焼き魚に「大根おろし」いる? いらない? 管理栄養士に聞いた、実は一緒に食べるとよい“深い理由”
- オトナンサー |

焼き魚に添えられる「大根おろし」
焼き魚に添えられる“定番”の「大根おろし」。なんとなく一緒に食べていたりしますが、「本当に必要なの?」と疑問に思ったことはありませんか? そこで、管理栄養士の新谷友里江さんに理由を聞いてみました。
消化を助け、胃もたれを予防
Q.ずばり、焼き魚と一緒に「大根おろし」を食べた方がよいのでしょうか? 「大根おろし」の主な栄養素についても、教えてください。
新谷さん「焼き魚の種類によりますが、とくに脂が多いものは大根おろしと一緒に食べるのがおすすめです。
大根おろしには、ジアスターゼ(デンプン分解酵素)、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)、リパーゼ(脂質分解酵素)が含まれています。消化を助けて胃もたれを予防したり、脂質やタンパク質分解を助けてくれるので、脂が多い焼き魚もさっぱり食べられますよ。
その他、ダイコンにはイソチオシアネートという辛み成分が含まれ、解毒作用や抗酸化作用があります。これらの栄養素は、生で食べた方が効果が高いため、大根おろしでいただくのはとてもおすすめです」
Q.では、「大根おろし」の1日の摂取目安量について、教えてください。また、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?
新谷さん「1日に食べる量は、100~200グラム程度がよいかと思います。大根おろし100グラムは、一般的な大根の1/10~1/8程度の量です。焼き魚に添えるのには、ちょうどいい分量だと思います。お肉と大根おろしを一緒に煮る『みぞれ煮』では、大根おろし200グラムくらい使うことが多いですね。
ダイコンは食物繊維や水分、消化酵素が多い野菜なので、食べ過ぎるとお腹がゆるくなったり、下痢を引き起こしたりする可能性もあります」
Q.「大根おろし」以外に焼き魚と一緒に摂取するべき、おすすめの食べものを教えてください。
新谷さん「焼き魚だけでは、ビタミンや食物繊維がとれません。大根おろし以外であれば、緑黄色野菜やキノコ類を添えたり、レモンやスダチなどの柑橘類を絞るのもおすすめです。柑橘類は魚の臭みを抑えてくれるので、焼き魚をよりおいしく食べられます。一緒にとることで魚に含まれる鉄分の吸収もアップしてくれますよ」
大根おろしは、消化を助ける酵素や抗酸化成分を含み、特に脂の多い焼き魚と組み合わせることで、胃もたれ予防や風味アップに役立ちます。大根おろし以外にも、緑黄色野菜やキノコ、柑橘類を添えることで栄養バランスもアップします。焼き魚をよりおいしく楽しむためにも、ぜひ取り入れてみてくださいね。
オトナンサー編集部
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