ふっかの顔面だから許される数々のストーカー未遂で不倫の炎再燃!?【わたしの宝物#第4話】
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※このコラムは『わたしの宝物』4話までのネタバレを含んでいます。
■死んでいたはずの冬月、無傷で元気に登場
テロで亡くなったはずの冬月(深澤辰哉)と図書館で偶然にも再会することになった美羽(松本若菜)。
テロにあったとは思えない、無傷でピンピンとした姿で元気に登場した冬月は、日本に帰国したものの美羽への連絡手段を失ったため、どうにか会おうと図書館に通いまくっていたわけですが、会えた喜びから白昼堂々と図書館内で美羽を抱きしめるという大胆不敵さ。
お前の立場はまだ不倫だ。わきまえてくれ。と思いつつ、美羽もこの世にいないはずの冬月が目の前に現れ、感情はぐちゃぐちゃです。
冬月が生きていた喜びや、押さえ込んでいた好きの感情が溢れ出すと共に、冬月は亡くなっているものとして気持ちの整理をつけ、夫である宏樹(田中圭)と生きていくことを決意した直後のことですから、落とし所を見つけたはずの感情の整理がつかなくなっていることでしょう。
冬月を抱き締め返すか悩んだ手で、そのまま彼を突き飛ばし、宏樹の元に戻ったのでした。
■冬月の魅力 is 何?
冷静に考えれば、昔「中学の頃に好きだった」程度の男よりも、大人になってからきちんと交際を重ね、しっかりと関係値を築いて結婚にまで至った宏樹との関係を誰だって優先しますよね。
ましてや問題だったモラハラが一時的かもしれないとはいえ治り、それを超えてめちゃくちゃいい父親になってくれてるんですから。
モラハラからの逃げ場としてなら、冬月に飛び込むのはアリだったかもしれませんが、そうでなければ、中学の頃の思い出補正がかかりまくっただけの関係なんて脆すぎます。大人になった冬月がどんな人間でどれだけ美羽と相性が合うのかなんて未知数です。言ってしまったら、よく分からない男に全てを捨てて飛び込むのは打つ博打がでかすぎます。
子どもが冬月の子だったのは、人生の罪と罰として抱えていくとして、美羽の人生の選択肢は宏樹ルート一択では? これから冬月ルートがあるのだとしたら、宏樹のモラ再発か、不倫や托卵バレして冬月しか選択肢がなくなる以外考えられません。
■宏樹の罪悪感煽りが毎度酷い。中身入れ替わったレベル
冬月との再会から心ここにあらずの美羽。それを産後うつではないかと心配した宏樹は、周囲に相談し、子どもと離れて1人になれる時間を作ってあげることを思いつきます。
その他にも、仕事から帰って夜な夜な作り置きのご飯をこっそり仕込もうとするなど、できることを考えて行動に移してくれています。1話の宏樹と比較すると、とても同じドラマの登場人物とは思えないほどの変貌っぷり。
パンくわえて走ってたら、道の角で他人とぶつかって中身が入れ替わってました、と言われても全然信じるレベル。
「美羽が大切だから仕事なんてなんとでもなる。もっと美羽の話聞いて子どものこと考えるべきだった。本当にすまなかった。家族ってすごいよな。栞のおかげでこうやって笑っていられる。栞にも美羽にも感謝している」と、毎話詫びと感謝を欠かさなくなり、美羽の罪悪感を煽りまくる宏樹。
これは毎回恒例の美羽の罪悪感煽りシーンになりそうですね。
■冬月のストーカームーブ
一方で、やる人がやったらストーカーで刺されそうなやり口で、冬月は美羽の番号をゲット。イケメンだから許されるこの世の真理に悲しみを覚えつつ、美羽に鬼電するも無視された冬月は「美羽が幸せならそれでいい。最後に一度会って話したい。明日給水塔の下で待ってる」とショートメッセージを送り、どうにか美羽と会うために奮闘します。
しかし、宏樹と生きることを決めた美羽はその連絡を全て無視し、冬月との決別を決意しました。
そんな中、羽を伸ばしておいでと宏樹が送り出してくれ、親友の真琴(恒松祐里)の店でランチをすることに。すると冬月も真琴との仕事の関係でカフェに来ており、思わぬタイミングで冬月と美羽は再会することに。
“振り向けば冬月がいる”状態で、冬月は美羽をガン見している若干恐怖を感じる絵面の中、美羽の挙動不審によりランチの予定はバラされ、血迷った美羽は冬月に電話をかけて再度きちんと再会することに。
先日の無視を詫びながら、子どもが生まれ、夫と復縁したことや、子どもと今の家庭を大切にしたいという自分の決意を冬月に伝える美羽。
「夏野が幸せならいいんだ。死にそうになった時、夏野と出会えたこと、神様からのプレゼントだと思った」「私も冬月くんにはどんなに助けてもらったか分からない。私もすごく大切なプレゼントもらったよ。私も勝手だけど、冬月くんには幸せでいてほしいって思ってる。生きててくれてうれしかった」とお互いの出会いと存在に感謝をし合い、また気持ちが高まり始めてしまいます……。
■サークルクラッシャー真琴爆誕!?
そして、トリガーを引いたのが冬月の言葉。「ごめんな。俺ほんとに何もできなくて。結婚してる夏野のこと愛しちゃいけなかったんだ。待たせたまま迎えにも行けなかった。夢も、大切な人も、夏野のことも何一つ守れなかった」
テロにより全てを失ってしまった夏野に同情の気持ちが湧いたのか、はたまた「愛してる」の一言で心が揺れ動いたか、気づけば2人はまたも不倫の立場を忘れて白昼堂々抱き合い始めました。お前の立場はまだ不倫だ。わきまえてくれ。(2度目)
この様子を見てしまった真琴。美羽の会社員時代の後輩で、先輩である美羽に残業丸投げしときながらその恩をすっかり忘れていたりと、素直だけどちょっぴり天津爛漫がすぎる彼女。
宏樹のことを推し、美羽を親友と公言していましたが、次回予告で、速攻宏樹側に付くような描写があり、親友を秒速で裏切って男をとるように見える恐怖映像がチラ見えしていましたが、果たして。
冬月の存在を知った宏樹は、果たしてどういう変化と行動をとっていくのか……。
予想外の方向に地獄の釜が広がっていきそうな次回に目が離せません。
(やまとなでし子)
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