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【まるで近未来!?】無人の空間で次々と荷物がさばかれる様子に驚嘆! 宅急便を支えるしくみが学べる 【羽田クロノゲート】

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  • マイナビウーマン
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今日送った荷物が、明日には相手の手元に届く。ネットで注文した商品が、翌日には自宅に届く。私たちの日常に欠かせないサービスである「宅急便」は、子どもたちにも身近な存在ですよね。今回は、そんな宅急便について学べるヤマトグループの【羽田クロノゲート見学コース】に親子で潜入。速くて便利な宅急便のヒミツに、驚きの連続でした!

来場者25万人突破! 宅急便のしくみを楽しく学べて大人気の【羽田クロノゲート見学コース】

【羽田クロノゲート】は、 “クロネコヤマトの宅急便”でおなじみのヤマトグループが運営する国内最大級の物流ターミナルで、東京ドーム4個分の敷地面積を誇ります。

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写真提供/ヤマト運輸株式会社

空港だけではなく、港や高速道路、貨物ターミナルの駅にも近い羽田という立地を生かし、国内と海外を結ぶ、陸・海・空のあらゆる輸送手段を効率よく活用することができます。荷物は行き先別に仕分けられたあと、トラックや飛行機などで全国津々浦々へ届けられます。いわば日本の物流の一大拠点というわけです。

また宅急便ネットワークに、家電の修理や医療用器械の洗浄・メンテナンスなど、ヤマトグループのいろいろなサービスを組み合わせることで、今までになかった付加価値の高い物流サービスを提供しているのも特徴。

そんな【羽田クロノゲート】では、無料で参加できる予約制の見学コースを設けています。物流知識が豊富なアテンダントの案内で、展示物や映像、実際に荷物が仕分けされていく様子を見学しながら、宅急便をはじめとする物流のしくみを学ぶことができます。小学校高学年くらいのお子さんから理解しやすい内容となっていますが、どなたでも参加可能。所要時間は約90分です。

2014年2月に開設したこちらの見学コースは、来場者から絶大な支持を集め、今年で10年目に突入。総来場数は25万人を突破する人気ぶりなんですよ。

羽田クロノゲート 基本DATA

■所在地:東京都大田区羽田旭町11-1
■TEL:03-6756-7180(受付時間 9:00~12:00/13:00~17:00 休館日をのぞく) ※スタッフがお客さまをご案内している際は、電話に出られない場合があります
■見学開催日:火~日曜日・祝日(※詳しくは公式HP参照)
■休館日:月曜日・年末年始・お盆 ※月曜日が祝日の場合、翌営業日が休館
■予約:必要(※詳しくは公式HP参照)
■料⾦:無料
■アクセス:
◎京浜急行空港線「穴守稲荷駅」から徒歩約5分
◎京浜急行空港線「天空橋駅」から徒歩約10分
◎東京モノレール「天空橋駅」から徒歩約10分
■駐⾞場:なし
■トイレ:あり(総合受付棟にはトイレがなく、受付後にアテンダントがご案内します)
■⾷事:敷地内に「スワンカフェ&ベーカリー羽田CHRONOGATE店」あり。営業日・営業時間については株式会社スワンの公式HPをご確認ください。
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※以上情報は変更がある場合がありますので、詳しくは公式HP等でご確認ください。
【公式HP】▶羽田クロノゲート見学コース

可愛い……けどちょっと怖い!? 巨大クロネコがエントランスでお出迎え

いざ迎えた見学当日。我が家にとっても超身近なヤマトさんのサービスの舞台裏に潜入できるということで、ワクワクとドキドキを胸に【羽田クロノゲート】へ向かいました。

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広大な敷地内には緑地もあって、まるで公園のような心地よい空間。

探すのが楽しい「隠れネコ」もいます。

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敷地内には車道もあるので、お子さんの安全に配慮にしながら、何匹いるか探してみてくださいね。

もっと散策したかったのですが、見学開始時刻の10分前までに受付を済ませる必要があったので、「総合受付棟」へ。エントランスホールに入ると、巨大なクロネコちゃんが出迎えてくれました。

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モフモフで可愛いけれど、大きすぎてちょっと怖い!? インパクト大のクロネコちゃんに、親子で釘付けになってしまいました。

受付を済ませたら、見学開始時間までエントランスホールの展示物を楽しむことができます。

こちらは、いつも街で見かけるトラックとよく似たデザインですが、荷室まで歩いて通れるトラック「第1号ウォークスルー試作車」。

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宅急便開発当初の配達には、ワンボックスタイプなどの車を使用していたのですが、1日何十回もの乗り降りや荷物の出し入れをするには、非常に効率が悪いものだったそう。

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そこで、ウォークスルー機能を備えたべニヤ板製トラックを試作。それをもとに自動車メーカーの協力を得て、開発に至ったそうですよ。

【羽田クロノゲート】とその近郊の模型も展示してあります。

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ジオラマ好きの息子は、もちろんここで釘付け! 「あ、ちゃんとトラックが止まっているね」と、細かなリアリティを見つけては楽しんでいました。

見学時間になったので、アテンダントさんの案内で「見学コース」へ移動。

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受付時に配られた入館証をゲートにかざして入場します。

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ここから先は、お客さまの大切な荷物や個人情報がたくさんのエリア。なのでセキュリティも厳重のようですね。

見学前にロッカーに荷物を預けられるのは、荷物の多い子連れファミリーに嬉しいポイント。

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重たいリュックなどはロッカーに入れて、身軽になって見学するのがおすすめです。

いざ見学コースに出発! 見て、聞いて、触って、宅急便の歴史に興味シンシン

ゲートをくぐってすぐのところにあるのが、宅急便の歴史を紹介するコーナー「100 THANKS」。

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2019年に創業100周年を迎えたヤマトさんが、これまで育ててくれた皆さまへの感謝の気持ちを、歴史を振り返りながら伝えています。

注目したいのは、年表のあちこちにはめ込まれたキューブ。

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このキューブを取り出すと、裏側や側面に宅急便にまつわるエピソードが書かれていて楽しいんです。歴史コーナーというと子どもは退屈しがちなイメージですが、このように触って見ながら学べるのはいいですよね。息子も積極的にキューブを手に取って、楽しんでいましたよ。

こちらはおなじみの、留守にしていて荷物が受け取れなかったときに家の郵便受けに入っている「ご不在連絡票」。

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ご不在連絡票の名前が書かれた横あたりに、ギザギザの切り込みが入っていることにお気づきでしたか? この切り込みは、実はネコの耳の形になっているんです。これまでに何度も受け取っている筆者ですが、まったく気がつきませんでした。
なぜ切り込みが入っているかというと、目の不自由な方が手にしただけで「あ、ヤマトさんが来たんだ」と分かるようにするためだそう。お客さまへのさりげない気配りが素敵ですよね!

続いてやって来たのは、大きなスクリーンが設置された「見学者ホール」。

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映像を見ながら、ヤマト運輸の創業からの歴史や宅急便のなりたち、さまざまな宅急便サービスの歴史などを知ることができます。

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ヤマトさんが「宅急便」を開始したのは、今から50年近く前の1976年のことです。それ以前は、個人が荷物を送る方法といえば「郵便小包」か「国鉄小荷物」のみ。自宅に集荷に来てくれて、荷造りも簡易でよく、そのうえ翌日には相手に届くというサービスは画期的だったようです。
開始初日はわずか11個だった預かり荷物が、今や年間約23億個を扱うまでに成長したというのですからビックリですよね。

そして、ここ【羽田クロノゲート】についての紹介もあります。

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クロノゲートという名前の由来は、ギリシャ神話における時間の神「クロノス」と、門や出入り口を表す「ゲート」の2つの言葉。新しい“時間”と空間を提供する物流の“玄関”であるとともに、物流の新時代の幕開けとなることをめざして名付けられたのだそうです。

ヤマトさんでは、各営業所に届いた荷物を全国約70カ所にある「ベース」で行き先ごとに仕分けする作業を行っていて、【羽田クロノゲート】もその1つだということも分かりました。
では、荷物はいったいどのように仕分けられているのでしょう……!? いよいよ実際に荷物の仕分けが行われているエリアに潜入です。

見学の目玉! 翌日配達のカギをにぎる「超高速仕分けマシーン」を体感

仕分けエリアの見学通路は、空中回廊になっているから見晴らしもバッチリ。

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ガラスの向こうは、まるでSF映画に出てきそうな近未来感あふれる空間で、ワクワク、ゾクゾク。どうやら機械は動いているようですが、無人のようですね。

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よく見ると幅広のベルトコンベアが、ものすごいスピードで流れています。このベルトコンベアの名前は、「クロスベルトソータ」。本来ならこれに荷物が乗せられて次々と運ばれてくるそうなのですが、残念ながらこの時間はメンテナンス中とのことでした(涙)。

でも、映像で実際の仕分けの流れを見せてもらうことができましたよ。ここからの仕分けの流れは、公式画像もまじえながらご紹介しますね。

まず営業所からやってきたトラックは、物流棟の1階にぐるりと設けられた「着車バース」に停車し、荷物を降ろします。

トラックから降ろされた荷物は、ベルトコンベアに乗せられて、2階の仕分けエリアにある高速のベルトコンベア「クロスベルトソータ」へ。

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写真提供/ヤマト運輸株式会社

クロスベルトソータは「セル」という区切りに分かれていて、セル1枚につき1つの荷物が乗るしくみになっているそう。

クロスベルトソータのスピードは、時速9.7キロ。人間が走るのと同じぐらいのスピードです。荷物は、ベルトコンベアからクロスベルトソータに合流する前に、荷物につけられたバーコードを一瞬で読み取る「スキャナー」を通過。

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写真提供/ヤマト運輸株式会社

赤い光でバーコードを照らして読み取り、お届け先の情報を認識。その情報をセルに登録します。このスキャナーは、箱の上部、側面4か所のどこにバーコードがついていても読み取ることができるんですって。超優秀ですよね!

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写真提供/ヤマト運輸株式会社

そのままレーンを流れていった荷物は、登録された行き先の「シューター」のところに来ると自動で送り出され、仕分けされるしくみとなっています。

荷物がシューターに送り出される際に、レーンに激しくぶつかって壊れたりしないのしら……と心配になりますがご安心を。

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その秘密は、セルのまわりにぐるりと巻き付いているベルト。クルッとベルトを回転させることで、荷物の底面を滑らせて、該当のシューターにやさしく送り出しているのだそうですよ。

シューターに流れてきた荷物は、1階で再度トラックに乗せられ、お届け先の担当営業所や全国のベースへと出発します。これが仕分けの一連の流れです。

実際にシューターに流れるシーンをこの目で見られなかったのは残念ですが、高速仕分けマシーンを間近で見学でき、そのスピードを体感できたのは、とても貴重な体験となりました! この仕分けマシーンは、フル活動すると1時間で最大48,000個もの荷物を仕分けられるのだそう。とっても働きものですよね。

このように人の手だけでなく、機械を使って大量の荷物を素早く安全に仕分けているからこそ、宅急便の需要が高まる昨今も「スピーディーな配達」が実現できているのでしょうね。24時間365日、休むことなく稼働し続けていることも、大きく貢献しているのだと思います。
「宅急便が素早く届くって当たり前じゃないんだなぁ~」と気づかされ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

仕分けエリアは無人でしたが、現場の異常を素早く検知する「集中管理室」というお部屋がありました。

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曇りガラスの向こうでは、数人の作業リーダーが24時間体制で仕分けエリアを監視。設備異常などがあれば、すぐに現場の作業員に指示を出し、問題解消をはかります。つまり【羽田クロノゲート】の頭脳とも言える場所ですよね。

ちなみにこちらの見学ではちょっとしたサプライズもあるので、実際に訪れたときのお楽しみに!

もらう嬉しさが倍増!? 「お仕事体験」をしながらお土産をゲット

見学コースの締めくくりは、こちらの「展示ホール」。

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プロジェクションマッピングと知識を深める引き出しで、物流が生み出す付加価値について学ぶことができます。

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引き出しには、映像を視聴できるデバイスやゲーム、本などが入っていて、「何が出るかな?」と開けるたびにワクワク。

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この遊び心あふれる仕掛けに息子もさっそく虜! ズラリと並んだ引き出しを次々と開けて楽しんでいました。

数ある引き出しの中でも、息子がいちばん食いついたのがこちら。

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梱包材の入った引き出しです。
空気を抜くと内側に施された緩衝材が硬くなり、荷物の形状に合ったクッションが完成。しっかり固定しながら、やさしく保護してくれます。

宅急便でワレモノを送るときは、プチプチシートなどでくるむなど梱包が手間ですが、これならあっという間に完了。しかも繰り返し使えるからサステナブルな取り組みもバッチリです。もともとは、精密機器の配送のために開発されたもので、残念ながら個人向けには販売されていないそうです。

見学の最後には、来場記念のお土産がもらえます。

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が、ただお土産を受け取るんじゃありません。
ヤマトグループが倉庫業務で活用しているピッキングシステム「FRAPSフラップス(Free Rack Auto Pick System)」を使って、ピッキング体験をしながら受け取れるという、ユニークな仕掛けになっているんです。何これ、楽しいに決まっていますよね!

入館証に入っているバーコードをリーダーにかざすと……

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棚の一か所だけボタンが赤く点灯。そこに入っている荷物を受け取ります。

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受け取り終わったら再びボタンを押して、

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緑になればミッションコンプリートです。

お土産をゲットして大満足の息子。

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「まだやりたい!」という顔をしていたので、筆者とパパの分のピッキング作業も息子に一任。嬉しそうに作業しながら、合計3つのお土産をゲットしました。

息子が手に入れた中から選んだお土産の内容はこちら。

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ヤマトグループのおなじみのキャラクター「クロネコ・シロネコ」の文具に大喜び! 帰宅早々、定規を筆箱に入れていましたよ(笑)。

まとめ

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2024年4月より運航を開始した、ヤマト運輸の貨物専用機「フレイター」

日頃からママやパパがネットで注文した商品が自宅に届くのを見ている子どもたちにとって、宅急便をはじめとする物流は身近なテーマ。
「物流の2024年問題」が注目される今、子どもたちには物流の知識が不可欠とも言えますよね。ぜひ【羽田クロノゲート見学コース】を訪れ、親子で楽しく学んでみてください。

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)

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