「廃線」じゃない! 85年間いちども「列車が走らなかった」巨大鉄道橋が倒壊の危機 町が寄附募る
- 乗りものニュース |

北海道斜里町にある「使われなかった鉄道橋」の保全を目的に、寄付の受け付けが始まりました。
かつて鉄道を通す予定だった巨大橋
廃線ではなく、建設されながら一度も列車が通ることのなかった“未成線”の巨大橋梁、その保全を目的とした異色のクラウドファンディングが始まっています。
越川橋梁(画像:北海道斜里町)
クラウドファンディングを行っているのは、北海道の東部に位置する斜里町。「鉄道開通の夢の跡…『渡らずの橋』を未来に伝えたい!越川橋梁保全事業」と題しています。
越川橋梁(第一幾品川橋梁)は1940年、北見地方と根室地方を結ぶ「国鉄根北線」の一部として建設されました。戦時中の資金不足により金属製の支柱が使えず、全てコンクリートで造られたアーチ構造の橋梁です。完成を急ぐ過酷な工事環境の中では、複数の労働者が命を落とした歴史もあります。
しかし、根北線は戦後に一部区間が開業したものの、全面開通には至らず、開業区間もわずか13年で廃止。越川橋梁の上を列車が走ることはありませんでした。そのため越川橋梁は「渡らずの橋」とも呼ばれています。独自の構造を持つことから、1998年には国の登録有形文化財に指定されました。
それから27年、レールを敷く予定だった路盤には木々が根付き、放置すれば崩壊の恐れがある状況です。このため2025年9月から10月にかけて、約14年ぶりとなる樹木の除去作業が行われます。作業完了後の10月から12月には、越川橋梁に関連した講座やツアー、展覧会も開催される予定です。
寄付はふるさと納税を活用したクラウドファンディング「さとふるクラウドファンディング」にて、2025年11月28日まで受け付けています。寄付金は、越川橋梁に根付いた樹木の除去業務や、橋の魅力や価値を発信する普及活動の企画・運営に活用されます。
返礼品として、越川橋梁のポストカードや、根北線現役時代の切符やそのレプリカ、さらには当時の鉄道交通に関する専門家による講座などが用意されています。
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