東京⇔埼玉の「新たな大幹線」ようやく延伸! 「新東京所沢線」東京で2月に開通へ “踏切渋滞”を回避する新ルート誕生
- 乗りものニュース |

「新東京所沢線」2026年2月に開通!
東京都は2025年12月23日、清瀬市で整備を進めてきた都市計画道路「東村山3・4・15の2 新東京所沢線」が、2026年2月14日(土)15時に開通すると発表しました。
2025年3月時点での、けやき通りの前後の様子(乗りものニュース編集部撮影)
新東京所沢線は、東京の九段下から練馬区の関越道 大泉IC付近まで通じる「目白通り」の延長区間にあたります。将来的には、埼玉県との境界に架かる清瀬橋から、同県内の「東京狭山線」に直通、圏央道の狭山日高ICを経て、飯能市内の国道299号まで1本道で接続する計画です。
今回開通するのは東京側です。清瀬橋から志木街道を経て新小金井街道に至る約1.6kmが開通します。これに伴い、従来、清瀬橋に通じていた小金井街道も線形が変更され、新東京所沢線が清瀬橋へ通じる「本線」となります。
開通区間は2車線で、両脇に自転車専用通行帯(各2m幅)、歩道(各4m幅)を備えます。他方、埼玉側の東京狭山線は4車線のため、連続した路線になるものの、都県境で道路の機能の方向性が大きく変わります。
今回の開通により、西武池袋線の清瀬駅前にある、小金井街道の踏切における渋滞の緩和などが期待されています。小金井街道のバイパスである新小金井街道は西武線をアンダーパスしているため、新小金井街道⇔新東京所線の経路ができることで踏切から交通が転移することも期待されています。
新東京所沢線は戦後間もない1946年に都市計画決定が行われていますが、多摩地区については西東京市内の一部が開通するのみにとどまっています。西東京市から清瀬市まで、いまだ大きな分断区間を含みますが、開通に向け複数工区で事業が進められています。
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