翼が3つにエンジン逆!? 「驚愕形状の爆速プロペラ民間機」日本初導入 そのヤバすぎる性能…どう使う?
- 乗りものニュース |

2026年度内デビューへ
愛知県に本拠を構える中日本航空が、P.180「アヴァンティ(Avanti)」シリーズの最新派生型「アヴァンティ・エボ」を導入したと発表しました。この機体は、通常の民間機とは大きく異なるルックスが特徴で、2026年1月に小牧空港に到着した際、航空ファンのあいだで話題となった機体です。同社は2026年7月、この機体の用途を公開しています。
中日本航空に導入された「アヴァンティ・エボ」(画像:ピアッジオ・エアロスペース)。
P.180はイタリアの航空機メーカーで、2025年にはトルコのバイカル社の傘下に入ることが発表されたピアッジオ・エアロスペース製のプロペラ機です。一般的なプロペラ推進の「ターボプロップ機」と「アヴァンティ」の大きな違いは、翼構成とエンジンの配置です。「アヴァンティ」シリーズ自体は1986年に初飛行していますが、このデザインは、前回展示された第3世代機、「アヴァンティ・エボ」に至るまで大幅な変更はありません。
通常、このクラスの飛行機は胴体中央部に主翼、最後部に水平・垂直尾翼を備え、エンジンはプロペラが機首側に配置されているのが一般的です。対して「アヴァンティ」は、胴体最前部に「カナード」とよばれる先翼、胴体やや後部に主翼、最後部に水平・垂直尾翼といった3対の翼配置を取ります。そして2基のエンジンは「プッシャー式」とよばれる、プロペラを後方へ向けて備えるスタイルのものが採用されています。
「アヴァンティ」シリーズは、こういった独自設計により機体の抵抗を減らし、飛行効率を向上させることができるほか、プッシャー式エンジンの採用で、一般的なデザインの飛行機よりもプロペラと客室の距離を稼げるため、2割ほど客室内の騒音を抑えることができるとしています。
とくに「アヴァンティ・エボ」は、高速性を最大の特長としており、その速度はターボプロップ機としては最高クラスの745km/h(402ノット)にもなるそうです。
中日本航空によると「アヴァンティ・エボ」の運用開始は2026年度内を予定しているとのこと。「事業機としては国内初の機種であり、航空医療搬送の分野における今後の展望を見据え、同分野での活躍を期待しています」とこの機の用途を説明しています。
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