「入りやすそうだった」 元刑事が明かす、泥棒に狙われる家の共通点 新居探しで必ず確認すべき5つの防犯ポイント
- オトナンサー |

新居探しの際に必ず確認すべきこととは(画像はイメージ)
春は、新生活が始まる季節です。進学や就職、転勤などを機に、初めての一人暮らしを始める人も多いでしょう。物件探しでは、駅からの距離、家賃、間取り、築年数など、さまざまな条件を比較しながら、理想の部屋を探していきます。
しかし、防犯という観点から物件を見ている人は、どれほどいるでしょうか。
警視庁で刑事として勤務していた当時、私は侵入窃盗の犯人を何度も取り調べました。彼らが口にするのは、豪華な家を狙ったという話ではありません。「入りやすそうだった」「見られにくかった」という言葉を繰り返し聞かされました。つまり、物件選びの時点で“狙われにくさ”を考えることは、暮らしの安心に直結します。
警察庁の資料でも、侵入窃盗は「空き巣」だけでなく、在宅中にも入り込む手口が一定割合を占めています。時間帯を問わず発生する以上、「夜だけ用心」や「留守のときだけ対策」では十分ではありません。そこで今回は、新居選びの際に確認しておきたい防犯チェックポイントを5つに整理します。内見の時間は限られています。だからこそ、見るべき場所を絞っておきましょう。
「2階以上なら安心」は誤り
(1)共用部は“管理の鏡”
まず確認したいのが、建物の共用部分です。主に次の5点を確認してください。
・ゴミ集積場が散乱していないか
・掲示板は整理されているか
・ポストにチラシがあふれていないか
・駐輪場に放置自転車が多くないか
・共用灯が切れたまま放置されていないか
こうした場所は、その建物の管理状況を映す鏡です。管理が行き届いている物件は、住民側の意識も高まりやすく、外部の不審者が出入りしても目につきやすいです。
一方で、共用部が荒れている物件は、誰が出入りしても違和感が生まれにくい環境になりがちです。侵入窃盗は、人目を避けられる環境を好みます。
内見の際には室内だけでなく、共用部を“生活の場”として見てください。「ここなら夜でも誰かが気付くか」「住民が建物を管理しているか」という目線が重要です。
(2)階数で安心しない
「2階以上なら安心」「オートロックだから安全」と考える人は少なくありません。しかし、警察庁の「住まいる110番」という統計を見ると、共同住宅でも侵入は発生しています。特に3階建て以下の共同住宅では、窓からの侵入も一定割合を占めています。
一方、4階建て以上の共同住宅では、出入口からの侵入が多い傾向にあります。つまり、階数が上がれば自動的に安全になるという単純な構図ではありません。
低層階であれば、ベランダ周りをよく見てください。隣接建物や塀、駐輪場の屋根、室外機の配置など、足場になり得るものが近い位置にないか、共用廊下側の窓が人目につきにくい角にないかを確認しましょう。
高層階であれば、エントランスの管理が“実効的”かどうかがポイントです。次の点を確認しましょう。
・オートロックがあるかではなく、共連れで入れてしまう構造になっていないか
・宅配業者や来客の動線が無防備になっていないか
・エレベーター前が外部者にとっても居やすい環境になっていないか
警察庁の統計は、「どこを見ればよいか」を教えてくれます。安心材料としてではなく、確認すべきポイントとして活用することが重要です。
(3)建物の死角と動線を見る
犯人は、作業しやすい場所を選びます。これは物件の“形”と“動線”を見れば、ある程度予測できます。
・共用廊下の見通しはどうか
・敷地内に人目につきにくい場所はないか
・植え込みやフェンスが視線を切っていないか
・駐車場の奥や建物裏が死角になっていないか
・エントランス周りに、長く立ち止まっても目立たないスペースはないか
オートロック付きの物件でも、玄関前の廊下が暗く、視線が通らない構造であれば、心理的な抑止力は弱まります。
内見では室内に意識が集中しがちですが、できれば建物の外側を一周してみてください。短時間でも「どこが死角か」「どこなら作業しやすいか」は見えてきます。物件選びの段階でこの視点を持つだけで、候補の順位は変わります。
(4)昼と夜の落差を確認する
内見は昼間に行うことがほとんどです。しかし、昼に良く見える場所が夜に同じとは限りません。
警察庁の資料でも、空き巣は一般的に不在になりがちな時間帯に多い一方、在宅中の侵入も一定割合を占め、どの時間帯にも発生が見られます。つまり、「昼だから安全」「夜だけ注意すればいい」という話ではありません。むしろ、生活の隙が生まれるタイミングが狙われます。
可能であれば、候補物件は夜にも一度見に行ってください。例えば、街灯の位置、暗がりの有無、人通り、近隣店舗の閉店後の雰囲気、駅からの帰り道に死角がないか、近道ルートが暗すぎないかなどです。
これらは昼の内見では判断できません。夜の確認が難しい場合でも、少なくとも帰宅動線の主要部分だけは、時間帯を変えて歩いてみる価値があります。
(5)管轄警察署・交番と“地域の接点”を把握する
最後に、物件の条件だけでは見落とされがちな要素です。地域との接点を意識してください。
「最寄りの交番はどこにあるのか」「管轄の警察署はどこか」「いざというとき、どのルートで向かうのか」といった要素は「警察が近いから安全」という単純な話ではありません。自分が地域のどの位置にいるのかを把握していること自体が、防犯意識の土台になります。
新生活は土地勘がなく、不安が大きいです。だからこそ“地図の中で自分の位置を固定する”ことが大切です。
また、引っ越し後には、管轄の警察官が各家庭を訪問する「巡回連絡」が行われることがあります。
その際、氏名や緊急連絡先を記入する「巡回連絡カード」と呼ばれる書類の作成を求められますが、自分自身を守る上で有効と言えます。なぜなら、このカードは、災害や事件の際の安否確認にも活用されるため、万が一の際に警察が家族に連絡をしたり、迅速な救助・援助を行ったりすることが可能になるからです。
趣旨を理解した上で、活用を検討することも一つの選択肢でしょう。防犯は個人の努力だけで完結するものではありません。地域の仕組みを知っているだけでも、落ち着き方が変わります。
物件選びは“生活の基盤”を選ぶ行為
物件を選んだ後にも、防犯対策は可能です。ですが、最初の選択は後から変えにくいものです。だからこそ、契約前の段階で「防犯」という軸を持ってほしいのです。
「駅近かどうか」「家賃はいくらか」「間取りは使いやすいか」と同じ重みで、「狙われにくい環境かどうか」を確認しましょう。
物件探しは、生活の基盤を選ぶ行為です。その基盤を、少しだけ慎重に見てみることで新生活を守る第一歩になります。
治安戦略アナリスト・危機管理スペシャリスト 小比類巻文隆
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