「これ上るのかよ…!」 東京で最も“ヤバい急坂”1位はガチでヤバすぎる!? 都内の激坂10選 アニメ聖地に歴史の舞台も
- 乗りものニュース |

都内に点在する「激坂」の数々
東京には郊外だけでなく、意外と身近なところに「激坂」があります。上がるのも下がるのも一苦労で、坂によってはかなり危険を感じるところも。ここでは東京都内の傾斜が激しい「激坂」を、地域別に10個チョイスしてご紹介します。
下がるも上がるも超大変の東京の激坂10か所を紹介(2025年、松田義人撮影)。
こうした「激坂」が集中しているのが、東京都心部の西北にあたる文京区、新宿区、豊島区にまたがるエリアです。
・鼠坂(文京区)
文京区の小日向3丁目18番から、音羽1丁目10〜13番付近にかかる「鼠坂」。江戸時代から存在する歴史ある「激坂」で、当時発行の地誌に「極めて細い坂なので鼠の坂=鼠坂」と記載されたと言われています。また、森鴎外はこの「激坂」をモチーフにした小説も発表していて、作中の中で「小日向から音羽へと降りる坂で鼠でなくては上がり下がりができないという意味の名前」と描写しています。
その傾斜は29%で、これは後述する品川区の「まぼろし坂」と同等ですが、道路幅が狭い分、より「激坂」感を感じます。坂の中心部には手すりが設置されていますが、特にくだっていく際はかなり慎重に歩くべき「激坂」です。
・胸突坂(文京区)
「鼠坂」から音羽通りをわたった椿山荘裏手に、傾斜29%の「胸突坂」があります。掲示板によれば「坂がけわしく、自分の胸を突くようにしなければ上れないことから、急な坂には江戸の人がよくつけた名前である」とあり、後述の豊島区にある「のぞき坂」同様、複数の「胸突坂」が存在していたことがうかがえます。
私ごとですが、筆者(松田義人:ライター・編集者)はすぐ近くの高校に通っていて、2クラス合同の昭和特有の「スポ根体育授業」の際、この「胸突坂」を含む椿山荘の周囲を3週するというマラソン授業がありました。とにかくこの坂がきつくてイヤだったわけですが、2クラス合同にして体育教員は1名。マラソンの途中、友達と近くの森林に潜み、1周分のマラソンをサボった記憶があります。全然バレませんでした。
・鷺坂(文京区)
文京区小日向2丁目20番付近にある「鷺坂」。傾斜23%ですが、その成り立ちは歴史深いものがあります。「鷺坂」の高台一帯はかつて「久世山」と呼ばれ、徳川幕府老中・久世大和守の下屋敷がありました。明治以降は、住宅地として再開発されましたが、詩人・堀口大學などが万葉集「久世の鷺坂」と結びつけ、この坂を「鷺坂」と呼称し、浸透したと言われています。周辺には万葉集の歌碑が設置されているなど、なかなか文化的な趣きがあり、散策にもピッタリの「激坂」です。
映画やCMにも採用された味のある「激坂」
・鳥尾坂(文京区)
文京区関口3丁目9番付近に、傾斜20%の「鳥尾坂」があります。実はすぐ近くの西側に「鉄砲坂」という傾斜24%の有名な「激坂」がありますが、このかつて人力車や自転車が通りにくいという難点がありました。
新宿区須賀町の寺町にある小さく短い「闇坂」(2025年、松田義人撮影)。
その様子に心を痛めたのが付近に暮らす鳥尾小弥太という陸軍軍人・政治家でした。彼は資材を投じて通りやすい坂を開拓。後に「鳥尾坂」と呼ばれるようになったのが、この「激坂」です。
「鳥尾坂」は「鉄砲坂」よりも道幅が広く、さらに傾斜も約4%減りました。開拓年は不明ですが、付近に獨協中学校・高等学校や東京カテドラル聖マリア大聖堂があることも、開拓に踏み切った理由だったかもしれません。
・富士見坂(豊島区)
豊島区高田1丁目23付近にある「富士見坂」。坂の上は目白通り・不忍通りの分岐点付近で、坂の下は神田川方面へ下る「日無坂」とY字分岐するあたりにあります。都内には同名称の坂が無数にありますが、豊島区の「富士見坂」は傾斜25%。なかなかの急勾配です。
名の由来は同名称の別の坂と同じく「富士山が見える坂田から」。ただし、高度成長期を経て建築物が濫立したこともあり、現代では富士山は眺めることはできないとも言われています。ただし、味のある景観の坂でもあり、アニメ映画『時をかける少女』のモチーフになったほか、「日無坂」とY字分岐する付近は「シーチキン食堂」のコマーシャルにも採用されました。
・のぞき坂(豊島区)
豊島区高田2丁目17番付近にある「のぞき坂」。その傾斜は23%ながらも「坂上から坂下が見えにくいほどの急勾配であることから『坂下を覗き込まないと見えない』」という由来で、この名に。また、豊島区の公式では別名として「胸突坂」とも紹介されています。前述の文京区の「胸突坂」の表示にあった「急な坂には江戸の人がよくつけた名前である」の一つでしょう。
また、「のぞき坂」は都内指折りの「激坂」であるものの、その眺望にはやはり味があり、こちらもまたアニメ映画『天気の子』に登場したことでも知られています。
・闇坂(新宿区)
四谷三丁目から信濃町までの間にある新宿区須賀町。松厳寺、永心寺といった寺がある静かな寺町ですが、ここに小さく短いながらも傾斜23%の「激坂」があります。その名は「闇坂(くらやみざか)」。松厳寺、永心寺の間に通る「闇坂」付近は、かつて樹林が広がり木々が覆い茂って日中でも暗く感じられたため、この名になったと言われています。
なお、俗称として寺院付近に物乞いが集まることから「乞食坂」という呼称があるほか、松厳寺の俗称「茶の木寺」にちなんで「茶の木坂」と呼ばれることもあるようです。
類まれなる傾斜37%! 別格の「激坂」
続いて、俗に城南地区と呼ばれる目黒区と品川区です。
品川区の「まぼろし坂」太いゴシック体で示された「都内で一番の急坂」の表示(乗りものニュース編集部撮影)。
・別所坂(目黒区)
中目黒駅から東へ進み、徒歩7分ほどの閑静な住宅地・中目黒1丁目に、「別所坂」という傾斜23%の「激坂」があります。昼夜問わず、都会の中心とは思えぬほどの静かなエリアですが、かつては多くの人々が行き交っていたと言います。
江戸時代、ここ中目黒1丁目付近は「別所」と呼ばれ、麻布方面から目黒に入る近道として重要な交通路だったと言い、行楽客などがよく利用されていたそうです。また「別所坂」はなかなかの急勾配である一方、かつては坂上からの眺めが良く、富士山を眺めることができたため「江戸名所の一つ」でもあったと言われています。
・まぼろし坂(品川区)
品川区北品川6丁目にある通称「まぼろし坂」。品川区公式の「坂一覧」には「まぼろし坂」の記載がないため、公式名称ではなく、あくまでも誰かがつけた名前がそのまま呼称となっているようです。
この「まぼろし坂」の低地には「都内で一番の急坂」という表示がある一方、傾斜は29%と言われています。後述する東大和市の「激坂」のほうが傾斜がきつく、「都内で一番の急坂」には矛盾が生じるわけですが、「都内(23区内)で一番の急坂」とすれば、納得できます。あまりに急な坂なためか、坂の途中に何段階かにわたって踊り場となる平地スペースが設けられていて、上がり下がりの場面で緩急がつく構造となっています。
さて、最後に多摩地域北部に位置する驚愕の激坂をご紹介します。
東大和市清水6丁目付近、狭山公園入口から南西方向に、コンクリート舗装されたその激坂はあります。特にこの坂に特別な名称はないですが、その傾斜はなんと37%。「類まれなる激坂」として全国に知られる坂です。
そもそも東大和市の北部は、多摩川が周囲を削る形で残された「狭山丘陵」と呼ばれる起伏に富んだ地域です。一方、東大和市の南部は「武蔵野台地」という比較的平坦な台地があり、この丘陵エリアと台地エリアの境目や、丘陵の谷筋に沿って開発された道路があるため、自ずと地形の起伏を反映し、「激坂」が多く存在します。
※ ※ ※
ここまで10の「激坂」を紹介しましたが、東京都内には、これら以外にも傾斜が激しい「激坂」が存在します。これらをめぐり、その成り立ちや特徴を得るのも楽しいと思いますが、くれぐれも散策の際の足元、そして「激坂」の上がり下がりの体力補充には十分注意してくださいね。
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