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見過ごされがちな「妻→夫」へのモラハラ実態…妻から邪険に扱われる35歳夫を絶望させた息子の一言

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  • オトナンサー
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「妻→夫」のモラハラ、実は多い…?
「妻→夫」のモラハラ、実は多い…?

 夫婦関係において見過ごされがちな問題に、妻から夫へのモラルハラスメント(モラハラ)があります。夫から妻へのモラハラは社会問題にもなっていますが、逆パターンはあまり表には出てこないのではないでしょうか。しかしながら、この問題は、夫の心身に深刻な影響を与え、関係性の破綻、ひいては離婚に至る可能性を大いに秘めています。

夫が受ける妻からのモラハラの実態

「モラルハラスメント」とは、言葉や態度、行動を通じて相手の尊厳を傷つけ、精神的な苦痛を与え続ける心理的虐待の一形態です。自分ではそのつもりがないのに、パートナーの受け止め方で「モラハラだ」と思われることもあります。

 一般的にモラハラは、相手を精神的に支配し、コントロールすることにあります。しかし、妻がモラハラをしている場合、「男性は強いもの」といった社会通念から、夫が被害を訴えにくく、周囲からも理解されにくい傾向があります。

 モラハラを行う妻の心理的背景には、次のような複雑な要因が絡み合っていると考えます。

【「私には誇れるものがない」という自虐感】

「過去の成績が悪かった」「会社で常にバカにされている」「子育てを間違った」など、内面に抱える自己肯定感の低さを補うため、夫を見下し支配することで一時的な優越感を得ようとします。「あなた、田舎で育ったくせに」「あなたの親、最低ね」「男の人って不潔ね。臭いし気持ち悪い」など、関係ない部分で見下すセリフを放ちます。

【自己中心的な思考パターンで他者の気持ちに鈍感】

他者の感情を理解することが苦手で、自分が発した言葉で夫が傷ついている、弱っていることを認識できない、あるいは意に介さない。夫が黙り込むと、「ほら、やっぱりね」となる。反論すると「モラハラよ」と逆に被害者を装う……などです。

【常に自分が“女王さま”でないと平静を保てない】

夫の感情、特に行動を自分の思い通りにしたい気持ちが抑えられず、「結婚したのだから、あなたは私のことを大事にしなさい」という関係性をつくってしまいます。日々の行動を細かに知りたがり、意に沿わないことをすると強く指摘します。「平日に、妻から『今何してる』系のLINEが1日10件以上届く」というのはその兆しです。

【被害者意識が強すぎる】

自身の不幸や不満の原因を夫に求め、「夫が至らないから自分がこうなったのだ」という間違った論理を持っています。「あなたの給与が低いから、子どもの塾代が出せない。貧困は連鎖するのよ。こんな人と結婚した私がバカだった」「他の人と結婚していれば、こんなみじめな思いはしなかった」など、平気でつらつらと口にするようになります。

 列挙すると「何でこんな人と結婚したんだ」と思ってしまいますが、一緒に暮らさなければ気付かないことはたくさんあるのです。

 さらには、「子どもに夫の悪口を吹き込む」など、子どもを利用した間接的な攻撃や、「夫の食事だけ作らない」といった家庭内での差別的扱いなどもあります。これらの行為は、夫の自尊心をむしばみ、本来であれば安心・安全の空間であるはずの家庭を常に緊張を強いられる場所へと変えてしまうのです。

 会社からすぐに家に帰らず、ネットカフェや図書館で時間をつぶして帰る夫を「おひとリーマン」と名付けた記事を書きましたが、まさに家が休まらない場所と感じている夫たちは、モラハラ妻との接触時間を減少させようとしています。

無視に暴言…挙げ句に息子から「パパはママの◯◯」と言われ

 砂羽さん(38歳、仮名)は、夫の良行さん(35歳、仮名)と付き合い始めて半年足らずで結婚しました。結婚後は円満夫婦でしたが、子どもが産まれて状況は一変します。

 砂羽さんは産まれた息子に夢中になり、良行さんをあからさまに邪険に扱うようになりました。食事も生活リズムも子ども中心。平日、良行さんが一緒に時間を過ごしたいと早く帰ってくると、「パパもう帰ってきちゃったね」などと息子に向かって言うようになります。

 そのくせ自分は、大好きな飲み会には頻繁に顔を出し、寝かしつけは夫に任せる始末。「ママがいい」と泣く息子を、良行さんは一生懸命寝かしつけていました。

 食事も、夫の分はご飯だけ炊くようになり、おかずはなくなりました。「子ども向けのおかずを作るので精一杯よ」という言い訳です。「おかずは、スーパーで総菜買ってきてよ」という流れに。

 そのうち朝、夫が話しかけても「あとで」と受け流すことが多くなります。もちろん「あとでゆっくりとした会話」はありません。

 そんな状態でも、たまに一緒に出かけたり、テレビを見て笑い合ったりする時間を、良行さんは大切にしていました。しかし数年後、夫の堪忍袋の緒がついに切れる事件が。それは息子からの一言でした。

「パパはママの召し使いだね」

 良行さんは、この言葉を聞いたときに絶望したと言います。

「自分は今まで何をやってきたのだろうと思いました。大好きな人と結婚して幸せだと思わないといけない、自分が我慢すれば砂羽が幸せなのだったらそれでいい、そう思っていました。でも息子から“召し使い”と言われ、そんなゆがんだ夫婦関係を見せるのは嫌だ、そんな家族なんてごめんだと思いました」

 良行さんから離婚を告げられた砂羽さんは激怒し、絶対に嫌だと受け入れません。現在は夫が家を出て別居し、調停が行われています。

「息子が生まれた」という単純な理由で夫への態度が変わってしまったのかどうか、今回は夫側の言葉しか聞いていないので真実は分かりません。もともと妻にその要素があったのか、何かトラウマがあったのか。夫婦仲を修復しようにも時遅しでした。

 どんな理由であれ、相手にモラハラを行うことで関係が良好になるはずがありません。「夫の行動が気になって仕方ないのでLINEを送ってチェックする」「夫の言葉の言葉尻を捉えてしょっちゅうケンカになってしまう」「夫の方が私のことを好きになって結婚してあげたのだから、大切にしてほしい」というスタンスの人は、もしかすると……。

 こればかりは、相手の意見を聞かなければ分からないことです。まず自分がそのような言動をしていないか、振り返ってください。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

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