「カビか農薬だと思ってた」 柿の表面についた“白い粉”の正体は何なのか→管理栄養士「すぐ拭くのはむしろもったいないです」
- オトナンサー |

秋になるとスーパーで多く見かけるようになる「柿」。鮮やかな橙色が目を引きますが、果実の表面が白っぽくなっているものを見たことがある人も多いのではないでしょうか。この「白い粉のようなもの」については、「気にしたことない」「全然気にならないです」といった声がある一方で、「カビか農薬だと思ってた」「白っぽさを取りたくて、いつも念入りに洗ってる」「味は大丈夫なの?」など、安全性や風味を疑問視する声も少なからず聞かれます。
実際のところ、柿の表面に付いていることのある「白い粉」の正体とは何なのか……管理栄養士の岸百合恵さんに教えていただきました。
「大切に収穫されたおいしい柿」の証拠
Q.柿の表面にみられることがある「白い粉のようなもの」の正体は何でしょうか。
岸さん「表面の白い粉は『ブルーム(果粉)』と言って、自己防衛のための保護膜です。ワックスのような天然の油脂成分で、もちろんカビではないので安全に食べられます」
Q.なぜ、柿は表面に粉が吹くことがあるのですか。
岸さん「果実からの水分蒸発や乾燥を防ぎ、みずみずしさを保つため、また、雨や霧などが原因となる病原菌から果実を守る天然のバリアとなるためにブルームを分泌します。
ちなみに、ブルームは実だけでなく葉にもあり、また柿に限った成分ではなく、キュウリやブドウ、リンゴなどさまざまな果物や野菜に発生するものです」
Q.「白い粉」によって、柿の風味・栄養に何らかの影響や変化はありますか。
岸さん「ブルームは触れるとすぐに取れてしまうので、ブルームのある柿は熟して新鮮であり、大切に収穫されたおいしい柿である証拠でもあります。
ブルーム自体が直接的な栄養源ではないので、栄養価や味、風味に影響は与えませんが、新鮮で熟した果実には豊富な栄養が含まれるため、おいしい柿の選び方として、ブルームのあるものを選ぶ方がよいでしょう」
Q.柿の表面にみられる「白い粉」を、ホコリやカビ、農薬などと勘違いし、口にすることを不安に思うなど「誤解」している人も少なくないようです。
岸さん「天然成分で食べても問題がなく、むしろすぐに拭いたり、洗って取り除いたりする方が、水分が逃げてしまいやすく、非常にもったいないです。鮮度やおいしさを保つために、ブルームはそのままにして保管するようにしましょう」
オトナンサー編集部
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