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もはや“翼”じゃなくて“板”画期的な機体だったX-18 しかし一歩間違えると「即墜落」の危険あり!

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さすがに問題が多すぎた機体

 1959年11月24日、当時としては非常に奇妙な機体が初飛行しました。ヘリコプターメーカー、ヒラ―が開発したX-18です。

Large figure1 gallery4X-18(画像:アメリカ空軍)

 この機体は、プロペラ付きの発動機の向きを平べったい主翼ごと変えることで垂直/短距離離着陸(V/STOL)を実現しようとした航空機で、当時ヒラ―は propeller(プロペラ)と airplane(飛行機)を組み合わせた造語として「プロペロプレーン(Propelloplane)」という愛称を付けていました。また、この方式はティルトウイング機とも呼ばれます。

 2025年現在、このような発想はV-22オスプレイなどティルトローター機に受け継がれていますが、当時としては画期的な設計でした。

 X-18は、輸送機におけるV/STOL性能の有効性を検証するために開発された実験機です。全長19.2m、全幅14.6mで、2基のアリソン VT40-A-14 ターボプロップエンジンを搭載。垂直離着陸や低速ホバリング時でも機体の安定性を確保するため、なるべく小型のプロペラで大きな推力を得られる二重反転プロペラ方式を採用しました。それでも、プロペラの直径は4.8mに達していました。

 実験機ではあったものの、当時アメリカ空軍は本計画に相当な資金を投入しており、実用化にも大きな期待が寄せられていたとされています。しかし、同機には安全上見逃すことのできない問題がいくつかありました。

 まず、主翼の角度を変えながらエンジンを回転させる遷移飛行の際、風の影響を非常に受けやすい点です。主翼がホバリングに備え90度上向の垂直状態に近づくと、風を受ける面積が増大し、機体の制御が困難になる状況が生じました。

 さらに深刻だったのがエンジンに関する問題です。X-18は、2基のエンジンが常に正常に動作しないと十分な揚力が得られませんでした。しかし、2基のエンジンを独立して制御する方式だったため、1基でも停止したり、推力が不安定になったりすると、即座に墜落の危険性がありました。

 後年のティルトローター機ではこの問題が改善され、主翼内部のドライブシャフトを介して、片方のエンジンだけで左右両方のローター(プロペラ)を回し続けることが可能となっています。また、基本設計がヘリコプターであるため、トラブル時にはローターが風で回転し、その回転数を利用して衝撃を緩和する「オートローテーション」による不時着も可能です。

 なおX-18は、1961年7月の20回目のテスト飛行でホバリングを試みた際、プロペラのピッチ制御に問題が発生しスピンに陥りました。懸念されていた推力バランスの問題が露呈した形となり、その後テストは打ち切られ、X-18はスクラップとして解体されました。

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