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女性は棋士になれないのか? のん“飛鳥”が人気女流棋士と対決【MISS KINGレビュー第5話・第6話】

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  • マイナビウーマン
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※本コラムは『MISS KING / ミス・キング』第6話までのネタバレを含みます。

■「女には限界がある」と呪いをかけているのは、だれ?

『MISS KING / ミス・キング』第5話、飛鳥(のん)は新人リーグ(=2年未満の棋士と女流棋士、アマ代表しか参加できない若手登竜門の大会)に参加することになりました。決勝まで進んだ先に待ち受けていたのが、飛鳥の異母弟・龍也(森愁斗)の婚約者で、女流棋士の由奈(鳴海唯)

彼女は、龍也の母・香(山口紗弥加)に、「結婚したら、辞めるでしょ?」「あなたは、女流棋士でしょ?」「結城家に、女流棋士は必要ないの」「結城の家を支えること、それがこれからのあなたの人生です」と言われ、引退を考えることに。でも、あのときの由奈の表情には、“まだ諦められない”という思いが滲んでいたんですよね。

結局、決勝戦で由奈は飛鳥に敗退。対局前、「もし、わたしが引退しないって言ったらどうする?」と龍也に問いかけていたので、「これは、やめない展開か……?」と思いましたが、飛鳥に負けたことで踏ん切りがついたのかもしれません。

大勢の報道陣の前で、「これからは、家を守ることに力を尽くすつもりです」「龍也さんを支えることで、将棋界に恩返しをしていきたいと思います」と宣言する由奈の表情は、あのときとは違い、晴れ晴れとして見えました。

由奈が棋士になれなかったのは、“女性”であることにとらわれていたからじゃないか? と思います。幼少期から奨励会に入り、本気で棋士を目指してきた彼女は、“女には越えられない壁がある”ことを早々に悟ってしまった。また、将棋界100年の歴史のなかで、いまだに女性の棋士はひとりも誕生していません。

「女性初の棋士誕生を願うファンの声もあるんですよ?」と言われるたびに、彼女は天井を突きつけられているような気持ちになったのではないでしょうか。女性は棋士にはなれないのだ……と。

由奈は、写真集を出したり、龍也との関係ばかりを聞いてくる記者にも、「それより、明日の決勝戦の意気込みとか聞いてくださいよぉ」と笑いかけてみたり、まるで“アイドル”のような振る舞いをしていました。とっくに吹っ切れているように見えたけれど、本当はそんなことなかったんですよね。

「わたしが、好きでニコニコ女流棋士やってると思う? 棋士を本気で目指しても、化け物のなかでは勝ち抜けないの」。そう飛鳥に漏らした瞬間、胸がぎゅっと締めつけられました。

一方、飛鳥は由奈と違い、“女性初の棋士”を目指していません。彼女は、ただ“棋士”になりたいだけ。だから、「結局、女には限界がある。いつか、あなたにも分かる日が来る」と言われても、「そうかな? そんな日、来ないかもしれない」と飄々と返すことができるんだと思います。

将棋界の頂点である彰一(中村獅童)に「勝てるわけない」と思っている由奈と、「なんでですか? 勝つか負けるかなんて、分かんないじゃないですか」と言い切れる飛鳥。二人の差は、現実を知っているかどうかではなく、それでも信じられるかどうかなんですよね。

由奈は現実を受け入れ、飛鳥は現実に挑もうとしている。もちろん、どちらも間違っていません。ただ、その生き方の違いが、棋士としての未来をまったく異なる方向へと導いていくことになりました。

由奈のほかにも、女性であることに壁を感じていた人物が。現在は、彰一の妻として、彼の人生を支える方向に全ベットしている香も、かつては本気で棋士を目指していたひとりです。

敗戦して涙を流そうものなら、「なんですぐ泣くんだよ。これだから、女は」と罵られ、「君の実力だったら、女流界では無双じゃないか? それがいいよ。将棋界が盛り上がる!」と“女性”であることばかりにフィーチャーされてしまう。

頭を丸めて臨んだ対局でも、敗戦。「父のように強く在らねば、とあらゆることを捨てて、将棋だけに打ち込んできました。あと、何を捨てたら……。もう捨てるものがありません」と涙ながらに語る姿が、本当に苦しかった。

女性が髪を丸めるのは、相当な覚悟がないとできないことです。それでも、棋士には届かなかった。苦しい、苦しすぎる。もちろん、だからといって、冷酷な人間になっても仕方がないとは思わないけれど、バックグラウンドを知ることで、彼女がどれほどの痛みと引き換えに強さを身につけたのかが伝わってきました。

■ついに、異母姉弟対決! 勝ったのは……?

第6話、あと1勝をあげれば棋士編入試験に挑める……というところまできたのに、何者かが圧力をかけたせいで、飛鳥は大会に出場できなくなってしまいました。

この“何者か”は、もちろん香。結局、香のかつての師匠・鉄斎(西岡徳馬)のおかげで、大会への参加は認められたものの、なんと龍也と対局することに……! しかも、飛鳥は龍也に勝利してしまいました。

「本当に棋士になんのか? バケモンみたいな男ばっかりだぞ。絶対、無理だ」と言ってくる龍也に、「女には越えられない壁ってやつ? 関係ないよ。高くて越えられない壁なら、みんなを踏み台にして越える」と言い返した飛鳥。

これが、龍也の怒りを買ってしまったのでしょうか。週刊誌に、「追放棋士、殺人未遂か? 将棋連盟会長の隠し子と共に復讐を計画」という記事が……! さらに、そこには飛鳥が刃物を持っている写真まで掲載されていたのです。

香に「なぜリークしたの?」と激怒されているのに、「だって、おもしろいじゃん」と笑っているサイコパス・龍也。これは、もう絶体絶命! 藤堂(藤木直人)、助けてくれ〜! と言いたいところですが、飛鳥よりも藤堂の方が状況的にやばそうです。ハラハラしながら次週を待ちましょう!

ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』番組概要

毎週月曜夜8時~無料配信(全8回)
トップページ URL:https://abema.tv/video/title/90-2038

第1話〜第4話ダイジェスト映像:https://www.youtube.com/watch?v=C1F7IkzvDqM

※第1話から最新話の第6話まで全話無料配信中!

(菜本かな)

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