「あ、ここ“新名神”か!」 京都の“1区間だけ”なぜ開通してるの? あるとないとじゃ大違いのミニ区間 延伸はいつ?
- 乗りものニュース |
滋賀・京都・大阪を東西に貫く予定の新名神高速。そのなかで1区間だけ開通しているのが、「城陽ー八幡京田辺」です。今も新名神であることすら分かりにくい状態ですが、なぜここだけいち早く開通したのでしょうか。
新名神「大津―高槻」あいだが1区間だけ開通してる
滋賀・京都・大阪を東西に貫く新名神高速の工事が進んでいます。大津JCTから高槻JCTまでの約40kmは、各種構造物もかなりできてきています。
といっても、約40kmのなかで1区間だけ開通済みの区間があります。2017年に開通した京都府内の「城陽JCT/ICー八幡京田辺JCT/IC」区間3.5kmです。
新名神の京都で1区間だけ開通している城陽ー八幡京田辺間(乗りものニュース編集部撮影)。
この区間は案内標識にも一応「新名神」の表記はありますが、地図上でも短すぎて、新名神であることがわかりにくいかもしれません。なぜここだけ開通したのでしょうか。
城陽ー八幡京田辺区間は、「京奈和道」と「第二京阪道路」をつないでいます。京奈和道は城陽から奈良方面の木津ICまで延びる道路。第二京阪は、名神に代わって京都と大阪を結ぶ大動脈として、2010年に全通しています。
新名神のこの区間は木津川を渡りますが、木津川に架かる一般道の橋は非常に少なく、8km近く間隔があいています。木津川の東岸から新名神を介して直接的に、第二京阪で大阪方面へ出られるのは、城陽など奈良線・近鉄京都線の沿線にとって非常に便利です。
それだけでなく、この城陽ー八幡京田辺区間は、広い意味の“京都縦貫道”の一翼を担っています。
道路としての京都縦貫道は、第二京阪の久御山JCTから、府北部の天橋立方面へ、文字通り京都を“縦貫”する路線です。
さらに第二京阪の「久御山ー八幡京田辺」「新名神」、京奈和道の「城陽ー木津」を全て合わせると、南北に長い京都府のほぼ端から端まで高速道路でカバーされます。
このため、京都府にとって新名神の第二京阪と京奈和道を連絡する区間は、高速道路のいわゆる「ミッシングリンク」(つながらない区間)を解消するうえで、是が非でも譲れなかったわけです。
というのも、この区間前後の新名神は、着工が一時“凍結”されていた区間でした。
「凍結」を経て、スーパー高速に!?
2000年代から2010年代前半、新名神の大津―高槻の約40kmは、この城陽ー八幡京田辺間を除いて「当面着工しない区間」とされていました。
というのも、京滋バイパスや第二京阪と重複し「需要が見込めない」とされ、「周辺ネットワークの供用後の交通状況をみて判断」されることになっていました。
新名神の京都で1区間だけ開通している城陽ー八幡京田辺間(乗りものニュース編集部撮影)。
ところが、第二京阪が2010年に全線開通すると、名神や周辺地域の渋滞緩和、事故減少などで目覚ましい効果を発揮します。逆に、名神の滋賀県内(草津ー瀬田)などの渋滞が顕著になったことなどから、新名神の凍結区間も着工に至りました。
第二京阪の久御山JCT以南は、大部分が6車線の高規格です。これが影響したかは定かではありませんが、“天下の新名神”大津ー高槻間も建設の段階で6車線化の事業許可がでており、最初から6車線分で造られているところもあります。
2024年11月現在、城陽JCTにはすでに大津方面からの新名神本線の橋桁が接続していて、地上からはもう開通しているようにも見えるほど。
しかし、この大津―城陽間25.1kmについては、開通見込みが白紙になっている状態です。一方の八幡京田辺―高槻間10.7kmは、2027年度の開通予定となっています。
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