニ・クラブマン・エステートが登場したことで生産を終了。初登場からの約9年間で、カントリーマンが約10万8000台、トラベラーが約9万9000台の販売を誇りました。

木製なので腐ります!?

 生産終了から55年以上が経過した今なお、カントリーマン・トラベラー双方とも根強い人気が続いているのは、生産時から世界中のユーザーに愛され、リビルトパーツが豊富に存在したことも理由の一つと言っていいでしょう。

 リビルドパーツが存在することで、長きにわたって走り続けることができ、同時に「リアにウッドトリムを備えたミニのバン」という強い個性も加わって、今なお「小さな名車」として知られているのではないかと思います。

 最後に余談ですが、そのウッドトリムに関するエピソードを紹介します。木製なので長年雨などを受ければ、当然腐って朽ち果てることもあります。25年以上トラベラーに乗り続ける筆者の友人は、ウッドトリムにキノコが生えたことがあったそうです。

 友人は、すぐにウッドトリムを新調したそうですが、カントリーマン・トラベラーならではのトラブルといえます。見た目のかわいさだけでなく、こういった独特の手間やメンテが必要になることもまた、カントリーマン・トラベラーに強い愛着を感じる要因なのだと思います。

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