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「潜水艦母艦」て何? 日本もかつて運用 航空母艦にもつながる「母艦」が持つ意味とは

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  • 乗りものニュース
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アメリカ海軍が配備する「潜水艦母艦」とは、その名の通り潜水艦の「母艦」ですが、どのような役割を果たしているのでしょうか。海上自衛隊もかつて「潜水艦救難母艦」を擁していましたが、もちろん、その役割は少々違うものでした。

南の島グアムで原潜支援を行う船

 2020年1月22日(水)、アメリカ海軍の潜水艦母艦「エモリー・S・ランド」が、広島県呉市の海上自衛隊呉基地に寄港しました。

「エモリー・S・ランド」はアメリカ海軍太平洋艦隊の指揮下にある第7艦隊に所属し、グアムにあるアプラ海軍基地を母港に活動しています。今回は日米の潜水艦部隊の親善を目的に、海上自衛隊第1潜水隊群が配置されている呉を訪れました。

 この艦は「潜水艦母艦」という、潜水艦を支援するための軍艦で、潜水艦のように水中に潜るようなことはしません。よく似た名称の艦艇に「潜水艦救難母艦」というのものもありますが、それとは異なるものです。潜水艦の「母艦」とは何をするための船なのでしょう。

Large 200124 as 01原子力潜水艦「ジョージア」に対して支援中の潜水艦母艦「エモリー・S・ランド」(画像:アメリカ海軍)。

 潜水艦母艦とは別名「潜水母艦」ともいい、旧日本海軍も保有していました。おもな任務は、潜水艦に洋上で魚雷や燃料、食料などの消耗品を補充し、潜水艦乗員の休養や交代要員を用意し、さらには整備や応急修理なども行う、いわば洋上の潜水艦基地ともいえる艦です。

 また第2次世界大戦ごろまでの潜水艦は通信能力が低かったため、当時は遠洋において通信連絡の肩代わりを担うことも想定されていました。

 このように様々な任務を有するため、「母艦」と称されます。逆にいうと補給のみを担う艦は「母艦」ではなく、単なる「補給艦」や「支援艦」と呼ばれます。

海自は母艦機能よりも救難機能を重視

 海上自衛隊が過去に運用していたなかに潜水艦救難母艦「ちよだ」という艦がありますが、こちらは「救難」という言葉が入っているように、潜水艦の救難任務も担っていました。

「ちよだ」は船体中央に搭載した深海救難艇(DSRV)での救難任務以外に、潜水艦への補給用として魚雷やミサイル、燃料、食料、真水を搭載でき、さらに潜水艦への電力供給や潜水艦乗組員80名分(約1隻分)の休養設備を有していました。

Large 200124 as 02海上自衛隊で唯一、母艦機能もあわせ持っていた潜水艦救難母艦「ちよだ」(画像:海上自衛隊)。

 潜水艦母艦としての機能も有していたからこそ、「ちよだ」は潜水艦救難母艦と呼ばれたのですが、海上自衛隊の方針で、その後建造された同種の艦は、母艦機能をなくし、より救難機能を充実させた内容になったことから、潜水艦救難母艦ではなく「潜水艦救難艦」と名称を改めています。

 一方、アメリカ海軍は、攻撃型原子力潜水艦(攻撃原潜)と戦略ミサイル搭載原子力潜水艦(戦略ミサイル原潜)を合計で75隻、保有しているため、補給艦的存在の「潜水艦母艦」と、救難艦の「潜水艦救難艦」をあえて別々に保有しています。

 航空母艦(空母)や掃海母艦の「母艦」という語句にも同じ意味があります。前者は航空機の補給や整備、パイロットの交代休養、後者は掃海艇の補給や整備、掃海作業員の交代休養にあたるからこそ、「母艦」と付いています。

 ちなみに民間船舶である捕鯨母船の「母船」も同じ意味あいです。こちらは捕鯨船団の指揮や補給、乗組員の各種支援にあたる船です。

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