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「別れたほうがいいのかも」夫の言葉に息を飲んだ…危険水域に陥った50代夫婦が再び恋に落ちた理由とは?

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  • マイナビウーマン
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登録者数27.5 万人超のYouTube チャンネル「LiaLico Channel」で海外での日常を配信するLialico Mama(りありこママ)ことラスコットエバンス美穂さん。

6人の子育て、そして「子育て期」後を自分らしく幸せに生きるヒントを綴った書籍『もういいじゃん、私が楽しめば。 夫は英国人、6人子持ちアラカン母のエッセイ』(KADOKAWA)をご紹介します。

「もういいじゃん、私が楽しめば。 夫は英国人、6人子持ちアラカン母のエッセイ」

30歳のときに英国人男性と結婚し、夫の転勤で6カ国を移住しながら4男2女の6人の子どもを産み育てた美穂さん。55歳で空の巣症候群になり、夫婦関係や更年期にも悩んだ58歳ごろまでの3年間を中心に、新しい幸せを見つけるまでを綴った著書から一部をお届けします。

「今のままなら、 別れたほうがいいのかも」

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(撮影/Clémentine Laurent)

子どもたちが小さかった頃は、夫婦間の不満やストレスを忙しさで紛らわし、見て見ぬふりをしてきましたが、子どもたちに手がかからなくなってからは、その課題から逃げることはできなくなりました。夫と向き合うのか、それとも別々の道を選ぶのか?二人の関係性についていやでも考えなければいけない時期が訪れたのです。

コロナ禍で大げんかをしたある日、ダディが静かに言いました。
「僕たち、趣味も違うし、何も一緒にしない。このままだったら、別れたほうがいいのかも。今ならまだそれぞれ別のパートナーを見つけることもできるのではないか」と。

その言葉に息を飲んだ私。新型コロナのさ中で世界が揺れる中、私たち夫婦の関係も危機を迎えていました。

でも、それはただの始まりでした。仕事人間だったダディの「ミッドライフクライシス」と、私の「更年期」が複雑に絡み合い、些細なことで言い争いが絶えない日々、お互いにミサイルを発射し続けていました。

「カウンセリング」という新たな一歩

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(撮影/Clémentine Laurent)

そんな状況で、ダディが私に何度目かの提案をしました。「カウンセリングに行こう」と。それ以前は「どうして私たちのことを何も知らない人に悩みを話さなきゃいけないの?」「友達に話して聞いてもらえばいいじゃない?」と、反発していた昭和生まれの私も、この時ばかりは少しだけその価値を信じてみようと思ったのです。

欧米では、夫婦や家族の危機をカウンセラーに相談するのはごく一般的です。夫婦それぞれが抱える問題を客観的に見てもらい、どうすれば良い方向に進むのかアドバイスをもらうのです。それを魔法の解決策だとは思っていませんが、「友人や家族に愚痴をこぼしているより、プロの意見を聞くことは建設的かもしれない」と思えました。

私たちがカウンセラーに相談した中で、最も印象的だったのは、「二人でお互いに楽しかった思い出を書き出す」というアドバイスでした。最初は疑心暗鬼でしたが、ダディと過ごした時間を振り返りながらノートに書き出していくと、心の奥深くにしまっていた記憶がよみがえってきました。

恋人だった頃の何気ない幸せ、例えば、フィレンツェでのロマンチックな結婚式、夕暮れのアルノ川沿いを手をつないで歩いたこと、酔った勢いで買ったアコーディオンを橋のたもとで弾いて投げ銭をもらって二人で大笑いしたあの日。その瞬間、心の中に温かな光が差し込んだことを思い出しました。ダディもノート2ページ分ぎっしりと思い出を書き綴っていました。「僕たちはまだここにいる」と。その確信が私たちを少しずつ変えていったのです。

「私たちはまだやり直せる。ポジティブに、仲良くできる方法を探そう」と二人で誓い合いました。スペイン語で「愛」を意味するアモール。その言葉が象徴するように、私たちはパートナーとしての愛情やときめきを再び育む努力を始めたのです。

まず始めたのは、二人だけで朝の散歩をすることでした。これまで忙しさに追われ、そんな余裕を持てなかった私たち。けれど、散歩の間はスマホも見ず、ただ話をするだけ。その時間が、私たちの心の距離を少しずつ近づけてくれたのです。

ハネムーンの思い出の地を再訪

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その後、私たちは思い切って結婚の思い出の地、フィレンツェを再訪することにしました。27年前の6月、初夏の柔らかな陽の光に包まれたフィレンツェ郊外にある、緑に囲まれた丘の上の小さな教会での結婚式。街全体を見渡せる丘の上のホテルでのレセプション。再訪してみると、すべてが懐かしく、温かい思い出に満ちた場所でした。

あの日と同じ、アルノ川沿いに映る、黄色や、オレンジ、茶色のグラデーションのイルミネーションを眺めながら、私たちは手をつないで歩き、人生で一番と思えるほど感動した思い出のレストランで、ビステッカ・アッラフィオレンティーナ(フィレンツェ名物のビーフステーキ)を食べたり、思い出の教会へと訪れたりしたのです。

それは、ダディに「また恋に落ちそうだよ」とまるでロマンチックなイタリア人が乗り移ったような言葉をささやかせた魔法の小旅行でした。そして私もこのイタリア人が乗り移ったダディに再び恋をしたのです。

9784046072573

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

※本記事は、『もういいじゃん、私が楽しめば。 夫は英国人、6人子持ちアラカン母のエッセイ』著:Lialico Mama/KADOKAWAより抜粋・再編集して作成しました。

Lialico Mama(りありこママ)

ラスコットエバンス美穂/YouTubeチャンネル「LiaLico Channel」の動画配信クリエイター。

1966年広島県生まれ。アメリカのミネソタ大学を卒業後、東京で就職。30歳の時、英国人と結婚。夫の転勤などに伴い、6か国へ移住しながら、4男2女の6人の子どもを育ててきた。50歳の時、家族の日常を紹介する動画配信をスタートし、登録者数は27.5万人超(2025年3月現在)。バルセロナ在住。

YouTube:「Lialico Channel」
YouTube:「Lialico Mama’s Room 58歳6人子持ちだっていいじゃん」
Instagram:@leahrikophoto

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