一人暮らしで救急箱は備えてる? 年末は中身を見直そう!【働く女性にアンケート】
- マイナビウーマン |

■一人暮らし女性の半数以上が救急箱を常備している!
Q1.自宅に救急箱を常備していますか?
はい:54.5%
いいえ:45.5%
一人暮らしの働く女性の半数以上が自宅に救急箱を常備していると回答。予想よりも少ない結果となりました。
Q2. 救急箱には何を入れていますか? 当てはまるものすべて選択してください。
解熱鎮痛剤:83.3%
胃腸薬:36.7%
風邪薬(総合感冒薬):50.0%
貼り薬:43.3%
塗り薬:40.0%
救急絆創膏:50.0%
包帯:33.3%
サージカルテープ:30.0%
ガーゼ:30.0%
脱脂綿:23.3%
綿棒:40.0%
ピンセット:30.0%
体温計:63.3%
その他:3.3%
救急箱を常備している人のうち、8割以上の人が解熱鎮痛剤、6割以上の人が体温計を入れていることが分かりました。
半数の人が総合感冒薬と救急絆創膏も入れていると回答しており、解熱鎮痛剤、体温計、総合感冒薬、救急絆創膏の4つは必須といえるでしょう。その他の回答としては消毒液と咳止めのシロップを挙げる人がいました。
■救急箱の中身は見直している?
Q3.救急箱の中身は定期的に見直していますか?
はい:73.3%
いいえ:26.7%
Q4.どれくらいの頻度で救急箱の中身を見直していますか?
一年に一度:77.3%
二年に一度:18.2%
その他:4.5%
救急箱を備えている人のうち、定期的に見直すと回答した人は7割超え。そのうち、毎年見直していると回答した人は77.3%と、救急箱を自宅に常備している人はこまめに中身をチェックしていることが分かりました。
少なくともほとんどの人が二年に一度は見直しており、「もしも」の時が来てしまったときに中身が古くて使えなかった……なんてケースは避けられそうです。
■救急箱に必要なものは? 追加したいものをチェック!
アンケート結果から、一人暮らしのマイナビウーマン読者の半数以上が自宅に救急箱を備えていることがわかりました。ですが、救急箱に入れておくべきものとはどのようなものなのでしょうか? 今回は中路幸之助医師に、「一人暮らしの救急箱」をテーマに書面取材を実施しました。
――一人暮らしにおける救急箱の重要性と、最低限、中に入れておくべきものについて教えてください。
一人暮らしをしていると、急な体調不良や小さなケガなど、思いがけない「プチトラブル」に直面することがあります。実家暮らしのときは家族に頼れたような場面でも、自分一人で判断し、初期対応を行わなければならないのが一人暮らしの現実です。そんなとき、必要な薬や道具が手元になく慌ててしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。
いざという時に落ち着いて行動するためには、あらかじめ自分専用の救急箱を整えておくことが大切です。救急箱は、単なる薬の収納場所ではなく、自分自身の体調を管理し、健康を守るための「家庭内の小さな医療ベース」と考えるとよいでしょう。
まず、救急箱に入れておきたい基本の4点があります。体温計、解熱鎮痛薬、総合感冒薬、そして救急絆創膏です。これらはいずれも使用頻度が高く、発熱、風邪、頭痛、生理痛、擦り傷といった日常で起こりやすいトラブルに幅広く対応できます。
体温計は、病状の変化を客観的に確認するための必須アイテムです。微熱が続く場合や、解熱鎮痛薬を飲むタイミングの判断にも役立ちます。解熱鎮痛薬は、発熱時の体力消耗を軽減し、生理痛や頭痛、歯痛などにも使える汎用性の高い薬です。総合感冒薬は、のどの痛み、鼻水、微熱、咳といった複合的な風邪症状に対応できるため、仕事が忙しく病院にすぐ行けないときにも役立ちます。そして救急絆創膏は、調理中の軽い切り傷や靴ずれの際の止血・保護に欠かせません。
この4点に加えて、皮膚トラブルや消化器症状に備えておくのもおすすめです。例えば、虫刺されや湿疹には抗ヒスタミン軟膏、擦過傷には抗菌薬軟膏や消毒液があると安心です。滅菌ガーゼやサージカルテープ、包帯もあれば、少し大きめのケガにも冷静に対応できます。
綿棒は軟膏を塗る際にも便利です。胃の不調や食べすぎによる胃もたれ、便通異常には市販の胃腸薬や整腸剤を備えておくとよいでしょう。また、トゲを抜くためのピンセットや絆創膏を切る小型ハサミも、いざというときに役立ちます。
こうした内容をそろえておくと、日常の軽症トラブルで病院に行く前の初期対応がスムーズにでき、安心感がもたらされます。大切なのは「自分の生活スタイルに合った内容」に調整することです。仕事が忙しく、夜間の体調変化に対応しにくい方は、夜でも服薬できる市販薬や経口補水液、冷却シートを追加しておくと便利です。逆に、屋外活動が多い人は虫刺され薬や日焼け後のローションを入れてもよいでしょう。
■救急箱はどれくらいの頻度で見直したらいい?
――救急箱の中身はどれくらいの頻度で見直しが必要ですか? また、薬の保管についても教えてください。
救急箱の中身は一度そろえたら終わりではなく、定期的な見直しが必要です。理想的には年に1回、少なくとも1〜2年に1度は中身を確認しましょう。
薬はすべて使用期限があり、期限を過ぎると有効成分の劣化や変質が起こる可能性があります。特に軟膏や液体タイプの薬は、高温多湿により変質しやすく、見た目では判断できない場合もあります。
そのため、「誕生日」「新年」「大掃除」など、定期イベントとあわせてチェックする習慣をつけると良いでしょう。確認の際は使用期限のラベルを自分で貼ったり、残量をチェックしておくことも大切です。
そして、薬の保管環境にも注意が必要です。薬の多くは高温多湿や直射日光を避けた冷暗所での保管が基本です。浴室やキッチン、洗面所などは一見便利に思えても湿気が多く不向きです。寝室やリビングの棚、押し入れの中など、温度と湿度が安定した場所を選びましょう。
冷蔵庫が必要な薬以外は常温保管が原則です。また、薬と応急処置用品を混在させず、「内服薬」「外用薬」「処置用具」などカテゴリーごとに仕分けておくと、緊急時にも慌てずに取り出せます。
さらに、薬は使用説明書と一緒に保存しておくことが大切です。服用量や用法は種類によって異なります。説明書が見つからない場合は、薬剤名をメモしておく、または外箱を残しておくと安心です。慢性疾患を持つ方や処方薬を服用している方は、救急箱の中にお薬手帳のコピーや主治医の連絡先、アレルギー情報を添えておくと、災害時や救急搬送の際に大きな助けになります。
季節ごとの工夫も、生活を快適に保つポイントです。夏は熱中症対策として経口補水液や冷却シート、虫よけスプレーを用意し、冬は乾燥や風邪対策として加湿マスク、のどスプレー、保湿クリームを備えるとよいでしょう。花粉の時期には点鼻薬や目薬なども役立ちます。こうした季節性アイテムをプラスするだけでも、体調管理への安心感がぐっと高まります。
救急箱は、身体の異変に早く気づき、必要な対応を自分で行う力をサポートする存在です。小さな工夫と定期的な見直しを通じて、自分に合ったセルフケアの仕組みを整えることが、一人暮らしの健康と安心を支える第一歩となります。日々の備えが、いざという時の落ち着きと自信を生み出してくれるでしょう。
(監修:中路 幸之助、編集:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2025年11月25日~12月8日
調査人数:20代~30代社会人女性(55名)
調査方法:Webアンケート
※この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。
※画像はイメージです。
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