災害相次ぐ熊本-鹿児島に“高速もう1本” 「南九州道」どこまで進んだ? 142kmの自動車道で“ダブルネットワーク”形成なるか
- 乗りものニュース |

国土交通省 九州地方整備局が事業評価監視委員会を開催し、「南九州西回り自動車道」の一部として建設している国道3号「芦北出水道路」の進捗を共有しました。
九州道の海回り「南九州道」どこまでできた?
国土交通省 九州地方整備局が2025年8月7日、事業評価監視委員会を開催し、「南九州西回り自動車道」の一部として建設している国道3号「芦北出水道路」の進捗を共有しました。
南九州道の水俣IC付近。ここから南へ道路を延ばす芦北出水道路の事業が進捗している(画像:八代河川国道事務所)。
「南九州西回り自動車道」は八代JCT(熊本県)から鹿児島市の鹿児島ICまで、山側を行く九州道に対して海回りの自動車道を形成するもので、「南九州道」の愛称で呼ばれています。全線約142kmのうち、未開通なのは熊本・鹿児島県境をまたぐ芦北出水道路(29.6km)の一部と、鹿児島県側の阿久根川内道路(22.4km)を残すのみとなっています。
なお、八代JCT側の12kmと、鹿児島IC側の22.2kmはNEXCO西日本の有料区間ですが、そのほかは国が無料の自動車道として建設しています。全線が暫定2車線です。
芦北出水道路は2019年までに芦北IC-水俣IC間の約13.3kmが開通済み。残りの区間も構造物はかなり出来上がっており、用地は100%取得済み。事業進捗率は2025年3月末で約81%となっています。
今回は施工条件の変更などにより、事業費は1923億円から256億円増しの2179億円に変更となることがわかりました。ただし、道路整備による時間信頼性の向上で約264億円の便益がもたらされるなど、費用便益分析に含まれていない効果もあるとしており、費用対効果(B/C)は確保されているといいます。
この道路の大きな役割の一つが、災害への備えです。近年、気候変動の影響もあり、山間部を通過する九州道では通行止めが増加、また海沿いの沿道では豪雨による被害や国道3号の通行止めが相次ぎ発生しています。南九州道の整備により災害に強いダブルネットワークを形成するとしています。
折しも2025年8月11日以降、九州道は記録的豪雨による土砂崩れで12日16時現在も松橋ICから人吉ICまで通行止め(12日に八代―人吉間解除、14日に松橋―八代間解除見込み)、並行する球磨川沿いの国道219号も寸断されています。南九州道の八代JCT-八代南IC間なども一時通行止めとなりましたが、それ以南の区間は通行が可能で、ダブルネットワークが機能しています。
なお、阿久根川内道路の事業進捗率は2025年3月末で約19%といったところ。開通予定時期はいずれも示されていませんが、芦北出水道路が先になる見込みです。
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