江崎グリコ初の挑戦!冷凍幼児食新ブランド「cotote(コトテ)」は、現代の子どもと親の理想の1食だった!
- マイナビウーマン |

育児を経験した多くの人がお世話になっているであろう粉ミルク&液体ミルク「アイクレオ」、幼児の飲み物「幼児りんご」、そして幼児との食卓をサポーとするレトルト製品「1歳からの幼児食」ーーといえば、すべて江崎グリコの商品です。そんな江崎グリコが初めて冷凍幼児食を手掛けるということで、9月30日、新商品発表会に参加しました。
100年以上前から「子どもの健康」に着目していた江崎グリコ
まず登壇したのは、江崎グリコの執行役員であり、これまでマーケティング一筋で江崎グリコの商品のマーケティングに携わってきた木村幸生さん。
木村さんが解説するのは、創業100年以上の歴史を持つ江崎グリコの成り立ちについて。
江崎グリコの執行役員で、健康イノベーション事業本部長兼クロスリージョナル・ブランドリーダーの木村幸生さん
その歴史は、元々薬屋を経営していた創業者の江崎利一さんが、牡蠣の煮汁に含まれる「グリコーゲン」に着目したことが始まりだったそう。子どもの健康を守ることが難しかった時代、この栄養豊富な成分でなんとか子どもを守れないかという思いから「お菓子にグリコーゲンを入れる」ことにたどり着いたそうです。
「牡蠣の煮汁は元々捨てるものですが、当時から“捨てるものの中に価値がある”ということを実践していたんですね」(木村さん)
その後も酵母入りビスケット「ビスコ」や栄養豊富なアーモンドを初めて日本で工業的に広めた「アーモンドクリコ」などを手掛け、さらに1934年、江崎利一さんは母と子の心身の健康管理増進に取り組む「母子健康協会」を設立するなど、常々子どもの健やかな成長に対して信念を持ち意識を向けていたのです。
そして1995年、それまでは、離乳食が終わると大人と同じ食事を食べるしかなかった空白期間に、咀嚼力・味覚の発達に配慮した「1歳からの幼児食」シリーズの発売が開始します。同シリーズの存在は多くの子どもを持つ過程に画期的な変化や喜びをもたらしたかと思います。
一方で、"食育”への意識が広く根付いた昨今、「レトルトでは叶えられない、おいしさ、食感、食材の大きさ、彩り、などを冷凍食品でならチャレンジできるのではないか」(木村さん)と、開発がスタートしたのが江崎グリコ初の1歳からの宅配冷凍幼児食「cotote(コトテ)」でした。
「僕は昨年11月に孫が生まれていま8ヶ月なんです。孫を見ていると、いきなり大人の食事に移行するのではなく、発達発育の過程を見て丁寧に成長していくほうがよいのではと感じました。『困ったときの非常食』というよりも、毎日の食生活を幼児期から豊かにしていきたい、という考えで開発に至ったんです」(木村さん)
1メニュー10品目以上、国産野菜、塩分控えめなのに大人もおいしい……って!?
会場にずらりと並んだcotote(コトテ)の商品は、ひと目で「おいしそう!」と心を鷲づかみにされます。ゴロンとした食材にはボリューム感があり、種類も豊富。こんなに手の込んだ冷凍幼児食は、今までなかったのではないでしょうか。
cotote(コトテ)について詳しく教えてくれるのは、立ち上げメンバーでありマーケティングを担当する皆川祐輔さんです。皆川さんは21年の入社以来アイクレオのマーケティングを担当し、「企画立ち上げからずっと子どものことを考えてきました」と話します。
健康事業部 マーケティング部 幼児ブランド担当の皆川祐輔さん
cotote(コトテ)の大きなコンセプトは「初めての食事からたくさんの食材に触れる食経験を育む」だそうで、EC販売からスタートします。
メニューは14種類、そのうち対象年齢1歳頃から1歳半頃の「ステップ1」は8種類、1歳半頃から3歳になるまでの「ステップ2」が6種類。メニューは和洋中すべて取り揃え、味&メニューのバリエーションはこれでもかと豊富です。
「親の悩みひとつとして、育休から復帰して忙しい中がんばってごはんを作ったのに、ピーマンを細かく切ったのに、イヤがって食べてくれない……だから『とりあえず食べてくれればいいや』となんでもいい状態になってしまうことがあります。また、1歳はいろんなことを覚える時期ですが、忙しくてバタバタして貴重な『一緒にごはんを食べる時間』を作れないなんてことも、悩みのひとつだと思います」(皆川さん)
皆川さんは開発にあたる独自調査で、さまざまな親の悩みを聞いてきたそう。
「いろいろな食材の体験をしてほしいけど、手の込んだことができない」
「がんばって作っても食べてくれない」
「栄養バランスを考えたいけど、満足にできない」
「彩りを意識したいけど、そこまで手が回らない」
そんな家庭に、「50種類の素材と出会い」「家族の笑顔あふれる食卓」を提供するのが、cotote(コトテ)の意義だといいます。cotote(コトテ)というブランド名には、食事を通して生まれる食卓のコミュニケーションと、それによって生まれる家族の時間を「子どもと手をつないで一緒に作る」というブランドメッセージが込められているとのことでした。
なかでも、こだわった点は、
●1メニュー10品目以上の使用
●野菜は国産を使用
●子どもの興味をひく彩りと盛り付け
●塩分0.6g以下で、大人でもおいしく食べられる味つけ
●1食分のエネルギーとたんぱく質
などという、理想的なトピックがずらり。
さらに、成長に合わせた食材の固さとサイズに工夫をこらしていることがあげられます。
「幼児の咀嚼機能や口腔機能の発育に、食材の大きさや固さが重要だとアドバイスを受けて、成長よってステップ1とステップ2では固さや大きさを変えたんです」(皆川さん)
さて、実際に試食をさせていただきました。
おいしそうな香りが食欲そそる……。左上から時計回りで、「さわらの豆乳シチュー」「ミートソーススパゲッティ」「米粉のお食事パンケーキ」「鶏のラタトゥイユ」
「パンケーキ(ステップ1)」は、手づかみで食べるのにちょうどよい厚さと柔らかさ!噛むほどに野菜の優しい甘みがじんわり感じられる味わいで、断面からは人参やかぼちゃが見え、彩りや栄養も感じられます。もっちりとした食感もうれしくて、「子どもに残してほしい、親である私が食べたいから……」とつい思ってしまうほどのおいしさです。
「鶏のラタトゥイユ(ステップ1)」は、お野菜のゴロゴロとした食感があるものの、甘さのある旨味が先行して野菜嫌いでもイヤがらなそう。食感をとても大切にしているのがわかります。
「ミートソース(ステップ2)」は、まず麺が短く切られていてハサミいらず!ほのかな甘さがあとひくおいしさで、肉感と緑黄色の彩りが「栄養を摂っているなあ」と実感せざるを得ないビジュアルと味です。
「さわらの豆乳シチュー(ステップ2)」は、ごろんとしたお魚の切り身が満足感よし! 噛むほど旨味がじわりとし、お魚のおいしさを子どもに伝えることができます。豆乳ベースなので、子どもは食べやすいし大人も物足りなさゼロです。
「子ども向け市販品って、大人が食べてもおいしいと思えないですよね。薄味だし細かすぎたりペースト状だったり。今回は『大人がおいしいと思えるか』と、『子どもに配慮した固さとサイズ』を両立することを、社員一同必死で考えました」(皆川さん)
皆川さんがそう話すように、大人も素直においしいと思う商品でした。
「完食させるべし」「偏食をなくすべし」からアップデートが必要
今回のcotote(コトテ)開発について、大阪総合保育大学学長で同大学院教授の大方美香さんが協力しました。保育、幼児教育を専門とする大方さんは、働く親や保育園・幼稚園との関わりを経て、「子どもの食事を用意するときに、大人と別のものを作らなきゃいけない。栄養もほしい。離乳食の次はどうすればいいのか、という悩みが保護者にあるなか『保育園の給食を持ち帰れないか』と言われたこともある」と話します。
2024年の総務省統計局「労働力調査」によると、共働き世帯は1,300万世帯で、夫婦のいる世帯の約7割を占めているというデータもあり、こうした悩みは多くの家庭が抱えているのではないでしょうか。
大方さんはcotote(コトテ)の開発にあたり、
●子どもの発育上、噛むことが大事だから、どろどろではなく、なおかつ喉につまらない食材にしてほしい
●おいしいものを作ってほしい。さらに、選べるようにしてほしい。
と要望して、商品が完成したといいます。
さらに江崎グリコの調査により、約半数の親御さんが子どもの偏食に悩んでいることがわかりました。
「従来の食育で大切にされてきた『残さず食べる』『偏食をなくす』などの習慣が現代の親に食のプレッシャーを与えている」と大方さん。さらに「今の環境にあわせて、アップデートが必要です」と話しました。
「従来の価値観も大切ですが、時代や生活環境の変化に合わせて、『ひと口でもOK』『咀嚼はおいしさを知る入口』とし、成功体験を積むことで『おいしいね』『食べることができたね』『いいにおいだね」など、親が子どものそばでストレスなく寄り添うことが、子どもの心の栄養になると思います」(大方さん)
左から、木村幸生さん、皆川祐輔さん、大方美香さん
50種類の素材と彩り、子どもが自分から食事を楽しむ色・サイズ・固さ、そして1食分の栄養がこれ1品でOKというゆとりが食卓に家族の会話を生むことへの期待ーー今までほしかった理想がすべて詰まったcotote(コトテ)は、子どもと大人、それぞれの健やかな未来を照らしてくれているようでした。
1歳からの宅配冷凍幼児食「cotote(コトテ)」商品概要
【単回購入】
●4食セット 3,368円+送料 1,100円
●6食セット 5,052円+送料 1,100円
●8食セット 6,736円+送料 1,100円
【初回特別価格/定期コースのみ】
●4食セット 2,696円(送料実質無料※)
●6食セット 3,534円(送料実質無料※)
●8食セット 3,984円(送料実質無料※)
※送料は 1,100円で表示されますが、送料相当分1,100円が商品価格から値引きされます。
※キャンペーンは予告なく変更になる場合があります。
【定期コース】
●4食セット 3,200円+送料 1,100円
●6食セット 4,548円+送料 1,100円
●8食セット 5,592円+送料 1,100円
単回購入・定期コースのいずれも、4食セット・6食セット・8食セットから選択可
cotote(コトテ)/江崎グリコ
https://shop.glico.com/pages/cotote
(取材・文:有山千春/マイナビ子育て編集部).
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